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特集 MX-1

ペンタックス MX-1~描写力に道具としての魅力をプラス

ペンタックス MX-1  by Inaba Kunio    描画性能に道具としての魅力を加えた高級コンパクトデジカメ  評価:5.0
ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH



1.ペンタックス MX-1の位置づけと概要


 ペンタックスブランド初の高級コンパクト、登場

 2013年1月に発表されたペンタックス・ブランド初の高級コンパクト、MX-1が発売開始となりました。当初、国内展開については未定でしたが、1月末から開催されたCP+2013会場では展示とアンケート調査が行われ、その結果を踏まえて国内でも販売される運びとなりました。海外ではブラックモデルに加えてシルバーモデルも販売されていますので、まずは様子を見つつということだと思います。

PENTAX MX-1 by 名古屋太郎氏 form wikipedia
 PENTAX MX。1976年11月に、Mシリーズの初代機として登場。フルマニュアル操作で機械式シャッター搭載。サイズは135.5×82.5×49.5mm/495g。ボディ本体の価格は48,000円。その後、ME、MV1、ME Super、ME F、MGが展開されました。

 MX-1の主な特徴は次の通りです。
  • 開放F1.8-2.5の大口径レンズを搭載。焦点距離は28-112mm相当。
  • 有効1200万画素、1/1.7型CMOSセンサー。
  • 3型92万ドットのチルト稼働液晶モニターを搭載。
  • 上下パネルは真鍮製。ボディ本体はプラスティック製ですが、金属部品を多用。
  • RAWモードに対応。RAW+JPEG撮影やボディ内現像も可能。
  • フルHD動画撮影(30fps)。
  • モードダイヤル、露出補正ダイヤル、電子ダイヤルを搭載。フラッシュも内蔵。
 カメラ仕様をみると、現在の高級コンパクトの王道を行くようなスペックに、道具としての魅力を搭載したカメラ、と言えるかもしれません。外見上の違いは大きいですが、あえて「MX」にちなんだ名称を付けたことからも、そうした思いが伝わってきます。

 ペンタックス MX-1の魅力は?

 各社とも、高級コンパクト分野に力を入れてきています。これは、スマートフォンやタブレットの急成長が背景にありますが、逆に言えば描写性能に力を入れるということはカメラとしての基本性能を重視するということでもあり、歓迎すべき傾向という気もします。

 現行製品の比較的コンパクトなズームレンズ搭載機に限っても、ソニーのDSC-RX100をはじめ、キヤノンのPowerShotS110、オリンパスのSTYLUS XZ-2、富士フイルムのXF1、パナソニックのDMC-LX7、ニコンのCOOLPIX P330と、いずれも定評のある実力機です。

 こうした高級コンパクト群の中に、新たに投入されたMX-1の意味はどのような点にあるのでしょうか。「PENTAXブランドだから」というのはもちろんのこと、「デザインに魅力を感じた」「チルト液晶を搭載しているから」など、MX-1を選択する理由をあげることはそれほど難しくはありません。そのどれもが正解なわけですが、今回評価をした視点から言うと、「末永く使っていきたいと思えるカメラ」というのが一番しっくりくる気がします。

 いまだ急速に進化しつつあるデジタルカメラにおいて、10年のスパンで使い続けていくのは不可能に近いことだと理解しつつも、「もしかすると一緒に年を重ねる喜びを共有できるのではないか」と思わせてくれるカメラ、と言えるかもしれません。

【MX-1と小型高級コンパクトの比較】

機種名 ペンタックスリコー MX-1
MX-1
富士フイルム XF1
XF1
オリンパス STYLUS XZ-2
XZ-2
キヤノン PowerShotS110
PowerShot S110
パナソニック LUMIX DMC-LX7
DMC-LX7
ニコン COOLPIX P330
COOLPIX P330
メーカー ペンタックス
リコー
富士フイルム オリンパス キヤノン パナソニック ニコン
イメージセンサー 有効1200万
1/1.7型CMOS
有効1200万
2/3型CMOS
有効1200万
1/1.7型CMOS
有効1210万
1/1.7型CMOS
有効1010万
1/1.7型CMOS
有効1219万
1/1.7型CMOS
レンズ
(35mm
換算)
28-112mm
F1.8-2.5
25-100mm
F1.8-4.9
28-112mm
F1.8-2.5
24-120mm
F2-5.9
24-90mm
F1.4-2.3
24-120mm
F1.8-4.9
ISO感度 ISO100-12800 ISO100-12800 ISO100-12800 ISO80-12800 ISO80-3200 ISO100-12800
液晶
モニター
3型
92万ドット
(チルト)
3型
46万ドット
3型
92万ドット
(チルト)
3型
46万ドット
3型
92万ドット
3型
92万ドット
タッチ
パネル
連写 4.21コマ/秒 10コマ/秒 15コマ/秒 10コマ/秒 60コマ/秒 10コマ/秒
動画 フルHD
30fps
フルHD
30fps
フルHD
30fps
フルHD
24fps
フルHD
60fps
フルHD
60fps
Wi-Fi (オプション)
GPS
EVF対応 (オプション) (オプション)
サイズ
(WxHxD)
122x61x51
mm
107.9x61.5x33
mm
113x65.4x48
mm
98.8x59x26.9
mm
110.5x67.1x45.6
mm
103x58.3x32
mm
重さ 391g/363g 298g/204g 346g/-g 198g/173g 298g/269g 200g/-g
発売 2013/5 2012/11 2012/10 2012/10 2012/8 2013/3
実売価格
(2013/5)
4万円台 3万円台 4万円前後 3万円前後 3万円台 3万円台

 MX-1が想定しているユーザー層

 MX-1は、明るいレンズやチルト稼働可能な液晶を搭載しているだけでなく、画素数に無理のない比較的大型のイメージセンサーを採用しているなど、高級コンパクトとして基本的な実力は備えています。その上で、やや大きめで重いボディサイズと、クラシカルなデザインをどう評価するのかがポイントになります。

 MX-1ボディ上下の真鍮製カバーは、使っていくにつれて徐々に下地が顔を出してきます。そのことを「いかにも」と捉えるのか、「使い込んだ証し」と捉えるのかによって、選択が分かれてくるのだろうと思います。

 それでは実際に、「ペンタックスブランド初の高級コンパクト」、MX-1の実力をテストしてみます。

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2.ペンタックス MX-1を開封し外観をチェック


 PENTAX MX-1を開封する

 ペンタックスブランドで初となる高級コンパクト、MX-1が発売となりました。ペンタックスリコーからはGRのリリースも予定されており、異なるブランドでの味付けの違いがどうなっているのか、今からテストが楽しみです。

 米国ではブラックボディとホワイトボディの両方が発売されていますが、国内ではブラックボディのみとなりました。CP+2013で触ったときには、どちらも魅力的に感じましたが、ブラックボディの方が真鍮らしさを出しやすいためかもしれません。

 店頭での実売価格は、4万円台中頃のようです。高級コンパクトの発売開始価格としては、やや安価な気がします。

ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

 MX-1のパッケージ。パッケージはシンプルなダンボール色のケースに、MX-1ホワイトモデルが印刷されています。パッケージ右上には「Classic Black」と書かれたシールが貼付されていますが、これはワールドワイドで同じパッケージを使っているからなのか、あるいは今後国内でもホワイトモデルをリリースするためなのか、ちょっと期待をしてしまいます。

ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

 外箱を開けると、使用説明書や簡単ガイドなどが入ったトレーが目に入ります。この中には、ソフトウェアCD-ROM等も入っています。

ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

 トレーを上げると、その下からカメラ本体や付属品が顔を出します。上側の白いパッケージがカメラ本体です。

ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

 パッケージに入っている付属品です。左上から、使用説明書、簡単ガイド、ソフトウェアCD-ROM S-SW130、バッテリー充電器D-BC106、充電式リチウムイオンバッテリーD-LI106、ACコードD-CO24J、レンズキャップO-LC130、レンズキャップ用ストラップ、USBケーブルI-USB7、ストラップO-ST130。付属する保証書は国内でのみ有効なものとなります。
 使用説明書は232ページのもので、これとは別に簡単ガイドが付属します。簡単ガイドはA3を折りたたんだものですが、こうした構成はわかりやすいと思います。

 ペンタックスリコー MX-1の本体をチェック

ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

 ボディ本体。ボディは横長で、レンズはほぼ中央に置かれています。こうした構成もクラシカルなデザインの一環かもしれません。ボディ上下カバーは真鍮製で、その上に塗装がされています。ボディ本体はプラスティック製ですが、上からシボ革風の処理がされており手触りも良い感じです。ストラップ取り付け部は左右とも前側に置かれています。

ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

 ボディ背面。3型92万ドットのチルト稼働液晶パネルが搭載されています。高級コンパクトの中で液晶モニターが稼働するのは、オリンパスSTYLUS XZ-2ニコンCOOLPIX P7700、一回り大きくなりますがキヤノンPowerShotG1Xの4機種だけとなります。

ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

 ボディ上面。このアングルから見ると、フィルムカメラの風合いも感じます。左側に見えるのはポップアップストロボの上面で、その右にある2つの穴はステレオマイクです。

ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

 ボディ底面。こちらのパネルも真鍮製です。バッテリー室内にはメモリーカードスロットも置かれています。三脚用の穴はレンズ光軸からややシフトされています。カメラはインドネシア製。製造番号は23008xxでした。

ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

 ボディ左側面。上方に見えるストロボポップアップレバーは機械式のため、電源が入っていない状態でも稼働します。下部に見える3つの穴はスピーカーです。

ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

 ボディ右側面。こちら側には外部接続端子が置かれています。

ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

 端子カバーの内側。上がPC/AV端子で、下がHDMI端子です。

ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

 ボディ前面に刻印されているMX-1のロゴ。MXの部分は、1976年に発売されたフィルム一眼レフMXについていたロゴと同じデザインとなっています。
 ロゴの下には、セルフタイマーランプ/AFf補助光ランプとリモコン受光部があります。


ペンタックス MX

参考:フィルム一眼レフ PENTTAX MXのロゴ

ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

 ボディ右下にはSRのラベルが貼付されています。これはSR(Shake Reduction)の意味で、手振れ補正機能内蔵を示すものです。ペンタックスのデジタル一眼レフにも付いています。

ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

 MX-1のレンズ。沈胴式で、開放F値がF1.8-2.5の明るいズームレンズを搭載しています。smcとは「Super Multi Coated」の意味です。

ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

 レンズ鏡胴部には金属製のリングが置かれており、ホールド感の向上に役立っています。なお、このリングは回転しません。

ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

 軍艦部右側のメインコントロール部。大型のシャッターボタンの同軸にズームレバーが置かれています。その横にある赤いボタンは動画撮影用です。
 ズーム動作は17ステップで動作します。
  1.00倍(28mm相当)      2.10倍(59mm相当)
  1.07倍(30mm相当)      2.40倍(67mm相当)
  1.13倍(32mm相当)      2.60倍(73mm相当)
  1.30倍(36mm相当)      2.80倍(78mm相当)
  1.40倍(40mm相当)      3.00倍(84mm相当)
  1.50倍(42mm相当)      3.30倍(92mm相当)
  1.60倍(45mm相当)      3.60倍(101mm相当)
  1.80倍(50mm相当)      4.00倍(122mm相当)
  2.00倍(56mm相当)

ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

 モードダイヤルと露出補正ダイヤルが特徴的です。最近の高級コンパクトの中には露出補正ダイヤルを搭載する機種も増えてきましたが、それでもかなり限られています。

ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

 内蔵ストロボの上面も真鍮製で、「BRASS(真鍮)」の文字が刻印されています。

ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

 右手親指部分には電子ダイヤルが置かれています。グリップ部分にある丸いプラスティックは、背面側のリモコン受光部です。

ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

 液晶モニター側のメインコントロール部。ボタン類はペンタックスの一眼レフに準じたものとなっています。グリーンボタンを含め、このインターフェースが理由で購入される方も少なくないと思います。

ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

 内蔵ストロボをボップアップさせた状態。ボディ内に収納する場合には、上部を押し下げます。

ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

 ストロボポップアップ部。比較的複雑な構造となっています。

ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

 液晶モニターをチルトさせた状態。下向きには概ね45度の角度まで開きます。

ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

 液晶パネルを上側に開いた状態。上側には概ね90度まで開きますので、真下を見ながら撮影することが可能です。

ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

 チルト部の基部。写真は上側に90度開いた状態ですが、比較的頑丈な構造だと思います。

ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

 ボディ下部のバッテリー室カバーを開いた状態。

ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

 バッテリー室の前側には、バッテリー挿入方向のガイダンスシールが貼付されています。

ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

 バッテリーとメモリーカードを挿入しつつある状態。メモリーカードはラベル面が液晶パネル側となります。

ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

 ボディ本体重さの実測値は360.5gでした。メーカー公表値は363gですので、やや軽い結果となりました。

ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

 バッテリーとメモリーカードを入れた状態の実測値は388gでした。同じくメーカー公表値は391gですので、3g軽い結果でした。もちろん、メモリーカードによっては若干上下します。

ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

 電源を入れると、沈胴していたレンズが伸長します。写真は広角端の状態です。なお、設定によってズーム位置を記憶させることができます。その場合、電源を入れた時に自動的にメモリー位置までズーミングします。

ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

 望遠端の状態。この時のレンズ長が最長となりますが、光学4倍ズームということでそれほど長くは伸びません。

ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

 液晶モニターは、比較的視野角の広い液晶パネルが使われています。

ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

 液晶モニターにはガイドラインやヒストグラム、電子水準器等を表示させることができます。

ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

 INFOボタンを押すと、カメラの設定状況を一覧で確認することができます。また、この画面で項目を選択することで、設定変更も可能です。

ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

 カメラの設定メニューの中には文字サイズを大きくするものもあります。これを選択すると、文字フォントの縦の長さが1.5倍に拡大されます。

ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

 電源が入ると、電源ボタンが緑色に点灯します。また、メモリーカードへの書き込み中は点滅します。

 バッテリー関係をチェック

ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

 バッテリー充電器D-BC106。充電式リチウムイオンバッテリーD-LI106の充電には、最大で140分かかります。

ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

 下部にはコンセントに繋ぐACコードを接続するための端子があります。

ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

 付属するACコードD-CO24J。できれば直接プラグに接続できるウォールマウントアダプター等も付属するとよいと思います。

ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

 リチウムイオンバッテリーD-LI106。容量は3.6V 1250mAhで、静止画で約290枚の撮影が可能です。X90でも使用されているバッテリーです。


 MX-1の付属品をチェック

ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

 付属するUSBケーブルI-USB7。パソコンやプリンター等との接続に使用します。フェライトコアが付いています。

ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

 付属するストラップO-ST130。高級感はありませんが、しっかりとした作りです。

ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

 レンズキャップO-LC130。MX-1にはレンズカバーが内蔵されていないため、手で脱着をする必要があります。

ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

 レンズキャップの裏側。バネ部分はプラスティックで整形されています。

ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

 レンズキャップには、紛失防止用ストラップを取り付ける穴が開けられています。

ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

 レンズキャップ用のストラップ。片側をストラップに通します。

ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

 レンズキャップを装着した状態。この状態で電源を入れると、レンズが伸長できないため、液晶モニター上に警告メッセージが表示されます。

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3.ペンタックス MX-1の描写性能はどうか?


 描写力チェック1:高感度性能

 MX-1は、有効1200万画素1/1.7型CMOSセンサーを搭載しています。基本感度はISO100で、標準でISO12800まで設定可能です。拡張設定などはありません。

 ノイズ低減処理については、シャッター速度が1秒よりも長い場合に自動的にかかりますが、ユーザーが設定することはできません。

 最近のデジタルカメラは高感度性能の向上が著しいですが、MX-1についてもそのことを感じました。ISO800程度であればほとんどノイズ感はなく、ISO1600でも常用可能なレベルであると思います。

 ISO3200以上になると、ノイズ感がぐっと増し、解像感の低下も感じられます。ISO6400以上は基本的には緊急避難的な使い方になってくると思いますが、以前のデジタルカメラのように画像自体が破たんする、といった状態ではありませんので、縮小するなどの工夫で活用できると感じました。

 下記のサンプルは、各ISO感度の撮影を行ったものです。表示画像は等倍画像ですが、クリックすると全体画像が表示されますので、あわせて比較をしていただければと思います。

PENTAXRICOH_ANEX-7
サンプル画像。左下の赤枠の部分を切り出してある。
画像をクリックすると、元画像の全体が開きます。

ISO100
ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

ISO200
ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

ISO400
ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

ISO800
ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

ISO1600
ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

ISO3200
ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

ISO6400
ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

ISO12800
ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

 描写力チェック2:歪曲収差

 MX-1は、6mm-24mmF1.8-2.5(35mm換算では28mm-122mm相当)の光学4倍ズームレンズを搭載しています。ユーザー設定項目の中に「ディストーション補正」の項目があり、これを有効にすると歪曲収差の補正がされます。

 レンズは比較的無理のない焦点距離であるため、歪曲収差も比較的良好に補正されています。広角端では画像周辺部に樽型収差が認められますが、50mm相当の画角あたりでほぼ補正されています。また、周辺光量についても、絞り開放でも気になる低下はしていません。

 「ディストーション補正」を有効にすると、広角端でもほぼ歪曲収差が完全に補正されます。ただし補正量が大きい分、画像周辺部が切り取られる点には注意が必要です。

 下記のサンプルは、いずれも絞り開放で撮影したものです。広角端ではディストーション補正の効果も確認できると思います。初期状態では「有効」になっていますので、基本的にはこの設定のままでよいと感じました。

6mmF1.8
(左から「OFF」「ON」)

ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

10.7mmF2.1
(左から「OFF」「ON」)

ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

24mmF2.5
(左から「OFF」「ON」)

ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH


 描写力チェック3:解像力

 解像力テストでは、イメージセンサーとレンズの両方の実力が試されることになります。いつもの通りISO12233準拠チャートを使用して解像力チェックを行いました。MX-1は有効1200万画素のイメージセンサーを搭載していますが、高い解像力を持っていることを確認できました。

 画像中心部に関しては、広角端から標準域あたりまでの解像力が一番高く、テストチャートの識別限界である2500本のラインを十分視認することができました。望遠端ではわずかに解像力の低下がみられますが、それでも2500本のラインの視認が可能です。解像力の点では、絞り開放から鮮明な画像ですが、1段程度絞った状況が一番良好でした。

 画像周辺部に関しても、絞り開放から鮮明ですが、1段程度絞るとさらに鮮明度が向上します。

 全体的に、1/1.7型イメージセンサーを搭載している高級コンパクトカメラの中でも、トップクラスの解像力を持っていると感じました。

 なお、下記のテストチャートは、中央部と左上を切り出したものです。画像は1/2に縮小してありますが、クリックすると元データ全体が表示されます。


ISO12233準拠チャート。中央と左上の赤枠の部分を切り出
してある。画像をクリックすると、元画像の全体が開きます。

6.0mm F1.8 (35mm換算28mm相当)
ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

6.0mm F2.5 (35mm換算28mm相当)
ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

6.0mm F3.5 (35mm換算28mm相当)
ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH


10.7mm F2.1 (35mm換算50mm相当)
ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

10.7mm F2.8 (35mm換算50mm相当)
ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

10.7mm F4.0 (35mm換算50mm相当)
ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH


24.0mm F2.5 (35mm換算112mm相当)
ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

24.0mm F3.5 (35mm換算112mm相当)
ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH

24.0mm F5.0 (35mm換算112mm相当)
ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH ペンタックスリコー  MX-1 PENTAXRICOH


 機能チェック(おまけ):連続撮影枚数

 ペンタックスリコーによると、MX-1の連写設定は、次の3通りがあります。
  • 連続撮影:1.57コマ/秒で最大37枚まで。
  • 連写L:2.86コマ/秒で最大10枚まで。(JPEGのみ)
  • 連写H:4.21コマ/秒で最大10枚まで。(JPEGのみ)
 RAWまたはRAW+JPEGで使用できる連写は、連続撮影になります。

 実際に、高速メモリーカード(SanDisk ExtremePro Class10 Read 95MB/s Write 90MB/s)でRAW+JPEG(FINE)、連続撮影でテストすると、
  • 5コマまでを約1.2秒間隔で連写。
  • その後12秒経過後、5コマを約1.2秒間隔で連写。。
 同様に、RAW、連続撮影でテストすると、
  • 7コマまでを約1秒間隔で連写。
  • その後12秒経過後、7コマを約1秒間隔で連写。
といった結果でした。バッファーが完全に解放されるまで次の撮影ができなくなりますので、この点には注意が必要です。

 もし、連写を活用されるのであれば、JPEGのみで撮影された方が、シャッターチャンスを逃す危険性が少なくなると思います。


4.結局、ペンタックス MX-1は「買い」か?


 独断 素晴らしい!smile ポイント 
  • 35mm換算28-112mmでF1.8-2.5の明るいレンズ。
  • 絞り開放から解像感のある描写性能。
  • ISO12800まで設定可能な高感度性能 (ISO1600までは常用レベル) 。
  • チルト稼働する液晶モニターを搭載。
  • RAW撮影が可能(RAW+JPEGも可)。ボディ内現像にも対応。
  • 真鍮製上下カバーや金属部品の多用など、道具としての魅力。
  • 電子ダイヤルや露出補正ダイヤルなど直接操作可能なインターフェースを搭載。
  • ペンタックス・デジタル一眼レフに準じたインターフェース。
  • フルHDに対応した動画撮影機能。

 独断 もう一息!not smile ポイント 
  • コンパクトカメラとしてはやや重量感のあるボディ。
  • コンパクトカメラとしては十分だが、もう一息の連写性能。
  • ボタン類などにユーザー設定できる余地が少ない。
  • ノイズリダクションなど、ユーザー設定できる範囲がやや狭い。

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付録1.製品仕様からみた MX-1の特長

レンズ  smc PENTAXズームレンズ8群11枚(非球面1枚)
 焦点距離:6.0-24.0mm
 35mm換算:28-112mm
 F値:F1.8-F2.5
 ※オリンパスXZ-2も同じ。(非球面は6面)
ズーム  光学ズーム:4倍
 デジタルズーム倍率:約1.95倍
 インテリジェントズーム:7M時 約5.2倍、3M時 約7.8倍(光学ズームとあわせたズーム倍率)
手ぶれ軽減  静止画:センサーシフト方式(SR:Shake Reduction)、デュアル(SR×電子式併用)、高感度によるぶれ軽減(高感度モード)
 動画:電子式(Movie SR)
フォーカス  AF方式:オート/スポット/追尾/セレクト(25点)
 撮影距離範囲(レンズ先端から)
  標準:0.4m~ ∞(全域)
  マクロ:0.05m~0.5m(W端)、0.2m~0.5m(T端)
  1cmマクロ:0.01~0.2m(W端) 無限遠
 マニュアルフォーカス切替可、パンフォーカス、測距点切替可
 ※オリンパスXZ-2は通常:W5cm~∞ T20cm~∞、スーパーマクロ:1cm~60cm(W端固定)
顔検出  最大32人まで認識可、スマイルキャッチ、まばたき検出
ペット検出  1匹(オートまたは登録した3匹から選択)
有効画素数  約1200万画素
 ※オリンパスXZ-2も同じ。
撮像素子  1/1.7型CMOS
 ※オリンパスXZ-2も同じ。
記録画素数  静止画:
  JPEG:
   [4:3]12M、7M、5M、3M
   [16:9]9M、5M、3M、2M
   [3:2]10M、6M、4M、2M
   [1:1]9M、5M、3M、2M
  RAW
 動画:
  1920(30fps)、1280(60fps) 
感度
(標準出力感度)
 オート、マニュアル(ISO100 ~ 12800)
 ※オリンパスXZ-2も同じ。
ホワイトバランス  オート、太陽光、日陰、曇天、白熱灯、蛍光灯(D:昼光色、N:昼白色、W:白色、L:電球色)、ストロボ、マニュアル
画像モニター  3.0型 約92万ドット、ARコート 上下チルト機構付(上方約90度、下方約45度可動)
 ※オリンパスXZ-2も3型92万ドットで上下チルト式。
露出制御  測光方式:分割測光、中央重点測光、スポット測光
 露出補正:±2EV(1/3EVステップ)
撮影モード  オートピクチャー、グリーンモード、動画、プログラム、絞り優先、シャッター速度優先、マニュアル、USER、HDR、シーンモード(ポートレート、花、風景、青空、夕焼け、夜景、手持ち夜景、夜景ポートレート、キャンドルライト、花火、料理、サーフ&スノー、ペット、キッズ、スポーツ、高感度、テキスト、マナー撮影、デジタルワイド、パノラマ、ミニチュア)
再生モード  スライドショウ、画像回転、のびーるフィルター、小顔フィルター、HDRフィルター、コラージュ、デジタルフィルター(白黒、セピア、トイカメラ、レトロ、カラー、色抽出、色強調、ハイコントラスト、トゥインクル、ソフト、フィッシュアイ、明るさ、ミニチュア、スリム、ネガポジ反転)、RAW展開〈アスペクト比、JPEG記録サイズ、JPEG画質、カスタムイメージ(鮮やか、ナチュラル、雅(MIYABI)、リバーサルフィルム、モノトーン)、ホワイトバランス、増減感、シャドー補正、ディストーション補正〉、オリジナルフレーム、動画編集、赤目補正、リサイズ、トリミング、画像コピー、プロテクト、DPOF、起動画面設定
シャッタースピード  1/2000~1/4秒、最長30秒(シャッター優先、絞り優先、マニュアルモード、電子シャッターの併用許可で1/8000~30秒)、バルブ
 ※オリンパスXZ-2は60~1/2000秒。
内蔵ストロボ  発光モード:
  自動発光、発光禁止、強制発光、自動発光+赤目軽減、強制発光+赤目軽減、スローシンクロ、スローシンクロ+赤目軽減、後幕シンクロ
 調光方式:
  ワイド:約0.4 〜 12.2 m(感度オートの条件において)
  テレ:約0.4〜 8.8 m(感度オートの条件において)
ドライブモード  1コマ、連続撮影、連写(L/H)、セルフタイマー、リモコン、オートブラケット
 連写L:約2.86コマ/秒、連続撮影可能枚数は最大10枚まで
 連写H:約4.21コマ/秒、連続撮影可能枚数は最大10枚まで
 (連写時:1.57コマ/秒で最大37コマ)
 ※オリンパスXZ-2は約15コマ/秒(高速連写)、約5コマ/秒(連写)。RAWで4コマの連写が可能。
記録媒体  内蔵メモリー約 75.3MB、SD/SDHC/SDXCメモリーカード
電源  リチウムイオンバッテリー D-LI106、ACアダプターキット(別売)
 静止画撮影:約290枚(専用バッテリー使用)
 再生時間:約280分(専用バッテリー使用)
 動画撮影:約90分(専用バッテリー使用)
 充電には最大で140分必要。
外部インターフェース  USB2.0(ハイスピード対応):PC/AV端子、 HDMI 端子(タイプ D)
ビデオ出力形式  NTSC/PAL
外形寸法  約122.5(幅)×60(高)×51.5(厚)mm (操作部材、突起部を除く)
 ※オリンパスXZ-2は113mm×65.4mm×48mm。
質量(重さ)  約391g(電池、SDメモリーカード含む)
 約363g(電池、SDメモリーカード含まず)
 ※オリンパスXZ-2は346g/275g。


付録2.発売前のファーストレビュー


【一口コラム】 ペンタックス初の高級コンパクト

 米国ラスベガスで開催されているCES(主催:全米家電協会)で、ペンタックスは初の高級コンパクト、MX-1を発表しました。米国での発売は2月で、$499.95(90円換算で約45,000円)で発売される予定です。日本国内での発売は未定ですが、今までの経過を見ると国内でも発売されるのではないかと思います。

 MX-1の主な性能は、
  • イメージセンサーは1/1.7型CMOSで、12メガピクセル。RAW撮影にも対応。
  • レンズは6-24mmF1.8-2.5(35mm換算では28-112mm相当)。
  • 液晶モニターは3型92万ドット。下側に45°、上側に90°までのチルト可動に対応。
  • フラッシュを内蔵。
  • サイズは約4.8×2.4×2.0インチ(約12.2×6.1×5.1cm)で、本体のみの重量は約12.8oz(約362.9g)。
といった点で、高級コンパクトとしては中心的な仕様であると思います。

 仕様上で比較すると、オリンパスのSTYLUS XZ-2に似ています。

【MX-1とXZ-2の比較】

機種名 PENTAX MX-1 OLYMPUS STYLUS XZ-2
イメージセンサー 有効1200万画素
1/1.7型 CMOS
有効1200万画素
1/1.7型 CMOS
レンズ 6-24mm F1.8-2.5
(35mm換算:約28-112mm)
6-24mm F1.8-2.5
(35mm換算:約28-112mm)
ISO感度 ISO100-12800 ISO100-12800
シャッタースピード 30-1/2000秒 60-1/2000秒
液晶モニター 3型92万ドット
チルト対応(-45°~+90°)
3型92万ドット
チルト対応(-45°~+90°)
連写速度 15コマ/秒
動画撮影 1920 X 1080(30fps) 1920 X 1080(30fps)
インターフェース USB、HDMI mini USB、HDMI mini
バッテリー 290枚 310枚
サイズ
(W x H x D)
122×61×51mm 113×65.4×48mm
重さ
(含カード、電池)
391 g/363g 346g/ - g


PENTAX MX-1 OLYMPUS STYLUS XZ-2
 MX-1(左側)とXZ-1(右側)。MX-1の方が幅は広いですが、高さはXZ-2の方が高くなっています。

PENTAX MX-1 OLYMPUS STYLUS XZ-2
 MX-1(左側)とXZ-1(右側)。両機種ともチルト液晶を搭載しています。XZ-2ではボディ上面との境にある録画ボタンが背面にあるとともに、ホイールがダイヤルとなっているなど、インターフェース部分の違いは大きいようです。

PENTAX MX-1 OLYMPUS STYLUS XZ-2
 MX-1(左側)とXZ-1(右側)。MX-1には露出補正ダイヤルが搭載されているのに対し、XZ-2は外付け電子ビューファインダーも装着できるアクセサリーシューがあります。

 両機種を比較すると、撮像部分やレンズなど共通する要素も少なくありませんので、製造上の関係があるのかもしれません。しかし、ペンタックスとしての味付けがされたMX-1は魅力的なカメラに仕上がっています。高級コンパクト分野の選択肢を増やす意味でも、こうしたあり方も歓迎すべきであるように思います。

(2013年 1月 9日 記)

 ペンタックスから、正式に国内発売することが発表されました。発売予定日は5月3日で、5万円前後の見込みです。すでに販売店では予約も受け付けており、概ね4万5千円前後となっているようです。なお、米国ではシルバーとブラックが販売されていますが、国内ではブラックモデルのみとなります。このあたりはCP+2013会場で行ったアンケート結果を踏まえてのことかもしれません。

(2013年 4月 9日 記)

 

【厳選レビュー記事】

◎ITmedia クラシカルスタイルと明るいレンズの高級コンパクト 「PENTAX MX-1」

  2013年 4月23日 小山安博
  • MXの名を継承したクラシカルなデザイン。
  • 大口径レンズで使い勝手のいいカメラ。
  • おなじみの操作性でカスタマイズ性も優れるUI。
  • 大口径レンズの高級コンパクト
  • 作例

◎デジカメWatch クラシックデザインの1/1.7型センサー機「PENTAX MX-1」を国内発売

  2013年 4月 9日 編集部
  • 5月3日に発売。店頭予想価格は5万円前後の見込み。
  • 米国では2月から販売。なお本体色はクラシックブラックのみ。
  • 上下カバーは「使い込むにつれて味わいが出る」という真鍮製。

◎デジカメWatch 【CES】ハイエンドコンパクト「MX-1」を発表したペンタックスリコー

  2013年 1月 9日 編集部
  • 最近のハイエンドコンパクト機としては若干大きく感じる。
  • 本体内でのRAW現像にも対応。

◎デジカメWatch ペンタックス、クラシックなデザインの1/1.7型センサーコンパクト「MX-1」を海外発表

  2013年 1月 8日 編集部
  • 上下カバーは真鍮製。F1.8-2.5ズームレンズや可動式液晶モニター装備。
  • 米国では2月499.95ドルで発売する。国内発売は未定。
  • シルバーとブラックの2色を用意。
  • 上下カバーには真鍮を採用、各色にペイント。
  • 撮像素子は1/1.7型の有効1,200万画素裏面照射型CMOSセンサー。最高感度はISO12800。RAW記録にも対応。

【PENTAX MX-1 基本仕様】

画素数 1200万(有効) 画像素子  1/1.7型 CMOS
ISO感度 100-12800  記録フォーマット  JPEG/RAW 
焦点距離(35mm換算) 6-24mm
(約28-112mm相当)
 
F値 F1.8-2.5
液晶モニター 3型 92万ドット  シャッタースピード  1/4~1/2000 秒
(電子シャッター併用で1/8000~30秒)
ファインダー - 起動時間 1.6秒
電池タイプ 専用電池  専用電池型番 D-LI106
撮影枚数 290枚 インターフェース USB、AV OUT、HDMI
記録メディア SDHCカード SDカード SDXCカード
手振れ補正機能 防水    
連写機能 4.21コマ/秒 バリアングル 
付加機能     RAW+JPG同時撮影 
動画撮影 1920x1080(30fps)
幅x高さx奥行き 122.5×60×51.5mm  本体重量 391g/363g

 PENTAX MX-1 メーカー製品仕様のページ
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