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特集 ニコン Nikon D3200
5.ニコン D3200はD3100から進化したか? |
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ニコン D3200
by Inaba Kunio
ハイエンドの描写性能を持ったエントリークラスデジタル一眼レフカメラ 評価:5.0
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比較1:外観と機能はどう変わったか?D3200はD3100よりもやや上級機として位置づけられているが、一見するとかなり似た外観となっている。両機種のロゴ部分を隠すと見分けがつかないように見えるが、実際には変わった点も少なくない。以下、主な進化点をチェックしてみたい。
ボディ形状はほぼ同じ。シャッターボタンの傾斜がきつくなったのと、グリップ部分の赤い三角が新しいタイプに変わっている。
液晶側も似ているが、動画撮影やライブビュー関係のインターフェースが変更となった。また、液晶左側のボタン類の機能も一部入れ替えられている。
ボディ上面。内蔵ストロボのデザインが少し変わっている。モードダイヤルの中身に変更はない。シャッターボタン周りのボタンが増設されている。
ボディ底面。下から見ると、グリップ部分の立体形状が変わっていることがわかる。
シャッターボタン周りの形状が変わり、グリップ部の赤いデザインの位置と形も新しいものになっている。。
このアングルで見ると、ほぼ同じように見える。親指部分のグリップ形状が変更されている。
マウント部への隆線がなだらかになっている。また、ボディ背面にあったスピーカーが上面に移設されている。
外部端子の数は同じだが、配置が変更されている。また、D3200では新たにWi-FiユニットWU-1aに対応した(上から2番目の端子に接続する)。
液晶モニターのサイズは変わらないが、23万ドットから92万ドットへと大幅に進化した。パネルの輝度も明るくなっている。上記はどちらも標準状態のもの。
内蔵ストロボをポップアップさせた状態。高さはほぼ同じ。 比較2:高感度性能比較D3100の1420万画素から、D3200では一気に2416万画素へと高画素化された。1画素単位の面積を単純に比較すれば6割弱に減ることになるため、ノイズ面では厳しくなることが予測された。しかし、実際に比較してみると、D3200はほぼD3100と同等レベルのノイズに抑えられていることが確認できた。下記のサンプルは、どちらも「ノイズ処理」を「しない」にしたものである。この設定では、高感度では弱めにノイズリダクションがかけられる。
ISO3200(左から「D3200」「D3100」) ISO6400(左から「D3200」「D3100」) ISO12800(左から「D3200」「D3100」) 比較3:解像力比較D3200は有効2416万画素を活かした解像力を示しており、D3100との差は決して小さくない。APS-Cサイズのデジタル一眼レフの中で、トップレベルの解像力となっている。
D3200では、2500本のラインまで視認できている。
D3100では、一部モアレが発生しており、部分的に塗りつぶされている。
D3200では横方向でも2500本のラインが視認できている。
D3100では、縦方向よりも解像しているが、やはりD3200よりは一歩下がる結果となっている。
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