独断 素晴らしい! ポイント ◎群を抜いて小型軽量なボディ ◎フルHDでの動画撮影に対応 ◎撮影時にわかりやすいタッチパネル液晶の搭載 ◎タッチパネル液晶による多彩な編集機能 ◎このクラスとしては高速なオートフォーカス速度 ◎ISO6400まで設定可能な高感度性能 (ISO1600までは十分実用レベル) ◎フラッシュを内蔵 |
独断 もう一息! ポイント ●外付けでも電子ビューファインダーを搭載できない ●アクセサリーシューがないので外部フラッシュが使用できない ●直接操作できるダイヤルがない ●最新のAPS-Cセンサー搭載カメラと比べると、高感度性能がやや劣る |
独断 デジカメ対決! どっちが良い? ☆ vs ニコン J1 ☆ vs パナソニック LUMIX DMC-G3 ☆ vs オリンパス PEN mini E-PM1 |
【一口コラム】 パナソニック DMC-GF3 コンパクトと一眼の間を埋めるもの〜ミラーレスの究極の形 各社から、小型のミラーレスカメラが展開されている。パナソニックは、フォーサーズ陣営の中で、いち早くマイクロフォーサーズにシフトをした。 パナソニックは、2007年に販売開始したDMC-L10を最後に、事実上フォーサーズからマイクロフォーサーズへと方向転換しており、細々とながらもフォーサーズ規格の新製品を出し続けているオリンパスとは対照的かもしれない。しかし、いずれにせよAPS-Cよりも一回り小さいセンサーサイズを生かした小型製品とする上では、ミラーボックス機構をなくしフランジバックを短くできるマイクロフォーサーズ規格の方が容易であり、この流れは今後も変わることはないだろう。 DMC-GF3は、同時に発表されたDMC-G3の下位モデル的な位置づけであるが、G3からEVFファインダーを除き、さらに小型化したボディは、単なる下位モデルとしてではなく、別ラインの製品と捉えるべきだろう。実際に店頭等では、DMC-GF3に関心を抱く方は、ソニーのNEX-C3と比較することが多いようだ。 NEX-C3は、APS-Cサイズのセンサーを搭載しているため、純粋に画質面ではGF3よりもアドバンテージがある。しかし、レンズのラインアップを含めたシステム全体の充実度から言えば、両者にはまだまだ圧倒的な差がある。また、そのこととも関連するが、ボディ自体の大きさはNEX-C3とDMC-GF3とはほぼ同一であるものの、パンケーキレンズをつけたサイズは、GF3の方が一回り小さい。今後ソニーのEマウントレンズも充実されていくのだろうが、こうした面も含めカメラ選択をしなければならない点が、カメラ選びの難しさであり、面白さでもある。 マイクロフォーサーズ製品の魅力は、小型のボディだけでなく、交換レンズを中心としたシステムが、APS-C一眼レフカメラと渡り合えるほどの広がりを持っている点にある。たとえばレンズを見ても、パナソニックからは単焦点レンズ3本、マクロレンズ1本、フィッシュアイレンズ1本、ズームレンズが5本、3D撮影用レンズが1本の計11本が、オリンパスからも単焦点レンズ3本、ズームレンズ7本の計10本が展開されている。一般的な撮影シーンでは、ほぼ困ることがないだけでなく、同じ焦点域に複数のレンズがあることで、選択する楽しみも味わうことができる。 DMC-GF3は、カメラとしても前機種からブラッシュアップされており、とりわけコンパクトデジタルカメラからステップアップしようとしている層を意識した味付けがなされている。G3の1600万画素イメージセンサーに対し、GF3では1200万画素に留まるが、高感度撮影ではISO1600までは常用域として使用可能なノイズレベルとなっている。また、ピンポイントAFモードにより、オートフォーカスも高速化されている。 以前、EVF機能の急速な発展と、コスト削減ができるメリットから、いずれレンズ交換式デジタルカメラの主流はミラーレスに移行する、と記した。ユーザーにとってミラーレスカメラの一番のメリットが小型化であるとするならば、DMC-GF3の形状はミラーレスの究極の形と言えるのかもしれない。 |
【厳選レビュー記事】 ◎デジカメWatch 【新製品レビュー】パナソニック「LUMIX DMC-GF3」
◎ITmedia いい方向に吹っ切れた――小柄でかわいい LUMIX「DMC-GF3」
◎日経トレンディネット 魅力の小型ボディーと新機能を実機で検証
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【基本仕様】
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