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特集 富士フイルム FUJIFILM X-E1
3.富士フイルム FUJIFILM X-E1の外観をみる |
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富士フイルム X-E1
by Inaba Kunio
富士フイルムミラーレスカメラの真打登場! レンズ交換式X100
評価:5.0
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富士フイルム FUJIFILM X-E1を開封する2012年11月17日に発売開始となった富士フイルムX-E1。発売当初はボディ本体で8万円弱、18-55mmの標準ズームがセットになったレンズキットで11万円弱となっていましたが、現在は各々1~1万5千円程度廉価になっています。X-Pro1が2012年2月に登場した時の実売価格は13万円程度、現在は10万円弱ですので、X-E1は価格面でもかなり魅力を持っているように思います。 ボディカラーは、シルバーとブラックの2種類となっています。今回は、XFレンズ初のズームレンズ、18-55mmの評価を兼ねて、ブラックカラーのレンズキットを購入しました。 なお、シルバーモデルでは、軍艦部と底面パネルがシルバーに変わっているとともに、露出補正ダイヤルやシャッターボタンなど、上面に置かれている部品類もシルバーカラーとなっています。高級モデルにふさわしい丁寧なつくりであると感じました。
富士フイルム X-E1 レンズキットのパッケージ。ブラックを基調とした箱に、ズームレンズを装着したX-E1の写真が印刷されています。箱には「MADE
IN JAPAN」と明記されていました。
ケースを開けると、黒い紙製のトレーがあり、その上に取扱説明書や保証書等が載せられていました。写真に写っている黒い表紙の冊子は、XFレンズのカタログです。
トレーを取り外すと、その下からカメラ本体とレンズが顔を出します。レンズのパッケージには防湿材が入っていました。左上に見えるのは専用フードです。
ボディ本体が入っている梱包材の下には、付属品の箱があります。左右に分かれており、バッテリーチャージャーやストラップ等が格納されています。
付属品。左上より使用説明書、CD-ROM、バッテリーチャージャーBC-W126、バッテリチャージャー用ACケーブル、ショルダーストラップ、ボディキャップ、充電式バッテリーNP-W126、ストラップリングカバー、ストラップリング、ストラップリング取り付け補助具、専用USBケーブル。 富士フイルム FUJIFILM X-E1の本体をチェック
ボディ本体。ファインダーが電子ビューファインダーに変わったことにより、X-Pro1よりもかなり小型化されました。
液晶モニター側。ボタン類の基本レイアウトはX-Pro1と同様になっていますが、再生ボタンが液晶画面左側に移されるなどの変更点もあります。液晶パネルは、2.8型46万ドットのものです。X-Pro1は3型123万ドットでしたので、少々残念なところです。
ボディ上面。シャッタースピードダイヤルや露出補正ボタンなど、コントロール部分はX-Pro1と同じ。新たにストロボが内蔵されたため、X-Pro1ではレンズ光軸上にあったアクセサリーシューが右側にシフトしています。また、内蔵ストロボの位置は左側にシフトされています。FUJIFILMのロゴの右下にあるマークは、撮像センサーの位置を示すもので、マクロ撮影時などはここから被写体までの距離を測ります。
ボディ底面。基本的なレイアウトはX-Pro1と同じです。三脚用の穴はレンズ光軸からシフトした位置に設けられています。
ボディ左側面。こちら側には外部接続端子が内蔵されています。X-Pro1ではシンクロ接点が設けられていましたが、X-E1では省略されています。
ボディ右側面。X-Pro1では右側面にあった外部接続端子が、左側面に移設されています。
ハイブリッドマルチビューファインダーが一般的な電子ビューファインダーとなったため、小型化されています。デザインもシンプルで、比較的好き嫌いがない形状だと思います。
内蔵ストロボをポップアップさせた状態です。比較的高い位置で照射します。ストロボスイッチは機械式のため、電源が入っていない状態でも機能します。
内蔵ストロボを正面からみた状態。レンズ光軸から向かって右側にシフトしているのがわかります。ボディ上面の面積が狭いためやむを得ない部分はありますが、できればアクセサリーシューか内蔵ストロボのどちらかがレンズ光軸上にあればと思います。
内蔵ストロボのポップアップ基部。ストロボポップアップボタンを押すと、内蔵部左下にある爪が前に出ることでストッパーが外れ、照射部がポップアップする構造となっています。
照射部は可動式になっているため、指で照射方向を変えることも可能です。内蔵ストロボの設定を「コマンダー」にすると、スレーブ対応の外部ストロボを同調させることができます。
X-E1のマウント部。電子接点は10点でX-Pro1と同じ。マウント内径は43.5mm、外径は55mm、フランジバックは17.7mmとなっています。3爪方式のバヨネット爪内径は、実測で約40mmでした。
向かって右側にある機種名X-E1。X-Pro1ではここにファインダーがあったため、ボディ上面に記載されていました。刻印の中に白いインクが流されています。ボディ表面の処理を含め、高級感を感じます。なお、右側に見える耳はストラップ取付部です。ここに付属の三角環とカバーを装着します。三角環方式では、ボディの取り回し自由度が高くなります。
右下にあるフォーカスモード切換レバー。S(シングル・オートフォーカス)、C(コンティニュアス・オートフォーカス)、M(マニュアルフォーカス)の切換を行います。X-Pro1と同じです。
レンズ着脱ボタン。このボタンを押すと、マウント上にあるピンが下がり、レンズの取り外しが可能となります。基部が太いレンズとの干渉を避けるためか、ボタンの高さが変えられています。このあたりもX-Pro1を踏襲しています。
グリップの右上に見えるランプは、AF補助光とセルフタイマーランプを兼ねるもの。
右手部分には大型のグリップが装着されています。取り外しはできませんが、ホールド感がかなり向上します。
液晶モニター右側のメインコントロール部。X-Pro1では再生ボタンがあった位置にスピーカーが設置されています。
液晶左側にあるボタン類。再生ボタンがこちら側に移設されましたが、それ以外はX-Pro1と同じです。
電子ビューファインダー接眼部。X-Pro1の電子ビューファインダーは0.47型144万ドットでしたが、X-E1では0.5型236万ドットのものに換装されています。また、液晶パネルから有機ELパネルに変わったため、反応速度も向上しています。現行の電子ビューファインダーの中ではトップレベルの見え方を実現しています。
接眼部の横にある視度調整ダイヤル。X-Pro1では構造上、内蔵されていませんでしたので、X-E1の進化点の一つだと思います。
ボディ上面のロゴ。FUJIFILMのロゴはプリントのように見えますが、刻印された中に白いインクが流されています。
標準接点を内蔵したアクセサリーシュー。その前にある2つの穴はステレオマイクです。
軍艦部右側のコントロール部。基本的なレイアウトはX-Pro1を踏襲しています。シャッターボタン上にあるレリーズケーブル用の溝も省略されていません。
X-Pro1では右側面にあった外部接続端子が、ボディ左側面に移されています。上から、マイク/リモートレリーズ端子、HDMIミニ端子、USB端子となります。マイク/リモートレリーズ端子はX-E1で新設されたものです。
ボディ底面のバッテリー室カバーを開いた状態。バッテリーとメモリーカードの挿入方向等のガイダンスが表示されています。このあたりの構造も、X-Pro1と同じです。
バッテリーとメモリーカードを挿入しつつある状態。メモリーカードはラベル面がボディ前面側になります。
液晶モニターを表示させた状態。電子水準器やヒストグラム表示などにも対応しています。表示内容はX-Pro1を踏襲しています。表示内容は、ユーザー側で設定することも可能です。
液晶モニターをINFO表示させた状態。画面の切換は、液晶モニターの右下にある「DISP BACK」ボタンを押して行います。
標準ズームを装着した状態。ミラーレスカメラですが、重厚感と存在感を感じさせてくれます。 富士フイルム FUJIFILM X-E1の付属品をチェック
付属するバッテリーチャージャーBC-W126。NP-W126の充電には、最大で約150分かかります。
充電には、付属するメガネケーブルを用います。写真は、チャージャー側のケーブル接続部。
付属するメガネケーブル。国によって、このケーブルが差し替えられます。
バッテリーパックNP-W126。7.2V 1200mAhで、静止画で約350枚の撮影が可能です。
付属するストラップリング。同梱されている取り付け補助具を使って、カメラ側面の取付部に装着します。
金具がボディにすれないよう、ストラップリングカバーも付属します。ストラップを取り付けるときには、黒い面がカメラ側になるようにはめ込みます。
ストラップ取付金具をボディに装着するための取付具。このあたりは好みの問題ですが、ニコンやキヤノンのように最初から装着されている方が望ましいかもしれません。
付属するUSBケーブル。パソコンやプリンターとの接続に使用します。
付属するショルダーストラップ。ロゴは印字ですが、しっかりとしたつくりとなっています。
マウント部に装着されているボディキャップ。
ボディキャップの裏面には爪がつけられており、マウント部のバヨネットを活用して装着する構造となっています。 |