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特集 ニコン Nikon D3200
3.ニコン Nikon D3200の外観をみる |
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ニコン D3200
by Inaba Kunio
ハイエンドの描写性能を持ったエントリークラスデジタル一眼レフカメラ 評価:5.0
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ニコン Nikon D3200を開封する2012年5月24日に発売開始となったD3200。ボディ単体の実売価格は7万円台、標準ズームレンズがセットとなったレンズキットは8万円台、さらに望遠ズームもセットになったダブルズームキットは9万円台でのスタートとなった。2010年8月登場当時のD3100実売価格と比べると、概ね1万円から1万5千円程度高い価格である。エントリークラスということでは少々高い気もするが、デジタル一眼レフのエントリークラスは、ミラーレスカメラの登場によってより上級機へとシフトされているので、この程度の差額は妥当な値付けなのかもしれない。 ボディカラーはブラックとレッドの2種類。価格的にはほぼ同等となっているようだ。
ゴールドを基調としたパッケージ。心なしかD3100のものと比べ、高級感を感じる。型番に添えてボディカラーが記載されている。
ケースを開けると、上段に取扱説明書などが入っており、その下にカメラボディやレンズ、アクセサリー類が格納されている。左側の梱包材に入っているのがカメラ本体。その右の白い箱にはバッテリーやストラップ等が入っている。
パッケージ内に同梱されている付属品関係。左上より使用説明書、ソフトウェアCD-ROM、活用ガイドCD-ROM、ストラップAN-DC3、オーディオビデオケーブルEG-CP14、USBケーブルUC-E17、バッテリーチャージャーMH-24、バッテリーEN-EL14、アイピースキャップDK-5。使用説明書は簡易版で、詳細はCD-ROM内の活用ガイドに記載されている。このあたりは、従前どおり紙の冊子が同梱されていることが望ましいと思う。 バッテリー関係をチェック
D3200に使用するバッテリーやバッテリーチャージャーMH-24はD3100やD5100、COOLPIX P7100に採用されているものと同じ。EN-EL14を約90分で充電できる。
MH-24は中国製。コンセントに接続するプラグ部分は回転式で本体内に格納可能となっている。可搬性に優れている。
バッテリーパックEN-EL14。容量1030mAhで、1コマ撮影モードで約540コマの撮影が可能。なお、ニコンの社内基準では、連写モードで約1800コマの撮影が可能となっている。
バッテリーのセルは日本製だが、パッケージングはインドネシアで行われている。偽造防止用のホログラムが貼付されている。 ニコン Nikon D3200の付属品をチェック
本体にはアイピースキャップDK-5が同梱されている。D3200にはアイピースシャッターが内蔵されていないため、ファインダーから顔を離して撮影する場合は、ファインダーからの入光を防ぐため、アイピースキャップの使用が望ましい。標準で装着されている接眼目当てDK-20を取り外す必要があるため少々手間ではある。
アイピースキャップの裏側には、ストラップに止めるためのクリップが付いている。
付属するストラップ。ロゴはプリントだがしっかりとしたつくりである。
付属するオーディオビデオケーブルEG-CP14。音声はモノラル出力。地デジ移行がされているので、国内向けはHDMIケーブルもセットにしてほしいところだ。
付属するUSBケーブルUC-E17。パソコンやプリンターとの接続に使用する。 ニコン Nikon D3200の本体をチェック
ボディ正面。サイズはD3100とほぼ同じで、かなり小さい。グリップ部分の赤い三角のデザインが変わった。グリップ部に新たに前面リモコン受光部が新設されている。
ボディ背面液晶面。基本的なレイアウトはD3100のものを踏襲する。ファインダーの横に背面リモコン受光部が新設されている。
ボディ右側面にはSDメモリーカードの格納部がある。
ボディ左側面には外部接続端子が配置されている。カバー上に端子種類が刻印されている。
ボディ上面。大型のモードダイヤルが印象的である。このアングルから見ると、ボリューム感のあるボディ形状であることがわかる。
ボディ底面。三脚用の穴はレンズ光軸上に配置されている。ボディ本体はタイ製。
バッテリー格納部の蓋を開けたところ。蓋部分にバッテリーの挿入方向が印字されている。なお、D3100ではバッテリーストッパーがなかったが、D3200では新設されている(写真の黄色い部品)。
バッテリーを挿入しつつある状態。バッテリーの左に見えるのは、ACアダプター使用時にケーブルを通すための切り欠き部分。
ロゴ部分。このあたりのデザインはD3100のものを踏襲している。なお、D3100ではボディ背面にあったスピーカーがボディ上面左肩部分に移設されている。
外部接続端子。上から、アクセサリーターミナル、USB端子、HDMIミニ端子、オーディオビデオ出力端子。
ボディグリップ部分。D3200ではリモコンML-L3に対応したため、ボディ両面に受光部が新設されている。
ペンタ部分のロゴ。刻印に白いインクが流されている。
マウント内の下部にある切欠きは「エアフローコントロールシステム」用の空気流制御孔で、ローパスフィルターにゴミやほこりがつきにくくなるように空気の流れをコントロールするためのもの。
ボディ右府グリップ部。D3100とはボタン類の配置が異なっている。モードダイヤルが大型で操作性は良い。
ファインダー横には視度補正用のダイヤルが見える。
右手のメインコントロール部。D3100から、動画やライブビュー関係のインターフェースが変更となった。
液晶部左側にもボタンが配置されている。ボタン数はD3100と同じだが、機能配置が一部変わっている。
右側面にあるSdメモリーカード挿入部。写真では見えづらいが、挿入口には方向ガイダンスが刻印されている。
SDメモリーカードを挿入しつつある状態。ニコンではカード印字面が手前側に来る。
液晶パネルはD3100から大きく進化したポイントの一つ。ドット数が4倍となり視認性が向上した。また、メニュー表示時には表示行数も増えている。
ライブビュー状態ではグリッド線の表示も可能。液晶パネルのアスペクト比は4:3のため、下部にガイダンス表示用の黒い部分がある。
液晶表示内容を増やすことも可能。D3200にはボディ上面に液晶パネルが搭載されていないため、設定内容の確認は液晶モニターを使うことになる。
50mm標準レンズを装着した状態。ストロボポップアップ用のボタンは、電源が入っていないと稼働しない。
ストロボをポップアップさせた状態。サイズの割に高さが稼がれているため、レンズによる干渉がしにくくなっている。 |