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特集 オリンパス OM-D E-M1

オリンパス OM-D E-M1 ~フラグシップカメラ登場!

オリンパス OM-D E-M1  by Inaba Kunio    オリンパスのフラグシップカメラ  評価:5.0
オリンパス  OM-D E-M1 OLYMPUS


1.オリンパス OM-D E-M1の位置づけと概要

 オリンパスのフラグシップカメラ

 OM-D E-M1の発売が開始されました。E-M1はオリンパス・レンズ交換式カメラ全体の中でフラグシップカメラと位置づけられており、ミラーレスカメラに一元化することを表明した節目のカメラと言えます。同じフォーサーズ/マイクロフォーサーズ陣営であるパナソニックは、2007年10月のDMC-L10(ちなみに現在も現行機です)を最後にフォーサーズ規格のカメラをリリースしていませんので、これでフォーサーズ規格のデジタル一眼レフは事実上の終焉を迎えたことになります。

 →発売前の記事オリンパスのフラグシップカメラ登場!はこちら。


オリンパス E-M5 最後のデジタル一眼レフ/フォーサーズ規格
オリンパス最後のデジタル一眼レフとなったE-5(2010年10月)。

 OM-D E-M1の特徴は、次のとおりです。
  • イメージセンサーはローパスフィルターレスの有効1628万画素の新型Live MOSセンサーで、画像処理エンジンもTruePicVIIにバージョンアップ。高感度設定時の色ノイズ低減による色再現性の向上や、動画撮影時に発生しやすいブロックのノイズを低減。また、レンズ情報や絞り情報により倍率色収差補正やシャープネス処理が過不足なく行われるとのことです。
  • コントラストAF方式と像面位相差AF方式を組み合わせた「DUAL FAST AF」を搭載。フォーサーズ用レンズ装着時には像面位相差AFを、マイクロフォーサーズ用レンズ装着時は両方を併用。
  • 1/8000秒の高速シャッターを搭載。シンクロ同期も最大で1/320秒まで対応。
  • 連写性能が向上し、AF可動時でも6.5コマ/秒で連写可能。連続撮影枚数も、RAWで50コマ、JPEGでカード容量一杯まで撮影可能に。(6.5コマ/秒時)
  • 電子ビューファインダーを大型化・高精細化し、表示の高速化や動体への追随性も向上。
  • 手ぶれ補正アルゴリズムの改善で低速シャッターでの手ぶれ補正を強化。
  • 防塵防滴性を引き継ぎつつ、-10°の低温環境でも可動。
  • Wi-Fiを搭載しており、スマートフォンからのリモート操作にも対応。
  • チルト式液晶モニターは3型104万ドットに高精細化。
  • グリップ部が大型化されたことにより、サイズと重さが増しています。
 フラグシップ機の条件はメーカーごとに違いますが、概ね100%視野率のファインダー、1/8000秒以上の高速シャッター、タフなボディ、精度が高く速いオートフォーカス、高速な連写性能、ボタンやダイヤル等の直接的なインターフェース、トップレベルの描写力といったところが必要条件であると思いますが、E-M1はこうした条件をクリアーしていることがわかります。

 OM-D E-M1の魅力は?

 オリンパスはミラーレス方式でフラグシップ機を実現したわけですが、このことから多くのメリットが見えてきます。

 まず第1に、フラグシップ機としては極めて安価である、ということです。同じサイズのイメージセンサーを搭載したデジタル一眼レフのフラグシップ機、E-5の実売価格は、スタート時点で約20万円、最安値の時でも13万円を切ることはありませんでした。これに対し、E-M1はボディ単体では最初から12万円台で購入可能となっています。これだけの価格低下はミラーレス方式でなければ実現不可能であったと思います。

オリンパス OLYMPUS OM-D E-M1

 OM-D E-M1のイメージセンサー部。ミラーレス化により、構造が大幅に簡略化されています。


 第2に、フラグシップカメラとしては、小型軽量なボディを実現したということです。デジタル一眼レフE-5と比較すると、ボディサイズは1まわり以上小型化され、重さも半分に近いレベルまで軽量化されました。大型のペンタプリズムやミラーボックスを取り除いただけでなく、部品配置の自由度が格段に向上したことによるメリットも小さくありません。

 第3に、静止画と同じように動画撮影も可能であるということです。大型のイメージセンサーや明るいレンズに価値を見いだし、ミラーレスカメラやデジタル一眼レフを動作撮影に活用する方も増えてきました。ファインダーを覗いて動画も撮影できるという点はミラーレスカメラの特長の一つであり、フラグシップ機によるトップレベルの動画描写力を楽しむことができます。

 それでは、オリンパスの新型フラグシップ機、OM-D E-M1の実力をテストしてみたいと思います。


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2.オリンパス OM-D E-M1を開封し外観をチェック

 オリンパス OM-D E-M1を開封する

 オリンパスのフラグシップカメラ、OM-D E-M1が発売されました。2012年3月に登場したミラーレスカメラOM-D E-M5(製品レビュー)と2010年10月登場のデジタル一眼レフE-5(製品記事)の両方の遺伝子を受け継いだ後継機という位置づけとなります。E-M1の登場で、実質的にフォーサーズ規格のデジタル一眼レフは終焉を迎えることになったことは残念ですが、市場の流れを見るとやむを得ないのかもしれません。

 OM-D E-M1の販売形態は、ボディ単体、12-50mmEZレンズ(製品レビュー)のレンズキット、新型12-40mmF2.8大口径ズームキットの3種類となります。なお、ボディ単体にはボディキャップレンズBCL-1580(製品レビュー)も付属します。

 新製品12-40mmF2.8のレンズ評価も行いたかったのですが、12-40mmレンズキットの発売は10月19日からとなるため、今回はボディキットを購入しました。このレンズについては、別途評価したいと考えています。

OLYMPUS OM-D E-M1

 OM-D E-M1のパッケージ。通常のホワイトパッケージではなく、黒を基調とした高級感のあるデザインとなっています。箱の側面には、付属するボディキャップBCL-1580とフラッシュFL-LM2も一緒に印刷されています。

OLYMPUS OM-D E-M1

 ケースを開けると、保証書や取扱説明書が入ったケース(左側の正方形のものです)が顔を出します。

OLYMPUS OM-D E-M1

 保証書等の入ったケースの下に、カメラ本体が格納されています。写真の黒い包みがボディ本体で、その上下と右側に付属品やボディキャップレンズ等が入っています。なお、カメラ本体には通常のボディキャップが装着されており、ボディキャップレンズBCL-1580は右側に別梱されていました。

OLYMPUS OM-D E-M1

 パッケージ内に同梱されている付属品関係。左上より取扱説明書、PCソフトウェアCD-ROM、USBケーブルCB-USB6、リチウムイオン充電器BCN-1、リチウムイオン電池BLN-1、充電器用ACケーブル、ストラップ、フラッシュFL-LM2、フラッシュ用ポーチ。


 オリンパス OM-D E-M1の本体をチェック

OLYMPUS OM-D E-M1

 ボディ前面。フラグシップらしい大型のグリップが特徴的です。E-M5もデジタル一眼レフに準じたデザインでしたが、E-M1と比較するとシンプルな感じがします。

OLYMPUS OM-D E-M5

 OM-D E-M5の前面。E-M1よりも一回り小さく、グリップ部の形状もシンプルになっています。

OLYMPUS OM-D E-M1

 液晶モニター側。液晶モニターはE-M5と同じ3型ですが、有機ELの61万ドットから、液晶パネルの104万ドットへと高精細化されています。E-M5からはボタン類の配置も変更されました。

OLYMPUS OM-D E-M1

 ボディ上面。モードダイヤルが右側に移され、AFやドライブモードボタンが新設されています。E-M5では液晶モニター側にあった電源スイッチもボディ上面に移設されました。シャッターボタンと同軸にフロントダイヤルが、モードダイヤルの右下にはリアダイヤルが置かれています。2つのダイヤル方式はE-M5を踏襲しています。

OLYMPUS OM-D E-M1

 ボディ底面。三脚用の穴はレンズ光軸からわずかながらシフトしています。その左にあるのはパワーバッテリーホルダーHLD-7用の端子カバーです。ボディ底面の銘板には、E-M5と同様に「DESIGNED BY OLYMPUS IN TOKYO, MADE IN CHINA」と記載されています。

OLYMPUS OM-D E-M1

 ボディ左側面。こちら側には外部接続端子が置かれています。カバーは上下2つに分かれていますので、別々に開閉することもできます。

OLYMPUS OM-D E-M1

 ボディ右側面。大型のグリップが目立ちます。こちら側にはメモリーカードスロットが置かれています。ストラップ取り付け部は三角環方式です。

OLYMPUS OM-D E-M1

 ファインダー部にあるOLYMPUSのロゴ。刻印された中に白いインクが流し込まれています。E-M5の直線的なデザインと比較すると、少々やわらかくなった気がします。

OLYMPUS OM-D E-M1

 ボディ右肩にあるOM-Dのロゴ。OLYMPUSと同様に、刻印されています。このあたりもE-M5と同じです。ロゴの左側に見えるランプは、セルフタイマーとAFイルミネーターを兼ねています。

OLYMPUS OM-D E-M1

 ボディ左側には外部フラッシュ端子が置かれています。デジタルカメラでシンクロターミナルがある機種はごく一部に限られています。

OLYMPUS OM-D E-M1

 E-M1のマウント部。11点の電子接点が置かれています。右側に見えるレンズ取り外しボタンは、E-M5では丸形でした。

OLYMPUS OM-D E-M1

 大型のグリップ部。手に持った感じは極めて良好でした。マウントの左側に見えるボタンは、上がワンタッチホワイトボタン、下がプレビューボタンです。
 ワンタッチホワイトボタンは、ホワイトバランスの設定を手軽に行うためのボタンです。このボタンを押したまま、白かグレーの無彩色の紙を撮影すると、その環境下での適切な色温度が設定できます。このあたりは露出設定方法に特徴があったOMシリーズを彷彿とさせます。


OLYMPUS OM-D E-M1

 シャッターボタンの同軸にあるフロントダイヤルやファンクション2ボタン、ムービー/チェックボタンは、E-M5を踏襲しています。シャッターボタンがグリップ上に移されたため、より自然にシャッターを切ることができます。

OLYMPUS OM-D E-M1

 モードダイヤルの右側にあるのがリアダイヤル。その左にあるレバーを切り換えることで、フロントダイヤル、リアダイヤルの機能を切り換えることが出来ます。たとえば、絞り優先モードでレバーが1の位置にあるとフロントダイヤルで露出補正、リアダイヤルでは絞り値の設定ができますが、レバーを2にするとフロントダイヤルはISO感度設定、リアダイヤルはホワイトバランス設定の機能となります。
 Fn1ボタンの位置も、カメラを構えた時に親指で押しやすい位置に移設されています。


OLYMPUS OM-D E-M1

 液晶モニター右側のメインコントロール部。グリップ用のゴムが貼られている部分が拡がり、ホールディング性能向上に役立っています。
 ごみ箱ボタンの右側にある3本の穴はスピーカーです。E-M5では左側面に置かれていました。


OLYMPUS OM-D E-M1

 AEL/AFLと同軸にあるレバーは、PEN E-P5(製品レビュー)にも採用されていました。モードダイヤルも高くなっています。

OLYMPUS OM-D E-M1

 OM-Dシリーズのポイントである電子ビューファインダーの接眼部。E-M5と同じ視野率100%ですが、倍率が大きくなるとともに144万ドットから236万ドットへと高精細化されています。E-M5のファインダーも良好でしたが、E-M1ではさらに視認性が向上しています。

OLYMPUS OM-D E-M1

 接眼部の右側にある2つの穴はアイセンサー。液晶モニターとの切り替えも高速のため、ストレスなく撮影することができます。

OLYMPUS OM-D E-M1

 接眼部の左側には視度調整ダイヤルが置かれています。その左にあるLVボタンは、電子ビューファインダーと液晶モニターを明示的に切り替えるためのボタンです。

OLYMPUS OM-D E-M1

 ファインダー上部にあるアクセサリーシュー。機能は制限されますが、汎用ストロボの仕様も可能です。写真はシューカバーを外した状態ですが、その下にあるアクセサリーポート用のカバーは装着した状態です。

OLYMPUS OM-D E-M1

 アクセサリーポートのカバーを外した状態。電子ビューファインダーや付属のストロボ等を装着するときに使用します。

OLYMPUS OM-D E-M1

 付属するフラッシュFL-LM2を装着しつつある状態。写真ではわかりづらいですが、フラッシュ下部にある接続端子を通じて電源も供給されます。

OLYMPUS OM-D E-M1

 フラッシュFL-LM2を装着した状態。この状態では照射できません。

OLYMPUS OM-D E-M1

 フラッシュ発光部を上にあげると、照射が可能となります電子ビューファインダーの上部に接続するため、比較的照射位置は高くなりますので、レンズによるケラレも発生しづらいように思います。

OLYMPUS OM-D E-M1

 ボディ左側にある外部接続端子カバーを開いた状態。上からマイク端子、HDMI端子、マルチコネクタとなります。端子カバーは2つに分割されているため、たとえばマイク端子カバーだけを開くことも可能です。

OLYMPUS OM-D E-M1

 液晶モニターを上向き一杯までチルトさせた状態。上向きには80°まで開くことが可能です。

OLYMPUS OM-D E-M1

 液晶モニターを下向き一杯までチルトさせた状態。下向きには50°まで開くことが可能です。

OLYMPUS OM-D E-M1

 ボディ下部のパワーバッテリーホルダーHLD-7用端子カバーを外した状態です。
 HLD-7は防塵・防滴性能を備えたOM-D E-M1専用のパワーバッテリーホルダーで、本体とHLD-7で計2個の電池を併用することで、約680枚撮影可能となります。縦位置撮影用のシャッターボタンの他、2ダイヤル/2Fnボタンを装備することで、横位置撮影時と変わらない操作性を実現できます。


OLYMPUS OM-D E-M1 HLD-7

 E-M1専用パワーバッテリーホルダーHLD-7。

OLYMPUS OM-D E-M1

 ボディ下部のバッテリー室カバーを開いた状態。蓋部分には挿入方向のガイダンスシールが貼付されています。

OLYMPUS OM-D E-M1

 バッテリーを挿入しつつある状態。バッテリー自体はE-M5のものと同じものとなります。

OLYMPUS OM-D E-M1

 ボディ右側面にあるメモリーカードスロットを開いた状態。蓋部分にメモリーカード挿入方向のガイダンスシールが貼付されています。


OLYMPUS OM-D E-M1

 メモリーカードを挿入しつつある状態。ラベル面は前側となります。


OLYMPUS OM-D E-M1

 モードダイヤルにはロック機構が搭載されています。ロックボタン自体がトルグスイッチとなっており、写真の状態ではロックがかかっていません。


OLYMPUS OM-D E-M1

 モードダイヤルをロックさせた状態。ボタンが沈下し、モードダイヤルは回転しません。


OLYMPUS OM-D E-M1

 ボディ左側にはAF/測光モードボタンと連写/セルフタイマー/HDRボタンが新設されました。電源スイッチもこちらに移設されています。


OLYMPUS OM-D E-M1

 ボディ本体の重さの実測値は447.5gでした。メーカー公表値は443gです。やや差がありますが、アクセサリーシューカバー等の有無によるのかもしれません。


OLYMPUS OM-D E-M1

 バッテリーとメモリーカードを含めた重さの実測値は500gでした。メモリーカードによって異なりますが、メーカー公表値は497gです。


OLYMPUS OM-D E-M1

 液晶モニターは3型104万ドットに高精細化されています。アスペクト比は3:2のパネルのため、静止画最大サイズ(アスペクト比は4:3)を表示させると、画面の両側が黒くなります。
 E-M5と同様に、タッチシャッターなどのタッチ操作にも対応しています。


OLYMPUS OM-D E-M1

 同じ状態での電子ビューファインダー表示内容です。EVFのアスペクト比は4:3のため、画面いっぱいに表示されます。表示方法は3種類あり、情報表示を画面の外に出すことも可能です。その場合、画像表示部は一回り小さくなります。
 EVFはエプソンの高温ポリシリコンTFTカラー液晶パネル「アルティミクロン」(ULTIMICRON)で、XGA(1024x768x3)の0.48型パネルが搭載されています。


OLYMPUS OM-D E-M1

 液晶モニターを上向き一杯にチルトさせた状態。液晶パネルの視野角は広く、視認性も良好です。


 オリンパス OM-D E-M1の付属品をチェック

OLYMPUS OM-D E-M1

 バッテリーパックBLN-1用充電器BCN-1。E-M5用のものと共通です。BLN-1の充電には最大で4時間かかります。

OLYMPUS OM-D E-M1

 コンセントとの接続にはACケーブルを使用します。できればウォールマウントアダプター等も同梱されると良いと思います。

OLYMPUS OM-D E-M1

 付属するACケーブル。販売国によって付属するACケーブルが変わりますが、バッテリーチャージャー自体は共通のもので済みます。

OLYMPUS OM-D E-M1

 バッテリーパックBLN-1の容量は7.6V 1220mAh。静止画では約350枚の撮影が可能です。セル本体は日本製ですがパッケージングはインドネシアで行われています。

OLYMPUS OM-D E-M1

 付属するUSBケーブルCB-USB6。パソコンやプリンター等との接続に使用します。

OLYMPUS OM-D E-M1

 付属するストラップ。OM-D E-M1のロゴも入った専用品で、文字は刺繍製となっています。フラグシップ用らしいしっかりしたストラップです。

OLYMPUS OM-D E-M1

 付属するフラッシュFL-LM2。ガイドナンバーは10(ISO200・m)で、電源は本体から供給されるため小型です。端子部分にはカバーが装着されています。

OLYMPUS OM-D E-M1

 フラッシュの横にあるUNLOCKボタン。これを押すとロックピンが下がり、端子カバーを取り外すことができます。カメラ本体から外すときにも使用します。

OLYMPUS OM-D E-M1

 端子カバーを外した状態。アクセサリーシュー部分にはロックピンだけですので、電源供給だけでなく制御情報もすべて接続端子経由でやり取りされることがわかります。

OLYMPUS OM-D E-M1

 付属するフラッシュ用のポーチ。

OLYMPUS OM-D E-M1

 フラッシュ用のポーチを開いた状態。マジックテープで蓋を固定します。

OLYMPUS OM-D E-M1

 付属するボディキャップ。ボディキットにはボディキャップレンズBCL-1580も付属しますが、カメラのマウント口にはボディキャップが装着された状態で出荷されていました。

OLYMPUS OM-D E-M1

 ボディキャップの裏側。バヨネット部分を使って固定するタイプです。

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3.オリンパス OM-D E-M1の描写性能はどうか?

 描写力チェック1:高感度性能

 OM-D E-M1の基本感度はISO200で、ISO25600まで設定可能です。また、拡張設定でISO100相当にすることも可能です。ノイズ低減処理のやり方としては、カメラ内での設定と、RAWで撮影しパソコン上での現像段階で行う方法があります。

 カメラ内でのノイズ低減は、「高感度ノイズ低減」と「長秒時ノイズ低減」の2つがあります。どちらも、撮影メニューの中で設定可能です。

 「高感度ノイズ低減」は「Off」、「弱」、「標準」、「強」の4種類があります。基本的には、初期設定である「標準」のままで良いと思います。

 「長秒時ノイズ低減」は、「On」と「Off」、「オート」の3種類があります。Onにすると、常に長秒時ノイズ低減処理がかかり、処理のために約2倍の時間がかかります。連写設定時には自動的にOffになります。これも基本的には初期設定の「オート」で良いと感じました。

 E-M1に搭載されているイメージセンサーは新世代のもので、OM-D E-M5やE-P5、E-PL6のものよりも高感度設定時の色ノイズ低減が強化されているとのことですが、確かに高感度側での画像の荒れを感じにくくなっています。現行マイクロフォーサーズ機においては、トップレベルの高感度性能であると言えます。

 高感度ノイズ低減をOffにしても、ISO1600まではほとんどノイズ感を感じさせません。E-M5やE-P5と比べると、確かにノイズ感が軽減されており、高感度設定特有の解像感の低下も感じにくくなっています。ISO3200になると、暗部を中心にややノイズが目立ってくるものの、ISO6400でも十分実用的なレベルであると思います。ISO12800になるとかなりノイズは目立ちますが、活用方法を工夫すれば十分使えると感じました。

 高感度ノイズ低減を標準にすると、概ね2段分程度ノイズが低減化されますが、やはり解像感はわずかながら低下します。低減レベルを強にすると、ノイズ感はさらに改善されるものの、少々解像感の低下も目につくかもしれません。最高感度であるISO25600についても、画像自体が破たんするわけではないので、縮小するなどの使い方によっては活用可能だと思います。

 下記のサンプルは、高感度ノイズ低減をOff、標準、強の3段階で各ISO感度の撮影を行ったものです。表示画像はほぼ等倍画像ですが、クリックすると全体画像が表示されますので、あわせて比較をしていただければと思います。なお、長秒時ノイズ低減については、高感度ノイズ低減OFFの時にはOff、それ以外はOnに設定しています。

SONY_ANEX-7
サンプル画像。左下の赤枠の部分を切り出してある。
画像をクリックすると、元画像の全体が開きます。

ISO100(左から「Off」「標準」「強」)
OLYMPUS OM-D E-M1OLYMPUS OM-D E-M1OLYMPUS OM-D E-M1

ISO200(左から「Off」「標準」「強」)
OLYMPUS OM-D E-M1OLYMPUS OM-D E-M1OLYMPUS OM-D E-M1

ISO400(左から「Off」「標準」「強」)
OLYMPUS OM-D E-M1OLYMPUS OM-D E-M1OLYMPUS OM-D E-M1

ISO800(左から「Off」「標準」「強」)
OLYMPUS OM-D E-M1OLYMPUS OM-D E-M1OLYMPUS OM-D E-M1

ISO1600(左から「Off」「標準」「強」)
OLYMPUS OM-D E-M1OLYMPUS OM-D E-M1OLYMPUS OM-D E-M1

ISO3200(左から「Off」「標準」「強」)
OLYMPUS OM-D E-M1OLYMPUS OM-D E-M1OLYMPUS OM-D E-M1

ISO6400(左から「Off」「標準」「強」)
OLYMPUS OM-D E-M1OLYMPUS OM-D E-M1OLYMPUS OM-D E-M1

ISO12800(左から「Off」「標準」「強」)
OLYMPUS OM-D E-M1OLYMPUS OM-D E-M1OLYMPUS OM-D E-M1

ISO25600(左から「Off」「標準」「強」)
OLYMPUS OM-D E-M1OLYMPUS OM-D E-M1OLYMPUS OM-D E-M1



 描写力チェック2:解像度

 OM-D E-M1のイメージセンサーは有効1628万画素の新タイプです。今回テストしたM.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6ⅡRは、キットレンズとしては絞り開放から優れた解像力を示すレンズです。絞り開放から高い解像力を示しましたが、広角側では2段絞ると周辺部を含めさらに解像力が向上したため、開放絞りF3.5から2段絞ったF7.1のもので確認を行いました。

 テスト結果は、視覚解像度チェック用ライン、限界解像度チェック用ラインとも、楽々と2500本ラインを超えており、イメージセンサーの画素数を活かしたしっかりした解像力といえます。

  レンズ名:M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6ⅡR
 焦点距離:14mm(35mm換算28mm)
 絞り値:F7.1 (開放絞りF3.5から2段絞った状態)
 使用チャート:ISO12233準拠チャート


(下図は、図の赤枠の部分を等倍で切り出したもの。)

OLYMPUS OM-D E-M1
 限界解像度チェック用のラインでは、2500本まで視認できています。モアレもほとんど発生していません。

OLYMPUS OM-D E-M1
 横方向の限界解像度チェック用のラインでも、2500本域まで楽々と視認できています。

OLYMPUS OM-D E-M1
 参考まで、画面左端を切り出したものです。色収差等もほとんど気になりません。

 描写力チェック3:シェーディング補正機能

  E-M1にはレンズの周辺光量不足に対応するシェーディング補正機能が搭載されています。今回テストしたM.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6ⅡRは、広角端でも周辺光量不足は少ないレンズですが、絞り開放ではわずかに周辺光量不足を確認することができます。

 シェーディング補正機能を有効にすると周辺部のノイズレベルが上がる可能性がありますが、純正レンズを使うのであれば積極的に活用することをお勧めします。

14mmF3.5 (35mm版28mm相当)
(左から「Off」「On」)

OLYMPUS OM-D E-M1 OLYMPUS OM-D E-M1


 機能チェック(おまけ):連続撮影枚数

 オリンパスによると、OM-D E-M1の連写性能は次の通りです。
  • 連写H:約10.0コマ/秒。(ピントと露出は1コマ目で固定)
  • 連写L:約6.5コマ/秒。
 メーカー公表の連続撮影枚数は、RAW時は連写Hで約41コマ、連写Lで約50コマ、JPEG(Large/Normal)時は連写Hで約95コマ、連写Lではカード容量一杯まで撮影可能となっています。

 使用したメモリーカードは高速タイプのものです。
 (SanDisk ExtremePro Class10 Read 95MB/s Write 90MB/s)

RAW+JPEG(FINE L) RAW JPEG(FINE L)
連写H  概ね10コマ/秒のペースで38枚を連写。その後は概ね2.1コマ/秒のペースでカード容量一杯まで連写。  概ね10コマ/秒のペースで42枚を連写。その後は概ね2.8コマ/秒のペースでカード容量一杯まで連写。  概ね10コマ/秒のペースで64枚を連写。その後は概ね7.6コマ/秒のペースでカード容量一杯まで連写。
連写L  概ね6コマ/秒のペースで47枚を連写。その後は概ね2.1コマ/秒のペースでカード容量一杯まで連写。  概ね6コマ/秒のペースで60枚を連写。その後は概ね2.8コマ/秒のペースでカード容量一杯まで連写。  概ね6コマ/秒のペースでカード容量一杯まで連写。
 ※上記のテスト結果は、撮影環境や被写体によっても左右されます。

 フラグシップ機として、しっかりとした連写性能であると思います。OM-D E-M5は連写Hは9コマ/秒、連写Lは3.5コマ/秒で、RAWでの連続撮影枚数は順に15コマ、20コマでしたので、連写性能だけでなく連続撮影枚数が大幅に強化されています。

 また、デジタル一眼レフE-5では、連写Hで5コマ/秒、RAWで16コマまでの連続撮影枚数ですから、やはりE-M1の実力は抜きん出ていると思います。

 バッファーが一杯になった状態でも、RAW+JPEG(Large Fine)で2.1コマ/秒、RAWで2.8コマ/秒、JPEG(Large Fine)で7.6コマ/秒の無限連写も可能ですので、ストレスなく撮影することが可能です。なお、バッファー容量が一杯になった瞬間のもたつき等もありませんでした。


4.結局、OM-D E-M1は「買い」か?

 独断 素晴らしい!smile ポイント 
  • 高精細で大型の電子ビューファインダーを搭載。追随性も良好。
  • さらに高速化されたオートフォーカス。
  • トップレベルの連写性能。
  • ISO25600まで設定可能な高感度性能 (ISO3200までは常用可能) 。
  • 1/8000秒の高速シャッターを搭載。
  • 有効に働く手振れ補正機能。
  • Wi-Fiを内蔵。スマートフォンによるリモート操作にも対応。
  • タッチ操作に対応したチルト可動液晶を搭載。
  • ボタンやダイヤルが多く、ダイレクトな操作が可能。
  • ボタン類のカスタマイズが可能。
  • 小型軽量であるとともに堅牢なボディ。
  • フルHD動画撮影に対応。
  • 大型グリップによる良好なホールディング性。
  • バッテリーホルダーなど多様なオプションを用意。

 独断 もう一息!not smile ポイント 
  • 液晶モニターとイメージセンサーのアスペクト比が異なるため、最大画素数で撮影すると画像表示部分がやや小さくなる。
  • 少々複雑に感じられるメニュー構成。
  • レンズ光軸上にない三脚用穴。(オリンパスの他機種も同じなので、構造上の制約?)。
  • できればE-5同様にバリアングル可動が望ましい液晶モニター。(サイズ、重さとのトレードオフ?)
  • 付属する取扱説明書では詳細の記述が省かれている。

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付録.製品仕様からみた OM-D E-M1の特長

形式  マイクロフォーサーズ規格準拠レンズ交換式カメラ
記録媒体  SDメモリーカード
 (SDHC/SDXC/UHS-I対応、Eye-Fiカード対応)
 ※動画撮影時はClass6以上推奨
撮像画面サイズ  17.3mm×13.0mm
レンズマウント  マイクロフォーサーズマウント
撮像センサー  4/3型 Live MOSセンサー
画素数  カメラ部有効画素数1628万画素、総画素数 約1685万画素
 ※E-M5は有効1605万画素
アスペクト比  1.33(4:3)
防塵対応  スーパーソニックウェーブフィルター
 (SSWF:超音波防塵フィルター)
静止画記録方式  DCF、DPOF準拠/Exif対応、PRINT Image Matching Ⅲ、MPO準拠
記録画像形式  RAW(12bitロスレス圧縮)、JPEG、JPEG+RAW、
 MPO(3D)
記録画像サイズ  【RAW】 4608 x 3456
 【JPEG】 4608 x 3456 ~ 640 x 480
 ※E-M5も同じ。
手ぶれ補正  内蔵式(撮像センサーシフト式5軸手ぶれ補正)
手ぶれ補正モード  4モード(S-I.S.AUTO、S-I.S.1、S-I.S.2、S-I.S.3)、OFF
 ※E-M5は3モード。
ファインダー像安定  可(シャッターボタン半押し/拡大操作で起動)
有効補正範囲  4段
ファインダー  アイレベル式電子ビューファインダー、約236万ドット 0.48型
 ※E-M5は約144万ドット。
視野率/倍率  約100%/約1.30倍~約1.48倍(50mmレンズ・∞・-1m-1
 ※E-M5は約100%/約0.92倍~約1.15倍。
アイポイント
視度調節範囲
 レンズ最終面から約21mm(-1m-1時)/約-4~+2m-1
 ※E-M5はレンズ最終面から約18mm。
プレビュー  ライブプレビュー機能ボタンで可能
罫線表示  罫線なし/方眼/黄金分割/目盛/対角線/動画罫線 選択可能
水準器表示  2軸(水平方向・垂直方向)水準器
ファインダースタイル  3種(選択可能)
輝度調節/色温度調節  ±7段階調節可能/±7段階調節可能
アイカップ  別売アイカップ「EP-13」に交換可
ライブビュー  視野率約100%、露出補正反映、ホワイトバランス反映、階調オート反映、顔検出反映(最大8人)、罫線表示、拡大表示(5倍/7倍/10倍/14倍)、ノーマル、ヒストグラム、ハイライト&シャドー、水準器表示、OFF
モニター形式  3.0型可動式液晶
 約104万ドット(3:2)、静電容量方式タッチパネル
 ※E-M5は3型61万ドット。
タッチ機能  タッチシャッター、タッチ拡大、AFエリア選択、AFエリア拡/縮、コマ送り/戻し、拡大再生、タッチライブガイド、タッチスーパーコンパネ、タッチアートメニュー、タッチシーンモード、Wi-Fi接続
角度調節  上:約80度、下:約50度(カメラ背面に対して)
輝度調節/色温度調節  ±7段階調節/±7段階調節
発色設定  Vivid/Natural
AF方式  ハイスピードイメージャーAF
フォーカスモード  シングルAF(S-AF)/コンティニュアスAF(C-AF)/マニュアルフォーカス(MF)/S-AF+MF/追尾AF(C-AF+TR)
フルタイムAF  可
拡大枠AF/拡大AF  800点以上の測距点選択が可能、拡大ボタンによる拡大ピント確認可(オールドレンズも可)、拡大率:5倍、7倍、10倍(デフォルト)、14倍
  スーパースポットAF(拡大AF時):撮影画面の約0.16~0.02%の領域でピント合わせ可能
顔優先AF/瞳検出AF  可/可(瞳検出AF:オフ、近距離の瞳優先、右側の瞳優先、左側の瞳優先)
測距点/測距点選択  81エリア/37エリア/オールターゲット、シングルターゲット(標準サイズ/小サイズ選択可能)、グループターゲット(9点)
 ※E-M5は35エリア。
AF補助光  可
ピーキング機能  可(白エッジタイプ、黒エッジタイプ) Fnボタン等のカスタマイズ機能、フォーカスリング操作でピーキング表示可能
測光方式
TTL撮像センサー測光
 3324分割デジタルESP測光、中央部重点平均測光、スポット測光、スポット測光ハイライト&シャドー
測光範囲  EV -2~20(17mm F2.8、ISO100相当)
 ※E-M5はEV0~20。
露出制御方式  iAUTO、プログラムAE(プログラムシフト可能)、絞り優先 AE、シャッター優先 AE、マニュアル、バルブ、タイム、シーンセレクトAE、アートフィルター、水中ワイド/水中マクロ、マイセット1~4
シーンセレクトAE  ポートレート、eポートレート、風景、風景&人物、スポーツ、手持ち夜景、夜景、夜景&人物、チャイルド、ハイキー、ローキー、ぶれ軽減、マクロ、ネイチャーマクロ、キャンドル、夕日、文書、パノラマ、打ち上げ花火、ビーチ&スノー、フィッシュアイコンバーター、ワイドコンバーター、マクロコンバーター、3D
感度(標準出力感度)  オートISO:ISO LOW(約100相当)~1600まで自動(初期設定)、200~25600まで上限変更可能/マニュアルISO:LOW(約100相当)、200~25600、1/3 or 1EVステップ
 ※E-M5はISO200~25600まで。
露出補正範囲  ±5EV(1/3、1/2、1EVステップ選択可能)
AEロック  シャッターボタン半押し/AELボタンによる設定も可能
シャッター  電子制御フォーカルプレーン式
シャッター速度  1/8000~60秒、バルブ
 バルブ撮影:最大30分(メニュー内で露光時間調整可能。初期設定は8分)
 1/3、1/2、または1EVステップで選択可能
 ※E-M5は1/4000~60秒まで。
フラッシュ  TTL調光、マニュアル、オート、スーパーFP
付属フラッシュ
(FL-LM2)
 TTL調光フラッシュ GN=10(ISO200・m)/GN=7(ISO100・m)
 ※E-M5も同じ。
フラッシュモード  自動発光、赤目軽減発光、スローシンクロ(先幕シンクロ)、スローシンクロ(後幕シンクロ)、スローシンクロ(先幕シンクロ)+赤目軽減発光、強制発光、マニュアル発光(1/1(FULL)~1/64)、発光禁止
フラッシュ同調速度  1/320秒以下(付属フラッシュ使用時)
 ※E-M5は1/250秒以下
調光補正  ±3EV(0.3、0.5、1EVステップ選択可能)
対応外部フラッシュ  FL-50R、FL-36R、FL-300R、FL-600R
チャンネル数/グループ数  4チャンネル/4グループ(外部フラッシュ(3)+コマンダーフラッシュ(1))
制御方式  付属フラッシュ(FL-LM2)、FL-LM1/FL-600Rによる
外部フラッシュ調光方式  TTL調光、マニュアル、オート、FP TTLオート、FPマニュアル
ドライブモード  1コマ、連写、セルフタイマー
連続撮影速度  【連写H】:約10.0コマ/秒
  ピントと露出は連写1コマ目で固定。
 【連写L】:約6.5コマ/秒
 ※E-M5は最高9コマ/秒
最大撮影コマ数  【RAW】:
 約50コマ(連写L・6.5fps時)、約41コマ(連写H・10fps時)
 【JPEG LNモード時】
 カード容量一杯(連写L・6.5fps時)、約95コマ(連写H・10fps時)
 ※E-M5はRAWで最高20コマ、JPEGで最高70コマ。
セルフタイマー  12秒、2秒、カスタマイズ(セルフ待ち時間:1~30秒、撮影枚数:1~10枚、撮影間隔:0.5秒/1秒/2秒/3秒)
AEブラケット  2、3、5コマ(0.3、0.7、1EVステップ選択可能)、7コマ(0.3、0.7EVステップ選択可能)
ISOブラケット  3コマ(0.3、0.7、1EVステップ選択可能)
ホワイトバランス
ブラケット
 3コマ(A-B軸、G-M軸) 各2、4、6ステップで選択可能
フラッシュブラケット  3コマ(0.3、0.7、1EVステップ選択可能)
アートフィルター
ブラケット
 i-Finish、Vivid、Natural、Flat、Portrait、モノトーン、カスタム、アートフィルター選択可能
HDR  HDR1、HDR2 露出の異なる4枚の画像を自動合成し、階調豊かな画像を生成。
 HDR1(写真調):-1EV、適正、+1EV、+2EV
 HDR2(絵画調):-2EV、適正、+2EV、+4EV
HDRブラケット  3コマ、5コマ(2.0、3.0EVステップ選択可能)、7コマ(2.0EVステップ)
アートフィルター  ポップアート(Ⅰ、Ⅱ / a.b.c.d.e.f)、ファンタジックフォーカス(- / c.e.)、デイドリーム(Ⅰ、Ⅱ / a.b.c.d.f)、ライトトーン(- / d.f)、ラフモノクローム(Ⅰ, Ⅱ / b.c.d.f.g.h)、トイフォト(Ⅰ, Ⅱ, Ⅲ / d.)、ジオラマ(Ⅰ、Ⅱ / d.)、クロスプロセス(Ⅰ, Ⅱ / b.c.d.f)、ジェントルセピア(- / .b.c.d.)、ドラマチックトーン(Ⅰ, Ⅱ / b.c.d.e.f.g.h )、リーニュクレール(Ⅰ, Ⅱ / a.b.c.d.e.)、ウォーターカラー(Ⅰ, Ⅱ / a.b.c.d)
アートエフェクト  a.ソフトフォーカス効果、b.ピンホール効果、c.ホワイトエッジ効果、d.フレーム効果、e.スターライト効果、f.ぼかし効果(上下、左右)、g.フィルター効果(無し、黄、オレンジ、赤、緑)、h.調色効果(無し、セピア、青、紫、緑)
フォトストーリー
タイプ
 スタンダード(Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ / a.b.c.d / A.B.C.D)、ファンフレーム(Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ / - / -)、スピード(- / c / A.E.F)
フレーム  a.白フチ、b.白フチ+ホワイトエッジ、c.黒フチ、d.黒フチ+ピンホール
分割数  A.4:3 / 2分割、B.4:3 / 3分割、C.1:1 / 2分割、D.1:1 / 3分割、E.1:1 / 4分割、F.16:9 / 5分割
動画記録方式  MOV(MPEG-4AVC/H.264)、AVI(Motion JPEG)
動画記録画素数  【MOV】
 フルHD:1920×1080、30p(29.97fps)
 20Mbps(ファイン)/17Mbps(ノーマル) アスペクト 16:9
 HD:1280×720、30p(29.97fps)
 13Mbps(ファイン)/10Mbps(ノーマル) アスペクト 16:9   ※センサーからの出力は30fps
 【AVI】
 HD:1280×720、30fps  アスペクト 16:9
 SD:640×480、30fps  アスペクト 4:3
 ※E-M5も同じ。
最長記録時間  【MOV】
 フルHD:約29分(ノーマル)/約22分(ファイン)
 HD:約29分(ノーマル)/約29分(ファイン)
 【AVI】
 HD:約7分/SD:約14分
 ※E-M5も同じ。
クリエイティブ動画機能  (1)動画エフェクト(ワンショットエコー効果/マルチエコー効果/アートフェード効果)
 (2)アートフィルター動画/絞り優先動画/シャッター優先動画/マニュアル動画
動画撮影時手ぶれ補正  M-I.S ON(撮像センサーシフト式手ぶれ補正によるマルチモーションIS)、OFF
音声記録方式  WAVEフォーマット準拠(ステレオリニアPCM/16bit サンプリング周波数48kHz)
マイク/スピーカー  内蔵ステレオマイク/内蔵モノラルスピーカー
マイク機能  風切り音低減、録音レベル調整、静止画に音声アフレコ化(最長30秒)
ホワイトバランス  オート、プリセット7種、ワンタッチWB (4件登録化)、CWB(色温度指定)
ホワイトバランス補正  A-B軸、G-M軸 各±7ステップで補正可能(CWBを除く)
カラーモード  sRGB、Adobe RGB
ピクチャーモード  i-FINISH、Vivid、Natural、Flat、Portrait、モノトーン、カスタム、eポートレート、カラークリエーター、アートフィルター
 階調:4種類(オート、ハイキー、標準、ローキー)
インターバル撮影  1~999枚、インターバル1秒~24時間、タイムラプス動画生成可能
多重露出  2コマ/自動ゲイン補正、再生画(RAW)+多重
マルチアスペクト  4:3(初期設定)/3:2/16:9/1:1/3:4
水準器  2軸
Wi-Fi機能  IEEE 802.11b/g/n
 位置情報付加機能:GPS機能付きスマートフォンから取得
 リモートライブビュー、リモートレックビュー、ワイヤレスタッチAFシャッター、タイマーシャッター(カウントダウン音声付き)、リモートパワーOFF
 スマートフォンに転送する画像を予約可。最大4台まで接続可。
 QRコードによる簡単接続
再生機能  一コマ、情報表示、インデックス(4/9/25/100コマ)、カレンダー再生、拡大(2-14倍)、ムービー(音声付、早送り/巻き戻し/一時停止)、スライドショー(BGMを含む音声再生可能)、回転再生(自動)、BGM入れ替え機能、ライトボックス表示
情報表示  ヒストグラム(輝度、RGB独立可能)、ハイライト/シャドー警告表示、AFフレーム表示、各種撮影情報、表示OFF
言語選択  日本語、英語を含む34言語
編集機能  RAW編集、階調オート、モノクロ作成、セピア作成、赤目補正、鮮やかさ調整、リサイズ(1280×960、640×480、320×240)、トリミング、アスペクト、eポートレート、画像合成、アフレコ
プリント機能  プリント予約(DPOF)、ダイレクトプリント(PictBridge対応)
USB/AV/リモコン端子  専用マルチコネクター
(USB:USB2.0 Hi-Speed、ビデオ出力(SD/モノラル):NTSC/PAL選択可能、別売リモートケーブルRM-UC1使用可能)
HDMI端子  HDMIマイクロコネクター(タイプD)
アクセサリーポート2  専用マルチコネクター(別売VF-2・3・4、SEMA-1、MAL-1、コミュニケーションユニットPP-1使用可能)
使用電池  リチウムイオン充電池BLN-1(同梱)
 ※E-M5も同じ。
パワー
バッテリーホルダー
 (別売)パワーバッテリーホルダー HLD-7:BLN-1×1
ACアダプター  (別売)ACアダプター AC-3
パワーセーブ機能  あり 設定時間(1/3/5分)経過でスリープ状態
撮影可能コマ数  約350枚
 ※E-M5は約360枚。
大きさ  130.4×93.5×63.1mm(幅×高さ×奥行き 突起部含まず)
 ※E-M5は121×89.6×41.9mm。
質量  約497g(付属充電池およびメモリーカード含)
 約443g(本体のみ)
 ※E-M5は約425g/約373g
使用可能温度  0~40℃(動作時)/-20~60℃(保存時)
使用可能湿度  30~90%(動作時)/10~90%(保存時)
主な同梱品  ボディー、付属フラッシュFL-LM2、リチウムイオン充電池BLN-1、リチウムイオン電池充電器BCN-1、USBケーブル、ショルダーストラップ、ソフトウェア(CD-ROM)、取扱説明書、保証書

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