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特集 サイバーショット DSC-RX1

ソニー DSC-RX1 ~デジタル一眼レフを超えた描写力

ソニー サイバーショット DSC-RX1  by Inaba Kunio    デジタル一眼レフを超えた描写力のコンパクト  評価:5.0
ソニー  サイバーショット DSC-RX1 SONY


1.ソニー DSC-RX1の位置づけと概要

 デジタル一眼レフを超えた描写力

 9月にソニーの新型サイバーショット、DSC-RX1が発表されたとき、シグマのDP1が初登場した2007年の展示会のことを思い出しました。「コンパクトサイズのボディの中に大型センサーを搭載する」というコンセプトのカメラは、フィルム一眼レフのサブカメラとしてコンタックスTシリーズやニコンの35Ti、ミノルタTC-1を購入したような人々が求め続けていた製品であり、DP1シリーズは営業的にも大成功につながった機種でした。

 今回登場したDSC-RX1は、そうしたコンセプトをさらに突き詰めた製品であると思います。35mmフルサイズのイメージセンサーに、35mmF2.0の単焦点レンズを搭載したカメラが生み出す描写力には、ハイエンドのデジタル一眼レフに高性能レンズを装着しなければ立ち向かうこともできません。まさに、究極のコンパクトカメラであり、間違いなく歴史に残るカメラになると思います。発売開始時点の店頭実売価格は、概ね23~24万円程度となっていますが、イメージセンサーとレンズ、丁寧につくられたボディを考えると、仮に2倍の価格であったとしてもそれなりに市場に受け入れられるのではないでしょうか。

ソニー SONY DSC-RX1 ブランク ソニー SONY DSC-RX100
 DSC-RX1(左側)とDSC-RX100(右側)。比較的小型なコンパクトカメラと比較すると、やはりDSC-RX1は一回り大きくなります。

ソニー SONY DSC-RX1 ソニー SONY α99
 DSC-RX1(左側)とα99(右側)。同じサイズのイメージセンサーを搭載しているα99のサブカメラとしてみると、DSC-RX1は十分「小型コンパクト」であると言えます。

 一口コラムにも記載されていますが、改めてサイバーショットDSC-RX1のポイントを整理すると、次のようになります。
  • 有効2430万画素フルサイズイメージセンサー
  • レンズは単焦点。焦点距離35mm、開放F値F2のカールツァイス「ゾナーT*」。
  • ボタンやダイヤルだけでなく、レンズの絞りリングやフォーカスリングも配置。
  • 手振れ補正機構は非搭載。
  • 液晶モニターは3型123万ドット高精細パネル。
  • 60pのフルHD撮影に対応しステレオマイクも搭載。
  • 最高シャッター速度は1/2,000秒。最大5コマ/秒の連写が可能。
  • 電子ビューファインダーキット「FDA-EA1MK」や光学ビューファインダーキット「FDA-V1K」をはじめ、多彩なオプションを用意。

 DSC-RX1が想定しているユーザー層

 DSC-RX100のパンフレットには、「1.0型の高画質が、ついに、手のひらに。」というキャッチコピーが掲載されていました。DSC-RX1では、この表現が「フルサイズの描写力を、手に収める。」とさらに進められています。

 「このカメラでしか撮れない画がある。
  妥協なき画質と小型化への情熱は、レンズ一体型に行き着いた。
  レンズからイメージセンサーまですべてを最適化することで、
  かつてない次元の描写力を実現しつつ、手に収まるサイズに凝縮。
  コンパクトデジタルカメラの常識をはるかに超える一台が完成した。
  どんな時も理想の画質を。その願いが、ついにかなう。」


 パンフレットのコピーは、一般的に誇大な表現となるものですが、DSC-RX1については、文字通りそのまま受け止めることができるカメラであると思います。

 それでは、どのようなユーザーがDSC-RX1を使うと幸せになれるのでしょうか。

 やはり、まず第一に、フルサイズのデジタル一眼レフを使っている方のサブカメラ、となります。サブカメラと言っても様々な使われ方がありますが、たとえば宿泊を伴う旅行にデジタル一眼レフと一緒に持っていき、食事で外出するときに肩にぶらさげていくような使い方がしっくりきます。

 もう一つは、ちょっと贅沢な使い方かも知れませんが、普段の持ち歩き用カメラです。35mmは、単焦点レンズとしては一番使いやすい焦点距離と言われています。また、被写体に寄ったり離れたり、あるいは開放での描写と絞り込んでの描写と、ひとつのレンズで様々な楽しみ方ができるレンズでもあります。明るいレンズと高感度性能の高いフルサイズセンサーの組み合わせは、暗めの屋内でも問題なく撮影可能となりますので、この1台でほとんどのシーンに対応できるはずです。

 それでは実際に、「フルサイズの描写力を、手に収める。」ことができるのか、サイバーショットDSC-RX1の実力をテストしてみます。

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2.ソニー DSC-RX1を開封し外観をチェック

 ソニー SONY サイバーショット DSC-RX1を開封する

 フルサイズの高級コンパクト、サイバーショットDSC-RX1が発売されました。高級コンパクトカメラはもちろんのこと、デジタル一眼レフをも凌駕する描写性能をもった「究極のコンパクトカメラ」と言えます。
 発売開始時点では、事前に予約を入れておかないと購入しずらいようですが、徐々に店頭在庫も復活していくものと思います。
 実売価格は、概ね23万円前後のようです。

ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

 DSC-RX1のパッケージ。コンパクトカメラとしては大きめのパッケージとなります。黒にαシリーズのトレードカラーであるオレンジを配しています。

ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

 外箱を開けると、まずは黒い内箱が顔を出します。この中には、取扱説明書や保証書が入っていました。その右側にあるのは左側のボックスを押さえるためのもので、さらにこの下に付属品の入った箱があります。

ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

 上の箱を取り出すと、本体が顔を見せます。左側の黒い不織布に包まれたものが本体で、右側に付属品の入った箱が入っています。

ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

 パッケージに入っている付属品です。左上から、取扱説明書、クリーニングクロス、ACアダプターAC-UD11、リチャージャブルバッテリーパックNP-BX1、レンズキャップ、マイクロUSBケーブル、ショルダーストラップ。ソフトウェアは、「PlayMemories Home」はカメラから、「Image Data Converter」はソニーのサイトからダウンロードする必要があります。

 ソニー DSC-RX1の本体をチェック

ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

 ボディ前面。大型のレンズが印象的です。見た目よりは軽いものの、コンパクトカメラとしては重量がありますので、右手部分のグリップ用のゴムが貼られているのはホールド感の向上につながっています。デザイン的には、DSC-RX100に似ていますが、RX100よりも幅で12mm、高さは7mm大きくなっています。

ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

 ボディ液晶側。液晶パネルは3型123万ドットで、RX100と同じものとなります。アスペクト比は4:3のため、最大サイズで撮影すると画像は液晶上部に表示されます。

ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

 ボディ上面。大型のレンズが描写力をアピールしています。搭載されているのは35mmF2.0の単焦点レンズですが、デジタル一眼レフのフルサイズ対応のレンズとほぼ同じ大きさです。ボディ上面右側には露出補正ダイヤル、シャッターボタン、モードダイヤルが並び、アクセサリーシューの左側にはポップアップストロボが内蔵されています。

ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

 ボディ底面。左側にあるバッテリー室内部には、メモリーカード挿入口もあります。三脚用の穴はレンズ光軸上に置かれています。

ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

 ボディ左側面。こちら側には外部接続インターフェースが置かれています。

ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

 右側面。グリップ用のゴムは、右手が接する部分をカバーしています。ストラップ取付部は三角環方式となっています。

ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

 向かって右肩にあるSONYのロゴは、刻印の上に白いインクが流し込まれています。

ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

 向かって左肩には機種名のRX1が刻印されています。その右にあるランプは、AF補助光とセルフタイマーランプを兼ねるものです。

ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

 レンズ部分。9枚羽根の虹彩絞りが採用されています。Sonnar(ゾナー)とは、カール・ツァイスが1929年に発明したレンズにつけられた名称で、ツァイス工場がゾントホーフェン(Sonthofen)郊外にあったことから付けられたという説と、空気境界面を減らす設計により光の透過を高めることから、太陽(Sonne)から付けられた、という説があります。高コントラストな画像が得られるもののバックフォーカスが短めになるため、一眼レフでは望遠系のレンズでしか採用できませんでした。

ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

 レンズ右下のフォーカスモードダイヤル。オートフォーカス、DMF、マニュアルフォーカスをダイレクトに切り換えることができます。DMFにすると、オートフォーカスでピントを合わせた後に、マニュアルで微調整することができます。

ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

 レンズ鏡胴左側に印字されているツァイスのロゴ。DSC-RX100のシールよりもしっかりとした印象を受けます。

ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

 レンズ鏡胴を上から見たところ。手前のオレンジ環はフルサイズセンサーを搭載していることを示すもので、α99のものと共通です。その前にあるのが絞りリングで、開放F2.0からF22まで、1/3段づつの目盛も付けられています。その前はマクロモードへの切換リングで、左側にすると0.2mから0.35mまでピントを合わせることができます。レンズの一番前にはピントリングとなります。
 なお、ここで表示される距離はイメージセンサーからの距離となります。コンパクトカメラで一般的なレンズ先端からの距離にすると、各々6cm短くなりますので、最短では14cmまで寄ることが可能です。


ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

 軍艦部右側のコントロール部。独立した露出補正ダイヤルがあるのが特徴的です。その前にあるCボタンはカスタムボタンで、ISO感度等の機能を割り振ることができます。また、露出補正ダイヤルの手前側にはコントロールダイヤルも設置されています。

ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

 シャッターボタンにはレリーズ装着用の溝がきってあります。デジタルカメラでは珍しいかもしれません。シャッターボタン同軸には電源スイッチが置かれています。

ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

 液晶モニターの上部には機種名が印字されています。内蔵フラッシュポップアップスイッチは機械式のため、電源が入っていない状態でも機能します。

ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

 ストロボをポップアップさせた状態。オート設定では、0.75mから21.7mまで照射できます。

ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

 ストロボのポップアップ基部。右下に見える部分がスイッチと連動する爪となります。

ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

 アクセサリーシューのカバーをはずしたところ。端子は標準のものと互換性があります。その前にある端子により、電子ビューファインダーFDA-EV1MKが接続されます。

ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

 グリップ部のコントロール部。Fn(ファンクション)ボタンを押すと、ドライブモードなどの設定画面が表示されます。

ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

 NEX-6と同様に、動画ボタンが親指で押しやすい位置にシフトされています。

ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

 ボディ左側の外部接続端子。上からマイクロUSB/充電端子、HDMIマイクロ端子、マイク端子。

ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

 バッテリー室カバーを開けた状態。蓋の部分に挿入方向のガイダンスが貼付されています。なお、写真ではわかりづらいですが、メモリーカードへのアクセスランプが青いレバーの下にあります。

ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

 バッテリーとメモリーカードを挿入しつつある状態。バッテリー形状は左右同じのため、矢印を外側に向けて入れる必要があります。メモリーカードはラベル面が液晶側となります。

ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

 液晶モニターの表示状態。アスペクト比が4:3の液晶パネルのため、最大サイズ(アスペクト比は3:2)の画像を撮影する時には、下部は情報表示スペースとなります。

ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

 電子水準器の表示機能もあります。

ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

 液晶パネルの視野角は比較的広く、この角度でも表示内容の視認が可能です。

ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

 DSC-RX1はボディ内充電に対応しており、USB経由で充電中にはインジケーターが点灯します。

 バッテリー関係をチェック

ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

 付属するACアダプターAC-UD11。USBケーブル経由でボディと接続します。DSC-RX1は本体内での充電となります。バッテリーパックNP-BX1の充電には、最大で155分かかります

ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

 コンセントに接続するプラグ部分は回転するため、可搬性の面で優れています。

ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

 ACアダプターの下部にはUSBケーブルを接続する端子があります。

ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

 付属するバッテリーパックパックNP-BX1。容量は3.6V 1240mAhで、静止画で最大270枚、動画では約135分の撮影が可能です。

 DSC-RX1の付属品をチェック

ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

 付属するマイクロUSBケーブル。充電やパソコンとの接続に使用します。

ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

 付属するショルダーストラップ。しっかりとしたつくりですが、機種名の部分は貼付されています。

ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

 付属するレンズキャップ。金属製で高級感があります。

ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

 レンズの上下が伸縮構造になり、ここを用いてレンズフィルター枠に固定します。

ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

 つまみをつまんだ状態。上下の半円の部分が移動しています。

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3.サイバーショット DSC-RX1の描写性能はどうか?

 描写力チェック1:高感度性能

 サイバーショットDSC-RX1の基本感度はISO100で、ISO25600まで設定可能となっています。これに加えて拡張設定でISO50まで低感度側に設定することもできます。
 ノイズ低減処理方法としては、カメラ内での設定と、RAWで撮影しパソコン上での現像段階で行う方法があります。なお、カメラ内で設定した場合でも、RAWファイルには変更は加えられません。

 カメラ内でのノイズ低減は、MENUの中にある「高感度ノイズリダクション」と「長秒時ノイズリダクション」の設定で行います。

 「高感度ノイズリダクション」は、「切」「弱」「標準」の3種類があります。「弱」と「標準」では、すべてのISO感度で作動し、初期設定では「標準」になっています。「オートモード」、「スイングパノラマ」、シーンセレクション時にはカメラ側が自動で設定します。

 「長秒時ノイズリダクション」は、「切」「入」のどちらかに設定します。「入」にした場合、1秒または1秒よりも長いシャッタースピード時に、シャッター時間と同じ時間だけノイズリダクション処理をかけます。カメラの設定状況によっては、カメラ側が自動で「長秒時ノイズリダクション」を設定する場合もあります。

 テスト結果は、ほぼ同世代のイメージセンサーを搭載しているα99と似た傾向となりました。

 ノイズリダクション処理をかけなくても、ISO400まではほとんどノイズは見られません。ISO800あたりから、注意してみるとノイズがわかるといったレベルとなります。ISO1600までなら、ノイズリダクションはどちらも「切」のままで気にならないと思います。

 ISO3200以上になると、目に見えてノイズが目立ってきます。このあたりからは、高感度ノイズリダクション設定を「標準」または「弱」に設定することをお勧めします。ノイズリダクションをかけると、ISO6400の等倍画像も実用的なノイズレベルとなります。ISO12800になると、ややノイズが目立ちますが、それでも使い方によっては等倍画像も活用可能だと思います。ISO25600になるとさらにノイズは増えますが、縮小するなど使い方を工夫すれば、やはり十分活用できると感じました。

 DSC-RX1のノイズリダクション処理のかけ方はα99に似ており、解像感とノイズ感のバランスについて、撮影者側で対応できる余地を広くとっているのだと思います。

 下記のサンプルは、高感度ノイズリダクションを「切」、「標準」の2段階で各ISO感度の撮影を行ったものです。表示画像は等倍画像ですが、クリックすると全体画像が表示されますので、あわせて比較をしていただければと思います。なお、長秒時ノイズ低減については、高感度ノイズ低減「切」の時には「切」、「標準」では「入」に設定しています。


SONY_ANEX-7
サンプル画像。左下の赤枠の部分を切り出してある。
画像をクリックすると、元画像の全体が開きます。

ISO50(左から「切」「標準」)
ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONYソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

ISO100(左から「切」「標準」)
ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONYソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

ISO200(左から「切」「標準」)
ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONYソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

ISO400(左から「切」「標準」)
ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONYソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

ISO800(左から「切」「標準」)
ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONYソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

ISO1600(左から「切」「標準」)
ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONYソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

ISO3200(左から「切」「標準」)
ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONYソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

ISO6400(左から「切」「標準」)
ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONYソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

ISO12800(左から「切」「標準」)
ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONYソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

ISO25600(左から「切」「標準」)
ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONYソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

 描写力チェック2:歪曲収差

 ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONYは、35mmF2.0の単焦点レンズを搭載しています。カメラ内にはレンズ補正機能を搭載しており、周辺光量、倍率色収差、歪曲収差について個別に「切」「オート」の設定ができます。

 下記のサンプルは、F2.0からF22まで、レンズ補正をかけない場合とかけた場合の比較をしています。

 歪曲収差については、補正をかけない状態でも35mmの画角をカバーするレンズとしては良好に補正されています。画像周辺部に樽型収差が見られますが、それほど気にするレベルではありません。
 レンズ補正をかけると、ほぼ完全に歪曲収差は補正されます。

 周辺光量不足についても、F2.0の絞り開放ではそれなりに見られますが、この程度であればほとんどの被写体で気にならないと思います。レンズ補正をかけると、やはりほぼ完全に補正されます。

 コンパクトカメラの場合、レンズにあわせて最適な調整をかけることが可能ですので、そのメリットを生かした素晴らしい結果であると感じました。

35mmF2.0
(左から「切」「オート」)

ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

35mmF2.8
(左から「切」「オート」)

ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

35mmF4.0
(左から「切」「オート」)

ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

35mmF5.6
(左から「切」「オート」)

ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

35mmF8.0
(左から「切」「オート」)

ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

35mmF11.0
(左から「切」「オート」)

ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

35mmF16.0
(左から「切」「オート」)

ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

35mmF22.0
(左から「切」「オート」)

ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY


 描写力チェック3:解像力

 解像力テストでは、イメージセンサーとレンズの両方の実力が試されることになります。いつもの通りISO12233準拠チャートを使用して解像力チェックを行いました。チェックの結果は、ニコンD800と並び、素晴らしい解像力を示しています。

 画像中心部に関しては、すべての絞りにおいて、テストチャートの識別限界である2500本のラインを十分視認することができました。フルサイズ24メガピクセルと、T*レンズの実力が如何なく発揮されています。

 画像周辺部に関しては、中心部と比べるとわずかに画像が甘くなりますが、絞り開放から極めて鮮明な画像を得られます。

 DSC-RX1の解像力をテストして感じたのは、このカメラでは画像の鮮明度を得るために絞り値を選ぶ必要はない、ということです。光の状況やボケ具合など「だけ」を基準に絞りを選択する、という使い方ができるカメラとなっています。

 なお、下記のテストチャートは、すべてレンズの補正を「切」にした状態で撮影しています。各項目を「オート」にすると、さらに鮮明度が上がったことを記しておきます。


ISO12233準拠チャート。中央と左上の赤枠の部分を切り出
してある。画像をクリックすると、元画像の全体が開きます。

35mm F2.0
ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONYソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

35mm F2.8
ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONYソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

35mm F4.0
ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONYソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

35mm F5.6
ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONYソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

35mm F8.0
ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONYソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

35mm F11.0
ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONYソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

35mm F16.0
ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONYソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

35mm F22.0
ソニー サイバーショット DSC-RX1 SONYソニー サイバーショット DSC-RX1 SONY

4.結局、サイバーショット DSC-RX1は「買い」か?

 独断 素晴らしい!smile ポイント 
  • フルサイズのイメージセンサーと素晴らしい描写性能のレンズを、コンパクトカメラのボディに実装。
  • 24メガ画素を活かした圧倒的な解像力。
  • T*の名に恥じない高い描写力を持ったレンズを搭載。
  • ISO25600まで設定可能な高感度性能。(ISO3200までは常用可能)
  • ボタンやダイヤル、リングなどを多用した直接的なインターフェース。
  • 60pのフルHD動画撮影に対応。
  • ステレオマイクを内蔵。
  • コンパクトカメラとしては高い連写性能。RAWで連続13コマ、RAW+JPEGでも11コマの連写が可能(実測:Class10カード使用)
  • きびきびと動くため、テンポよく撮影することが可能。
  • オプションとなるが電子ビューファインダーにも対応。
  • コンパクトカメラとしては豊富なアクセサリー群。
  • 操作する楽しみを味わえる品格のあるボディ。

 独断 もう一息!not smile ポイント 
  • メモリーカードへのアクセスランプがバッテリー室内にあるため、蓋を開けないとアクセス中であるかどうかの確認ができない。(ランプ自体はカード挿入口の横にあるため、アクセス中にカードを抜いてしまう事故は起こりにくいが)
  • コンパクトカメラとしては十分高速だが、さらに高速化が期待されるオートフォーカス。
  • 個体の問題の可能性もあるが、連写後に液晶パネルが消灯する。(シャッターボタンを半押しすると表示される)
  • クラスを考えると、より詳細に記載した取扱説明書が欲しい。
  • CD-ROMやシューアダプター「ADP-MAA」なども添付が望ましい。

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付録1.製品仕様からみた DSC-RX1の特長

イメージセンサー  35mmフルサイズ (35.8mm x 23.9mm) "Exmor" CMOSセンサー アスペクト比3:2
 有効画素数約2430万画素、総画素数約2470万画素
 ※DSC-RX100は1.0型(13.2 x 8.8mm)約2020万画素。
レンズタイプ  カールツァイス「ゾナーT*」レンズ
 (レンズ構成: 7群8枚(AAレンズ含む非球面レンズ3枚))
F値(開放)  F2
 ※DSC-RX100はF1.8-4.9
撮影距離
(レンズ先端から)
 AF約24cm-∞(マクロ切り換えリング「0,3m-∞」時)
 約14cm-29cm(マクロ切り換えリング「0,2m-0,35m」時)
 AF約30cm-∞(マクロ切り換えリング「0,3m-∞」時)、
 約20cm-35cm(マクロ切り換えリング「0,2m-0,35m」時)
 ※最大撮影倍率
 0.15倍(マクロ切り換えリング「0,3m-∞」時)
 0.26倍(マクロ切り換えリング「0,2m-0,35m」時)
 ※DSC-RX100は5cm(ワイド端)~55cm(テレ端)
焦点距離  f=35mm
 ※DSC-RX100はf=10.4-37.1mm
35mm換算値
(静止画3:2時)
 f=35mm
 ※DSC-RX100はf=28-100mm
全画素超解像ズーム  2倍
デジタルズーム  24Mサイズ 約4倍 / 10Mサイズ 約6.1倍 / 4.6Mサイズ 約9.1倍
モニタータイプ  3.0型(4:3) / 約122.9万ドット / エクストラファイン液晶 /TruBlack/ TFT LCD
 ※DSC-RX100も同じ。
手ブレ補正機能  動画のみ電子式
 ※DSC-RX100は光学式
フォーカスモード  オートフォーカス(AF)、ダイレクトマニュアルフォーカス(DMF)、マニュアルフォーカス(MF)
フォーカスエリア  マルチポイントAF(25点自動測距)、中央重点AF、フレキシブルスポットAF、フレキシブルスポットAF(追尾)、フレキシブルスポットAF(顔追尾)
測光モード  マルチパターン、中央重点、スポット
露出補正  ±3.0EV、1/3EVステップ
ISO感度(静止画)  ISO100-25600(1/3EVステップ)(拡張ISO50/64/80)、AUTO(ISO100-25600、上限/下限設定可能)
 マルチショットNR: ISO100-102400(1EVステップ)、AUTO(ISO100-25600、上限/下限設定可能)
 ※DSC-RX100はISO125-25600
ISO感度(動画)  ISO100-6400相当(1/3EVステップ)、AUTO(ISO100-3200相当、上限/下限設定可能)
 ※DSC-RX100はISO125-3200
最低被写体照度(動画)  Auto: 1.5lux(シャッタースピード 1/30秒)
 ※DSC-RX100はAuto:3.2lux(シャッタースピード 1/60秒)
ホワイトバランス設定  オートホワイトバランス、太陽光、日陰、曇天、電球、蛍光灯(温白色)、蛍光灯(白色)、蛍光灯(昼白色)、蛍光灯(昼光色)、フラッシュ、色温度&カラーフィルター、カスタムWB
シャッタースピード  プログラムオート(30-1/4000秒) / 絞り優先(30-1/4000秒) / シャッタースピード優先(30-1/4000秒) / マニュアル露出(バルブ、30-1/4000秒) / おまかせオート(30-1/4000秒)
 ※F5.6以上に絞った場合。開放時の上限は1/2000秒
 ※DSC-RX100は30~1/2000秒
アイリス調整  F2-22
連写(最大画素数時)  速度優先連続撮影時: 最高約5コマ/秒
 連続撮影時: 最高約2.5コマ/秒 (AF-S時)
 ※DSC-RX100は10コマ/秒
画質調整  カラーモード、コントラスト、彩度、シャープネス、クリエイティブスタイル、色空間(sRGB / AdobeRGB)、画質(RAW / RAW+JPEG / JPEGエクストラファイン / JPEGファイン / JPEGスタンダード)、14bit RAW出力、長秒時ノイズリダクション(入 / 切)、高感度ノイズリダクション(標準 / 弱 / 切)、マルチショットノイズリダクション
ダイナミックレンジ機能  切、Dレンジオプティマイザー(オート/レベル設定)、オートHDR(露出差オート/露出差レベル設定<1.0-6.0EVの間で1.0EVごと6段階>)
セルフタイマー  10秒 / 2秒
撮影モード  プログラムオート、絞り優先、シャッタースピード優先、マニュアル露出、MR(メモリーリコール) 1、MR2、MR3、動画(プログラムオート/絞り優先/シャッタースピード優先/マニュアル露出)、パノラマ撮影、シーンセレクション、AUTO(おまかせオート/プレミアムおまかせオート)
シーンセレクション  ポートレート、スポーツ、風景、夕景、夜景、手持ち夜景、夜景ポートレート
パノラマ  スイングパノラマ
ピクチャーエフェクト  トイカメラ、ポップカラー、ポスタリゼーション(カラー、白黒)、レトロフォト、ソフトハイキー、パートカラー(R/G/B/Y)、ハイコントラストモノクロ、ソフトフォーカス、絵画調HDR、リッチトーンモノクロ、ミニチュア、水彩画調、イラスト調
クリエイティブスタイル  スタンダード / ビビッド / ニュートラル / クリア / ディープ / ライト / ポートレート / 風景 / 夕景 / 夜景 / 紅葉 / 白黒 / セピア
フラッシュ  ISO AUTO時: 約0.75m-21.7m
 ISO25600時: 最大到達距離43.4m
 ※DSC-RX100はISO自動時:約0.3-17.1m(ワイド端時)/約0.55-6.3m(テレ端時)、ISO6400時:最大到達距離約24.2m(ワイド端時)/約8.9m(テレ端時)
記録メディア  “メモリースティック デュオ”、“メモリースティック PRO デュオ”、“メモリースティックPROデュオ(High Speed)”、“メモリースティック PRO-HG デュオ”、“メモリースティック マイクロ” 、“メモリースティック マイクロ (Mark2)” 、SDメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカード、microSDメモリーカード 、microSDHCメモリーカード
記録フォーマット  静止画: JPEG(DCF、Exif準拠)、RAW (ソニー独自ARW2.3)
 動画: AVCHD Ver. 2.0/MP4
動画撮影モード  AVCHD: 28M PS(1,920×1,080/60p)/24M FX(1,920×1,080/60i)/17M FH(1,920×1,080/60i)/MP4:12M(1,440×1,080/30fps)/3M VGA(640×480/30fps)
 ※DSC-RX100も同じ。
静止画記録サイズ  [3:2]
  L: 24M(6,000x4,000)
  M: 10M(3,936x2,624)
  S: 4.6M(2,640x1,760)
 [16:9]
   L: 20M(6,000x3,376)
  M: 8.7M(3,936x2,216)
  S: 3.9M(2,640x1,488)
 [スイングパノラマ]
  スタンダード(3,872x2,160/8,192x1,856)
  ワイド(5,536x2,160/12,416x1,856)
 ※DSC-RX100は最大で5,472×3,648
入出力端子  マイクロUSB端子、Hi-Speed USB (USB2.0対応)、HDMIマイクロ端子、マイク端子 (3.5 mmステレオミニジャック)、マルチインターフェースシュー
電源  DC3.6V(同梱バッテリー)/ DC5.0V(同梱ACアダプター)
バッテリーシステム  インフォリチウムNP-BX1
静止画撮影時
(CIPA準拠)
 LCD表示画質[高画質]設定時: 約220枚 / 約110分
 LCD表示画質[標準]設定時: 約270枚 / 約135分
 ※DSC-RX100は約330枚 / 約165分
動画撮影時  約60分 (MP4 12Mの連続で撮影できる時間は約15分です。(ファイルサイズ2GBによる制限))
その他の撮影機能  スマートテレコンバーター(約1.4倍/約2倍)、顔検出、個人顔登録、スマイルシャッター、クイックナビ、グリッドライン、電子水準器 (水平垂直方向)、露出ブラケット(1枚撮影/連続撮影、ずらし量: 1/3、2/3、1.0、2.0、3.0EVステップ、3/5枚 (1.0EV、2.0EV、3.0EVは3枚のみ) 選択可、ホワイトバランスブラケット (3枚、H/L切り替え)、Dレンジオプティマイザーブラケット、フラッシュブラケット、ピーキング (高/中/低/切)(色:赤/黄/白)、MFアシスト、オートポートレートフレーミング
その他の再生機能  HDMI機器制御、再生加工(水彩画調、イラスト調)、1枚再生(再生情報あり/なし、ヒストグラム表示<輝度・RGB>および白とび黒つぶれ警告)、インデックス表示(4枚、9枚選択可能)、拡大表示、縦横自動回転再生、スライドショー機能、パノラマスクロール再生、オートレビュー(10秒、5秒、2秒、切)、早送り・早戻し(動画)、削除、プロテクト
動作スピード  起動時間(約1.0秒) / 撮影タイムラグ(0.2秒) / 撮影間隔(0.7秒)
 ※DSC-RX100は、起動時間(約2.1秒)/撮影タイムラグ(0.15秒)/撮影間隔(0.6秒)
言語表示  日本語
外形寸法
(幅×高さ×奥行)
 113.3 x 65.4 x 69.6mm
 ※DSC-RX100は、101.6 x 58.1 x 35.9mm
質量  約482g(バッテリーNP-BX1、メモリースティック デュオ含む)
 約453g(本体のみ)
 ※DSC-RX100は、240g/213g
付属品  リチャージャブルバッテリーパックNP-BX1、ACアダプターAC-UD11、マイクロUSBケーブル、ショルダーストラップ、レンズキャップ、シューキャップ、クリーニングクロス、取扱説明書

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付録2.発売前のファーストレビュー

【一口コラム】 フルサイズセンサーを搭載したコンパクト

 ソニーDSC-RX100が登場した時も突然でしたが、今回またもやサプライズモデルとして、DSC-RX1がリリースされました。このカメラの特長は、35mmフルサイズイメージセンサーと高性能単焦点レンズを搭載したコンパクトカメラ、という点に尽きるかもしれません。

 DSC-RX1の主な特徴は、
  • 有効約2,430万画素フルサイズCMOSセンサー。
  • レンズは単焦点。焦点距離35mm、開放F値F2のカールツァイス「ゾナーT*」。
  • 手ブレ補正機構は搭載しない。
  • 最高シャッター速度は1/2,000秒。最大5コマ/秒の連写が可能。
  • 液晶モニターはDSC-RX100と同じ3型約122.9万ドット。
  • 電子ビューファインダーキット「FDA-EA1MK」を用意。約236万ドット。
  • 60pのフルHD撮影に対応。ステレオマイク搭載。
  • 撮影可能枚数は220枚。
  • サイズは113.3×65.4×69.6mm、バッテリー等を含む重さは482g。
となっています。

ソニー SONY DSC-RX1 ソニー SONY DSC-RX100
 DSC-RX1(左側)とDSC-RX100(右側)。幅12mm、高さ7mmの差があります。デザインテイストは同じですが、インターフェースはよりマニュアル操作に適したものとなっているようです。
ソニー SONY DSC-RX1 ソニー SONY DSC-RX100
 DSC-RX1(左側)とDSC-RX100(右側)。液晶パネルは、どちらも3型123万ドットのものですので、大きさの違いがわかりやすいと思います。。RX1では外付け電子ビューファインダーに対応しています。
ソニー SONY DSC-RX1 ソニー SONY DSC-RX100
 DSC-RX1(左側)とDSC-RX100(右側)。RX100は沈胴式ですが、撮影可能状態にするとそれほど奥行きに差はありません。内蔵ストロボとアクセサリーシューが用意されています。また、露出補正用のダイヤルがある点も、このカメラが想定しているユーザー層を想像させます。

 下位機種となるDSC-RX100と比較すると、次のとおりです。

【DSC-RX1とDSC-RX100の比較】

機種名 DSC-RX1 DSC-RX100
イメージセンサー 有効2430万画素
フルサイズCMOS
有効2020万画素
1型CMOS
レンズ 35mm F2.0 10.4mm~37.1mm F1.8-4.9
(35mm換算:28-100mm)
手振れ補正 - 光学式
ISO感度 ISO100-25600
(拡張でISO50)
ISO125-6400
シャッタースピード 30-1/2000秒 30-1/2000秒
液晶モニター 3型123万ドット 3型123万ドット
連写速度 5コマ/秒 10コマ/秒
動画撮影 1920 X 1080 (60p) 1920 X 1080 (60p)
インターフェース USB、HDMI micro、A/V output USB、HDMI micro、A/V output
バッテリー 220枚 400枚
サイズ
(W x H x D)
113.3×65.4×69.6mm 101.6 x 58.1 x 35.9mm
重さ
(含カード、電池)
482g 240g

 描写性能に特化した、まさにある意味で究極の高級コンパクトカメラと言えるかもしれません。実売予想価格25万円ではありますが、11月の発売が楽しみです。


ソニー SONY DSC-RX1 FDA-EA1MK ソニー SONY DSC-RX1 TGA-1
 電子ビューファインダー「FDA-EA1MK」(左側)とサムグリップ「TGA-1」。サムグリップはアクセサリーシューに装着し、右手の親指をかけて使用します。このほかにも、光学ファインダー「FDA-V1K」も用意されています。

(9月12日 記)


 独断 デジカメ対決! どっちが良い? 


☆ vs ソニー DSC-RX100

 

【厳選レビュー記事】

◎ITmedia ミニマムボディから最高画質、そのギャップがたまらないフルサイズコンパクト――ソニー「DSC-RX1」

  2012年12月20日 荻窪圭
  • ダイナミックレンジが広くて素晴らしい写り。
  • さて実際に撮ってみる。
  • デジタル系機能はソニーデジカメそのもの。
  • 別売りレンズフードはぜひつけたい。
  • 作例。
  • ISO感度別作例、動画など。

◎ASCii フルサイズセンサー搭載コンデジ「RX1」で写真を撮りまくった!

  2012年11月29日 周防克弥
  • この小さなボディーにフルサイズセンサーを入れちゃうとは……
  • ISO感度は最大102400まで設定可能
  • マクロ撮影モードを搭載しレンズ補正機能も完備!
  • ボケ具合をチェック!被写界深度はかなり浅め
  • HDRや各種エフェクト機能も搭載 楽しい撮影もできる
  • 気軽におすすめできる値段ではないが画質においてはカンペキ

◎デジカメWatch 【新製品レビュー】ソニーサイバーショットDSC-RX1

  2012年11月26日 河田一規
  • 注目のフルサイズセンサー搭載コンパクト
  • フルサイズ機とは思えないコンパクトさ
  • 新味はないが直感的に使える操作系
  • レンズ固定式のメリットを活かした高画質
  • 問答無用の痛快さ
  • 実写サンプル

◎デジカメWatch 写真で見るソニーサイバーショットDSC-RX1

  2012年11月 7日 鈴木誠
  • 外観
  • 画面

◎デジカメWatch 【フォトキナ】インタビュー:「フルサイズトリオ」を発表したソニーの意図とは

  2012年 9月22日 本田雅一
  • スマートフォンにはできない要素を提供したい。
  • 新しいフェーズを見据えたα99。α900後継の予定はなし。
  • 明快なコンセプトのDSC-RX1。レンズ性能にも自信あり。
  • Eマウントでハッセルブラッドと提携。
  • AマウントとEマウント、力の入れ具合は平等に。

◎ITmedia 最高画質を究極小型化 世界最小の35ミリフルサイズ機 「DSC-RX1」

  2012年 9月12日 編集部
  • サイバーショットシリーズのなかでは「大型センサー搭載の画質重視モデル」と位置づけられる「R」の新製品。
  • 絞りはF2.0-11の常用域でほぼ円形になるよう設計された虹彩絞り(9枚羽根)を採用しており、美しいボケを演出。

◎デジカメWatch ソニー、35mmフルサイズセンサー搭載コンパクト「サイバーショットDSC-RX1」

  2012年 9月12日 編集部
  • レンズ一体型デジタルカメラ「サイバーショットDSC-RX1」を11月16日に発売。店頭予想価格は25万円前後の見込み。
  • 「サイバーショットDSC-RX100」の上位モデル。
  • α99の撮像素子と同じ有効画素数、同じ技術の撮像素子となるが、像面位相差センサーは内蔵されない。
  • 感度はISO100~25600。拡張で最低ISO50/64/80への設定が可能。
  • レンズは単焦点。焦点距離35mm、開放F値F2のカールツァイス「ゾナーT*」。最小絞りはF22。
  • 手ブレ補正機構は非搭載。
  • 鏡胴にはフォーカスリングと絞りリングを装備。
  • レンズ先端からの撮影距離は、通常モード時で約24cm~無限遠、マクロモード時で約14~29cm。
  • 最高シャッター速度は1/2,000秒。NDフィルターは非搭載。
  • マルチインターフェイスシューを使用する専用オプションとして、電子ビューファインダーキット「FDA-EA1MK」を用意。

【ソニー SONY DSC-RX1 基本仕様】

画素数 2430万(有効) 画像素子  フルサイズCMOS
ISO感度 100~25600
(拡張で500)
 
記録フォーマット  JPEG/RAW 
焦点距離(35mm換算) 35mm  F値 F2.0 
液晶モニター 3型 123万ドット  シャッタースピード  30~1/2000 秒
ファインダー - 起動時間
電池タイプ 専用電池  専用電池型番 NP-BX1
撮影枚数 220枚 インターフェース USB、HDMI、AV OUT
記録メディア SDHCカード SDカード SDXCカード メモリースティック デュオ/ マイクロ
手振れ補正機能 防水    
連射機能 5コマ/秒 バリアングル 
付加機能     RAW+JPG同時撮影 
動画撮影 1920x1080(60p)
幅x高さx奥行き 113.3×65.4×69.6mm  本体重量 482g(カード、バッテリー含)

 ソニー SONY DSC-RX1 メーカー製品仕様のページ
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