キヤノン PowerShot S100の外観をみる /monox デジカメ比較レビュー

　PowerShot S100を開封する

　普段よりPowerShotS95を持ち歩く機会が多いため、9月にS100が海外で発表されると、すぐに予約を入れた。カラーは、今までのブラックに加えシルバーも用意されている。どちらも高級感のある落ち着いたカラーである。私は、いつも通りブラックを選択した。

　やや紫がかったブルーのパッケージ。箱のサイズやデザインも、前機種のS95を踏襲している。箱には「日本国内向け」と記載されている。

　コンパクトサイズのため、パッケージにも比較的余裕がある。写真に移っているのは下段で、この上にマニュアルやCD-ROMなどが入っていた。パッケージングもS95と同様にされている。

　同梱されているもの。左上より、バッテリーチャージャーCB-2LX、バッテリーパックNB-5L、CD-ROM、マニュアル、左下のリストストラップWS-DC11、USB接続ケーブル。バッテリーパックには端子カバーが装着されている。

　PowerShotS100のバッテリーは、S95やS90のNB-6Lとは異なり、NB-5Lとなる。形状はやや細長くなっており、互換性はない。容量は1000mAhから1120mAhへと約1割アップしている。

　NB-5L用バッテリーチャージャーCB-2LX。充電には約2時間5分が必要。

　コンセントプラグは折り畳み式のため、携帯性は良い。バッテリーチャージャーは中国製。

　NB-5Lは、IXYやPowerShotでも使われていたが、現行機種ではS100のみとなる。静止画で約200枚、動画撮影では最大約1時間10分の撮影が可能。バッテリーパックは中国製。

　ボディ本体は落ち着いたブラックで、表面は指紋が付きにくい梨地仕上げとなっている。基本的なデザインは、S90やS95を踏襲している。

　カタログで見た時には、S95からかなりデザインが変わったように感じたが、実物を見るとやはりS95のテイストを踏まえたデザインとなっている。右下のS100の文字がやや明るいグレーで目立つ。

　液晶モニター側。やはり基本的なインターフェースは前機種を踏襲しているが、S95では上面にあったボタンが一部背面に移されている。また、右手親指部分に滑り止めのゴムが新設されたため、よりグリップが安定する。

　ボディ前面左肩部分。キヤノンのロゴは刻印の中に塗料が流し込まれている。ロゴの右側は、セルフタイマーランプやオートフォーカス補助光等として機能する。ロゴとランプの上にある2つの穴はステレオマイク。

　S100で新たに設けられたグリップ部。サイズはそれほど大きくないものの、ゴムが埋め込まれているため、しっかりと保持できる。

　レンズ周りにあるコントローラーリングは、指係りの部分の幅が広げられ、より廻しやすくなっている。細かいところだが、いろいろと改良されている。

　右手グリップ側には外部端子カバーがある。その上にあるストラップ用穴を含め、若干前にシフトされている。

　外部端子カバーの内側。A/V OUTとDIGITAL兼用端子とHDMI端子。

　シャッターボタンは一眼レフと同じ大型のタイプに変更された。

　コマンドダイヤルは、カメラ上面よりも1mm程度突き出ている。また、ローライトモードがクリエイティブフィルターモードに変えられている。

　ボディ上面左側には、内蔵フラッシュが配置されている。また、上面内に新たにGPSユニットを内蔵。S95ではGPSの文字のあたりにあったRING FUNCTION設定ボタンは、液晶モニター側に移動している。

　右手グリップ側のコントロール部。ボタン自体の数は変わっていないが、新たに動画機能が専用ボタン化されたため、若干機能配置が変わった。セルフタイマーボタンがメニュー内となった点は若干残念に感じる。グリップゴムに空いている3つの穴はスピーカー。

　内蔵ストロボは、ストロボ設定によって自動的にポップアップする。格納も自動的に行われる。

　底面カバーの内側には、バッテリーとメモリーカードが格納される。メモリーカードの挿入方法のガイドも表示されている。

　底面カバーには、DCカプラー端子用の穴が開けられている。

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