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特集 富士フイルム FUJIFILM X20
3.富士フイルム FUJIFILM X20の外観をみる |
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富士フイルム X20
by Inaba Kunio
実用性と描写性能を大幅に高めた高級コンパクト
評価:5.0
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X20を開封する富士フイルムXシリーズ第二弾、X10の後継機が販売開始となりました。X10が登場したのは2011年10月ですので、約1年半でのモデルチェンジです。X10と比較すると、イメージセンサーが新しくなるとともに、光学ファインダー内に情報表示ができるようになった点が目立ちます。また、ボディカラーはブラックに加えてシルバーも用意されています。今回はブラックモデルを購入しましたが、クラシカルなデザインですのでX100Sのようにシルバーモデルも良い感じがしました。 店頭での実売価格は5万円台中頃です。X10登場時は6万円前後でしたので、やや買いやすい値段に下がっているようです。
X20のパッケージ。ボディサイズの割にコンパクトなパッケージです。黒を基調としたXシリーズ共通のデザインで、カメラ本体の写真が印刷されています。
外箱を開けると、使用説明書等が入ったトレーが目に入ります。この中には、使用説明書以外にもソフトウェアCD-ROMや保証書等が入っています。なお、使用説明書の簡単な訂正表も入っていました。富士フイルムのホームページに掲載されている使用説明書は訂正前のものとなっていますので、注意が必要です。(2013年2月25日現在)
トレーを上げると、その下からカメラ本体や付属品が顔を出します。カメラ本体には、アルミ製のレンズキャップが装着されています。
パッケージに入っている付属品です。左上から、使用説明書、CD-ROM、バッテリーチャージャーBC-50B、プラグアダプター、ショルダーストラップ、専用USBケーブル、バッテリーNP-50、ストラップリング取り付け補助具、ストラップリングカバー、ストラップリング、レンズキャップ。なお、付属する保証書は国内でのみ有効なものとなります。 富士フイルム X20の本体をチェック
ボディ重量の実測値は333gでした。メーカー公表値もボディのみで333gです。
ボディ前面。ほぼX20と同じですが、ファインダー部の右側に機種名である「X20」が刻印されています。ちなみにX10では、ボディ上面に刻印されていました。
ボディ液晶面側。こちらもX10と同じですが、液晶パネル左側にある連写ボタンは、X10では「AF選択ボタン」で、コマンドダイヤル上側にある「AF」は「DRIVE」となっていました。また、右下のQボタンは、X10では「RAW」ボタンでした。このあたりは、X100からX100Sへの変化と同じです。アクセサリーシューの下にあった「MADE
IN JAPAN」の刻印位置も、液晶右下に移っています。
ボディ液晶面。こちらもX10と同じですが、左側のFUJIFILMの下にあった「X10」の刻印は、ボディ前面に移動しています。また、モードダイヤル上で「SR」と刻印されているのは「アドバンスドSRモード」で、X10では「EXR」となっていました。
ボディ底面。X10と同様に、三脚用の穴はレンズ光軸からシフトされています。その左にある3つの穴はスピーカーです。
ボディ左側面です。こちら側にはストラップ取付部のみがあります。
ボディ右側面には、外部接続端子が置かれています。
ボディの右上には「X20」のロゴが刻印されています。X10ではここは無地でしたが、機種名が入っている方が締って見えると思います。
ボディ前面には、フォーカスモード切換レバーがあります。X10と同じものですが、コンパクトカメラでこうしたレバーがある機種は限られています。
ボディ前面の左肩にあるランプは、AF補助光とセルフタイマーを兼ねています。その上にある穴は、ステレオマイクのR側です。
レンズ正面。レンズ自体はX10と同じもので、9群11枚、非球面レンズを3枚用いています。
軍艦部右側のメインコントロール部。大型のモードダイヤルと露出補正ダイヤルが特徴的です。X100Sではシャッターボタンの同軸に電源スイッチがありましたが、X20はズームレンズの伸長・沈胴で電源のON、OFFとなります。
手前に見えるダイヤルはメインコマンドダイヤルで、回すだけでなく押すことも可能です。
ホットシュー。レンズ光軸からはややシフトしています。ここにはクリップオンフラッシュEF-20、EF-42、EF-X20や外部ステレオマイクMIC-ST1の装着が可能ですが、端子自体は標準のレイアウトになっていますので、社外品も使用できるものと思われます。
軍艦部左肩。X10では、FUJIFILMのロゴの下にX10も刻印されていました。その前にあるのは内蔵ストロボです。
光学ファインダーの接眼部。接眼部の右にあるのが新設されたアイセンサーです。接眼部左は視度調整ダイヤルです。さらに左にあるのは、内蔵ストロボのポップアップスイッチ。機械式のため、電源が入っていない状態でもポップアップします。
参考:X10のファインダー部
ボディ液晶面のメインコントロール部。コマンドダイヤルの上側とQボタンが変更されていますが、基本的にはX10のものを踏襲しています。
参考:X10のコントロール部。
液晶左側にあるボタン。下から2番目の「連写ボタン」は、X10では「AF」でした。コマンドダイヤル上側と機能が入れ替えられています。
レンズを沈胴した状態。この状態では電源OFFとなります。
ズームレンズを伸長させ、28mmの指標のところまで回すと、本体の電源が入ります。この状態でレンズ長は最短となります。
レンズを望遠端までズームさせた状態。この時が一番長くなります。レンズフードは、先端の溝を使って装着します。
参考:レンズフード付プロテクトフィルターセット。
内蔵ストロボをポップアップさせた状態。レンズは広角端です。
バッテリー室の蓋を開けた状態。ここにはバッテリーとともにメモリーカードも格納されます。
バッテリーとメモリーカードを挿入しつつある状態。メモリーカードはラベル面が前側となります。バッテリー自体はどちら向きでも入るため、オレンジライン側を取り外しつまみ(オレンジ色)にあわせる必要があります。
ボディ右側面にある外部接続端子。上から、USBマルチコネクタ―、HDMIミニ端子となります。なお、X10ではNTSC/PAL方式のビデオ出力にも対応していましたが、X20では省略されています。
X100S(左側)とX20(右側)。サイズは一回り違います。
X100S(左側)とX20(右側)。液晶パネルはどちらも2.8型46万ドットのパネルとなります。インターフェースはほぼ共通しています。
X100S(左側)とX20(右側)。イメージセンサーのアスペクト比は、X20の3:2に対し、X100Sでは4:3となります。そのため、静止画最大サイズの画像撮影時には、X20の方が画像が大きく表示されます。
X100S(左側)とX20(右側)。ボディサイズは異なるものの、基本的なデザインは共通しています。X100Sでは、絞りとシャッタースピードはダイヤルでの設定ですが、X20ではレバー等を使用して行います。そのため、シャッタースピードダイヤルのかわりにモード設定ダイヤルが置かれています。
付属のレンズキャップ。左側のX100S用に対し、右のX20用は一回り小型です。どちらもアルミ製で高級感があります。 バッテリー関係をチェック
付属するバッテリーチャージャーBC-50B。NP-50の充電には、最大で110分かかります。なお、X10も同じNP-50を使いますが、こちらにはバッテリーチャージャーBC-45Wが付属していました。BC-45Wはプラグ部分が回転する構造となっていましたが、NP-50の充電には140分必要でした。
チャージャーはプラグ部分が交換可能となっています。
日本向けに同梱されているプラグアダプター。出荷先によって異なります。
プラグアダプターを取り付けた状態。プラグ部分は回転しません。
付属するバッテリーパックNP-50。容量は3.6V 940mAh。静止画で約270枚の撮影が可能です。 X20の付属品をチェック
付属するレンズキャップ。X20のものと同じで、材質はアルミニウムです。
レンズに当たる部分にはフェルトが貼付されています。レンズへの装着はかぶせ式ですが、密着するため脱落はあまり気にしなくても良いと感じました。
付属するショルダーストラップ。しっかりとしたつくりですが、機種名の部分は印字となっています。
付属するUSBケーブル。パソコンやプリンター等との接続に使用します。
ストラップ取付部は、Xシリーズ共通の三角環方式となります。三角環リングはユーザーが装着するため、補助具が付属します。
ストラップリングによってボディに傷がつかないよう、ストラップリングカバーも付属します。
付属するストラップリング。補助具を使うと装着も容易ですが、できれば最初から付いていれば、という気がします。 |