【ファインダー倍率】 viewfinder magnification
ファインダー越しに見える像が実像に対してどの程度の大きさに見えるかを表すもの。
ファインダー倍率が1.0倍であれば、肉眼で見る被写体の大きさとファインダー像の大きさがほぼ同じになる。一般にファインダー倍率は高い方が見やすいといえる。
ただし、基準となる大きさは35mmシステムで50mmレンズを装着し、無限遠を見たときのものとなっているため、35mmフォーマットよりも小さなカメラシステムでは、同じ大きさでも倍率は高くなる。
たとえば、APS-Cサイズのカメラで1.0倍のファインダー倍率のカメラで見える像の大きさは、35mmフルサイズでは約0.66倍のものと同じ大きさとなる。ソニーのα99とα77は、どちらも0.5型のEVFを搭載しているが、フルサイズフォーマットのα99のファインダー倍率は0.71倍であるのに対し、APS-Cフォーマットのα77の倍率は1.09倍となっている。
【関連項目】
ファインダー
光学ファインダー
電子ビューファインダー
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