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特集 ニコン Df

ニコン Df ~クラシカルなデザインのフルサイズ機

ニコン Df  by Inaba Kunio    クラシカルなテイストのフルサイズ・デジタル一眼レフ  評価:5.0
ニコン  Df Nikon


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1.ニコン Dfの位置づけと概要


 クラシカルなテイストのフルサイズ機

 11月28日、ニコンのDfが発売開始となりました。Dfの特徴を一言で表せば、D4の描写性能をマニュアル・一眼レフのデザインの中に搭載したカメラ、ということになります。とくにクラシカルなテイストのデザインは今までにないポイントであり、「持つ喜び」にも配慮したデジタル一眼レフに仕上げられています。

 →発売前の記事一口コラム:クラシカルなテイストのフルサイズ機


ニコン D4
Dfと同じ描写力を持ったニコンD4。デザインだけでなくサイズも全く違います。

 ニコン Dfにはデザイン以外にも様々な特徴があり、主なものを上げると次の通りとなります。
  • ニコンのフラグシップ機D4と同じ有効1625万画素フルサイズイメージセンサーと画像処理エンジンEXPEED3を搭載。基本的な描写性能はD4と同等となります。
  • 金属を多用した防塵・防滴ボディで、ダイヤルを中心としたインターフェース。
  • 光学ファインダーの視野率100%、倍率0.7倍と、仕様上はD4と同じです。ただしD4には内蔵されているアイピースシャッターは省略されました。
  • シャッタースピードは30~1/4000秒まで、X接点は1/200秒と、D610と同じクラスのシャッターユニットとなっています。
  • オートフォーカス・モジュールもD610と同じマルチCAM4800を搭載しています。
  • 連写速度は、最高で5.5コマ/秒。14bitロスレス圧縮で29コマの連続撮影が可能です。特に連続撮影可能枚数は、D610の倍以上となっています。
  • 非Aiレンズでの開放測光撮影に対応しています。
  • 液晶モニターは3.2型92万ドット(640x480でアスペクト比は4:3)で、D4やD610のものと同じです。
  • 動画性能撮影には非対応ですので、静止画のみが撮影できます。ライブビュー撮影には対応しています。
  • ボディサイズは143.5x110x66.5mm、重さは765g/710gで、ニコンFXの中では最小最軽量となります。
 面白い仕様としては、非Aiレンズでも開放測光で撮影できることがあげられます。レンズの登録が必要で、当然ながらマニュアルフォーカスとなりますが、Dfではフィルムカメラと同じように非Aiレンズを使えるため、古くからのニコンユーザーのデジタルカメラへの移行を促進するかもしれません。

 また、イメージセンサーや画像処理エンジンは、D610相当ではなくフラグシップ機であるD4のものが搭載されている点にも注目すべきと思います。大きな画素サイズを生かした階調性やISO204800相当(D610はISO25600相当)の高感度性能は、解像力だけでない高い描写力を生み出しています。

 Dfの魅力は?

 フィルム時代の一眼レフを彷彿とさせるデザインということでは、DfはオリンパスのOM-D E-M5(製品レビュー)E-M1(製品レビュー)に続くカメラとなります。ニコンの発表会でも、1枚1枚を時間をかけて大切に撮影することを重視したことに触れられており、今までのデジタル一眼レフとは異なる切り口のカメラであると言えます。

 ソニーのα7(製品レビュー)を評価したときにも感じましたが、シンプルで無駄を省いたフォルムは、カメラは写真を撮るための道具であることを強くアピールしているように感じられます。どちらのカメラもフルサイズ機としてはコンパクトであるのも、小型軽量性を重視したというよりは、必要性の低いものを省いていった結果コンパクトになったのだと思われます。

ニコン Nikon Df

 フィルム時代のマニュアル一眼レフを彷彿とさせるペンタ部のデザイン。Nikonのロゴも、当時の直立タイプが採用されました。



 それでは、ニコンのフルサイズ・デジタル一眼レフ、Dfの実力をテストしてみたいと思います。


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2.ニコン Dfを開封し外観をチェック


 ニコン Dfを開封する

 ニコンのフルサイズ・デジタル一眼レフ、Dfの発売が開始されました。11月5日の正式発表以来、この日を待ち遠しく感じてられていた方も少なくないのではないかと思います。

 Dfの販売形態は、ボディ単体とAF-S NIKKOR 50mm F1.8 G(Special Edition)(製品レビュー)の付いたレンズキットの2つが用意されています。このレンズは2011年6月に発売されたAF-S NIKKOR 50mm F1.8 G(製品レビュー)をベースに外装をクラシカルなものに換えたものです。

 ボディカラーは、ブラックとシルバーの2色が用意されています。今回は新型レンズのチェックも行いたいため、ブラックモデルのレンズキットを購入しました。店頭での

Nikon Df

 Dfレンズキットのパッケージ。ブラックのベースに白い文字で印字されています。レンズキットのため、パッケージは横長で大きめです。

Nikon Df

 パッケージにはDfとレンズが線で描画されています。地と同じブラックで描かれているため、光の向きによって浮かび上がってきます。

Nikon Df

 蓋を開けると、左側に使用説明書等の入った箱が、右側にはレンズの箱が姿を見せます。

Nikon Df

 。

Nikon Df

 付属品。左上から使用説明書、ViewNX2ソフトウェアCD-ROM、バッテリーチャージャーMH-24、Li-ionリチャージャブルバッテリーEN-EL14a、アイピースキャップDK-26、アイピースキャップ用ひも、USBケーブルAN-DC9。
 このほかにも、アクセサリーシューカバーBS-1とボディーキャップBF-1Bがボディに装着されていました。
 冊子で付属する使用説明書は400ページの厚いものです。また、本体用の保証書は国内のみ有効のものですが、レンズ用は国際保証書となっています。


 ニコン Dfの本体をチェック

Nikon Df

 Dfのボディ前面。フィルム時代の一眼レフカメラを彷彿とさせるデザインです。ペンタ部のデザインはニコンのFMシリーズに似ていますが、グリップ部分をはじめボディ部分はF3に近く感じます。

Nikon Df

 Dfの液晶モニター側。ファインダー接眼部は丸形です。ボタンやダイヤルは上級クラスのデジタル一眼レフに準じていますので、D4やD800(製品レビュー)と一緒に使っても戸惑うことはないと思います。

Nikon D800

 D800の液晶モニター側。こちら側のインターフェースはDfとも似ています。

Nikon Df

 Dfのボディ上面。ペンタ部に貼られたシボ革が特徴的です。このアングルから見ると、F3等のフィルムカメラのフラグシップ機と似ています。シャッタースピード、露出補正、ISO感度、撮影モード、ドライブ設定はダイヤルによって行うことが可能です。

Nikon Df

 Dfのボディ底面。三脚用の穴はレンズ光軸上に置かれています。購入した個体のS/Nは3桁でしたので、製造台数はそれほど多くないのかもしれません。

Nikon Df

 Dfのボディ左側面。こちら側には外部接続端子が置かれています。ペンタ部の形状や大型のダイヤルなど、Dfのデザイン上の特徴を感じます。

Nikon D600

 D600(製品レビュー)のボディ左側面。ストロボを内蔵していることもあり、ペンタ部が大きく前に張り出しています。

Nikon Df

 Dfのボディ右側面。カブ中央に見えるカバーはACアダプターを使用するときにバッテリー室に挿入するパワーコネクターのケーブルを接続するための切欠きカバーです。

Nikon Df

 AF-S NIKKOR 50mm F1.4 G(製品レビュー)を装着した状態。Gタイプのレンズのため、絞り操作はボディ側で行います。

Nikon Df

 ペンタ部のNikonのロゴ。刻印された中に白いインクが流されています。シルバーモデルでは、シルバー地に黒色のインクとなります。
 Nikonのロゴは旧タイプの直立文字となっています。ニコンの一眼レフでは、1987年に登場したF-401AFから斜体に変わりましたので、実に26年ぶりの復活となります。


Nikon D600

 D600(製品レビュー)のロゴ。2001年に登場したフィルムカメラFM3Aでも斜体ロゴとなっていました。

Nikon Df

 ボディ右肩には「Df」のロゴが付けられています。その右に見えるダイヤルはサブコマンドダイヤルです。ストラップ取付け部は当然ながら三角環方式となっています。

Nikon Df

 ボディ下部には35mmフルサイズセンサー(ニコンFXフォーマット)を搭載していることを示す「FX」のロゴが付けられています。

Nikon Df

 Dfボディの左前部分。BKTボタンはブラケティング用のもので、その右に見えるのはセルフタイマーランプです。レンズ取り外しボタンのデザインも含め、フィルム一眼レフのものを思い起こします。シンクロターミナルも設けられています。

Nikon Df

 シンクロターミナルカバーを外した状態。

Nikon Df

 レンズ取り外しボタンの下にフォーカスモードセレクターとAFモードボタンが置かれています。AFモードボタンはAFモード(AF-C、AF-S)の変更だけでなく、サブコマンドダイヤルとの連携で、AFエリアモードも変更できます。

Nikon Df

 Dfのマウント口。35mmフルサイズに対応した大型のミラーが内蔵されています。

Nikon Df

 Dfのイメージセンサー。フラグシップ機D4と同じものが搭載されています。マウント口ぎりぎりまでセンサーがあるのが印象的です。


Nikon Df

 Dfの露出計連動レバーはニコンのデジタル一眼レフで初となる可倒式が採用されました。これにより、非Ai方式のレンズを装着することができます。9本までのレンズ情報(焦点距離、開放絞り値)を登録できるため、開放測光での撮影が可能です。

Nikon Df

 Dfの露出計連動レバーを倒した状態。

Nikon Df

 マウント上にはレンズ内にモーターを持たないオートフォーカスレンズ用のAFカップリングが設けられています。

Nikon Df

 Dfのマウント口左側には2つのボタンが置かれています。上の「Pv」はプレビューボタンで、下の「Fn」はファンクションボタンです。どちらのボタンも機能を変更することも可能です。

Nikon Df

 Dfの軍艦部右側にあるメインコントロール部。シャッターボタンと同軸に電源スイッチが置かれています。その右に露出モードダイヤルが設けられているため、Gレンズなど絞りリングを内蔵していないレンズでもダイレクトに露出モードを変更できます。なお、変更するには一度引き上げて回転させます。
 小型ですが液晶表示パネルが搭載されている点も、Dfのクラスを感じさせます。表示パネルの右にあるボタンは表示パネルのバックライトを点灯させるイルミネーター用のものですが、液晶モニター左側にあるフラッシュボタンと同時に2秒以上押下することで撮影メニュー等がリセットされます。これはフィルムカメラ時代末期から搭載されたニコン共通の仕様です。


Nikon Df

 表示パネルにはシャッタースピード、絞り値、バッテリー残量、記録可能枚数の他に、インターバル回数やオートブラケティングマーク、多重露出マーク等も表示できます。

Nikon Df

 液晶モニター右側のメインコントロール部。基本的にニコンのデジタル一眼レフのインターフェースと共通です。

Nikon Df

 Dfのファインダー接眼部。丸形ですが、アイピースシャッターは内蔵されていません。オプションの接眼目当てDK-19や接眼補助レンズDK-17Cなどにも対応しています。これらを装着する時には、接眼目当てを取り外します。

Nikon Df

 接眼部右側には視度調整ダイヤルが内蔵されています。

Nikon Df

 Dfにはアイピースシャッターが内蔵されていないため、接眼部から目を離して撮影する場合には、付属のアイピースキャップDK-26の装着が推奨されています。標準で付いている接眼目当てがついたままでDK-26を装着します。

Nikon Df

 Dfの液晶モニター左側にあるボタン類も、基本的にニコンのデジタル一眼レフと同じです。D7100(製品レビュー)と同様に、最下段には「iボタン」が置かれています。このボタンを押すと、ファインダー撮影時、ライブビュー撮影時、再生時に、それぞれで便利な機能に直接アクセスできるメニュー画面を表示します。
 液晶モニターの下に印字されている「Nikon」のロゴは、新型の斜体ロゴです。


Nikon Df

 ファインダー撮影時に「iボタン」で表示されるメニュー画面。マルチセレクターで項目を選択し「OKボタン」を押すと、その項目の設定画面が表示されます。


Nikon Df

 Dfのファインダー接眼部の左側には、「再生ボタン」と「削除ボタン」が置かれています。このあたりも、ニコンの中・上級デジタル一眼レフでは共通です。

Nikon Df

 軍艦部左側には、露出補正ダイヤルとISO感度設定ダイヤルが置かれており、各々別々にロックボタンが設けられています。手前側には「MADE IN JAPAN」と印字されています。


Nikon Df

 ISO感度ダイヤルの横に印字されている指標は、イメージセンサーの位置を示すもので、焦点距離の基準面となります。


Nikon Df

 ペンタ部にはアクセサリーシューが設けられています。ファインダー接眼部を含め、すべてレンズ光軸上に置かれています。


Nikon Df

 Dfのグリップ部。正面からみた時に感じる以上にしっかりとした形状をしています。


Nikon Df

 ボディ左側面に置かれている外部端子カバーを開いた状態。上からUSB端子、HDMIミニ端子、アクセサリーターミナルとなり、カバーは各々別々に開くことが可能です。DfはD800と同等の防塵防滴性能を持っており、外部接続端子カバーもゴムの密閉構造となっています。


Nikon Df

 ボディ底面のバッテリー室カバーを開いた状態。回転式のロック方式となっています。


Nikon Df

 バッテリー室には、バッテリーとメモリーカードの挿入方向が貼付されています。メモリーカードがバッテリー室内にあるのは、ボディサイズの関係によるものと思われますが、できれば単独で設けられている方が望ましいと思います。


Nikon Df

 バッテリーとメモリーカードを挿入しつつある状態。メモリーカードはラベル面が液晶モニター側となります。これはニコンのデジタルカメラの共通仕様です。


Nikon Df

 シャッタースピードダイヤルの下側にはレリーズモードダイヤルが置かれています。Q(静音撮影)やMup(ミラーアップ)のモードもあります。
 シャッターボタンにはケーブルレリーズ用の溝も切られています。


Nikon Df

 ミラーアップした状態。クイックリターンミラーの動作によるブレを抑制することができます。


Nikon Df

 液晶パネルは3.2型の低温ポリシリコンTFTパネルで、92万ドット(VGA表示)のものです。アスペクト比は4:3のため、最下段は情報表示エリアとなります。


Nikon Df

 上記と同じ場面ですが、画像サイズをDXにしたものです。液晶モニターの表示内容もトリミングされます。


Nikon Df

 光学ファインダーの表示内容。画面下部に情報表示エリアが設けられています。設定によりガイドラインを表示させないことも可能です。

Nikon Df

 上記の状態で画面サイズをDXに切り替えたもの。光学ファインダーのため表示画像の大きさは変わりませんが、中央部に黒いガイドラインが表示されます。
 右下の撮影可能枚数はFX時には304枚だったものが、DXでは673枚に増えています。


Nikon Df

 液晶パネルには設定内容を表示させることも可能です。液晶モニター右側の「infoボタン」を押すと表示されます。


Nikon Df

 Dfのボディ単体での重さは、実測で709gでした(アクセサリーシューカバーを含む)。メーカー公表値は710gです。

Nikon Df

 バッテリーとメモリーカードを装着した状態での重さの実測値は759gでした。メモリーカードによって異なりますが、メーカー公表値は765gです。

 ニコン Dfの付属品をチェック

Nikon Df

 Dfに使用するバッテリーチャージャーMH-24はD5300やD3200等に採用されているものと同じです。EN-EL14aを最大約1時間50分で充電できます。

Nikon Df

 コンセントに接続するプラグ部分は回転式で、本体内に格納可能となっています。可搬性の点でメリットがあります。付属するMH-24は中国製でした。

Nikon Df

 付属するLi-ionリチャージャブルバッテリーEN-EL14a。容量は7.2V 1230mAhです。

Nikon Df

 偽造防止用のホログラムが貼付されています。EN-EL14では背面側に貼られていました。セルは中国製で、パッケージングはインドネシアで行われています。

Nikon Df

 付属するアイピースキャップDK-26。現時点ではDfの専用品です。付属のひもでストラップに装着できるようになっています。

Nikon Df

 DK-26の裏側。意外と丁寧なつくりです。

Nikon Df

 DK-26の下部がクリップ上になっており、つまむことで簡単に装着・脱着ができます。

Nikon Df

 アイピースキャップDK-26をストラップに取り付けるためのひもも同梱されていました。

Nikon Df

 Dfに付属するUSBケーブルUC-E6。パソコンやプリンター等との接続に使用します。ケーブルのカメラ側にフェライトコアが装着されています。

Nikon Df

 Dfに付属する専用ストラップAN-DC9。薄手ですがしっかりとした生地にNikonのロゴが刺繍されています。

Nikon Df

 ストラップには「Df」の文字も刺繍されており、Df専用品であることがわかります。

Nikon Df

 付属するボディキャップBF--1B。ニコンのデジタル一眼レフ共通のものです。

Nikon Df

 ボディキャップBF-1Bの裏側。ボディにはマウント部の爪をつかって装着します。

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3.ニコン Dfの描写性能はどうか?


 描写力チェック1:高感度性能

 ニコン Dfの基本感度はISO100で、標準ではISO12800まで設定可能となっています。さらに、拡張設定では低感度側ISO50相当、高感度側はISO204800相当まで拡げることができます。このあたりの仕様はD4と同じです。

 ノイズ低減処理方法としては、カメラ内で設定する方法と、RAWで撮影しパソコン上での現像段階で行う方法とがあります。なお、カメラ内で設定した場合でも、RAWファイルには変更は加えられませんので、後から編集することも可能です。

 カメラ内でのノイズ低減は、「高感度ノイズ低減」と「長秒時ノイズ低減」の2つがあります。どちらも、撮影メニューの中で設定可能となっています。

 「高感度ノイズ低減」は「しない」、「弱め」、「標準」、「強め」の4種類が設定可能となっています。「しない」にした場合にも、ISO3200以上の場合にはノイズ低減処理がかかりますが、この場合でも「弱め」に設定した時よりもさらに弱くなります。「弱め」「標準」「強め」にした場合には、常にノイズ低減処理がかかります。

 「長秒時ノイズ低減」は、「する」と「しない」のどちらかに設定します。「する」に設定すると1秒よりも低速のシャッター速度で撮影したときに長秒時ノイズ低減がかかります。長秒時ノイズ低減処理を行うと、画像を記録するのにかかる時間が長くなります。「しない」にした場合には、ノイズ低減処理はかかりません。

 Dfはフルサイズのイメージセンサーを搭載しているにもかかわらず、有効画素数は1625万画素と比較的控えめですので、ノイズ面や階調性の点で有利です。実際に有効画素数が約3630万画素であるD800(製品レビュー)と比べると、少なくとも1~2段程度はノイズ感が軽減されていることを実感しました。

 高感度ノイズ低減処理を「しない」にしても、ISO1600まではほとんど全くノイズ感を感じません。ISO3200あたりからわずかながらノイズ感が出てきますが、ISO12800までであれば十分常用レベルであると感じました。

 高感度ノイズ低減処理を「標準」にすると、概ね1段程度ノイズ感が低減されます。拡張設定域となるISO25600でも十分実用的なノイズ感に抑えられています。

 ISO51200以上では、ノイズが目だってくるとともに解像感の低下も感じられます。しかし、画像自体が破たんしている状態にはならないため、縮小するなどの使い方によっては、十分活用可能です。

 下記のサンプルは、高感度ノイズ低減を「しない」、「標準」、「強め」の3段階で各ISO感度の撮影を行ったものとなります。高感度ノイズ低減を「標準」「強め」にしたものでは、長秒時ノイズ低減も「する」にしてあります。なお、絞り値は基本的にF5.6で撮影していますが、ISO204800相当の撮影時にはシャッタースピードの高速側1/4000秒を超えてしまうため、一段分絞ったF8.0で行っています。

 表示画像はほぼ等倍画像ですが、クリックすると全体画像が表示されますので、あわせて比較をしていただければと思います。

SONY_ANEX-7
サンプル画像。左下の赤枠の部分を切り出してある。
画像をクリックすると、元画像の全体が開きます。

ISO50相当(左から「しない」「標準」「強め」)
Nikon DfNikon DfNikon Df

ISO100(左から「しない」「標準」「強め」)
Nikon DfNikon DfNikon Df

ISO200(左から「しない」「標準」「強め」)
Nikon DfNikon DfNikon Df

ISO400(左から「しない」「標準」「強め」)
Nikon DfNikon DfNikon Df

ISO800(左から「しない」「標準」「強め」)
Nikon DfNikon DfNikon Df

ISO1600(左から「しない」「標準」「強め」)
Nikon DfNikon DfNikon Df

ISO3200(左から「しない」「標準」「強め」)
Nikon DfNikon DfNikon Df

ISO6400(左から「しない」「標準」「強め」)
Nikon DfNikon DfNikon Df

ISO12800(左から「しない」「標準」「強め」)
Nikon DfNikon DfNikon Df

ISO25600相当(左から「しない」「標準」「強め」)
Nikon DfNikon DfNikon Df

ISO51200相当(左から「しない」「標準」「強め」)
Nikon DfNikon DfNikon Df

ISO102400相当(左から「しない」「標準」「強め」)
Nikon DfNikon DfNikon Df

ISO204800相当(左から「しない」「標準」「強め」)
Nikon DfNikon DfNikon Df

 描写力チェック2:解像度

 Nikon Dfのイメージセンサーは有効1625万画素です。今回テストに使用したAF-S NIKKOR 50mm f/1.4Gは、絞り開放では柔らかい描写ですが、絞っていくにつれて徐々に鮮明度があがっていくという典型的な大口径標準レンズの描写傾向を持っていました。

 今回のテストでは、開放から5段絞ると、周辺部を含め解像力が向上したため、F8.0のもので確認を行いました。視覚解像度チェック用ライン、限界解像度チェック用ラインとも、余裕をもって2500本ラインの識別が可能であり、イメージセンサーの画素数を活かしていると感じました。

 なお、D800でも同じ50mmF1.4Gでテストを行っていますが、実際に比較してみると、やはりD800の有効3630万画素の高い解像力を感じます。解像力の点では、まだまだ高画素化はプラスに働くことを実感しました。あわせて比べていただければと思います。

  レンズ名:AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G
 焦点距離:50mm (35mm換算 約75mm)
 絞り値:F8.0 (開放絞りF1.4から5段絞った状態)
 使用チャート:ISO12233準拠チャート


(下図は、図の赤枠の部分を等倍で切り出したもの。)

Nikon Df
 限界解像度チェック用のラインでは、2500本まで楽々と視認できています。モアレもほとんど発生していません。画像がくっきり表示されています。

Nikon Df
 横方向の限界解像度チェック用のラインでも、同様に2500本域まで余裕をもって視認できています。
Nikon Df
 参考まで、左上の画像です。同じ1本のレンズで、こうした鮮明な画像から柔らかい画像まで表現を変えられる点は、大口径標準レンズの魅力だと思います。

 描写力チェック3:歪曲収差補正機能

 ニコンDfには、周辺光量の低下を補正する「ヴィネットコントロール」機能と、歪曲収差を補正する「自動ゆがみ補正」機能が搭載されています。どちらも、Gタイプ、Eタイプ、Dタイプのレンズを装着している時に機能します。「ヴィネットコントロール」機能は、「強め」、「標準」、「弱め」、「しない」から選択でき、「自動ゆがみ補正」機能は、「する」、「しない」のどちらかを選ぶことになります。

 下記のサンプルを見てもらえばわかるとおり、もともとこのレンズは標準レンズとして良好に補正がされており、周辺光量不足や歪曲収差はあまり気になりません。

 左側は、どちらの補正機能も「しない」にしたもので、右側は「ヴィネットコントロール」は「標準」に、「自動ゆがみ補正」は「する」にしたものです。周辺光量がさらに改善されるとともに、周辺部にわずかにあった樽型収差もほぼ完全に補正されています。

 なお、撮影後の編集メニューでは、直接マニュアルで歪曲収差を補正する機能も搭載されています。

 対応しているのは、Gタイプ、EタイプとDタイプのレンズのみで、フィッシュアイなど一部のレンズでは機能しません。

 なお、自動ゆがみ補正機能を使用すると、画像周辺部がやや削られることに注意が必要ですが、積極的に活用すべきように感じました。

※キットレンズAF-S 50mmF1.8G(Special Edition)もご参照ください。

ニコン AF-S DX NIKKOR 50mm F1.4G
焦点距離50mm F1.4
(左から「しない」「する(標準)」)

Nikon Df Nikon Df


 機能チェック(おまけ):連続撮影枚数

 ニコンによると、Dfの連写性能は次の通りです。
  • 連写CH:約5.5コマ/秒。
  • 連写CL:約1~5コマ/秒。
 FXフォーマットでの連続撮影枚数は、次の通りです。 ※()内はDX時
  • RAW(非圧縮14bit):25コマ (53コマ)
  • RAW(ロスレス圧縮14bit):29コマ (96コマ
  • RAW(圧縮14bit):38コマ (100コマ
  • RAW(非圧縮12bit):30コマ (72コマ)
  • RAW(ロスレス圧縮12bit):37コマ (100コマ)
  • RAW(圧縮12bit):47コマ (100コマ)
  • TIFF(L):21コマ (29コマ)
  • JPEG(FINE L):100コマ (100コマ)
 設定により連続撮影可能枚数は大きく変わりますが、実際に良く使用すると思われるロスレス圧縮および圧縮についてチェックしました(上記下線部分)。

 なお、連写は100コマで停止しますので、続けて撮影する場合にはシャッターを切りなおす必要がありました。

 テストに使用したメモリーカードは高速タイプのものです。
 (SanDisk ExtremePro Class10 Read 95MB/s Write 90MB/s)

RAW+JPEG(FINE L) RAW
FX 連写CH
14bitRAW
ロスレス圧縮
 概ね5.5コマ/秒のペースで24枚を連写。その後は概ね1.5コマ/秒のペースで100コマまで連写。  概ね5.5コマ/秒のペースで30枚を連写。その後は概ね2.1コマ/秒のペースで100コマまで連写。
連写CH
14bitRAW
圧縮
 概ね5.5コマ/秒のペースで25枚を連写。その後は概ね2.0コマ/秒のペースで100コマまで連写。  概ね5.5コマ/秒のペースで35枚を連写。その後は概ね2.5コマ/秒のペースで100コマまで連写。
連写CH
12bitRAW
ロスレス圧縮
 概ね5.5コマ/秒のペースで27枚を連写。その後は概ね2.0コマ/秒のペースで100コマまで連写。  概ね5.5コマ/秒のペースで38枚を連写。その後は概ね2.7コマ/秒のペースで100コマまで連写。
連写CH
12bitRAW
圧縮
 概ね5.5コマ/秒のペースで29枚を連写。その後は概ね2.2コマ/秒のペースで100コマまで連写。  概ね5.5コマ/秒のペースで51枚を連写。その後は概ね3.2コマ/秒のペースで100コマまで連写。
DX 連写CH
14bitRAW
ロスレス圧縮
 概ね5.5コマ/秒のペースで44枚を連写。その後は概ね2.9コマ/秒のペースで100コマまで連写。  概ね5.5コマ/秒のペースで100コマまで連写。
連写CH
14bitRAW
圧縮
 概ね5.5コマ/秒のペースで55枚を連写。その後は概ね3.1コマ/秒のペースで100コマまで連写。  概ね5.5コマ/秒のペースで100コマまで連写。
 ※上記のテスト結果は、撮影環境や被写体によっても左右されます。

 フルサイズのデジタル一眼レフとして、素晴らしい連写性能だと思います。14bitRAW(ロスレス圧縮)+JPEGでは24コマ、RAWのみであれば30コマの連写が可能で、その後も1.5~2.1コマで撮影を続けることができます。実用上、ほとんどのシーンで十分な性能であると感じました。

 なお、圧縮RAWの場合、バッファー容量が一杯になった後に若干コマ速にばらつきが出ることがありました。また、これは仕様上の制約ですが、100コマで撮影は停止します。再度シャッターを切りなおせば続けて撮影も可能ですが、なぜこういう仕様になっているのか、気になる点ではあります。



4.結局、Dfは「買い」か?


 独断 素晴らしい!smile ポイント 
  • ニコンのフルサイズ機の中では最小最軽量のボディ。
  • 今までのデジタル一眼レフにはないクラシカルで高級感のあるデザイン。
  • ISO204800まで設定可能な高感度性能。(ISO6400までは問題なく常用可能。)
  • フルサイズ機として十分なオートフォーカス性能。
  • 軽快で快適な操作感。
  • ダイヤルを中心とした直接的なインターフェース。
  • 視野率100%、倍率0.7倍の見やすい光学ファインダー。
  • 5.5コマ/秒の連写力とフラグシップ機に準じる連続撮影可能枚数。(14bitロスレス圧縮+JPEGでも25枚の連写が可能。)
  • 非Aiレンズでの開放測光撮影にも対応。
  • RAW現像をはじめ、カメラ内の編集機能が豊富。
  • デザインを合わせた標準レンズAF-S 50mm F1.8 Special Editionも用意。
  • D800と同等の防塵防滴性能。

 独断 もう一息!not smile ポイント 
  • 1/4000秒、シンクロ同期1/200秒までにとどまるシャッタースピード。
  • 動画撮影には非対応。(想定するユーザー層から、あえて除外?)
  • アイピースシャッターの省略やD610相当のオートフォーカスモジュールなど、ややコスト削減の影響が見える。(その分、フルサイズとしては安価。)
  • Wi-Fiは非搭載。(オプションでワイヤレスユニット等に対応。)
  • 100枚で止まる連写機能。(ファームウェアアップデートでの対応を希望。)

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付録.製品仕様からみた Dfの特長


型式  レンズ交換式一眼レフレックスタイプデジタルカメラ
レンズマウント  ニコンFマウント(AFカップリング、AF接点付)
実撮影画角  ニコンFXフォーマット
有効画素数  1625万画素
 ※D4も同じ。
撮像素子  36.0×23.9mmサイズCMOSセンサー 1661万画素
 ※D4も同じ。
ダスト低減機能  イメージセンサークリーニング、イメージダストオフデータ取得
記録画素数  撮像範囲〔FX(36×24)〕
  4928×3280(L)
  3696×2456(M)
  2464×1640(S)
 撮像範囲〔DX(24×16)〕
  3200×2128(L)
  2400×1592(M)
  1600×1064(S)
 ※D4も同じ。
画質モード  RAW 12 ビット/14 ビット(ロスレス圧縮、圧縮、非圧縮)
 TIFF(RGB)
 JPEG-Baseline準拠、圧縮率(約):FINE(1/4)、NORMAL(1/8)、BASIC(1/16)サイズ優先時、画質優先選択可能
 RAWとJPEGの同時記録可能
ピクチャーコントロール
システム
 スタンダード、ニュートラル、ビビッド、モノクローム、ポートレート、風景、いずれも調整可能、カスタムピクチャーコントロール登録可能
記録媒体  SDメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカード(SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカードはUHS-I規格に対応)
対応規格  DCF 2.0(Design rule for Camera File system)、DPOF(Digital Print Order Format)、Exif 2.3(Exchangeable image file format for digital still cameras)、PictBridge
ファインダー  アイレベル式ペンタプリズム使用一眼レフレックス式ファインダー
視野率  FX:上下左右とも約100%(対実画面)
 DX:上下左右とも約97%(対実画面)
 ※D4もほぼ同じ。
倍率  約0.7倍(50mm f/1.4 レンズ使用、∞、-1.0 m-1のとき)
 ※D4も同じ。
アイポイント  接眼レンズ面中央から15 mm(-1.0m-1のとき)
視度調節範囲  -3~+1.0m-1
ファインダースクリーン  B型クリアマットスクリーンVIII(AFエリアフレーム付、構図用格子線表示可能)
ミラー  クイックリターン式
レンズ絞り  瞬間復元式、電子制御式
交換レンズ  DXレンズ(撮像範囲は[DX(24×16)])
 G、EまたはDタイプレンズ(PCレンズ一部制限あり)
 G、EまたはDタイプ以外のAFレンズ(IX用レンズ、F3AF用レンズ使用不可)
 Pタイプレンズ
 非CPUレンズ
 開放F値がf/5.6以上明るいレンズで、フォーカスエイド可能。ただしフォーカスポイント中央7点は開放F値がf/8以上明るいレンズで、中央33点は開放F 値がf/7.1以上明るいレンズでフォーカスエイド可能
 ※D4は非AIレンズは使用不可。
シャッター  電子制御上下走行式フォーカルプレーンシャッター
シャッタースピード  シャッタースピードダイヤル使用時
  1/4000 ~ 4秒(1ステップ)、Bulb、Time、X200
 メインコマンドダイヤル使用時
  1/4000 ~ 30秒(1/3ステップ)、Bulb、Time
 ※D4は1/8000~30秒。
フラッシュ同調
シャッタースピード
 X=1/200秒、1/250秒以下の低速シャッタースピードで同調
 (1/200 ~ 1/250秒はガイドナンバーが減少)
 ※D4は1/250秒以下。
レリーズモード  S(単写)、CL(低速連続撮影)、CH(高速連続撮影)、Q(静音撮影)、セルフタイマー撮影、MUP (ミラーアップ撮影)
連続撮影速度  CL:約1~5コマ/秒
 CH:約5.5コマ/秒
 ※D4は最高11コマ/秒。
セルフタイマー  作動時間:2、5、10、20秒、撮影コマ数:1~ 9コマ、連続撮影間隔:0.5、1、2、3秒
露出計連動  CPU連動方式、AI方式併用(露出計連動レバー可倒式)
測光方式  2016分割RGBセンサーによるTTL開放測光方式
測光モード  マルチパターン測光:3D-RGB マルチパターン測光II(G、E またはDタイプレンズ使用時)、RGBマルチパターン測光II(その他のCPUレンズ使用時)、RGB マルチパターン測光(非CPU レンズのレンズ情報手動設定時)
 中央部重点測光:φ12mm相当を測光(中央部重点度約75%)、φ8mm、φ15mm、φ20mm、画面全体の平均のいずれかに変更可能(非CPU レンズ使用時はφ12mmに固定)
 スポット測光:約φ4mm相当(全画面の約1.5%)を測光、フォーカスポイントに連動して測光位置可動(非CPU レンズ使用時は中央に固定)
測光範囲  マルチパターン測光、中央部重点測光:0~20 EV
 スポット測光:2~20 EV(ISO 100、f/1.4レンズ使用時、常温20℃)
露出補正  範囲:±3段、補正ステップ:1/3
AEロック  AE/AFロックボタンによる輝度値ロック方式
オートブラケティング  AE、フラッシュブラケティング時、撮影コマ数:2 ~ 5コマ、補正ステップ:1/3、2/3、1、2、3ステップ
 ホワイトバランスブラケティング時、撮影コマ数:2 ~ 3コマ、補正ステップ:1~ 3ステップ
 アクティブD-ライティングブラケティング時、撮影コマ数:2 ~ 5コマ、撮影コマ数が2コマの場合のみアクティブD-ライティングの効果の度合いを選択可能
ISO感度  ISO 100~12800(1/3ステップ)、ISO 100に対し約0.3、0.7、1 段(ISO 50相当)の減感、ISO 12800に対し約0.3、0.7、1、2、3、4段(ISO 204800相当)の増感、感度自動制御が可能
 ※D4も同じ。
アクティブ
D-ライティング
 オート、より強め2、より強め1、強め、標準、弱め、しない
オートフォーカス  TTL位相差検出方式:フォーカスポイント39点(うち、クロスタイプセンサー9点、f/5.6超~f/8未満は中央33点、f/8は中央7点)、マルチCAM4800オートフォーカスセンサーモジュールで検出、AF微調節可能
 ※D4はアドバンストマルチCAM 3500FXオートフォーカスセンサーモジュール。
検出範囲  -1~+19 EV(ISO 100、常温(20℃))
 ※D4は-2~+19 EV。
レンズサーボ  オートフォーカス(AF):シングルAFサーボ(AF-S)、コンティニュアスAFサーボ(AF-C)を選択可能、被写体条件により自動的に予測駆動フォーカスに移行
 マニュアルフォーカス(M):フォーカスエイド可能
AFエリアモード  シングルポイントAF、ダイナミックAF(9点、21点、39点)、オートエリアAF、3D-トラッキング
フォーカスポイント  AF39点設定時:39点のフォーカスポイントから1点を選択
 AF11点設定時:11点のフォーカスポイントから1点を選択
フォーカスロック  AE/AFロックボタン、またはシングルAFサーボ(AF-S)時にシャッターボタン半押し
内蔵フラッシュ  なし
 ※D4も非搭載。
調光方式  2016分割RGBセンサーによるTTL調光制御:SB-910、SB-900、SB-800、SB-700、SB-600、SB-400 またはSB-300でi-TTL-BL 調光(マルチパターン測光または中央部重点測光)、スタンダードi-TTL調光(スポット測光)可能
フラッシュモード  先幕シンクロ、スローシンクロ、後幕シンクロ、赤目軽減、赤目軽減スローシンクロ、後幕スローシンクロ
 オートFPハイスピードシンクロ可能
調光補正  範囲:-3~+1段、補正ステップ:1/3ステップ
レディーライト  内蔵フラッシュ、別売スピードライト使用時に充電完了で点灯、フル発光による露出警告時は点滅
アクセサリーシュー  ホットシュー (ISO 518)装備:シンクロ接点、通信接点、セーフティーロック機構(ロック穴)付
ニコンクリエイティブ
ライティングシステム
 SB-910、SB-900、SB-800またはSB-700を主灯、SU-800をコマンダーとしたアドバンストワイヤレスライティング(SB-600、SB-R200はリモートのみ)に対応
 オートFPハイスピードシンクロ、発光色温度情報伝達、モデリング発光、FVロックに対応(SB-400またはSB-300は発光色温度情報伝達、FVロックのみ対応)
シンクロターミナル  シンクロターミナル(ISO 519)装備(外れ防止ネジ付)
ホワイトバランス  オート(2 種)、電球、蛍光灯(7 種)、晴天、フラッシュ、曇天、晴天日陰、プリセットマニュアル(4 件登録可、ライブビュー時にスポットホワイトバランス取得可能)、色温度設定(2500 K ~10000 K)、いずれも微調整可能
ライブビュー  オートフォーカス(AF):シングルAFサーボ(AF-S)、常時AFサーボ(AF-F)
 マニュアルフォーカス(M)
 顔認識AF、ワイドエリアAF、ノーマルエリアAF、ターゲット追尾AF
 コントラストAF方式、全画面の任意の位置でAF可能(顔認識AFまたはターゲット追尾AFのときは、カメラが決めた位置でAF可能)
動画機能  なし
 ※D4はフルHD(30p)に対応。
液晶モニター  3.2型低温ポリシリコンTFT液晶モニター、約92万ドット(VGA)、視野角約170°、視野率約100%、明るさ調整可能
 ※D4も同じ。
再生機能  1コマ再生、サムネイル(4、9、72分割またはカレンダーモード)、拡大再生、スライドショー、ヒストグラム表示、ハイライト表示、撮影情報表示、位置情報表示、撮影画像の縦位置自動回転
インターフェース  Hi-Speed USB
 HDMIミニ端子(Type C)装備
 ワイヤレスリモートコントローラー:WR-1、WR-R10(別売)
 リモートコード:MC-DC2(別売)
 GPSユニット:GP-1A(別売)
画像編集  D-ライティング、赤目補正、トリミング、モノトーン、フィルター効果、カラーカスタマイズ、画像合成、RAW現像、リサイズ、簡単レタッチ、傾き補正、ゆがみ補正、魚眼効果、塗り絵、カラースケッチ、アオリ効果、ミニチュア効果、セレクトカラー
表示言語  日本語、英語
電源  Li-ionリチャージャブルバッテリー EN-EL14a(1個使用)
 ACアダプター EH-5b(パワーコネクター EP-5Aと組み合わせて使用)(別売)
 撮影枚数は静止画で約1400枚
 ※D4は約2600枚。
寸法(W×H×D)  約143.5×110×66.5mm
 ※D4は約160×156.5×90.5 mm。
質量  約765g(バッテリーおよびSDメモリーカードを含む、ボディーキャップを除く)
 約710g(本体のみ)
 ※D4は約1340g/約1180g。
動作環境  0~40℃ 85%以下(結露しないこと)
付属品  Li-ionリチャージャブルバッテリー EN-EL14a
 バッテリーチャージャー MH-24
 USBケーブル UC-E6
 ストラップ AN-DC9
 ボディーキャップ BF-1B
 アクセサリーシューカバー BS-1
 アイピースキャップ DK-26(アイピースキャップ用ひも付き)
 アイピース DK-17
 ViewNX 2 CD-ROM

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