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特集 ニコン AF-S NIKKOR 50mm F1.4G |
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ニコン AF-S NIKKOR 50mm F1.4G
by Inaba Kunio
Gタイプの大口径標準レンズ 評価:5.0
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1. レンズ仕様
2. MTF曲線(ニコン ホームページより)AF-S 50mm F1.4G 3. レンズ構成図(ニコン ホームページより)![]() 4. 製品外観
AF-S50mmF1.4Gは、2008年に登場した。標準レンズとしては最新設計といえる。超音波モータに対応しただけでなく、光学系も新しくなっている。ニコンのレンズは、電源オフ状態では最小絞り状態となる。
マウントは金属製。絞り羽9枚の円形絞りで、きれいなボケが期待できる。
ピント距離表示部分は透明なプラスティックのカバーで覆われている。
フォーカスモードは、マニュアル優先オートフォーカスとマニュアルの2つを切り換えることができる。
無限遠状態のレンズ。
最短撮影距離は45cm。この状態でレンズ光学系が一番前進するが、全体の長さは変わらない。
付属するフードはレンズ鏡胴先端部にバヨネット式で取り付ける。
単焦点レンズということでフードの深さも確保されている。
58mmサイズのレンズキャップ。つまみ部分が中央にあるため、脱着が容易。
レンズマウント側カバー。レンズ側のバヨネット部分を利用して固定する。フィルムカメラ時代のものもそのまま使用可能。 5. 描写力(1) 歪曲収差今回撮影に使用したNikon D800には、歪曲収差の電子補正機能が搭載されており、レンズに応じて自動的に補正することも可能である。下記のサンプルを見てもらえばわかるとおり、周辺部に樽型の収差がみられるものの、良好に歪曲収差が補正されている。歪曲収差に関しては、AF-S50mmF1.8Gよりもやや大きい。 自動ゆがみ補正を「する」にすると、残っている歪曲収差はほぼ完全に解消するが、補正に伴い画像範囲は小さくなる点に注意が必要である。画像周辺部の描写力は、AF-S50mmF1.8Gよりも高いように感じた。 焦点距離:50mm (自動ゆがみ補正無) 焦点距離:50mm (自動ゆがみ補正有) (2) 解像力解像力の点でも、高い数値を示している。中心部に関しては、絞り開放から極めて高い解像力となっている。等倍画像を見ると絞り開放では甘く感じるが、それでも2500本のラインの識別も問題なくできる。2段絞るとかなり解像感が向上し、3段絞った状態が解像力の点では一番高かった。周辺部に関しては、絞り開放ではかなり画像が甘いが、これも絞るにつれて鮮明度が上がっていく。周辺部に関しても3段絞るとかなりきっちりとした画像となる。
50mm F1.4 |