【一口コラム】 世界初!60倍ズーム搭載のネオ一眼
7月18日で海外で先行発表されたLUMIX DMC-XS3が、DMC-FZ70とともに国内正式発表となりました。発売は8月22日の予定で、すでに店頭での予約も受け付けているようです。
DMC-XS3は、今年の2月に発売されたDMC-XS1の後継機となりますが、薄型でスタイリッシュなボディが特徴です。今回はデザインがクラシカルなものへと変わるとともに、イメージセンサーもCCDからCMOSに置き換わっています。
LUMIX DMC-XS3の主な特徴は次の通りです。
- イメージセンサーは有効1410万画素1/2.33型CMOSセンサーを搭載。DMC-XS1では有効1610万画素のCCDセンサーでしたので、画素数は減ったことになりますが描写性能自体は向上しているものと思われます。
- レンズは24-120mm相当F2.8-6.9と同じものを搭載。
- 高感度性能が向上し、設定できるISO感度もISO1600からISO3200に拡大。
- 液晶モニターは2.7型23万ドットで同じ。
- オートフォーカスが高速化され、AF追随時の連写速度も1コマ/秒から4.7コマ/秒に。
- 動画性能はHDからフルHDに進化。
- ボディサイズと重さは、ほぼ同じ。
LUMIX DMC-XS3(左側)とDMC-XS1(右側)。ボディデザインはクラシカルなテイストへと一新されています。レンズ自体は同じものと思われます。
LUMIX DMC-XS3(左側)とDMC-XS1(右側)。液晶モニター側の操作部はほぼ同じです。液晶パネルも同じ仕様のものとなっています。
LUMIX DMC-XS3(左側)とDMC-XS1(右側)。ボディの稜線の処理が変わっていることがわかります。
【DMC-XS3、DMC-XS1の比較】
機種名 |
DMC-XS3 |
DMC-XS1 |
イメージセンサー |
有効1410万画素
1/2.33型CMOS |
有効1610万画素
1/2.33型CCD |
レンズ (35mm判換算) |
24-120mm相当
F2.8-6.9 |
24-120mm相当
F2.8-6.9 |
最短撮影距離
(レンズ前) |
5cm(W)/1m(T) |
5cm(W)/1m(T) |
手ブレ補正 |
レンズシフト方式 |
感度 |
ISO100-3200 |
ISO100-1600 |
ファインダー |
- |
- |
フラッシュ |
約0.4 〜 4.4 m(広角側)
約1 〜 1.7 m(望遠側) |
約0.4 〜 4.4 m(広角側)
約1 〜 1.7 m(望遠側) |
シャッター速度 |
8-1/1600秒 |
8-1/1600秒 |
液晶モニター |
2.7型23万ドット |
2.7型23万ドット |
連写速度 |
約10枚/秒 |
約10枚/秒 |
動画記録 |
1920x1080/30p |
1280x720/30fps |
バッテリー |
DMW-BCL7 約230枚 |
DMW-BCL7 約260枚 |
付加機能 |
- |
- |
外形寸法 |
92.2 x 54.4 x 18.5 mm |
93.8 x 53.5 x 17.6 mm |
質量 |
103g/89g |
103g/88g |
DMC-XS3の店頭予約価格は、1万8千円程度でスタートしています。本年2月に発売されたDMC-XS1のスタート価格は1万3千円程度でしたので、やや価格が上昇した印象を受けます。XS1の現時点の価格は1万円弱で購入可能ですが、描写性能や機能面での強化を考えると、やはり新機種の選択をお勧めします。
( 記)
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