トップページ > デジカメ徹底レビュー > ニコン > ニコン AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G (Special Edition) |
特集 ニコン AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G (Special Edition) |
ニコン AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G (Special Edition)
by Inaba Kunio
高級感あるデザインの標準レンズ 評価:5.0
|
![]() |
1. レンズ仕様
2. MTF曲線(ニコン ホームページより)AF-S 50mm F1.8G 3. レンズ構成図(ニコン ホームページより)![]() ![]()
4. 製品外観
Dfレンズキットに同梱されているレンズ関係の付属品です。左上よりレンズフードHB-47、レンズキャップLC-58、レンズ裏ぶたLF-4、レンズ本体、レンズソフトケースCL-1013。基本的に単体で販売されているものと同じものが付いています。
AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G (Special Edition)。Aiレンズの絞りリングに似せたシルバーのラインがデザイン上の特徴です。ピントリングのデザインもAF-S NIKKOR 50mm f/1.8G通常版(製品レビュー)のものから変わっています。
レンズ正面。AF-S50mmF1.4G(製品レビュー)とは異なり、レンズ前面側に仕様が印字されています。
AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G (Special Edition)のレンズマウント側。マウント部は金属製です。AF用のモーターを内蔵しているため、AF連動軸はありません。
AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G (Special Edition)の鏡胴内には反射防止用のために段々と艶消し塗装が施されています。写真は無限遠の状態で、この時にレンズ前玉は一番奥になります。
ピント位置を近づけるとともに前玉が前進します。写真の状態は最短距離45cm時のものです。
レンズ側面にはフォーカスモード切替スイッチが置かれています。
レンズ上面側にはクリアーカバーの内側に距離指標が付けられています。シルバーのライン上には絞りF16時の被写界深度を示すガイドが付けられています。レンズ名称の下にある白いポッチは、ボディに装着するときの指標です。
レンズの下面側。フィルター径の58mmが表示されています。レンズ本体は中国製。
AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G (Special Edition)を通常版(右側)と比較すると、基本的には同じ構造であるものの、受ける印象はかなり違うことがわかります。
距離指標などの基本的な構造は通常版(右側)と同じです。Special Editionでは、飾りのラインが入ったことで、フォーカスモード切替スイッチの位置がマウント側にシフトされています。
レンズ前面の形状は同じですが、Special Edition(左側)では文字が鮮やかな白色となっています。
レンズ下面側。どちらのレンズも中国製です。
レンズ単体での重さの実測値は189.1gでした。メーカー公表値は190gです。
Dfに装着した状態。クラシカルなボディデザインにマッチしています。
付属するレンズフードHB-47を装着した状態。レンズ先端に切ってあるバヨネット部を使って装着します。
レンズキャップLC-58。アタッチメントサイズは58mmとなっています。つまみ部分が中央にあるため、フードを装着した状態でも脱着が容易です。
レンズキャップの裏側。フィルター径58mmが刻印されています。
レンズ裏ぶたLF-4。Fマウントレンズ用の一般的なものです。
LF-4は、レンズ後端のバヨネット部の爪を使って装着する構造となっています。
付属するレンズフードHB-47。内側は反射を抑制するために艶消し処理が施されています。
付属するレンズソフトケースCL-1013。AF-S 50mm F1.4Gにも対応しています。 Sponsored Links 5. 描写力(1) 歪曲収差今回撮影に使用したDfには、周辺光量の低下を補正する「ヴィネットコントロール」機能と、歪曲収差を補正する「自動ゆがみ補正」機能が搭載されています。どちらも、Gタイプ、Eタイプ、Dタイプのレンズを装着している時に機能します。「ヴィネットコントロール」機能は、「強め」、「標準」、「弱め」、「しない」から選択でき、「自動ゆがみ補正」機能は、「する」、「しない」のどちらかを選ぶことになります。下記のサンプルを見てもらえばわかるとおり、もともとこのレンズは標準レンズとして良好に補正がされており、周辺光量不足や歪曲収差はあまり気になりません。 左側は、どちらの補正機能も「しない」にしたもので、右側は「ヴィネットコントロール」は「標準」に、「自動ゆがみ補正」は「する」にしたものです。周辺光量がさらに改善されるとともに、周辺部にわずかにあった樽型収差もほぼ完全に補正されています。
焦点距離50mm F1.8 (2) 解像力解像力の点でも、標準レンズとしては良好な数値を示しています。画像中心部については、絞り開放では描写自体は柔らかいものの、絞るにつれて徐々に鮮明度が上がるという大口径標準レンズで典型的な傾向を示しています。1段絞った画像でも、テスト用に用いたISO12233チャートの限界値である2500本のラインを視認できましたが、概ね2段から3段程度絞るとかなり鮮明度が上がります。 周辺部に関しては、一般的な標準レンズに比べると、絞り開放でもしっかりとした画像であると思いました。中心部と同様に絞るにつれて鮮明度が上がっていきます。やはり3段程度絞るとかなり良好になります。なお、これは通常版でも感じたことですが、周辺部については絞っていっても、わずかながら像の流れが残っています。 下記のサンプルは絞り開放から6段分絞った状態までの画像です。掲載しているものは概ね1/2に縮小していますが、クリックすると元画像が開きますので、あわせてご参照ください。
50.0mm F1.8 |
|
Sponsored Links |