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特集 ペンタックス PENTAX MX-1
3.ペンタックス PENTAX MX-1の外観をみる |
ペンタックス MX-1
by Inaba Kunio
描画性能に道具としての魅力を加えた高級コンパクトデジカメ
評価:5.0
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PENTAX MX-1を開封するペンタックスブランドで初となる高級コンパクト、MX-1が発売となりました。ペンタックスリコーからはGRのリリースも予定されており、異なるブランドでの味付けの違いがどうなっているのか、今からテストが楽しみです。米国ではブラックボディとホワイトボディの両方が発売されていますが、国内ではブラックボディのみとなりました。CP+2013で触ったときには、どちらも魅力的に感じましたが、ブラックボディの方が真鍮らしさを出しやすいためかもしれません。 店頭での実売価格は、4万円台中頃のようです。高級コンパクトの発売開始価格としては、やや安価な気がします。
MX-1のパッケージ。パッケージはシンプルなダンボール色のケースに、MX-1ホワイトモデルが印刷されています。パッケージ右上には「Classic
Black」と書かれたシールが貼付されていますが、これはワールドワイドで同じパッケージを使っているからなのか、あるいは今後国内でもホワイトモデルをリリースするためなのか、ちょっと期待をしてしまいます。
外箱を開けると、使用説明書や簡単ガイドなどが入ったトレーが目に入ります。この中には、ソフトウェアCD-ROM等も入っています。
トレーを上げると、その下からカメラ本体や付属品が顔を出します。上側の白いパッケージがカメラ本体です。
パッケージに入っている付属品です。左上から、使用説明書、簡単ガイド、ソフトウェアCD-ROM S-SW130、バッテリー充電器D-BC106、充電式リチウムイオンバッテリーD-LI106、ACコードD-CO24J、レンズキャップO-LC130、レンズキャップ用ストラップ、USBケーブルI-USB7、ストラップO-ST130。付属する保証書は国内でのみ有効なものとなります。 ペンタックスリコー MX-1の本体をチェック
ボディ本体。ボディは横長で、レンズはほぼ中央に置かれています。こうした構成もクラシカルなデザインの一環かもしれません。ボディ上下カバーは真鍮製で、その上に塗装がされています。ボディ本体はプラスティック製ですが、上からシボ革風の処理がされており手触りも良い感じです。ストラップ取り付け部は左右とも前側に置かれています。
ボディ背面。3型92万ドットのチルト稼働液晶パネルが搭載されています。高級コンパクトの中で液晶モニターが稼働するのは、オリンパスSTYLUS XZ-2とニコンCOOLPIX P7700、一回り大きくなりますがキヤノンPowerShotG1Xの4機種だけとなります。
ボディ上面。このアングルから見ると、フィルムカメラの風合いも感じます。左側に見えるのはポップアップストロボの上面で、その右にある2つの穴はステレオマイクです。
ボディ底面。こちらのパネルも真鍮製です。バッテリー室内にはメモリーカードスロットも置かれています。三脚用の穴はレンズ光軸からややシフトされています。カメラはインドネシア製。製造番号は23008xxでした。
ボディ左側面。上方に見えるストロボポップアップレバーは機械式のため、電源が入っていない状態でも稼働します。下部に見える3つの穴はスピーカーです。
ボディ右側面。こちら側には外部接続端子が置かれています。
端子カバーの内側。上がPC/AV端子で、下がHDMI端子です。
ボディ前面に刻印されているMX-1のロゴ。MXの部分は、1976年に発売されたフィルム一眼レフMXについていたロゴと同じデザインとなっています。
参考:フィルム一眼レフ PENTTAX MXのロゴ
ボディ右下にはSRのラベルが貼付されています。これはSR(Shake Reduction)の意味で、手振れ補正機能内蔵を示すものです。ペンタックスのデジタル一眼レフにも付いています。
MX-1のレンズ。沈胴式で、開放F値がF1.8-2.5の明るいズームレンズを搭載しています。smcとは「Super Multi Coated」の意味です。
レンズ鏡胴部には金属製のリングが置かれており、ホールド感の向上に役立っています。なお、このリングは回転しません。
軍艦部右側のメインコントロール部。大型のシャッターボタンの同軸にズームレバーが置かれています。その横にある赤いボタンは動画撮影用です。
モードダイヤルと露出補正ダイヤルが特徴的です。最近の高級コンパクトの中には露出補正ダイヤルを搭載する機種も増えてきましたが、それでもかなり限られています。
内蔵ストロボの上面も真鍮製で、「BRASS(真鍮)」の文字が刻印されています。
右手親指部分には電子ダイヤルが置かれています。グリップ部分にある丸いプラスティックは、背面側のリモコン受光部です。
液晶モニター側のメインコントロール部。ボタン類はペンタックスの一眼レフに準じたものとなっています。グリーンボタンを含め、このインターフェースが理由で購入される方も少なくないと思います。
内蔵ストロボをボップアップさせた状態。ボディ内に収納する場合には、上部を押し下げます。
ストロボポップアップ部。比較的複雑な構造となっています。
液晶モニターをチルトさせた状態。下向きには概ね45度の角度まで開きます。
液晶パネルを上側に開いた状態。上側には概ね90度まで開きますので、真下を見ながら撮影することが可能です。
チルト部の基部。写真は上側に90度開いた状態ですが、比較的頑丈な構造だと思います。
ボディ下部のバッテリー室カバーを開いた状態。
バッテリー室の前側には、バッテリー挿入方向のガイダンスシールが貼付されています。
バッテリーとメモリーカードを挿入しつつある状態。メモリーカードはラベル面が液晶パネル側となります。
ボディ本体重さの実測値は360.5gでした。メーカー公表値は363gですので、やや軽い結果となりました。
バッテリーとメモリーカードを入れた状態の実測値は388gでした。同じくメーカー公表値は391gですので、3g軽い結果でした。もちろん、メモリーカードによっては若干上下します。
電源を入れると、沈胴していたレンズが伸長します。写真は広角端の状態です。なお、設定によってズーム位置を記憶させることができます。その場合、電源を入れた時に自動的にメモリー位置までズーミングします。
望遠端の状態。この時のレンズ長が最長となりますが、光学4倍ズームということでそれほど長くは伸びません。
液晶モニターは、比較的視野角の広い液晶パネルが使われています。
液晶モニターにはガイドラインやヒストグラム、電子水準器等を表示させることができます。
INFOボタンを押すと、カメラの設定状況を一覧で確認することができます。また、この画面で項目を選択することで、設定変更も可能です。
カメラの設定メニューの中には文字サイズを大きくするものもあります。これを選択すると、文字フォントの縦の長さが1.5倍に拡大されます。
電源が入ると、電源ボタンが緑色に点灯します。また、メモリーカードへの書き込み中は点滅します。 バッテリー関係をチェック
バッテリー充電器D-BC106。充電式リチウムイオンバッテリーD-LI106の充電には、最大で140分かかります。
下部にはコンセントに繋ぐACコードを接続するための端子があります。
付属するACコードD-CO24J。できれば直接プラグに接続できるウォールマウントアダプター等も付属するとよいと思います。
リチウムイオンバッテリーD-LI106。容量は3.6V 1250mAhで、静止画で約290枚の撮影が可能です。X90でも使用されているバッテリーです。 MX-1の付属品をチェック
付属するUSBケーブルI-USB7。パソコンやプリンター等との接続に使用します。フェライトコアが付いています。
付属するストラップO-ST130。高級感はありませんが、しっかりとした作りです。
レンズキャップO-LC130。MX-1にはレンズカバーが内蔵されていないため、手で脱着をする必要があります。
レンズキャップの裏側。バネ部分はプラスティックで整形されています。
レンズキャップには、紛失防止用ストラップを取り付ける穴が開けられています。
レンズキャップ用のストラップ。片側をストラップに通します。
レンズキャップを装着した状態。この状態で電源を入れると、レンズが伸長できないため、液晶モニター上に警告メッセージが表示されます。 |
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