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特集 ニコン Nikon Df
1.ニコン Dfの位置づけと概要 |
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ニコン Df
by Inaba Kunio
クラシカルなテイストのフルサイズ・デジタル一眼レフ
評価:5.0
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クラシカルなテイストのフルサイズ機11月28日、ニコンのDfが発売開始となりました。Dfの特徴を一言で表せば、D4の描写性能をマニュアル・一眼レフのデザインの中に搭載したカメラ、ということになります。とくにクラシカルなテイストのデザインは今までにないポイントであり、「持つ喜び」にも配慮したデジタル一眼レフに仕上げられています。→発売前の記事「一口コラム:クラシカルなテイストのフルサイズ機」。
Dfと同じ描写力を持ったニコンD4。デザインだけでなくサイズも全く違います。
ニコン Dfにはデザイン以外にも様々な特徴があり、主なものを上げると次の通りとなります。
また、イメージセンサーや画像処理エンジンは、D610相当ではなくフラグシップ機であるD4のものが搭載されている点にも注目すべきと思います。大きな画素サイズを生かした階調性やISO204800相当(D610はISO25600相当)の高感度性能は、解像力だけでない高い描写力を生み出しています。 Dfの魅力は?フィルム時代の一眼レフを彷彿とさせるデザインということでは、DfはオリンパスのOM-D E-M5(製品レビュー)やE-M1(製品レビュー)に続くカメラとなります。ニコンの発表会でも、1枚1枚を時間をかけて大切に撮影することを重視したことに触れられており、今までのデジタル一眼レフとは異なる切り口のカメラであると言えます。ソニーのα7(製品レビュー)を評価したときにも感じましたが、シンプルで無駄を省いたフォルムは、カメラは写真を撮るための道具であることを強くアピールしているように感じられます。どちらのカメラもフルサイズ機としてはコンパクトであるのも、小型軽量性を重視したというよりは、必要性の低いものを省いていった結果コンパクトになったのだと思われます。
フィルム時代のマニュアル一眼レフを彷彿とさせるペンタ部のデザイン。Nikonのロゴも、当時の直立タイプが採用されました。 それでは、ニコンのフルサイズ・デジタル一眼レフ、Dfの実力をテストしてみたいと思います。 |
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