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特集 COOLPIX P330

ニコン COOLPIX P330~大型センサーとGPSを搭載した本格派

ニコン COOLPIX P330  by Inaba Kunio    大型センサーとGPSを搭載した高級コンパクトデジカメ  評価:5.0
ニコン  COOLPIX P330 Nikon


1.ニコン COOLPIX P330の位置づけと概要

 大型センサーとGPSを搭載したコンパクト

 APS-Cサイズのイメージセンサーを搭載した高級コンパクト、COOLPIX Aと同時に発表・発売されたCOOLPIX P330。描写力ではCOOLPIX Aに一歩譲りますが、コンパクトカメラとしての使い勝手は、決して負けてはいません。

 COOLPIX P330の魅力は、一般的な高級コンパクトとして、バランスよく仕上がっている点にあります。
  • 小型軽量なボディ。
  • 1/1.7型1219万画素と、コンパクトカメラの中では高い描写力。
  • 24-120mm相当F1.8-5.6の使いやすいズームレンズ。
  • GPS搭載や60fpsでのフルHD動画撮影、RAW対応などの多機能性。
 「とりあえず写りの良いコンパクト」というニーズに対して、まずは検討の一つに加えるべきカメラがCOOLPIX P330です。

 ニコン COOLPIX P330の特徴は?

 スマートフォンとの差別化という意味でも、高級コンパクト分野の製品層が厚くなっています。とくに、比較的コンパクトなサイズで描写性能を重視するというコンセプトは、高級コンパクトの中でもボリュームゾーンであり、各社とも力の入った製品を揃えています。

 現行製品のズームレンズ搭載機に限っても、ソニーのDSC-RX100をはじめ、キヤノンのPowerShotS110、オリンパスのSTYLUS XZ-2、富士フイルムのXF1、パナソニックのDMC-LX7と、いずれも魅力的なカメラです。

【COOLPIX P330と小型高級コンパクトの比較】

機種名 ニコン COOLPIX P330
COOLPIX P330
富士フイルム XF1
XF1
オリンパス STYLUS XZ-2
XZ-2
キヤノン PowerShotS110
PowerShot S110
パナソニック LUMIX DMC-LX7
DMC-LX7
ソニー DSC-RX100
DSC-RX100
メーカー ニコン 富士フイルム オリンパス キヤノン パナソニック ソニー
イメージセンサー 有効1219万
1/1.7型CMOS
有効1200万
1/1.7型CMOS
有効1200万
1/1.7型CMOS
有効1210万
1/1.7型CMOS
有効1010万
1/1.7型CMOS
有効2020万
1型CMOS
レンズ
(35mm
換算)
24-120mm
F1.8-4.9
25-100mm
F1.8-4.9
28-112mm
F1.8-2.5
24-120mm
F2-5.9
24-90mm
F1.4-2.3
28-100mm
F1.8-4.9
ISO感度 ISO100-12800 ISO100-12800 ISO100-12800 ISO80-12800 ISO80-3200 ISO125-6400
液晶
モニター
3型
92万ドット
3型
46万ドット
3型
92万ドット
3型
46万ドット
3型
92万ドット
3型
123万ドット
タッチ
パネル
連写 10コマ/秒 10コマ/秒 15コマ/秒 10コマ/秒 60コマ/秒 10コマ/秒
動画 フルHD
60fps
フルHD
30fps
フルHD
30fps
フルHD
24fps
フルHD
60fps
フルHD
60fps
Wi-Fi (オプション)
GPS
EVF対応 (オプション) (オプション)
サイズ
(WxHxD)
103x58.3x32
mm
107.9x61.5x33
mm
113x65.4x48
mm
98.8x59x26.9
mm
110.5x67.1x45.6
mm
101.6x58.1x35.9
mm
重さ 200g/-g 298g/204g 346g/-g 198g/173g 298g/269g 240g/213g
発売 2013/3 2012/11 2012/10 2012/10 2012/8 2012/6
実売価格
(2013/3)
4万円前後 4万円前後 4万円台 3万円前後 3万円台 4万円台

 COOLPIX P330が想定しているユーザー層

 同時に発売となったCOOLPIX Aは、尖った描写性能を持つ分、想定しているユーザー層は限られてきます。それに対し、COOLPIX P330は、ボディサイズや光学5倍ズームレンズ、比較的安価であることなど、より多くの方にマッチできるカメラに仕上げられています。

 今回テストして実感したのは、単にセンサーやレンズを進化させただけでなく、ボディの細部まで丁寧にブラッシュアップされている点です。最初のP300が登場してからの2年間、ユーザーから寄せられた声にこたえる努力を重ねてきたことがわかります。こうした姿勢が、ニコンのブランド力につながっているのだと思いました。

 それでは実際に、「センサーを大型化しGPSを搭載したカメラ」、COOLPIX P330の実力をテストしてみます。

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2.ニコン COOLPIX P330を開封し外観をチェック

  COOLPIX P330を開封する

 ニコンCOOLPIX P330は、2011年3月に登場したCOOLPIX P300から数えて3代目となります。COOLPIX P300からCOOLPIX P310へは、画素数が増えたもののマイナーチェンジと言っても良い進化でしたが、今回はセンサーを大型化するとともにレンズのズーム倍率も拡げています。

COOLPIX P310の詳細レビュー記事はこちらをご覧ください。
COOLPIX P300の詳細レビュー記事はこちらをご覧ください。

 P330のボディカラーは、P310と同様にブラックとホワイトが用意されています。P310のホワイトモデルは、レンズ部分はブラックでしたが、P330では正面部分はボディカラーにあわせたホワイトに変わっています。

 今回はブラックモデルを購入しました。店頭での実売価格は4万円弱です。P310登場時は3万5千円前後でしたので、センサーやレンズが進化した分、やや高めでのスタートとなりました。

ニコン  COOLPIX P330 Nikon

 COOLPIX P330のパッケージ。比較的コンパクトなパッケージです。P300やP310と同様に黒を基調としたデザインで、カメラ本体の写真が印刷されています。なお、ホワイトモデルでは写真が換えられています。

ニコン  COOLPIX P330 Nikon

 外箱を開けると、使用説明書等が入ったトレーが目に入ります。この中には、使用説明書以外にもソフトウェアCD-ROM等が入っています。

ニコン  COOLPIX P330 Nikon

 トレーを上げると、その下からカメラ本体や付属品が顔を出します。左側の白いパッケージがカメラ本体です。

ニコン  COOLPIX P330 Nikon

 パッケージに入っている付属品です。左上から、使用説明書、ViewNX2 CD-ROM、活用ガイドCD-ROM、本体充電ACアダプターEH-69P、バッテリーEN-EL12、USBケーブルUC-E6、ストラップ、オーディオビデオケーブルEG-CP16。付属する保証書は国内でのみ有効なものとなります。
 使用説明書は156ページのものですが、CD-ROMに入っている活用ガイドは256ページとなっています。
 付属するストラップは片吊り用ですが、ボディ本体は両吊りに対応しています。ボディのどちら側にもつけられる点はメリットですが、できれば両吊対応のストラップの添付が望ましいと感じました。

 ニコン COOLPIX P330の本体をチェック

ニコン  COOLPIX P330 Nikon

 ボディ全面。レンズが新しくなりましたが、外見上はほぼP310と同じです。ボディサイズも変わっていません。

ニコン  COOLPIX P330 Nikon

 液晶モニター側。こちら側もP310と同じです。液晶パネルも3型92万ドットのものが搭載されています。

ニコン  COOLPIX P330 Nikon

 ボディ上面。レイアウトはP310を踏襲していますが、GPSが新設されたため、ステレオマイクの位置がやや右側にシフトされました。後ろ側の斜め部分の幅が大きくなり稜線の位置を前に前進させたため、撮影モードダイヤルやコマンドダイヤルは回しやすく改良されています。
 ストラップ取り付け部はボディ両端に設けられ、両吊り方式に変わっています。


ニコン  COOLPIX P330 Nikon

 ボディ底面。P310/P300では底面にUSB/AV OUT用の端子がありましたが、P330では右側面のHDMIと一緒に置かれています。充電時にはこの端子を使用するため、底面にあると正立させた状態や三脚使用時には充電することができませんでした。細かい点ですが改良ポイントだと思います。
 三脚用の穴はレンズとの干渉を避けるため、中央にシフトしています。


ニコン  COOLPIX P330 Nikon

 ボディ左側面。ストラップ取り付け部が増設されたため、フラッシュポップアップレバーが縦向きに変更されています。機械式のため、電源が入っていない状態でも稼働します。

ニコン  COOLPIX P330 Nikon

 ボディ右側面。ストラップ取り付け部が中央から上側に移設されています。ボディ下部にあるカバーはP310から設けられたもので、DCカプラー使用時にケーブルを出すための切欠用です。

ニコン  COOLPIX P330 Nikon

 ボディ底面。バッテリー室とメモリーカードスロットが格納されています。

ニコン  COOLPIX P330 Nikon

 バッテリーとメモリーカードを挿入しつつある状態。メモリーカードの挿入方向を示すガイダンスが貼付されています。メモリーカードはラベル面が液晶モニター側となりますが、これはニコン共通の方式です。

ニコン  COOLPIX P330 Nikon

 バッテリー室の前面側には、バッテリー挿入方向のガイダンスが貼られています。

ニコン  COOLPIX P330 Nikon

 ボディ前面のNikonロゴ。写真ではわかりづらですが、刻印された中に白いインクが流し込まれています。右下のランプは、セルフタイマーとAF補助光を兼ねるものです。

ニコン  COOLPIX P330 Nikon

 ボディ右下には「FullHD」のロゴが印字されています。これはP300/P310から受け継がれてきたものです。

ニコン  COOLPIX P330 Nikon

 ボディ左下にはFn(ファンクション)ボタンが置かれています。P310で新設されたもので、画質、画像サイズ、PictureControl、ホワイトバランス、測光方式、連写、ISO感度設定、AFエリア選択、内蔵NDフィルター、手ぶれ補正の機能設定に使えます。なお、設定は設定メニュー内にあるのではなく、Fnボタンを押して選択する方式です。
 Fnボタンは、P、S、A、M、Uモードのときに使用できます。


ニコン  COOLPIX P330 Nikon

 P310で大型化されたグリップをP330も引き継いでいます。デザイン上のポイントとなっているだけでなく、ホールド感の向上にも役立っています。

ニコン  COOLPIX P330 Nikon

 ボディ上面の軍艦部メインコントロール部。撮影モードダイヤルに設定されている項目はP310と同じです。Uは、撮影メニューで「User Setting 登録」を選びOKを押した時の設定が記憶されます。記憶される項目は、撮影メニューで設定できるものだけでなく、撮影モードやズーム位置、フォーカスモードなど基本設定項目も含まれますので、活用すると便利な機能です。

ニコン  COOLPIX P330 Nikon

 ボディ上面左側にある内蔵ストロボ。P330ではGPSが新設されました。トレンドとしては、Wi-Fiを内蔵することでGPS情報はスマートフォン側から取得する流れになっているように思いますが、カメラ単独でGPS情報を入手できるメリットも小さくありません。P330はワイヤレスモバイルアダプターWU-1aに新たに対応しています。

ニコン  COOLPIX P330 Nikon

 液晶モニター右側のメインコントロール部。ボタン類の配置はP310と同じです。親指部分のグリップ部にある穴はスピーカー用のものです。

ニコン  COOLPIX P330 Nikon

 ボディ左側にあるフラッシュポップアップレバー。その右のストラップ取り付け部は肉厚となっています。

ニコン  COOLPIX P330 Nikon

 内蔵ストロボをポップアップさせた状態。単に上がるだけでなく、回転しながら前方にせり出します。

ニコン  COOLPIX P330 Nikon

 側面からみた状態。発光部が前進するため、よりレンズにけられにくくなります。

ニコン  COOLPIX P330 Nikon

 ボディ右側にある外部接続端子。P310ではHDMIミニ端子のみが格納されていましたが、P330ではUSB/AV出力端子とHDMIマイクロ端子に変わっています。

ニコン  COOLPIX P300 Nikon

参考:COOLPIX P300/P310のボディ左側接続端子はHDMIミニのみ。

ニコン  COOLPIX P330 Nikon

 電源OFFの状態では、レンズは沈胴しています。

ニコン  COOLPIX P330 Nikon

 電源ONにした状態。起動時のズーム位置は、前回電源OFF時の状態や、特定の焦点距離にすることも可能です。写真は広角端の状態です。

ニコン  COOLPIX P330 Nikon

 レンズを望遠端にした状態。この時のレンズ長が一番長くなります。

ニコン  COOLPIX P330 Nikon

 写真は50mm相当の位置にしたときで、レンズ長は最短となります。

ニコン  COOLPIX P330 Nikon

 液晶パネルで最大サイズの静止画像撮影時の状態。イメージセンサーも液晶パネルもアスペクト比は同じ4:3のため、画面いっぱいに画像が表示されます。

ニコン  COOLPIX P330 Nikon

 16:9の画像を撮影すると、上下に帯が入ります。

ニコン  COOLPIX P330 Nikon

 メモリーカードとバッテリーを挿入した状態の実測値は、195gでした。メーカー公表値は200gですので、やや軽い結果となりました。もちろんこれは、使うメモリーカードによっても若干異なってきます。

ニコン  COOLPIX P330 Nikon

 ボディ本体のみの実測値は171gでした。メーカーでは公表していません。

ニコン  COOLPIX P330 Nikon

 同じコンパクトタイプの高級コンパクト、PowerShotS95(右側)との比較です。ボディ稜線の処理が異なりますが、ほぼ同等サイズとなっています。

ニコン  COOLPIX P330 Nikon

 同時に発売となったCOOLPIX A(右側)との比較です。ボディのデザインテイストは似ていますが、サイズは一回り異なります。

ニコン  COOLPIX P330 Nikon

 COOLPIX P330(左側)とCOOLPIX A(右側)。軍艦部のインターフェースもほぼ同じですが、やはり厚さや長さに違いがあります。

 バッテリー関係をチェック

ニコン  COOLPIX P330 Nikon

 P330もボディ内充電に対応していますので、ACアダプターEH-69Pが付属します。

ニコン  COOLPIX P330 Nikon

 コンセントに接続するプラグ部分は回転するため、可搬性に優れています。右に見えるUSBコネクターにケーブルを接続して本体に繋ぎます。

ニコン  COOLPIX P330 Nikon

 バッテリーパックEN-EL12。容量は1050mAhで、静止画であれば約200コマ、動画で約40分の撮影が可能です。偽造防止のホログラムが貼付されており、バッテリーパックはベトナム製。本体での充電には最大で4時間30分かかります。

 COOLPIX P330の付属品をチェック

ニコン  COOLPIX P330 Nikon

 付属するUSBケーブルUC-E6。バッテリーの充電やパソコン、プリンターとの接続に使います。高周波ノイズを吸収するフェライトコアが付けられています。


ニコン  COOLPIX P330 Nikon

 付属するオーディオビデオケーブルEG-CP16。ステレオ音声に対応しています。やはりフェライトコア付きです。

ニコン  COOLPIX P330 Nikon

 付属するストラップ。携帯電話用のものに似ています。P330になって両吊り対応になりましたので、できればストラップも両吊り用のものが付属するとよいと思います。なお、オプションで用意されているカメラケースCS-NH51にはストラップも付属します。

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3.ニコン COOLPIX P330の描写性能はどうか?

 描写力チェック1:高感度性能

 COOLPIX P330は、新型の有効1219万画素1/1.7型CMOSセンサーを搭載しています。基本感度はISO80で、標準でISO3200まで設定可能です。拡張設定では、さらに2段分のISO12800相当まで拡げることができます。

 ノイズ低減処理方法としては、カメラ内の設定で行う方法と、P330から新たに対応したRAWで撮影し、パソコン上で現像する段階で行う方法とがあります。なお、カメラ内で設定した場合でも、RAWファイルには変更は加えられません。

 カメラ内でのノイズ低減は、撮影メニューの中にある「ノイズ低減フィルター」の設定で行います。
 「ノイズ低減フィルター」は、「弱め」「標準」「強め」の3種類があります。工場出荷時の初期設定は「標準」です。

 テスト結果は良好で、P310と比較すると1段分以上ノイズ感が改良されていました。イメージセンサーサイズが大型化されるとともに、画素数が1605万画素から1219万画素へと抑えられたことが、明らかにプラスに働いています。画素単位の面積を単純比較すると、1画素あたりP310の約2.5倍の光を受けることになります。

 「ノイズ低減フィルター」を「弱め」にしても、ISO800あたりまではほとんどノイズ感がありません。ISO1600あたりから徐々にノイズが目立ってきますが、このあたりまでであれば十分常用可能であると感じました。

 「ノイズ低減フィルター」を「標準」にすると、ノイズ感はさらに低減されます。特に高感度側で効果が大きいように感じました。ISO3200以上になると、ノイズ感と解像感の低下が目立ってきますが、ISO6400でも等倍画像では使えない、というレベルにはなっていません。

 ISO12800相当でも、縮小するなどの活用方法を工夫すれば、使える画像であると思います。

 下記のサンプルは、ノイズリダクションを「弱め」、「標準」、「強め」の3段階で各ISO感度の撮影を行ったものです。表示画像はほぼ等倍画像ですが、クリックすると全体画像が表示されますので、あわせて比較をしていただければと思います。

Nikon_ANEX-7
サンプル画像。左下の赤枠の部分を切り出してある。
画像をクリックすると、元画像の全体が開きます。

ISO80(左から「弱」「標準」「強」)
ニコン  COOLPIX P330 Nikonニコン  COOLPIX P330 Nikonニコン  COOLPIX P330 Nikon

ISO100(左から「弱」「標準」「強」)
ニコン  COOLPIX P330 Nikonニコン  COOLPIX P330 Nikonニコン  COOLPIX P330 Nikon

ISO200(左から「弱」「標準」「強」)
ニコン  COOLPIX P330 Nikonニコン  COOLPIX P330 Nikonニコン  COOLPIX P330 Nikon

ISO400(左から「弱」「標準」「強」)
ニコン  COOLPIX P330 Nikonニコン  COOLPIX P330 Nikonニコン  COOLPIX P330 Nikon

ISO800(左から「弱」「標準」「強」)
ニコン  COOLPIX P330 Nikonニコン  COOLPIX P330 Nikonニコン  COOLPIX P330 Nikon

ISO1600(左から「弱」「標準」「強」)
ニコン  COOLPIX P330 Nikonニコン  COOLPIX P330 Nikonニコン  COOLPIX P330 Nikon

ISO3200(左から「弱」「標準」「強」)
ニコン  COOLPIX P330 Nikonニコン  COOLPIX P330 Nikonニコン  COOLPIX P330 Nikon

ISO6400(左から「弱」「標準」「強」)
ニコン  COOLPIX P330 Nikonニコン  COOLPIX P330 Nikonニコン  COOLPIX P330 Nikon

ISO12800(左から「弱」「標準」「強」)
ニコン  COOLPIX P330 Nikonニコン  COOLPIX P330 Nikonニコン  COOLPIX P330 Nikon

 描写力チェック2:歪曲収差

 COOLPIX P330は、5.1mm-25.5mmF1.8-5.6(35mm換算では24mm-120mm相当)の光学5倍ズームレンズを搭載しています。レンズは、COOLPIX P300/P310よりも望遠側に延ばされた新設計のものとなります。なお、ユーザーが設定可能なレンズ補正機能はありません。

 レンズは比較的無理のない焦点距離であるため、歪曲収差も良好に補正されています。広角端では画像周辺部にわずかに樽型収差が認められますが、35mm相当の画角あたりでほぼ完全に補正されています。また、周辺光量についても、絞り開放でも気になる低下はしていません。撮影時点に液晶モニターに表示される画像と、実際に撮影後に表示される画面を比較すると、おそらく電子的な補正が加えられているものと思われます。

 下記のサンプルは、いずれも絞り開放で撮影したものです。

5.1mmF1.8 (35mm換算24mm相当)
ニコン COOLPIX P330 Nikon

6.0mmF2.0 (35mm換算28mm相当)
ニコン COOLPIX P330 Nikon

7.5mmF2.5 (35mm換算35mm相当)
ニコン COOLPIX P330 Nikon

10.7mmF3.2 (35mm換算50mm相当)
ニコン COOLPIX P330 Nikon

18.2mmF4.5 (35mm換算85mm相当)
ニコン COOLPIX P330 Nikon

22.4mmF5.2 (35mm換算105mm相当)
ニコン COOLPIX P330 Nikon

25.5mmF5.6 (35mm換算120mm相当)
ニコン COOLPIX P330 Nikon


 描写力チェック3:解像力

 解像力テストでは、イメージセンサーとレンズの両方の実力が試されることになります。いつもの通りISO12233準拠チャートを使用して解像力チェックを行いました。COOLPIX P310の有効1605万画素に対し、P330は1219万画素と画素数は減少していますが、解像力については逆に向上していることを確認できました。

 画像中心部に関しては、広角端から標準域あたりまでの解像力が一番高く、テストチャートの識別限界である2500本のラインを視認することができました。望遠端ではわずかに解像力の低下がみられますが、それでも2100本を超えるところまでは視認可能です。解像力の点では、いずれも絞り開放での値が一番良好でした。

 画像周辺部に関しても、絞り開放から鮮明ですが、1段程度絞るとよりしっかりした画像になります。なお、個体差の影響かもしれませんが、50mm相当のときにわずかながら画像の流れを確認しました。

 基本的には、絞り開放を中心に活用する撮影スタイルになってくるように思います。

 なお、下記のテストチャートは、中央部と左上を切り出したものです。画像は縮小画像ですが、クリックすると元データ全体が表示されます。


ISO12233準拠チャート。中央と左上の赤枠の部分を切り出
してある。画像をクリックすると、元画像の全体が開きます。

5.1mm F2.0 (35mm換算24mm相当)
ニコン  COOLPIX P330 Nikon ニコン  COOLPIX P330 Nikon

5.1mm F2.8 (35mm換算24mm相当)
ニコン  COOLPIX P330 Nikon ニコン  COOLPIX P330 Nikon


12.2mm F3.2 (35mm換算50mm相当)
ニコン  COOLPIX P330 Nikon ニコン  COOLPIX P330 Nikon

12.2mm F4.5 (35mm換算50mm相当)
ニコン  COOLPIX P330 Nikon ニコン  COOLPIX P330 Nikon


25.5mm F5.6 (35mm換算120mm相当)
ニコン  COOLPIX P330 Nikon ニコン  COOLPIX P330 Nikon

25.5mm F8.0 (35mm換算120mm相当)
ニコン  COOLPIX P330 Nikon ニコン  COOLPIX P330 Nikon

 機能チェック(おまけ):連続撮影枚数

 ニコンによると、COOLPIX P330の連写設定は、次の9通りがあります。
  • 単写(初期設定)
  • 連写H:10コマ/秒で最大10コマ連写。
  • 連写L:1コマ/秒で最大30コマ連写。(画質・画像により異なる)
  • 先取り撮影:最大15コマ/秒で最大20コマ(含先き取り分5コマ)※1
  • 120高速連写:120コマ/秒で60コマを連写。※2
  • 60高速連写:60コマ/秒で60コマを連写。※2
  • BSS(ベストショットセレクター):最大10コマ連写しベストな1枚。
  • マルチ連写:30コマ/秒で16コマを連写し、1枚に。※3
  • インターバル撮影
 ※1:JPEG NORMAL、2048X1536のみ。
 ※2:JPEG 1280X960のみ。
 ※3:JPEG NORMAL、2560X1920のみ。

 一般的に使用できる連写は、連写Hと連写Lになります。

 実際に、高速メモリーカード(SanDisk ExtremePro Class10 Read 95MB/s Write 90MB/s)でRAW+JPEG(サイズL、FINE)、連写Hでテストすると、
  • 10コマまでを約1秒で連写。
  • 次に撮影可能になったのは、1分45秒経過後。
といった結果でした。バッファーが解放されるまで次の撮影ができなくなりますので、ちょっと使い勝手が悪いように感じました。このあたりは、同時に発売されたCOOLPIX Aとの違いを感じます。

 また、同じ条件で画質をJPEG FINEにすると25秒後、RAWのみでは30秒後に次の撮影が可能となりました。

 もし、連写Hを活用されるのであれば、JPEGまたはRAWのみで撮影された方が、シャッターチャンスを逃す危険性が少なくなると思います。

4.結局、ニコン COOLPIX P330は「買い」か?

 独断 素晴らしい!smile ポイント 
  • 高級コンパクトとして小型軽量なボディ。
  • 明るく解像力の高い広角24mmからの光学5倍ズーム。
  • 解像力、高感度性能など高い描写性能。
  • ISO12800まで設定可能な高感度性能(ISO3200までは実用レベル)。
  • 物理ダイヤルが多く直観的な操作が可能。
  • 本体内充電機能にも引き続き対応。
  • GPSを新たに内蔵。
  • 新たにRAW撮影に対応。
  • 豊富なカメラ内編集機能。ボディ内RAW現像機能も可能。
  • フルHD(60fps)に対応した動画性能。
  • P310から細部を丁寧に改良(両吊りストラップ、USB端子位置、ダイヤルの回転しやすさ、等)。

 独断 もう一息!not smile ポイント 
  • 高速なメモリーカードを使っても、書き込みにやや時間がかかる。
  • バッファーが解放されるまで次の操作(撮影を含め)ができない。
  • メモリーカードへのアクセスランプがなく、書き込み状況がわからない。
  • 全体的にボタン数が絞られており、ユーザー側で設定できるボタンもFnのみ。
  • 本体充電のため、複数のバッテリーを使うときに、充電の手間がかかる。(オプションでバッテリーチャージャーMH-65Pを用意)

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付録1.製品仕様からみた COOLPIX P330の特長

カメラ有効画素数  1219万画素
 ※COOLPIX Aは1616万画素
 ※COOLPIX P310は1605万画素
撮像素子  1/1.7型原色CMOS、総画素数1276万画素
 
※COOLPIX AはAPS-Cフルサイズ
 ※COOLPIX P310は1/2.3型
レンズ  5.1-25.5mm(35mm判換算24-120mm相当の撮影画角)
 開放f値:f/1.8-5.6
 レンズ構成:6群7枚
 ※COOLPIX Aは18.5mmF2.8(35mm換算28mm)
 ※COOLPIX P310は24-100mm相当f/1.8-4.9
電子ズーム倍率  最大2倍(35mm判換算で約240mm相当の撮影画角)
手ブレ補正機能  レンズシフト方式(静止画、動画)
オートフォーカス  コントラスト検出方式
撮影距離  先端レンズ面中央から約30cm ~ ∞(広角側)、約50cm ~ ∞(望遠側)
 マクロAF時は先端レンズ面中央から約3cm(広角側)~ ∞
 ※COOLPIX Aは通常時50cm~、マクロ時10cm~
 ※COOLPIX P310は通常時30cm(W)、60cm(T)
  マクロAF時2cm(W)
AFエリア  顔認識オート、オート(9点)、中央(ワイド、標準)、マニュアル(99点)、ターゲット追尾、ターゲットファインドAF
 顔認識AF:最大12人
液晶モニター  広視野角3型TFT液晶モニター、反射防止コート付き、約92万ドット、輝度調節機能付き
 視野率:上下左右とも約100%(対実画面)
 ※COOLPIX Aは3型92万ドット
 ※COOLPIX P310は3型92万ドット
記録形式  内蔵メモリー(約15MB)
 SD/SDHC/SDXCメモリーカード
 静止画:JPEG、RAW(NRW)(ニコン独自フォーマット)
 3D画像:MPO
 音声メモ:WAV
 動画:MOV(映像:H.264/MPEG-4 AVC、音声:AACステレオ)
 ※COOLPIX P310はRAW撮影には非対応
記録画素数  12M[4000×3000](初期設定)
 8M[3264×2448]
 4M[2272×1704]
 2M[1600×1200]
 VGA[640×480]
 16:9 9M[3968×2232]
 16:9 2M[1920×1080]
 3:2[3984×2656]
 :1[3000×3000]
 FINE(約1/4圧縮)、NORMAL(約1/8圧縮)
 ※COOLPIX Aは最大16M[4928×3264]
 ※COOLPIX P310は最大16M [4608X3456]
撮影モード  オート撮影モード、シーンモード(ポートレート/風景/スポーツ/夜景ポートレート/パーティー/ビーチ/雪/夕焼け/トワイライト/夜景/クローズアップ/料理/ミュージアム/打ち上げ花火/モノクロコピー/逆光/パノラマ/ペット/スペシャルエフェクト/3D撮影)、おまかせシーンモード、P、S、A、M、ユーザーセッティングモード
連写機能  単写
 連写H[約10コマ/秒で最大10コマ(12M:NORMAL時)]
 連写L[約1コマ/秒で最大30コマ(12M:NORMAL時)]
 先取り撮影、高速連写 120fps(約1/125秒以上で60コマ連続撮影)
 高速連写 60fps(約1/60秒以上で60コマ連続撮影)
 BSS(ベストショットセレクター)
 マルチ連写(16コマ連続撮影)
 インターバル撮影
 
※COOLPIX Aは連写最大約4コマ/秒、RAW+JPEGで9コマ
 ※COOLPIX P310は連写最大約7コマ/秒、最大5コマ(16M:NORMAL時)
動画  1080★/30p(初期設定):1920×1080/30fps、1080/30p:1920×1080/30fps、1080/60i:1920×1080/60fps、720/30p:1280×720/30fps、iFrame 540/30p:960×540/30fps、480/30p:640×480/30fps、HS 480/4倍:640×480、HS 720/2倍:1280×720、HS 1080/0.5倍:1920×1080、手ブレ補正可能
 ※COOLPIX Aは1920x1080 30p
 ※COOLPIX P310は同じ
ISO感度  ISO 80 ~ 3200、Hi 1(ISO 6400相当)およびHi 2(ISO 12800相当)(P、S、A、Mモード時に設定可能)
 ※COOLPIX AはISO100~6400(拡張でISO25600)
 ※COOLPIX P310はISO100~3200(拡張でISO12800)
測光方式  マルチパターン測光、中央部重点測光、スポット測光
露出制御  プログラムオート(プログラムシフト可能)、シャッター優先オート、絞り優先オート、マニュアル露出、AEブラケティング可能、露出補正(±2段の範囲で1/3段刻み)可能
シャッター  メカニカルシャッターとCMOS電子シャッターの併用
 1/2000 ~ 1秒、1/2000 ~ 60秒(MモードでISO 80 ~ 400時)、1/4000秒(先取り撮影、高速連写時の最高速)
絞り  電磁駆動による7枚羽根虹彩絞り
内蔵フラッシュ  約0.5 ~ 6.5m(広角側)
 約0.5 ~ 2.5m(望遠側)
インターフェース  Hi-Speed USB PictBridge対応
 ビデオ出力
 HDMI出力:オート、480p、720p、1080iから選択可能
 オーディオビデオ(AV)出力/デジタル端子(USB)
 HDMIマイクロ端子(Type D)(HDMI出力)
GPS  受信周波数1575.42MHz(C/Aコード)、測地系WGS84
 ※COOLPIX Aは非搭載
 ※COOLPIX P310は非搭載
電源  Li-ionリチャージャブルバッテリー EN-EL12(リチウムイオン充電池)
 ACアダプター EH-62F(別売)
充電時間  約4時間30分(付属の本体充電ACアダプター EH-69P使用時、残量のない状態からの充電時間)
撮影可能コマ数  約200コマ(EN-EL12使用時)
 ※COOLPIX Aは230コマ
 ※COOLPIX P310は230コマ
動画撮影可能時間  約40分(EN-EL12使用時)
 ※COOLPIX Aは70分
 ※COOLPIX P310は65分
寸法(幅×高さ×奥行き)  約103.0×58.3×32.0mm(突起部除く)
 ※COOLPIX Aは111.0×64.3×40.3mm
 ※COOLPIX P310は103.0×58.3×32.0 mm
質量  約200 g(バッテリー、SDメモリーカードを含む)
 ※COOLPIX Aは299g
 ※COOLPIX P310は194g
動作環境  0℃~40℃、85%以下(結露しないこと)
付属品  ストラップ
 Li-ionリチャージャブルバッテリー EN-EL12
 本体充電ACアダプター EH-69P
 USBケーブル UC-E6
 オーディオビデオケーブル EG-CP16
 ViewNX 2 CD
 活用ガイドCD

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付録2.発売前のファーストレビュー

【一口コラム】 大型センサーとGPSを搭載した高級コンパクト

 ニコンから、高級コンパクトが2機種登場しました。1つがAPS-Cサイズのイメージセンサーを搭載したCOOLPIX Aで、もう1つが、このCOOLPIX P330となります。COOLPIX Aは単焦点レンズを搭載していることや、12万円前後と予想される価格など、「ユーザーを選ぶ」機種であるのに対し、COOLPIX P330は使いやすい焦点距離をカバーしたズームレンズとコンパクトなボディ、そしてCOOLPIX Aの1/3程度と思われる価格を含め、まさに「高級コンパクトのボリュームゾーン」に位置するカメラであると思います。

 COOLPIX P330を前機種のP310と比較すると、次のような特徴があります。
  • イメージセンサーは有効1616万画素1/2.3型CMOSから、有効1219万画素1/1.7型CMOSに換装。イメージセンサーのサイズは約1.5倍の大きさになったのに対し、画素数は約3/4に減ったため、単純計算では1画素あたりの面積は約2倍に拡大されたことになります。当然、ノイズやダイナミンクレンジの点でプラスに働くものと思われます。
  • レンズの広角端は24mm相当F1.8のままですが、望遠側が100mm相当F4.9から120mm相当F5.6に延ばされています。イメージセンサーのサイズも大きくなっていますので、レンズは完全に新設計のものだと思います。
  • 新たにRAWでの撮影に対応。
  • フルHDでの動画撮影で、30fpsから60fpsに進化。
  • 7コマ/秒で最大5コマの連写性能は、10コマ/秒で最大10コマに強化。(画素数の減少が影響しているものと思われます。)
  • 新たにGPSを内蔵。また、ワイヤレスモバイルアダプターWU-1aにも対応。
  • ボディサイズは全く同じ。重さは194gに対し200gとわずかに増加。

 前機種となるCOOLPIX P310と比較したのが次の表です。

【ニコン COOLPIX P330とCOOLPIX P310の比較】

機種名 COOLPIX P330 COOLPIX P310
イメージセンサー 有効1219万画素
1/1.7型CMOS
有効1605万画素
1/2.3型CMOS
レンズ 24-120mm F1.8-5.6 24-100mm F1.8-4.9
ファインダー - -
ISO感度 ISO100-3200
(拡張でISO12800まで)
ISO100-6400
(拡張でISO12800まで)
シャッタースピード 1-1/2000秒 1-1/2000秒
液晶モニター 3型92万ドット 3型92万ドット
連写速度 10コマ/秒(JPEGで10コマ) 7コマ/秒(JPEGで5コマ)
動画撮影 1920 X 1080(60fps) 1920 X 1080(30fps)
付加機能 ストロボ内蔵/GPS内蔵 ストロボ内蔵
インターフェース USB、AV出力、HDMI マイクロ USB、AV出力、HDMI mini
バッテリー 200枚 230枚
サイズ
(W x H x D)
103.0×58.3×32.0mm  103.0x58.3x32.0 mm
重さ
(含カード、電池)
200g/-g 194g/-g

 外側は同じですが中身は大幅に進化しており、「別物」と言ってもよいかもしれません。

ニコン COOLPIX P330 ニコン COOLPIX P310
 COOLPIX P330(左側)とCOOLPIX P310(右側)。レンズは異なりますが、ボディのサイズは同じでデザインもほぼ共通しています。

ニコン COOLPIX P330 ニコン COOLPIX P310
 COOLPIX P330(左側)とCOOLPIX P310(右側)。どちらも液晶パネルは3型92万ドットです。液晶面側のインターフェースもほぼ共通しています。
ニコン COOLPIX P330 ニコン COOLPIX P310
 COOLPIX P330(左側)とCOOLPIX P310(右側)。ボディ上面では、撮影モードダイヤルの高さが増している点と、GPSのマークの有無が目立つ違いとなります。なお、ストラップ取り付け方式は、P310の1点方式が2点方式(両吊方式)に変わっています。

 今回、COOLPIX P330と同時にリリースされたCOOLPIX A。こちらは、APS-C型イメージセンサーに描写性能重視の広角単焦点レンズを搭載した高級コンパクトカメラとして注目すべき機種ですので、簡単に両機種を比較してみます。

ニコン COOLPIX P330 ニコン COOLPIX A
 COOLPIX P330(左側)とCOOLPIX A(右側)。サイズはCOOLPIX P330の111.0×64.3×40.3mmに対し、COOLPIX P330は103.0×58.3×32.0mmと、一回り小型です。重さも299g対200gと、約100gの差となっています。。

ニコン COOLPIX P330 ニコン COOLPIX A
 COOLPIX P330(左側)とCOOLPIX A(右側)。両機種とも3型92万ドットの液晶パネルを搭載しています。

ニコン COOLPIX P330 ニコン COOLPIX A
 COOLPIX P330(左側)とCOOLPIX A(右側)。ボディ上面は、アクセサリーシューを除くと、よく似ています。COOLPIX P330ではシャッターボタンの同軸にズームレバーが置かれていますので、別途電源ボタンが設けられています。

ニコン COOLPIX P330 ニコン COOLPIX A
 COOLPIX P330(左側)とCOOLPIX A(右側)。COOLPIX P330にはホワイトモデルが、COOLPIX P330にはシルバーモデルがそれぞれ用意されています。

 今までのニコンのスリムタイプ・高級コンパクトは、描写性能の点でやや見劣りがしていましたが、今回COOLPIX P330とCOOLPIX Aの2機種が登場したことで、一気に魅力を増したように思います。すでに店頭では予約も受け付けており、COOLPIX P330は4万円強、COOLPIX Aは11万円前後での販売開始となりそうです。

(2013年 3月 5日 記)

 

【厳選レビュー記事】

◎デジカメWatch 新製品レビュー ニコンCOOLPIX P330

  2013年 4月22日 北村智史
  • 1/1.7型CMOSで画質向上。GPS内蔵も魅力のポケットサイズ機。
  • サイズ据え置きで高画質・高倍率化。
  • 細かな進化が嬉しい1台。
  • 実写サンプル。

◎ITmedia 撮像素子を一新、画質向上と熟成が進んだ高級コンパクト ニコン「COOLPIX P330」

  2013年 4月11日 mi2_303
  • ボディサイズはそのままに撮像素子を大型化。
  • 1.7型センサーと光学5倍ズームレンズの実力。
  • 気になるCOOLPIX P310との違い。
  • 作例。

◎デジカメWatch 写真で見る ニコンCOOLPIX P330

  2013年 3月 5日 鈴木誠
  • 外観。
  • 画面。

◎ITmedia 開放F1.8レンズに1/1.7型センサー、GPSも搭載した高性能コンパクト「COOLPIX P330」

  2013年 3月 5日 編集部
  • 2012年2月に発表された「COOLPIX P310」の後継製品。
  • 新たに動画撮影時により手ブレを軽減する「ACTIVE」モードも搭載。
  • 前モデルでは非搭載だったGPSも搭載、位置情報や撮影地名、移動ログの取得も可能。

◎デジカメWatch ニコン、1/1.7型CMOSセンサーになった「COOLPIX P330」

  2013年 3月 5日 編集部
  • GPS内蔵。ワイヤレスモバイルアダプターにも対応。
  • 3月下旬に発売。店頭予想価格は4万5,000円前後の見込み。カラーはブラックとホワイト。
  • 撮像素子は1/1.7型有効1,219万画素のCMOSセンサーを採用。
  • 望遠端が100mm相当から120mm相当までに伸びた。RAW記録にも対応。
  • 新たにGPS機能を内蔵。ログ機能やA-GPSに対応。

【ニコン COOLPIX P330 基本仕様】

画素数 1219万(有効) 画像素子  1/1.7型 CMOS
ISO感度 100-3200
(拡張でISO12800相当)
 
記録フォーマット  JPEG/RAW 
焦点距離(35mm換算) 24-120mm  F値 F1.8-5.6
液晶モニター 3型 92万ドット  シャッタースピード  1~1/2000 秒
ファインダー - 起動時間
電池タイプ 専用電池  専用電池型番 EN-EL12
撮影枚数 200枚 インターフェース USB、AV OUT、HDMI
記録メディア SDHCカード SDカード SDXCカード
手振れ補正機能 防水    
連射機能 10コマ/秒 バリアングル 
付加機能 ストロボ内蔵/GPS RAW+JPG同時撮影 
動画撮影 1920x1080(60i)
幅x高さx奥行き 103.0×58.3×32.0mm  本体重量 200g/-g

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