独断 素晴らしい! ポイント ◎このクラスとしては高い解像力 ◎電子ビューファインダーを内蔵 ◎フルHDでの動画撮影に対応 ◎撮影時にわかりやすいタッチパネル液晶の搭載 ◎タッチパネル液晶による多彩な編集機能 ◎このクラスとしては高速なオートフォーカス速度 ◎ISO6400まで設定可能な高感度性能 (ISO1600までは十分実用レベル) ◎バリアングル液晶やフラッシュを搭載 |
独断 もう一息! ポイント ●電子ビューファインダーと液晶モニターを切り替えるアイセンサーが搭載されていない ●バッテリーが小型化されたため、撮影可能枚数が低下した ●このクラスとしては連続撮影可能枚数が少ない ●最新のAPS-Cセンサー搭載カメラと比べると、高感度性能がやや劣る |
独断 デジカメ対決! どっちが良い? ☆ vs ニコン V1 ☆ vs パナソニック LUMIX DMC-GF3 ☆ vs オリンパス PEN E-P3 ☆ vs オリンパス OM-D E-M5 |
【一口コラム】 パナソニック DMC-G3 一眼レフタイプの小型ミラーレスカメラ オリンパスとともに中心となってフォーサーズを引っ張ってきたパナソニック。光学メーカーとしてのオリンパスに対し、総合家電メーカーであるパナソニックのアプローチは、デジタルカメラ界全体にも新しい風を吹き込んできました。 G2の後継機として、先月6月に発売開始されたG3は、ネット上ではあまり注目されていないように思います。一眼レフタイプのフォルムを踏襲し、スペック上も目を引く要素が少ないからなのでしょう。私自身、発売時点ではそれほど注意を払いませんでしたが、実際に使ってみると、中身は大きくブラッシュアップされていることに気が付きました。 Gシリーズは、どちらかといえば、写真撮影自体を趣味にする方ではなく、実用的に「よい」写真を撮りたい方から評価を得ている機種です。今回、G3にバージョンアップされる中で、そうした良い意味での「実用機」としての特色に、さらに磨きがかかったように思います。 G3の魅力は、マイクロ・フォーサーズ規格によって実現された小型・軽量なボディの中に、一眼レフカメラとしての機能を実装している点にあります。144万ドットの高精細EVFファインダーは、安定した撮影フォームとともに、実際に記録される画像の状況をリアルタイムで確認しながら撮影することを可能にしています。EVFのクリアな画像は、電子ビューファインダーであることを、ややもすると忘れさせます。 また、G2と比較すると、体積比では約25%も小型化されており、マイクロ・フォーサーズならではの小型レンズとともに、日常的な持ち運びを気軽にさせてくれます。 G3になって、とくに大きく改善されたのがオートフォーカス性能です。G2もコントラスト方式のオートフォーカスを搭載していましたが、G3になって、ミラー搭載一眼レフカメラの位相差方式オートフォーカスと遜色ないスピードと精度となっています。このことは、動画撮影カメラとして使用するときにも、大きなメリットとして機能します。 搭載されているイメージセンサーも新世代の1600万画素センサーとなっており、とくに高感度特性が向上しています。設定可能なISO感度は160から6400であり、撮影シーンにもよりますが、一般的な使用であればISO1600でも十分な画質を得られます。 パナソニックの最初のレンズ交換式デジタルカメラはL1で、2006年7月の発売でした。それから、わずか5年の経過の中で、レンズ交換式カメラ市場の一角を占めるに至ったのは、コンパクトデジカメでの経験と、家電メーカーとしての蓄積があったからに他なりません。とくに、動画撮影カメラとして見たときには、むしろ光学メーカーを母体とする他社製品よりも、一日の長を感じさせます。 これから、デジタルカメラやデジタルビデオカメラはもちろんのこと、携帯電話やスマートフォン、カーナビなど携帯型電子機器の間の境界線は、確実にあいまいになっていきます。こうした中で、総合力を持つ家電メーカーが担うべき役割は、さらに大きくなっていくのでしょう。そのようなパナソニックの思いが伝わってくるカメラが、DMC-G3です。 |
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【基本仕様】
メーカー製品仕様のページ |