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特集 D5200

ニコン D5200 ~クラスがワンランクアップしたD5000シリーズ

ニコン D5200  by Inaba Kunio    クラスがワンランクアップしたD5000シリーズ  評価:5.0
ニコン  D5200 Nikon


1.ニコン D5200の位置づけと概要

 クラスアップした24メガ・ミドル機

 ニコンのエントリー&ミドルクラスのデジタル一眼レフ、D5200が登場しました。2009年5月に発売開始となったD5000、2011年4月のD5100の後継機であり、ニコンで唯一のバリアングル液晶搭載機となります。

ニコン Nikon 1 D5200 ニコン Nikon 1 D5100 ニコン Nikon 1 D5000
D5200(左)、D5100(中)とD5000(右)。基本的なデザインは共通。

 D5000からD5100への進化は、イメージセンサーが有効1230万画素から1620万画素へと高精細化されるとともに、動画機能もフルHDに対応となりました。また、液晶モニターも2.7型23万画素から3型92万ドットへと換装されています。

 今回、D5100とD5200の違いを見ると、やはりイメージセンサーを中心に進化した点が目立ちます。D3200とほぼ同じ有効2410万画素のセンサーが搭載されたことで、特に解像力の向上が期待されます。これ以外にも、画像処理エンジンやオートフォーカスモジュール、シーン認証システムも上位機に準じたものへと強化されています。(詳しくは『D5200 一口コラム』をご参照ください。)

 ニコン唯一の「バリアングル液晶」搭載機


Nikon D5100
2軸方式(左側)のバリアングル液晶(D5100)

 ニコンD5000シリーズの特徴は、ミドルクラスの多機能機という点にあります。サイズはD3000シリーズとほぼ同じコンパクトボディですが、たとえばRAWも14bitに対応しているなど、カメラとしての基本性能はミドルクラスとしてしっかりと目配りがされています。また、液晶パネルがバリアングル可動可能となっている機種は、ニコンのデジタル一眼レフの中でもD5000シリーズだけとなります。カメラ内にオートフォーカス用のモーターを内蔵していないため、AF-Sなどでないレンズではオートフォーカスは稼働しませんが、比較的最近のレンズであれば問題はありません。

 D5200のバリアングル液晶可動部は、D5100と同じく左側に設置されています。D5000では下側でしたが、左側と下側とでは各々一長一短があります。
 バリアングル液晶の可動部が下側にあるメリットは、カメラを構えた時にレンズ光軸上に液晶モニターがくるという点です。光学ファインダーと液晶モニターを交互に覗くとき、視線の移動を自然に行うことができます。
 D5200のように可動部が左側にあると、三脚使用時でも自由にアングルをとることが可能です。
 ボディ形状の点では、可動部が左側にあると高さを抑えることができるのに対し、下側にあると液晶左側にもボタンを配置することが可能となるといった違いがあります。

Nikon D5000
2軸方式(下側)のバリアングル液晶(D5000)

 オートフォーカス性能はD7000と同等に

 ミラーレスに対するデジタル一眼レフの強みの一つは、高速なオートフォーカスです。一般的にデジタル一眼レフが搭載している位相差方式のオートフォーカスは、ピント位置が前後のどちらにずれているのかを直接把握できるため、高速なピント合わせが可能です。とくに、前後に動きのある被写体の撮影は、ミラーレスカメラで一般的なコントラスト方式にとって苦手な分野といえます。
 D5100やD3200のオートフォーカスモジュールはマルチCAM1000でしたが、D5200ではD7000と同じCAM4800DXが採用されました。そのため、測距点が11点から39点に増えただけでなく、クロス測距点も中央1点から9点に強化されています。

ニコン Nikon D5200 Blank ニコン Nikon D5100
D5200(左側)とD5100(右側)のファインダーイメージ。
視野率、撮影倍率はどちらも95%、0.78倍。

 実質的な連写性能は強化

 D5200の内面の進化は、連写性能の強化にも表れています。D5100でも4コマ/秒の連写が可能でしたが、連写時には1コマ目の位置でピントが固定されます。そのため、近づいてくる被写体に対しては、単写モードでオートフォーカスを合わせる必要がありました。
 これがD5200では、ピント位置固定で5コマ/秒、オートフォーカスを可動させながらでも3コマ/秒での連写が可能となりました。このあたりの強化は、運動会での撮影などに力を発揮すると思います。
 なお、画素数が増えたことの影響で、連続撮影枚数がD5100の16コマから、D5200では8コマ(いずれも14bitRAW撮影時)に低下している点は注意が必要です。8コマ撮れれば一般的な撮影ではまず問題はありませんが、撮影シーンによっては注意が必要です。

 一番のポイント、描写力の強化

 D5200の一番の進化は、描写力の強化です。まず、イメージセンサーの有効画素数が1620万画素から2410万画素へと、約5割増えています。このことによって、より高精細で解像力のある画像を得ることができます。

画素ピッチ
1620万画素から2410万画素へと画素数は5割増しに。

 また、描写性能の点では、画像処理エンジンがEXPEED2から、D7000やD3200と同じEXPEED3に進化した点も重要です。画素数のアップも相まって、D7000を上回る描写性能であることが期待されます。

 それでは実際に、ニコンの新型デジタル一眼レフ、D5200の実力をテストしてみます。


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2.ニコン D5200を開封し外観をチェック

 ニコン Nikon D5200を開封する

 ニコンD5200の発表は2012年11月6日で、12月15日に発売開始となりました。カラーはブラックとレッドに加えて、新たにブロンズも用意されています。販売形態は、ボディのみ、ボディに18-55mm標準ズームレンズがセットになった「18-55VRレンズキット」、これに55-300mm望遠ズームが付属した「ダブルズームキット」の3つですが、ボディ単体ではブラックモデルのみとなりますので注意が必要です。

 販売開始時点の実売価格は、ボディ単体で7万円台、レンズキットで8万円台、ダブルズームキットは11万円台となっています。D5100発売時点では、ボディ単体が7万円強、レンズキットが7万円台、ダブルズームキットが8万円台でしたので、Dセット価格はやや高めと言えるかもしれません。

 今回は、18-55VRレンズキットを購入しました。

Nikon D5200

 Nikon D5200 18-55VRレンズキットのパッケージ。ブラックを基調とした箱に、D5200の写真が印刷されています。基本的にD5100のものと同じです。

Nikon D5200

 ケースを開けると、上段に使用説明書やCD-ROM等が入っており、その下に、本体や付属品が格納されています。カメラ本体は左端の箱、中央はストラップ等の付属品、一番右が18-55mmズームレンズとなります。このあたりもD5100と同じです。

Nikon D5200

 付属品。左上から使用説明書、活用ガイドCD-ROM、ViewNX2ソフトウェアCD-ROM、バッテリーチャージャーMH-24、Li-ionリチャージャブルバッテリーEN-EL14、アイピースキャップDK-5、USBケーブルUC-E17、オーディオビデオケーブルEG-CP16、ストラップAN-DC3。冊子で付属する使用説明書は108ページの簡易版で、詳細はCD-ROMの中に入っている活用ガイドを参照する必要があります。
 本体用の保証書は国内のみ有効のものですが、レンズ用は国際保証書となっています。

 ニコン Nikon D5200の本体をチェック

Nikon D5200

 ボディ前面。基本的なデザインはD5100を踏襲しています。サイズはD3200とも同等のコンパクトボディです。写真ではわかりずらいですが、モードダイヤルの左側に立っているライブビュー切換レバーの高さが高くなっています。

Nikon D5200

 ボディ背面側。液晶モニターはバリアングル可動できるため、写真のように反転させておくことが可能です。ボタンやダイヤル類は、OKボタンのまわりにあるマルチセレクターの形状が少し変わった以外は、ほぼD5100と同じです。

Nikon D5200

 液晶モニターを表示させた状態。通常はこのスタイルで撮影することになります。

Nikon D5200

 ボディ上面。D5100と異なるのは、左肩ロゴ部分にあったステレオマイクがペンタ部アクセサリーシュー前に移設された点と、新たにドライブボタンが設置された点です。モードダイヤルに記載されている内容はD5100と同じ。

Nikon D5200

 ボディ底面。底面部に施されている滑り止めパターン形状が変わりましたが、基本的にはD5100と同じです。三脚用の穴はレンズ光軸上に置かれています。

Nikon D5200

 ボディ左側面。こちら側には外部接続端子が置かれています。D5100とは、ボディ側面から前面に至る稜線部分のデザインが変わっています。また、D5100ではFnボタンはセルフタイマーボタンと兼用でしたが、D5200ではボディ上面にドライブボタンが新設されたため、Fn専用ボタンとなりました。

Nikon D5200

 ボディ右側面。こちら側はD5100とほとんど同じですが、細かいところではグリップ部分の赤いラインが長くなっています。グリップ部の後ろ側はSDカード挿入部のカバーです。

Nikon D5200

 ペンタ部に置かれているNikonのロゴ。刻印されている中に白いインクが流し込まれています。

Nikon D5200

 D5200のロゴ。D5100ではロゴの上にステレオマイクが置かれていましたが、D5200ではペンタ部に移設されています。

Nikon D5200

 右手側のグリップ部。大型のランプは、AF補助光とセルフタイマーランプ、赤目軽減ランプを兼ねています。グリップ部にある丸いプラスティックはリモコン受光部。リモコン受光部は液晶モニター側にもあります。

Nikon D5200

 基本的なレイアウトはD5100と同じですが、infoボタンの左側にドライブボタンが新設されています。D5200の進化ポイントの一つに、連写モードでもオートフォーカスが可動することがあり、よりドライブモード切換を多用することが想定されているのだと思います。ライブビュースイッチの高さが撮影モードダイヤルと同じになっていますので、より操作性が高まっています。

Nikon D5200

 グリップ親指部分。ファインダー横には視度補正ダイヤルが設置されています。

Nikon D5200

 液晶モニター右側のメインコントロール部。ほぼD5100を踏襲しています。削除ボタンの上にあるのはSDカードアクセスランプです。

Nikon D5200

 ボディ左肩。MENUボタンの左にあるのが背面側のリモコン受光部です。ストラップ取り付け部の上にある穴はスピーカーです。

Nikon D5200

 アイピースキャップDK-5を装着するために、接眼目当てDK-20を取り外した状態です。

Nikon D5200

 アイピースキャップDK-5を装着した状態。ファインダーから顔を離して撮影するときに、ファインダーからの入射光によって露出や画像に影響がでることを防止します。

Nikon D5200

 ボディ右側面にあるSDカードカバーを開いた状態。挿入方向のガイダンスシールが貼付されています。

Nikon D5200

 メモリーカードを挿入しつつある状態。カードのラベル部が手前側となります。

Nikon D5200

 ボディ左側面にある外部接続端子カバーを開いた状態。左上は外部マイク入力端子、左下はアクセサリーターミナル、右上はUSB/オーディオビデオ出力端子、右下はHDMIミニ端子。アクセサリーターミナルには、ワイヤレスリモートコントローラーWR-R10やリモートコードMC-DC2、GPSユニットGP-1を接続できます。

Nikon D5200

 ボディ底面のバッテリー室カバーを開いた状態。蓋部分にはバッテリー挿入方向のガイダンスが刻印されています。

Nikon D5200

 バッテリーを挿入しつつある状態。

Nikon D5200

 液晶パネルは3型92万ドットのもので、アスペクト比は4:3となっています。iボタンを押すと、画面下部が選択され、直接値を変えることができます。

Nikon D5200

 AF-S 50mmF1.4Gを装着した状態。カメラ本体がコンパクトなため、レンズが大きく見えます。

Nikon D5200

 内蔵ストロボをポップアップさせた状態。ペンタ部左側にあるポップアップボタンは電子式のため、電源が入っていないと動作しません。

Nikon D5200

 D5100からの変化として、右下部分に滑り止め用のゴムが貼付されており、より安定したホールディングが可能となっています。

Nikon D5200

 アクセサリーシューの前に移設されたステレオマイク。アクセサリーシューにはカバーが装着されています。

Nikon D5200

 液晶モニターの輝度は十分で視認性も良好です。

Nikon D5200

 ライブビュー表示中には、動画情報を表示されることも可能です。

Nikon D5200

 液晶モニターをバリアングル可動させた状態。液晶パネルの視野角は比較的広いため、視認性は良好です。

 ニコン Nikon D5200の付属品をチェック

Nikon D5200

 D5200に使用するバッテリーEN-EL14やバッテリーチャージャーMH-24はD5100やD3200、COOLPIX P7100に採用されているものと同じです。EN-EL14を約90分で充電できます。

Nikon D5200

 コンセントに接続するプラグ部分は回転式で、本体内に格納可能となっています。可搬性の点でメリットがあります。MH-24は中国製。

Nikon D5200

 バッテリーパックEN-EL14。容量は7.4V 1030mAhで、静止画で約500コマ(1コマ撮影モード)の撮影が可能です。なお、ニコンの社内基準では、約1700コマ(連続撮影モード)が撮影できます。動画撮影では40分です。

Nikon D5200

 バッテリーパックには偽造防止用のホログラムが付いています。セルは中国製で、パッケージングはインドネシアで行われていると標記されています。

Nikon D5200

 本体にはアイピースキャップDK-5が同梱されています。D5200にはアイピースシャッターが内蔵されていないため、ファインダーから顔を離して撮影する場合は、ファインダーからの入光を防ぐため、アイピースキャップの使用が推奨されています。DK-5装着には、標準で付いている接眼目当てDK-20を取り外す必要があるため、少々手間がかかります。

Nikon D5200

 アイピースキャップの裏側には、ストラップに止めるためのクリップが付いています。

Nikon D5200

 付属するUSBケーブルUC-E17。パソコンやプリンター等との接続に使用します。

Nikon D5200

 付属するオーディオビデオケーブルEG-CP16。D5100用のケーブルはモノラルでしたが、D5200ではステレオケーブルとなっています。

Nikon D5200

 ケーブルには比較的大型のフェライトコアが装着されています。高周波ノイズの低減に効果があります。

Nikon D5200

 付属するストラップ。しっかりとしたつくりのものですが、ロゴ部分は刺繍ではなくプリントとなっています。

Nikon D5200

 ボディに付属するボディーキャップBF-1B。

Nikon D5200

 ボディのレンズ用バヨネットを利用して固定するための爪があります。

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3.ニコン D5200の描写性能はどうか?

 描写力チェック1:高感度性能

 ニコン D5200の基本感度はISO100で、標準ではISO6400まで設定可能となっています。さらに、拡張設定ではISO25600相当まで拡げることができます。
 ノイズ低減処理方法としては、カメラ内で設定する方法と、RAWで撮影しパソコン上での現像段階で行う方法とがあります。なお、カメラ内で設定した場合でも、RAWファイルには変更は加えられませんので、後から編集することも可能です。

 カメラ内でのノイズ低減は、「高感度ノイズ低減」と「長秒時ノイズ低減」の2つがあります。どちらも、撮影メニューの中で設定可能となっています。

 「高感度ノイズ低減」は「しない」、「弱め」、「標準」、「強め」の4種類が設定可能となっています。「しない」にした場合には、ISO1600以上の高感度時にノイズ低減処理がかかります。この場合でも、「弱め」に設定した時よりもさらに弱くかかります。「弱め」「標準」「強め」にした場合には、常にノイズ低減処理がかかります。

 「長秒時ノイズ低減」は、「する」と「しない」のどちらかに設定します。「する」に設定すると1秒よりも低速のシャッター速度で撮影したときに長秒時ノイズ低減がかかります。長秒時ノイズ低減処理を行うと、画像を記録するのにかかる時間が長くなります。「しない」にした場合には、ノイズ低減処理はかかりません。

 このあたりの設定は、基本的にD5100と同じです。

 D5200では、高感度ノイズ低減処理を「しない」にしても、ISO800まではほとんどノイズを感じません。ISO1600になると、わずかにノイズが見られますが、気にならないレベルに留まっています。ISO3200では、暗部を中心にややノイズが目立ってきますが、このあたりまでなら十分常用域だと感じました。

 高感度ノイズ低減処理を「標準」にすると、概ね1段程度ノイズ感が低減されます。ISO6400でも常用できるノイズレベルとなっています。

 ISO12800以上では、それなりにノイズが増えてきます。また、解像感の低下も感じられます。しかし、画像自体が破たんしている状態にはならないため、縮小するなどの使い方によっては、十分活用可能です。

 D5100と比較すると、高画素化されているものの、高感度性能はほぼD5100と同等レベルであると感じました。

 下記のサンプルは、高感度ノイズ低減を「しない」、「標準」、「強め」の3段階で各ISO感度の撮影を行ったものとなります。表示画像はほぼ等倍画像ですが、クリックすると全体画像が表示されますので、あわせて比較をしていただければと思います。

SONY_ANEX-7
サンプル画像。左下の赤枠の部分を切り出してある。
画像をクリックすると、元画像の全体が開きます。

ISO100(左から「しない」「標準」「強め」)
Nikon D5200Nikon D5200Nikon D5200

ISO200(左から「しない」「標準」「強め」)
Nikon D5200Nikon D5200Nikon D5200

ISO400(左から「しない」「標準」「強め」)
Nikon D5200Nikon D5200Nikon D5200

ISO800(左から「しない」「標準」「強め」)
Nikon D5200Nikon D5200Nikon D5200

ISO1600(左から「しない」「標準」「強め」)
Nikon D5200Nikon D5200Nikon D5200

ISO3200(左から「しない」「標準」「強め」)
Nikon D5200Nikon D5200Nikon D5200

ISO6400(左から「しない」「標準」「強め」)
Nikon D5200Nikon D5200Nikon D5200

ISO12800(左から「しない」「標準」「強め」)
Nikon D5200Nikon D5200Nikon D5200

ISO25600(左から「しない」「標準」「強め」)
Nikon D5200Nikon D5200Nikon D5200

 描写力チェック2:解像度

 Nikon D5200のイメージセンサーは有効2410万画素です。今回テストに使用したAF-S NIKKOR 50mm f/1.4Gは、絞り開放では柔らかい描写ですが、絞っていくにつれて徐々に鮮明度があがっていきました。今回のテストでは、開放から5段絞ると、周辺部を含め解像力が向上したため、F8.0のもので確認を行いました。視覚解像度チェック用ライン、限界解像度チェック用ラインとも、余裕をもって2500本ラインの識別が可能であり、イメージセンサーの画素数を活かしていると感じました。

  レンズ名:AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G
 焦点距離:50mm (35mm換算 約75mm)
 絞り値:F8.0 (開放絞りF1.4から5段絞った状態)
 使用チャート:ISO12233準拠チャート


(下図は、図の赤枠の部分を等倍で切り出したもの。)

Nikon D5200
 限界解像度チェック用のラインでは、2500本まで楽々と視認できています。モアレもほとんど発生していません。

Nikon D5200
 横方向の限界解像度チェック用のラインでも、同様に2500本域まで余裕をもって視認できています。

 描写力チェック3:歪曲収差補正機能

 ニコンD5200には、レンズの特性による歪曲収差を軽減する機能があります。撮影メニューの中にある「自動ゆがみ補正」がそれで、「しない」「する」のどちらかに設定できるようになっています。

 対応しているのは、GタイプとDタイプのレンズのみで、フィッシュアイなど一部のレンズでは機能しません。

 テストに用いたのは、AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRで、広角端の18mm域で確認をしました。

 テストした結果、自動ゆがみ補正機能で極めて良好に補正されることが確認できました。18-55mmVRレンズはもともとそれほど強い歪曲収差があるわけではありませんが、この機能により、ほぼ完全に歪曲収差が解消しています。

 なお、自動ゆがみ補正機能を使用すると、画像周辺部がやや削られることに注意が必要ですが、積極的に活用すべきように感じました。

AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR
焦点距離18mm
(左から「オフ」「オン」)

Nikon D5200 Nikon D5200

4.結局、ニコン D5200は「買い」か?

 独断 素晴らしい!smile ポイント 
  • 小型軽量なボディ。
  • ISO25600まで設定可能な高感度性能。(ISO3200までは十分常用可能) 。
  • 上位機と同等の高速・高性能なオートフォーカス。
  • フルHD動画撮影が可能。
  • 有効2410万画素による解像感。
  • オプションでWi-FiやGPSに対応。
  • 3コマ/秒の連写中にもオートフォーカスは機能。
  • カメラ内の編集機能が豊富。
  • 上位機と同等の描写性能。
  • バリアングル液晶、フラッシュ、ステレオマイクを搭載。

 独断 もう一息!not smile ポイント 
  • モーター非内蔵レンズではAFが機能しない。
  • RAWで8コマ、RAW+JPEGで6コマまでの連写性能。
  • ライブビュー撮影時、記録が終わるまでモニターは暗転。
  • ファインダー視野率が95%に留まる。

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付録1.製品仕様からみた D5200の特長

型式  レンズ交換式一眼レフレックスタイプデジタルカメラ
レンズマウント  ニコンFマウント(AF接点付)
実撮影画角  ニコンDXフォーマット、焦点距離が約1.5倍のFXフォーマットでの画角に相当
有効画素数  2410万画素
 ※D5100は1610万画素
 ※D3200は2416万画素
撮像素子  23.5×15.6mmサイズCMOSセンサー 2471万画素
ダスト低減機能  イメージセンサークリーニング、エアーフローコントロールシステム、イメージダストオフデータ取得
記録画素数  6000×4000(L)
 4496×3000(M)
 2992×2000(S)
 ※D5100は最大4928×3264画素
 ※D3200は最大6016×4000画素
画質モード  RAW14ビット(圧縮)
  JPEG-Baseline準拠
  圧縮率(約):
   FINE(1/4)
   NORMAL(1/8)
   BASIC(1/16)
 RAWとJPEGの同時記録可能
 ※D5100は14ビット、D3200は12ビット
ピクチャー
コントロール
システム
 スタンダード、ニュートラル、ビビッド、モノクローム、ポートレート、風景、いずれも調整可能、カスタムピクチャーコントロール登録可能
記録媒体  SDメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカード(SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカードはUHS-I規格に対応)
対応規格  DCF 2.0(Design rule for Camera File system)、DPOF(Digital Print Order Format)、Exif 2.3(Exchangeable image file format for digital still cameras)、PictBridge
ファインダー  アイレベル式ペンタミラー使用一眼レフレックス式ファインダー
視野率  上下左右とも約95%(対実画面)、0.78倍
 ※D5100、D3200も95%。
アイポイント  接眼レンズ面中央から17.9 mm(-1.0m-1のとき)
視度調節範囲  -1.7~+0.7m-1
ファインダースクリーン  B型クリアマットスクリーンVII
ミラー  クイックリターン式
シャッター  電子制御上下走行式フォーカルプレーンシャッター
シャッタースピード  1/4000~30秒(1/3、1/2ステップに変更可能)、Bulb、Time(別売のリモコンML-L3使用)
 ※D5100、D3200も同じ
フラッシュ同調
シャッタースピード
 X=1/200秒以下の低速シャッタースピードで同調
 ※D5100、D3200も同じ。
レリーズモード  1コマ撮影、低速連続撮影、高速連続撮影、セルフタイマー、2秒リモコン(ML-L3)、瞬時リモコン(ML-L3)、静音撮影
 インターバルタイマー撮影可能
連続撮影速度  最高約3コマ/秒、最高約5コマ/秒(フォーカスモードがマニュアルフォーカス、撮影モードが(シャッター優先オート)または(マニュアル)、1/250秒以上の高速シャッタースピード、その他が初期設定時)
連続撮影枚数  14bitRAWで8コマ
 ※D5100は16コマ
 ※D3200は18コマ
セルフタイマー  作動時間:2、5、10、20秒、撮影コマ数:1~9コマ
露出計連動  CPU連動方式
測光方式  2016分割RGBセンサーによるTTL開放測光方式
 ※D5200、D3200は420分割
測光モード  マルチパターン測光:3D-RGBマルチパターン測光II(GまたはDタイプレンズ使用時)、RGBマルチパターン測光II(その他のCPUレンズ使用時)
 中央部重点測光:φ8mm相当を測光(中央部重点度約75%)
 スポット測光:φ3.5mm相当(全画面の約2.5%)を測光、フォーカスポイントに連動して測光位置可動
測光範囲  マルチパターン測光、中央部重点測光:0~20 EV
 スポット測光:2~20 EV(ISO100、f/1.4レンズ使用時、常温20℃)
露出補正  範囲:±5段、補正ステップ:1/3、1/2ステップに変更可能
撮影モード  オート、発光禁止オート、マルチプログラムオート(プログラムシフト可能)、シャッター優先オート、絞り優先オート、マニュアル
 シーンモード:ポートレート、風景、こどもスナップ、スポーツ、クローズアップ、夜景ポートレート、夜景、パーティー、海・雪、夕焼け、トワイライト、ペット、キャンドルライト、桜、紅葉、料理
 スペシャルエフェクトモード:ナイトビジョン、カラースケッチ、ミニチュア効果、セレクトカラー、シルエット、ハイキー、ローキー
オートブラケティング  AEブラケティング時、撮影コマ数:3コマ、補正ステップ:1/3、1/2ステップ
 ホワイトバランスブラケティング時、撮影コマ数:3コマ、補正ステップ:1ステップ
 アクティブD-ライティングブラケティング時、撮影コマ数:2コマ
ISO感度  ISO 100~6400(1/3ステップ)、ISO 6400に対し約0.3、0.7、1、2段(ISO 25600相当)の増感、感度自動制御が可能
 ※D5100は同じ。
 
※D3200はISO200~6400、拡張でISO12800相当
アクティブ
D-ライティング
 オート、より強め、強め、標準、弱め、しない
オートフォーカス  TTL位相差検出方式:フォーカスポイント39点(うち、クロスタイプセンサー9点)、マルチCAM 4800DXオートフォーカスセンサーモジュールで検出、AF補助光(約0.5~3m)付
 ※D5200、D3200はマルチCAM 1000オートフォーカスセンサーモジュール:フォーカスポイント11点(うち、クロスタイプセンサー1点)
検出範囲  -1~+19 EV(ISO 100、常温(20℃))
レンズサーボ  オートフォーカス(AF):シングルAFサーボ(AF-S)、コンティニュアスAFサーボ(AF-C)、AFサーボモード自動切り換え(AF-A)を選択可能、被写体条件により自動的に予測駆動フォーカスに移行
 マニュアルフォーカス(MF):フォーカスエイド可能
AFエリアモード  シングルポイントAF、ダイナミックAF、オートエリアAF、3D-トラッキング(11点)
フォーカスポイント  11点のフォーカスポイント
フォーカスロック  AE/AFロックボタン、またはシングルAFサーボ(AF-S)時にシャッターボタン半押し
内蔵フラッシュ  ガイドナンバー:約12(マニュアルフル発光時約13)(ISO 100• m、20℃)
調光方式  420分割RGBセンサーによるTTL調光制御
フラッシュモード  通常発光オート、赤目軽減オート、通常発光オート+スローシャッター、赤目軽減オート+スローシャッター、通常発光、赤目軽減発光、通常発光+スローシャッター、赤目軽減発光+スローシャッター、後幕発光+スローシャッター、後幕発光、発光禁止
調光補正  範囲:-3~+1段、補正ステップ:1/3、1/2ステップ
レディーライト  内蔵フラッシュ、SB-900、SB-800、SB-700、SB-600、SB-400など使用時に充電完了で点灯、フル発光による露出警告時は点滅
アクセサリーシュー  ホットシュー (ISO 518)装備:シンクロ接点、通信接点、セーフティーロック機構(ロック穴)付
ホワイトバランス  オート、電球、蛍光灯(7種)、晴天、フラッシュ、曇天、晴天日陰、プリセットマニュアル、プリセットマニュアル以外はいずれも微調整可能
動画機能  撮像素子によるTTL測光方式
測光モード  マルチパターン測光
記録画素数
フレームレート
 1920×1080:30p/25p/24p、1280×720:30p/25p/24p、640×424: 30p/25p
(標準/高画質選択可能)• 30p:29.97fps、25p:25fps、24p:23.976fps
 30p は[ビデオ出力]が[NTSC]の場合に選択可能
 25p は[ビデオ出力]が[PAL]の場合に選択可能
 ※D5100、D3200は最大で1920x1080(30p)
ファイル形式  MOV H.264/MPEG-4 AVC
音声記録方式  リニアPCM
 内蔵モノラルマイク、外部マイク使用可能(ステレオ録音)、マイク感度設定可能
液晶モニター  3型低温ポリシリコンTFT液晶、約92万ドット(VGA)、バリアングル方式、視野角170°、視野率100%、 明るさ調整可能
 ※D5100、D3200も同じ
再生機能  1コマ再生、サムネイル再生(4、9、72分割またはカレンダーモード)、拡大再生、動画再生、スライドショー、ヒストグラム表示、ハイライト表示、撮影画像の縦位置自動回転、画像コメント入力可能(英数字36文字まで)
インターフェース  Hi-Speed USB
 HDMIミニ端子(Type C)装備
 アクセサリーターミナル
 ステレオミニジャック(φ3.5mm)
画像編集  D-ライティング、赤目補正、トリミング、モノトーン、フィルター効果、カラーカスタマイズ、画像合成、RAW現像、リサイズ、簡単レタッチ、傾き補正、ゆがみ補正、魚眼効果、塗り絵、カラースケッチ、アオリ効果、ミニチュア効果、セレクトカラー、動画編集
表示言語  日本語、英語
電源  Li-ionリチャージャブルバッテリー EN-EL14(1個使用)
 ACアダプター EH-5b(パワーコネクター EP-5Aと組み合わせて使用)(別売)
 撮影枚数は静止画で約500枚
 ※D5100は約660枚
 ※D3200は約540枚
寸法(W×H×D)  約129.0×98.0×78.0mm
 ※D5200は約128×97×79 mm
 ※D3200は約125×96×76.5 mm
質量  約555g(バッテリーおよびSDメモリーカードを含む、ボディーキャップを除く)
 約505g(本体のみ)
 ※D5100は約560g/約510g
 ※D3200は約505g/455g
動作環境  0~40℃ 85%以下(結露しないこと)
付属品  Li-ionリチャージャブルバッテリー EN-EL14
 バッテリーチャージャー MH-24
 USBケーブル UC-E17
 オーディオビデオケーブル EG-CP16
 ストラップ AN-DC3 BK(ブラックの場合)またはAN-DC3 RD(レッドの場合)またはAN-DC3 BZ(ブロンズの場合)
 ボディーキャップ BF-1B
 アクセサリーシューカバー BS-1
 アイピースキャップ DK-5
 接眼目当て DK-20
 ViewNX 2 CD-ROM

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付録2.発売前のファーストレビュー

【一口コラム】24メガ画素のバリアングル機

 ニコンのエントリー&ミドルクラス、D5200が正式発表となった。2011年4月に登場したD5100の後継機で、イメージセンサーを中心にブラッシュアップがされている。仕様的には、噂情報で流れていたものとほぼ同じであるが、年内12月に発売開始となる見込みだ。

 D5100と比較すると、次のような特長がある。
  • イメージセンサーは有効2410万画素で、D5100の1620万画素から5割アップとなった。なお、D3200も24メガ画素だが、D3200の最大サイズは6016x4000であるのに対し、D5200は6000x4000となっているので、完全に同じわけではない。
  • 画像処理エンジンは、D5100のEXPEED2から、D7000やD3200と同じEXPEED3に進化。
  • オートフォーカスモジュールはD5100やD3200のマルチCAM 1000から、D7000と同じマルチCAM 4800DXに。測距点も11点(うちクロスは1点)から39点(うちクロス9点)に増えた。
  • D7000と同等の2016分割RGBセンサーを搭載したシーン認識システムを搭載。D5100やD3200では420分割であった。
  • 連写速度は4コマ/秒から5コマ/秒に高速化(マニュアルフォーカス時)。オートフォーカス時にも3コマ/秒の連写に対応。
  • 連続撮影枚数は、RAWで16コマから8コマに減少。
  • バッテリーはEN-EL14と同じものの、最大撮影枚数は660枚から500枚に減少。
  • サイズ、重さはほぼ同じ。
 今回登場したD5200と、D5100、D3200の主な仕様を比較すると次のようになる。

【D5200と、D5100、D3200の比較】
機種名 D5100 D5200 D3200
イメージセンサー APS-C
有効約1620万画素
APS-C
有効約2410万画素
APS-C
有効約2416万画素
マウント ニコン Fマウント
ファインダー ペンタミラー
視野率95% 倍率0.78倍
ペンタミラー
視野率95% 倍率0.8倍
ISO感度 ISO100-6400
(拡張でISO100-25600)
ISO100-6400
(拡張でISO100-12800)
シャッタースピード 30-1/4000秒
(シンクロ同期は1/200秒以下)
液晶モニター 3型92万ドット
バリアングル
3型92万ドット
連写速度 4コマ/秒
14bitRAWで連続16コマ
5コマ/秒
14bitRAWで連続8コマ
4コマ/秒
12bitRAWで連続18コマ
動画撮影 1920x1080
(30p)
1920x1080
(60i)
1920x1080
(30p)
バッテリー EN-EL14
660枚
EN-EL14
500枚
EN-EL14
540枚
サイズ
(W x H x D)
128×97×79 mm 129.0×98.0×78.0mm 125×96×76.5 mm
重さ 560g/510g 555g/505g 505g/455g


Nikon D5200 Nikon D5100
 D5200(左側)とD5100(右側)。正面から見たデザインはほぼ同じで、ロゴをみないと違いに気が付かないかもしれない。ペンタ部両側のラインがややなだらかに変わっている。

Nikon D5200 Nikon D5100
 D5200(左側)とD5100(右側)。液晶パネル側のデザインもほぼ同じ。両機種ともニコン唯一のバリアングル液晶を搭載している。D5200では、モードダイヤルの右側に見えるライブビューレバーの高さが高くなっていることがわかる。

Nikon D5200 Nikon D5100
 D5200(左側)とD5100(右側)。アクセサリーシューの前にステレオマイクが内蔵された。また、オートフォーカス時でも3コマ/秒の連写に対応したせいか、モードダイヤルの右にドライブボタンが新設されている。
Nikon D5200 Nikon D5100
 D5200(左側)とD5100(右側)。D5200には、ブラック、レッドに加えて、新しいカラーであるブロンズが加わった。斜め前から見ると、ロゴあたりの稜線処理も変わっている。

 D5200の発売は12月の予定で、ボディ単体が9万円、18-55mm標準ズームの付いたレンズキットが10万円、これに55-300mm望遠ズームもセットになったダブルズームキットが13万5千円の見込みとなっている。D5100発売時点のボディ単体の実売価格は7万円台であったので、やや高めのスタートとなるが、4月に登場したD3200のスタート価格が7万円台であったことを考えると、想定内の価格かもしれない。

(2012年11月6日 記)

 ニコンから、D5200の発売日が発表された。12月15日(土)で、当初の予定通り、本体のみ、標準ズームレンズのキット、これに望遠ズームの付いたダブルズームキットの3種類となる。この一か月間で、値段もやや下がってきており、本体のみで7万円台、標準ズームレンズキットは8万円台、ダブルズームキットは11万円台なので、各々1万円から2万円程度下がったようだ。価格的には、D3200登場時とほぼ同じレベルと言えるだろう。

(2012年12月7日 記)



 独断 デジカメ対決! どっちが良い? 


☆ vs キヤノン EOSKissX6i
☆ vs ソニー α57
☆ vs ペンタックス K-30
☆ vs ニコン D3200

 

【厳選レビュー記事】

◎デジカメWatch 【新製品レビュー】ニコンD5200

  2012年12月20日 大浦タケシ
  • 正常進化したバリアングル液晶モデル。
  • 完成度の高い2,410万画素センサーを新採用。
  • 安心感のあるAFシステムを搭載。
  • 可動式モニターやグラフィカルなUIも特徴。
  • トレンドの機能も充実。
  • 実写サンプル。

◎ITmedia 長く楽しめる2410万画素CMOSエントリーモデル――ニコン「D5200」

  2012年12月14日 野村シンヤ
  • 画素数は2410万に大幅アップ AF性能強化、スマホ対応などさらなる進化を遂げる。
  • ボディ細部にさまざまな工夫と機能。
  • 入門機といえども秀逸な画質。
  • 作例。

◎ITmedia ニコン、上位機のエッセンスを取り込んだ2410万画素CMOS搭載機「D5200」

  2012年11月 6日 編集部
  • バリアングル液晶を備えたエントリークラスの製品で、撮像素子には有効2410万画素。
  • 露出制御には上位機と同じく2016分割RGBセンサーを採用。
  • AFセンサーにはDXフォーマット最上位機「D7000」と同じくマルチCAM4800DXオートフォーカスセンサーモジュールを採用。
  • メニュー画面には新GUIを採用しており、クラシック/グラフィックの2パターンから選択可能。
  • 本体カラーはブラック、レッド、ブロンズが展開される(ボディ単体での販売はブラックのみ)。

◎デジカメWatch ニコン、2,410万画素になったフリーアングル機「D5200」

  2012年11月 6日 武石修
  • 「D5200」を12月に発売。価格はオープンプライス。カラーはブラック、レッド、ブロンズを用意。
  • 店頭予想価格は、ボディのみが9万円前後、「18-55mmレンズキット」が10万円前後、「ダブルズームキット」が13万5千円円前後の見込み。
  • 画素数を向上させたほか、画像処理エンジンを強化。
  • フリーアングル液晶を継承。
  • AF可能な純正レンズはAF-SレンズおよびAF-Iレンズ。
  • 画像処理エンジンもEXPEED 2からEXPEED 3になり、上位モデルの「D7000」と同等。
  • AFセンサーはD7000と同じマルチCAM4800DXオートフォーカスセンサーモジュールを採用。
  • 電源はD5100と同じ「EN-EL14」。撮影可能枚数は約500コマ。


【ニコン D5200 基本仕様】
画素数 2426万(有効) 画像素子  APS-Cサイズ CMOS
ISO感度 100~6400
(拡張でISO25600)
 
記録フォーマット  JPEG/RAW(14bit) 
連写撮影 5 コマ/秒  シャッタースピード 1/4000~30 秒 
液晶モニター 3インチ 92万ドット  ファインダー形式  ペンタミラー
ファインダー視野率(上下/左右) 95/95 ファインダー倍率 0.78
電池タイプ 専用電池  専用電池型番 EN-EL14
撮影枚数 500枚 レンズマウント ニコンFマウント 
記録メディア SDHCカード SDカード SDXCカード  
手振れ補正機能   ゴミ取り機能 
ライブビュー   バリアングル 
内蔵フラッシュ   RAW+JPG同時撮影 
動画撮影 1920x1080(30p)
幅x高さx奥行き 141×113×82 mm  本体重量 555g/505g
セット販売 18-55VR レンズキット(AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR)
ダブルレンズキット(レンズキット+AF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VR)

 ニコン D5200 メーカー製品仕様のページ
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