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特集 オリンパス OM-D E-M10

オリンパス OM-D E-M10 ~OMシリーズのエントリー機

オリンパス OM-D E-M10 by Inaba Kunio  薄型でスタイリッシュなOM-Dシリーズの末弟 評価:5.0
オリンパス  OM-D E-M10 OLYMPUS


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1.オリンパス OM-D E-M10の位置づけと概要


 薄型でスタイリッシュなOM-Dシリーズの末弟

 オリンパスは、OM-D E-M1のリリースをもって、デジタル一眼レフのミラーレスカメラへの統合を正式に表明しました。今回発売となったOM-D E-M10は、統合後初のミラーレスカメラであり、その意味では、E-M10はE-M1以上に、今後のオリンパスの方向性を示すカメラであると思います。

 E-M10の位置づけは、OM-Dシリーズのローエンドモデルであり、PENシリーズで言えばLiteシリーズやminiシリーズに該当します。しかし、今回E-M10を評価し改めて確認できたのは、ローエンドモデルだからといってエントリーユーザーにフォーカスしたカメラではないということです。確かにE-M5と比べると、省略されたり簡素化された機能もありますが、カメラとしての基本性能の部分やインターフェースについては中級機以上の水準をきちんと確保しています。むしろE-M10は、E-M5登場からの2年間の技術進歩やトレンドを踏まえた正常進化モデルといえるように思います。

 →発売前の記事一口コラム:OMシリーズのエントリー機登場!


オリンパス OM-D E-M10

E-M5から引き継がれたダブルコマンドダイヤル。

 OM-D E-M10の主な特徴は、次のとおりです。
  • イメージセンサーは有効1605万画素4/3型Live MOSセンサーのローパスフィルターレスでE-M5と同等。画像処理エンジンはE-M1と同じTruePic VIIに進化しています。
  • 連写性能は、最高8コマ/秒(ピントと露出が固定)、通常3.5コマ/秒で、RAWで20コマまでの連続撮影が可能で、ほぼE-M5と同等レベルです。
  • レンズ光軸上に設けられた電子ビューファインダーはE-M5のものと同等と思われますが、E-M1で採用された「キャッツアイコントロール」(外環境の明るさによってEVFのバックライト輝度を調整)や高速モードも組み込まれました。
  • E-M5やE-M1に搭載されている手ぶれ補正機構は5軸(角度ぶれ補正(XY軸)、シフトぶれ補正(XY軸)、回転ぶれ補正(Z軸))でしたが、E-M10では3軸となりシフトぶれ補正(XY軸)が省略されました。
  • ボディの防塵防滴性能も省略されています。
  • オートフォーカスはE-M5と同様にコントラスト方式のみとなりますが、測距点はE-M1と同じ81点(E-M5は35点)で動体撮影時のAF追従性能も強化されています。
  • Wi-Fiを内蔵し、スマートフォン等でのリモート操作にも対応。
  • インターフェースは2ダイヤル式など、概ねE-M5を踏襲しています。
  • ボディサイズはわずかながらE-M5よりも小型化され、重さも軽量化。

オリンパス OM-D E-M10

 E-M10では内蔵フラッシュが搭載されました。E-M5やE-M1にもフラッシュが同梱されていましたが、やはり内蔵タイプとは利便性に差があります。



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 OM-D E-M10の魅力は?

 オリンパスはデジタル一眼レフをミラーレスカメラに統合しましたので、OM-Dシリーズはデジタル一眼レフ・ユーザー層のニーズにもきちんと対応しなければなりません。ローエンドモデルとして登場したE-M10は、コンパクトカメラやカジュアルなミラーレスカメラからのステップアップユーザーだけでなく、E-M1などのフラグシップ機ユーザーのサブカメラとしての役割も担う必要があります。

オリンパス OLYMPUS OM-D E-M10

E-M10には、上級機となるE-M5と同等のイメージセンサーが搭載されています。



 OM-D E-M10を評価してみて感じたのは、ローエンドモデルとはいえ、一昔前であればミラーレスカメラで気になっていた点がほとんど解決されているということです。電子ビューファインダーの見え方やオートフォーカス性能などは、一般的な撮影シーンであれば必要十分なレベルに達しています。発売開始時点から「買いやすい」価格でスタートしたことを含め、E-M10はオリンパスのシェア拡大に貢献するカメラであると感じました。

 それでは、オリンパスの新型ミラーレス、OM-D E-M10の実力をテストしてみたいと思います。


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2.オリンパス OM-D E-M10を開封し外観をチェック


 オリンパス OM-D E-M10を開封する

 2月28日、オリンパスの新型ミラーレス、OM-D E-M10のシルバーモデルが発売開始となりました。E-M10はE-M5(製品レビュー)E-M1(製品レビュー)に引き続くOM-Dシリーズ3機種目で、シリーズの中ではローエンドに位置するカメラとなります。

 販売形態はボディ単体の他に、新型標準ズームM.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZがセットになったレンズキットと、さらにM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 Rもついたダブルズームキットが用意されています。なお、ブラックモデルは3月下旬の発売予定となっています。

 今回は新型ズームを評価するため、レンズキットを購入しました。OM-D E-M10の店頭実売価格は、ボディ単体で7万2千円前後、レンズキットで8万5千円前後、ダブルズームキットでは10万円前後でのスタートとなりました。2012年3月に登場したE-M5のスタート価格は、ボディ単体で9万5千円前後でしたので、かなり買いやすい値段だと思います。

OLYMPUS OM-D E-M10

 OM-D E-M10レンズキットのパッケージ。黒を基調としたデザインは、E-M1と共通で高級感があります。購入した本体はシルバーモデルですが、外箱はブラックモデルと共通のようです。

OLYMPUS OM-D E-M10

 蓋を開けると、保証書や取扱説明書が入ったケースが目に入ります。このあたりの梱包方法もE-M1に似ています。

OLYMPUS OM-D E-M10

 保証書等の入ったケースの下にカメラ本体が置かれています。左下がカメラボディで、右下がレンズとなります。バッテリーチャージャー等の付属品は上部とケース下に格納されていました。

OLYMPUS OM-D E-M10

 パッケージ内に同梱されている付属品関係。左上より取扱説明書、PCソフトウェアCD-ROM、USBケーブルCB-USB6、リチウムイオン充電器BCS-5、リチウムイオン電池BLS-5、充電器用ACケーブル、ストラップ。ボディ本体にはアクセサリーシューカバーやアイカップEP-14も装着されています。
 冊子の取扱説明書は155ページのものが付属していますが、内容はややあっさりしているように感じました。
 保証書は国際保証のものが付属します。カメラ本体が標準で国際保証の対象となっているのは、現時点ではオリンパスのみとなります。



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 オリンパス OM-D E-M10の本体をチェック

OLYMPUS OM-D E-M10

 OM-D E-M10のボディ前面。OM-Dシリーズのデザインを踏まえつつ、全体にコンパクトに仕上がっています。

OLYMPUS OM-D E-M5

 E-M5のボディ前面。幅で2mm、高さは6mm大きくなっています。ファインダー部の形状も、より直線を強調しています。

OLYMPUS OM-D E-M10

 OM-D E-M10の液晶モニター側。3型104万ドットの液晶パネルで、静電容量方式のタッチパネルとなっています。上下方向のチルト可動にも対応しています。E-M5やE-M1ではファインダー接眼部の上にアクセサリーポートが設けられていましたが、E-M10では省略されています。その分、高さが低くなっています。
 また、E-M10ではストロボが内蔵されたため、ポップアップボタンがファインダー接眼部の横に新設されています。


OLYMPUS OM-D E-M5

 E-M5の液晶モニター側。ボタンやダイヤル類のインターフェースも共通していますので、一緒に使っても迷うことはないと思います。

OLYMPUS OM-D E-M10

 E-M10のボディ上面。基本的なレイアウトはE-M5を踏襲していますが、シャッターボタンが大型のものに変わっているのが目立ちます。

OLYMPUS OM-D E-M5

 E-M5のボディ上面。細かいところですが、モードダイヤルには「フォトストーリー」がありません。これはPEN E-P5やE-M1で追加された機能で、背面モニターにタッチするだけの操作で、構図や色にアクセントをつけながら、複数の写真を組み合わせてひとつのアート作品に仕上げるものです。

OLYMPUS OM-D E-M10

 E-M10のボディ底面。三脚用の穴はレンズ光軸上に置かれています。E-M5ではややシフトされていましたので、E-M10での改善ポイントとなります。また、三脚用穴の位置も前側に移動しています。
 E-M10には専用グリップECG-1が用意されており、ボディ底面には位置固定用の丸い穴が設けられています。カメラ本体は中国製です。


OLYMPUS OM-D E-M5

 E-M5のボディ底面。三脚用の穴はレンズ光軸からシフトされています。

OLYMPUS OM-D E-M10

 E-M10のボディ左側面。ストラップ取付け部は、他のOM-Dと同様に三角環方式となっています。

OLYMPUS OM-D E-M10

 E-M10のボディ右側面。こちら側には外部接続端子が置かれています。

OLYMPUS OM-D E-M10

 E-M10のマウント部。イメージセンサーは有効1605万画素4/3型Live MOSセンサーでE-M5と同等と思われますが、画像処理エンジンはE-M1と同じTruePic VIIが搭載されています。

OLYMPUS OM-D E-M10

 ファインダー部に設けられたOLYMPUSのロゴ。刻印された中に黒いインクが流し込まれています。この中には、フラッシュも内蔵されています。E-M5やE-M10でもフラッシュは同梱されていましたが、やはり内蔵されていた方が利便性は高くなります。

OLYMPUS OM-D E-M10

 ボディ右肩にはOM-Dのロゴも刻印されています。このあたりは他のOM-Dシリーズと同じです。

OLYMPUS OM-D E-M10

 マウント上にあるレンズロックピンは、その右にあるレンズ取り外しボタンを押すと一緒に下がります。モードダイヤルの左下に見えるランプは、AF補助光とセルフタイマーを兼ねるものです。

OLYMPUS OM-D E-M10

 E-M10のグリップ部。グリップ部はE-M5と同様の形状となっています。

OLYMPUS OM-D E-M10

 軍艦部右側のメインコントロール部。シャッターボタンの同軸にあるフロントダイヤルと、その斜め後ろにあるリアダイヤルの2ダイヤル方式となっています。大型のシャッターボタンが印象的です。
 OM-Dのロゴの上に見える穴はステレオマイク用のもので、ファインダー部の反対側にも設けられています。


OLYMPUS OM-D E-M10

 軍艦部右側の親指部分にはFn1ボタンと再生ボタンが置かれています。E-M5にも同じボタンがありましたが、より押しやすい向きに変わっています。また、左右のボタンも入換えられています。(E-M5では右側がFn1。)

OLYMPUS OM-D E-M10

 液晶モニター右側のメインコントロール部。このあたりのインターフェースはE-M5を踏襲しています。MENUボタンの上にある3つの穴はスピーカーです。

OLYMPUS OM-D E-M10

 ファインダー接眼部の右側面にはライブビューボタンが置かれています。

OLYMPUS OM-D E-M10

 E-M10のファインダー接眼部。接眼部にはアイカップE-P14が装着されていますが、これをオプションの大型アイカップEP-11や、E-M5に装着されているE-P10に交換することも可能です。

OLYMPUS OM-D E-M10

 取り外したアイカップE-P14。E-M10専用品です。

OLYMPUS OM-D E-M10

 E-M10でアイカップE-P14を取り外した状態のファインダー接眼部。右側に縦に並んでいる2つの丸はアイセンサーです。

OLYMPUS OM-D E-M10

 ファインダー接眼部の上にはアクセサリーシューが設けられています。E-M5やE-M1では、アクセサリーシューとファインダー接眼部の間にアクセサリーポートがありましたが、E-M10では省略されています。

OLYMPUS OM-D E-M10

 軍艦部の左側にはモードダイヤルが置かれています。その手間にあるのが内蔵フラッシュポップアップボタンです。その右には視度補正ダイヤルが置かれています。

OLYMPUS OM-D E-M10

 内蔵フラッシュをポップアップさせた状態。ISO200時のガイドナンバーは8.2ですので、広角端F3.5では概ね2.3mが有効距離となります。もちろんISO感度を上げれば、照射距離も伸びます。

OLYMPUS OM-D E-M10

 内蔵ストロボを横から見ると、ボディサイズの割に照射位置は高くなっています。写真のレンズは広角端の状態ですが、このレンズであればケラレを気にする必要はないと思います。

OLYMPUS OM-D E-M10

 内蔵フラッシュの照射部。ファインダー部のカバー外装と一体化をされています。下の方に見える黒い爪が、フラッシュポップアップボタンと連動しています。

OLYMPUS OM-D E-M10

 モードダイヤルの前には機種名が記されています。機種名の下にみえる穴は左側のステレオマイクです。

OLYMPUS OM-D E-M10

 液晶モニターを上側にチルトさせた状態。E-M5と同様に、上側には80°までチルトさせることができます。

OLYMPUS OM-D E-M10

 液晶モニターを下側にチルトさせた状態。こちら側もE-M5と同じで、50°までチルト可能です。

OLYMPUS OM-D E-M10

 液晶モニターの可動部。可動軸は2つ設けられています。

OLYMPUS OM-D E-M10

 ボディ右側面にある外部接続端子。上がマルチコネクタで下がHDMIとなります。マルチコネクタは付属のUSBケーブルでパソコンやプリンターに接続したり、オプションのAVケーブル(CB-AVC3)でAV OUTさせることも可能です。このあたりもE-M5と同じです。

OLYMPUS OM-D E-M10

 ボディ底面のバッテリー室カバーを開いた状態。E-M1やE-M5では、ボディ側面に専用のメモリースロットが用意されていましたが、E-M10ではバッテリー室内にメモリーカードスロットが置かれています。蓋部分に挿入方向のガイダンスシールが貼付されています。

OLYMPUS OM-D E-M10

 バッテリーとメモリーカードを挿入しつつある状態。蓋が後ろ側に開くため、メモリーカードのラベル面は前側となっています。

OLYMPUS OM-D E-M10

 液晶モニターの表示内容。液晶パネルのアスペクト比は3:2のため、最大サイズの静止画を表示させると、両側が黒いラインとなります。

OLYMPUS OM-D E-M10

 同じ状態での電子ビューファインダーの表示内容。電子ビューファインダーのアスペクト比は4:3のため、画面いっぱいに表示されますが、表示内容自体は基本的に液晶モニターと同じです。周囲の明るさに合わせてバックライト輝度を自動調整する「キャッツアイコントロール機能」や、表示スピードを優先する「高速モード」にも対応しています。「高速モード」時は、若干画質が低下しますが、表示タイムラグが0.007秒に抑えられるため、動きの激しい被写体の追従性が向上します。

OLYMPUS OM-D E-M10

 液晶モニターでスーパーコンパネを表示させた状態。写真はISO感度を選択しているところですが、この画面で直接設定項目の選択と変更が可能です。

OLYMPUS OM-D E-M10

 液晶モニターに使われているパネルの視野角は比較的広く、写真の角度でも十分視認することが可能です。

オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ

 M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZを装着した状態。薄型レンズがコンパクトなボディにマッチしています。

OLYMPUS OM-D E-M10

 ボディ単体での重さの実測値(アクセサリーシューカバーとアイカップ装着時)は350.5gでした。メーカー公表値は350gとなります。

OLYMPUS OM-D E-M10

 バッテリーとメモリーカードを挿入した状態での重さの実測値は395.5gでした。挿入するメモリーカードによって異なりますが、メーカー公表値は396gとなります。

OLYMPUS OM-D E-M10

 E-M10はWi-Fiを内蔵しており、スマートフォン等によるリモート操作にも対応しています。スマートフォンとの初回の接続では、液晶モニターに表示されるQRコードをスマートフォン側の専用ソフト「OLYMPUS IMAGE SHARE」で読み込むことで行います。NFCほどではありませんが、それでも比較的簡単にペアリングが可能です。

OLYMPUS OM-D E-M10

 Android端末でリモート表示をさせた状態。一度ペアリングさせると、あとはデジカメ側の再生メニューで「スマートフォン接続」を選択すると、再接続されます。

OLYMPUS OM-D E-M10

 スマートフォン側では、撮影モードやISO感度など、カメラの設定を変更することも可能です。転送データ容量を小さくするためか、リアルタイムで表示される画像はやや粗い感じも受けますが、実用上は問題ないと思います。

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 オリンパス OM-D E-M10の付属品をチェック

OLYMPUS OM-D E-M10

 付属するリチウムイオン充電器BCS-5。E-M10以外ではE-P3やE-PL6、E-PM2などでも使われています。BLS-5の充電には、最大で3.5時間かかります。

OLYMPUS OM-D E-M10

 コンセントとの接続には、付属のACケーブルを用います。可搬性の点では、ウォールマウントアダプター等も添付されると良いと思います。

OLYMPUS OM-D E-M10

 付属するACケーブル。出荷先の電源環境に応じ、添付されるケーブルの種類が変わるものと思われます。

OLYMPUS OM-D E-M10

 付属するリチウムイオン充電池BLS-5。容量は7.2V 1150mAhで、静止画であれば最大320枚の撮影が可能です。

OLYMPUS OM-D E-M10

 BLS-5の端子部分。右下の切りかけは、誤った方向で挿入できないようにするためのものです。

OLYMPUS OM-D E-M10

 付属するUSBケーブルCB-USB6。パソコンやプリンター等との接続に使用します。ケーブルの両側にフェライトコアが付けられています。

OLYMPUS OM-D E-M10

 付属するストラップ。しっかりした作りですが、ややチープさも感じます。

OLYMPUS OM-D E-M10

 付属するボディキャップBC-2。マイクロフォーサーズ共通の規格です。

OLYMPUS OM-D E-M10

 ボディキャップの裏側。マウント部分のバヨネットを利用して装着する方式となっています。

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3.オリンパス OM-D E-M10の描写性能はどうか?


 描写力チェック1:高感度性能

 OM-D E-M10の基本感度はISO200で、標準ではISO25600まで設定できます。また、低感度側ではISO100相当となる「LOW」の設定も可能です。ノイズ低減処理のやり方としては、カメラ内での設定と、RAWで撮影しパソコンのでの現像段階で行う方法があります。カメラ内で設定した場合でも、RAWファイルには変更は加えられませんので、後から編集することも可能です。

 カメラ内でのノイズ低減は、「高感度ノイズ低減」と「長秒時ノイズ低減」の2つがあり、どちらも、撮影メニューの中の「露出/測光/ISO」の中で設定するようになっています。

 「高感度ノイズ低減」は「Off」、「弱」、「標準」、「強」の4種類があり、基本的には、初期設定である「標準」のままで良いと思います。

 「長秒時ノイズ低減」は、「On」と「Off」、「オート」の3種類があります。「オート」に設定すると、長秒時、カメラ内部の温度が上昇した時にノイズ低減処理を行います。

 基本的なノイズの傾向はE-M5に似ていますが、とくに高感度側ではノイズ感や解像感の低下が軽減されている印象を受けました。

 高感度ノイズ低減を「Off」にしても、ISO1600まではほとんどノイズ感はありません。ISO3200では暗部を中心にややノイズが目立ってきますが、ISO6400でも十分等倍画像が実用的であるように感じました。ISO12800になるとノイズが目立ちますが、解像感の低下はそれほど大きくありませんので、利用方法によっては活用できると思います。

 高感度ノイズ低減を標準にすると、概ね1~2段分程度ノイズが低減化されますが、やはり解像感はやや低下します。低減レベルを強にすると、ノイズ感はさらに改善されるものの、解像感の低下もさらに目立つようになります。

 レンズ交換式カメラの中ではマイクロフォーサーズ規格は比較的センサーサイズが小さくなりますが、それでもこのレベルの高感度性能があれば、実用上は十分であると感じました。

 下記のサンプルは、高感度ノイズ低減を「Off」、「標準」、「強」の3段階で各ISO感度の撮影を行ったものです。高感度ノイズ低減を「標準」、「強」のケースでは、長秒時ノイズ低減を「On」にしてあります。表示画像は等倍画像ですが、クリックすると全体画像が表示されるので、あわせて比較をしていただければと思います。


OLYMPUS OM-D E-M10 ISO200
サンプル画像。左下の赤枠の部分を切り出しています。
画像をクリックすると、元画像の全体が開きます。

ISO100(左から「Off」「標準」「強」)
OLYMPUS OM-D E-M10OLYMPUS OM-D E-M10OLYMPUS OM-D E-M10

ISO200(左から「Off」「標準」「強」)
OLYMPUS OM-D E-M10OLYMPUS OM-D E-M10OLYMPUS OM-D E-M10

ISO400(左から「Off」「標準」「強」)
OLYMPUS OM-D E-M10OLYMPUS OM-D E-M10OLYMPUS OM-D E-M10

ISO800(左から「Off」「標準」「強」)
OLYMPUS OM-D E-M10OLYMPUS OM-D E-M10OLYMPUS OM-D E-M10

ISO1600(左から「Off」「標準」「強」)
OLYMPUS OM-D E-M10OLYMPUS OM-D E-M10OLYMPUS OM-D E-M10

ISO3200(左から「Off」「標準」「強」)
OLYMPUS OM-D E-M10OLYMPUS OM-D E-M10OLYMPUS OM-D E-M10

ISO6400(左から「Off」「標準」「強」)
OLYMPUS OM-D E-M10OLYMPUS OM-D E-M10OLYMPUS OM-D E-M10

ISO12800(左から「Off」「標準」「強」)
OLYMPUS OM-D E-M10OLYMPUS OM-D E-M10OLYMPUS OM-D E-M10

ISO25600(左から「Off」「標準」「強」)
OLYMPUS OM-D E-M10OLYMPUS OM-D E-M10OLYMPUS OM-D E-M10


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 描写力チェック2:解像度

 OM-D E-M10のイメージセンサーはE-M5と同等のもので、有効1605万画素4/3型Live MOSセンサーとなります。今回テストしたM.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6ⅡRは、キットレンズとしては絞り開放から優れた解像力を示すレンズです。今回のテストでも絞り開放から高い解像力を示しましたが、広角側では2段絞ると周辺部を含めさらに解像力が向上したため、開放絞りF3.5から2段絞ったF7.1のもので確認を行いました。

 テスト結果は、視覚解像度チェック用ライン、限界解像度チェック用ラインとも、楽々と2500本ラインを超えており、イメージセンサーの画素数を活かしたしっかりした解像力といえます。

 なお、新型ズームM.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZの解像力テストも行っていますので、M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZレビューページもご参照ください。

  レンズ名:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ
 焦点距離:14mm (35mm換算 約28mm)
 絞り値:F7.1 (開放絞りF3.5から2段絞った状態)
 使用チャート:ISO12233準拠チャート


(下図は、図の赤枠の部分を等倍で切り出したもの。)

OLYMPUS OM-D E-M10
 限界解像度チェック用のラインでは、2500本まで視認できています。モアレもほとんど発生していません。

OLYMPUS OM-D E-M10
 横方向の限界解像度チェック用のラインでも、同様に2500本域まで余裕で視認できています。

OLYMPUS OM-D E-M10
 参考まで、左上の画像です。周辺部の画像を重視するのであれば、さらに絞り込んでF10あたりにすると良いと思います。

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 描写力チェック3:シェーディング補正機能

 E-M10にはレンズの周辺光量不足に対応するシェーディング補正機能が搭載されています。今回テストしたM.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6ⅡRは、広角端でも周辺光量不足は少ないレンズですが、絞り開放ではわずかに周辺光量不足を確認することができます。

 シェーディング補正機能を有効にすると周辺部のノイズレベルが上がる可能性がありますが、純正レンズを使うのであれば積極的に活用することをお勧めします。

14mmF3.5 (35mm版28mm相当)
(左から「Off」「On」)

OLYMPUS OM-D E-M10 OLYMPUS OM-D E-M10


※M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZのテスト結果は、こちらをご覧ください。
 →M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZレビュー


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 機能チェック(おまけ):連続撮影枚数

 オリンパスによると、OM-D E-M10の連写性能は次の通りです。
  • 約8.0コマ/秒の連写Hでは、RAWで16コマ、JPEG(LN)でカード容量一杯まで連続撮影。
  • 約3.5コマ/秒の連写Lでは、RAWで20コマ、JPEG(LN)でカード容量一杯までの連続撮影。
 なお、連写Hでは、ピントと露出は1枚目で固定されます。

 実際の連写テストで使用したメモリーカードは高速タイプのものです。
 (SanDisk ExtremePro Class10 Read 95MB/s Write 90MB/s)

RAW+JPEG(L F) RAW JPEG(L F)
連写H
(約8コマ/秒)

 概ね8.2コマ/秒のペースで15枚を連写。その後は概ね1.8コマ/秒のペースでカード容量一杯まで連写。  概ね8.2コマ/秒のペースで18枚を連写。その後は概ね2.6コマ/秒のペースでカード容量一杯まで連写。  概ね8.3コマ/秒のペースで33枚を連写。その後は概ね4.8コマ/秒のペースでカード容量一杯まで連写。
連写L
(約3.5コマ/秒)

 概ね3.7コマ/秒のペースで22枚を連写。その後は概ね1.8コマ/秒のペースでカード容量一杯まで連写。  概ね3.7コマ/秒のペースで39枚を連写。その後は概ね2.6コマ/秒のペースでカード容量一杯まで連写。  概ね3.7コマ/秒のペースでカード容量一杯まで連写。
 ※上記のテスト結果は、撮影環境や被写体によっても左右されます。

 OM-D E-M10はOMシリーズの中ではエントリークラス位置づけのカメラですが、連写性能と連続撮影枚数の点では上位機種に匹敵する実力を持っています。一番データ容量が大きいRAW+JPEG(Large Fine)でも8.2コマ/秒のペースで15コマの連写ができ、その後も1.8コマ/秒のペースで撮影可能です。JPEGであれば、実質的にはバッファー容量を意識せずに連写を楽しむことができると感じました。

 なお、バッファー容量がフルになった時に、もたつきを感じることもありませんでした。

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4.結局、OM-D E-M10は「買い」か?


 独断 素晴らしい!smile ポイント 
  • 視認性の高い電子ビューファインダーを搭載。追随性も良好。
  • 実用十分なオートフォーカス。
  • クラスにしては高い連写性能。
  • ISO25600まで設定可能な高感度性能。(ISO3200までは常用可能。)
  • Wi-Fiを内蔵。スマートフォンによるリモート操作にも対応。
  • タッチ操作に対応したチルト可動液晶を搭載。
  • ボタンやダイヤルが多く、ダイレクトな操作が可能。
  • ボタン類のカスタマイズが可能。
  • コンパクトでスタイリッシュなボディ。
  • フラッシュを内蔵。
  • レンズ光軸上に設けられた三脚用穴。(OM-Dシリーズでは初。)
  • 外付グリップなど多様なオプションを用意。
  • 豊富なカメラ内編集機能。RAW現像にも対応。
  • 著作権機能にも対応。

 独断 もう一息!not smile ポイント 
  • 液晶モニターとイメージセンサーのアスペクト比が異なるため、最大画素数で撮影すると画像表示部分がやや小さくなる。
  • 少々複雑なメニュー構成。
  • 最速シャッタースピードが1/4000秒。(シンクロ同期は1/250秒対応。)
  • E-M1やE-M5よりも簡略化された手ぶれ補正機能。(実用上十分なレベル?)
  • できればE-5同様にバリアングル可動が望ましい液晶モニター。(サイズ、重さとのトレードオフ?)
  • 付属する取扱説明書では詳細の記述が省かれている。

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付録.製品仕様からみた OM-D E-M10の特長


形式  マイクロフォーサーズ規格準拠レンズ交換式カメラ
記録媒体  SDメモリーカード
 (SDHC/SDXC/UHS-I対応、Eye-Fiカード対応
 ※動画撮影時はClass6以上推奨
撮像画面サイズ  17.3mm×13.0mm
レンズマウント  マイクロフォーサーズマウント
撮像センサー  4/3型 Live MOSセンサー
画素数  カメラ部有効画素数1605万画素、総画素数 約1720万画素
 ※E-M5も同じ。
アスペクト比  1.33(4:3)
防塵対応  スーパーソニックウェーブフィルター
 (SSWF:超音波防塵フィルター)
静止画記録方式  DCF、DPOF準拠/Exif対応、PRINT Image Matching Ⅲ、MPO準拠
記録画像形式  RAW(12bitロスレス圧縮)、JPEG、JPEG+RAW、
 MPO(3D)
記録画像サイズ  【RAW】 4608 x 3456
 【JPEG】 4608 x 3456 ~ 640 x 480
 ※E-M5も同じ。
手ぶれ補正  内蔵式(撮像センサーシフト式3軸手ぶれ補正)
 ※E-M5は5軸手ぶれ補正。
手ぶれ補正モード  4モード(S-I.S.AUTO、S-I.S.1、S-I.S.2、S-I.S.3)、OFF
ファインダー像安定  可(シャッターボタン半押しで起動)
有効補正範囲  最大3.5EV
 ※E-M5は5EV。
ファインダー  アイレベル式液晶ビューファインダー、約144万ドット
 ※E-M5も同等。
視野率/倍率  約100%/約1.01倍~約1.15倍(50mmレンズ・∞・-1m-1
 ※E-M5は0.92~1.15倍。
アイポイント
視度調節範囲
 レンズ最終面から約20mm(-1m-1時)/約-4~+2m-1
 ※E-M5は約18mm。
輝度調整  自動調光機能(キャッツアイコントロール)
プレビュー  ライブプレビュー機能ボタンで可能
罫線表示  罫線なし/方眼/黄金分割/目盛/対角線/動画罫線 選択可能
水準器表示  2軸(水平方向・垂直方向)水準器
ファインダースタイル  3種(選択可能)
輝度調節/色温度調節  ±7段階調節可能/±7段階調節可能
アイカップ  別売アイカップ「EP-11」に交換可
ライブビュー  視野率 約100%、露出補正反映、ホワイトバランス反映、階調オート反映、顔検出反映(最大8人)、罫線表示、拡大表示(5倍、7倍、10倍、14倍)、ノーマル、ヒストグラム、ハイライト&シャドー、水準器、Off/ノーマル、ヒストグラム表示、ハイライト&シャドー、水準器表示、OFF
モニター形式  3.0型可動式液晶
 約104万ドット(3:2)、静電容量方式タッチパネル
 ※E-M5は3型有機EL 61万ドット。タッチパネル。
タッチ機能  タッチシャッター、タッチ拡大、AFエリア選択、AFエリア拡大/縮小、コマ送り/戻し、拡大再生、タッチライブガイド、タッチスーパーコンパネ、タッチアートメニュー、タッチシーンメニュー、Wi-Fi接続
角度調節  上:約80度、下:約50度(カメラ背面に対して)
 ※E-M5も同じ。
輝度調節/色温度調節  ±7段階調節/±7段階調節
発色設定  Vivid/Natural
AF方式  ハイスピードイメージャーAF
フォーカスモード  シングルAF(S-AF)/コンティニュアスAF(C-AF)/マニュアルフォーカス(MF)/S-AF+MF/追尾AF(C-AF+TR)
フルタイムAF  可
拡大枠AF/拡大AF  800点以上の測距点選択が可能、拡大率:5倍、7倍、10倍(初期設定)/14倍、スーパースポットAF(拡大AF時):撮影画面の約0.16~0.02%の領域でピント合わせ可能※2、拡大ボタンによる拡大ピント確認可
顔優先AF/瞳検出AF  可/可(瞳検出AF:オフ、近距離の瞳優先、右側の瞳優先、左側の瞳優先)
測距点/測距点選択  81エリア/オールターゲット、シングルターゲット(標準サイズ、小サイズ選択可能)、グループターゲット(81点中9点)
 ※E-M5は35エリア35点。
AF補助光  可
MFアシスト  フォーカスリング操作で拡大表示(S-AF+MF、MFモード時)
測光方式
(TTL撮像センサー測光)
 324分割デジタルESP測光、中央部重点平均測光、スポット測光、スポット測光 ハイライト/シャドーコントロール
測光範囲  EV -2~20(17mm F2.8、ISO100相当)
 ※E-M5はEV0-20。
露出制御方式  iAuto、プログラムAE(プログラムシフト可能)、絞り優先 AE、シャッター優先 AE、マニュアル、バルブ、タイム、シーンセレクトAE、アートフィルター、水中ワイド/水中マクロ、マイセット1~4
シーンセレクトAE  ポートレート、eポートレート、風景、風景&人物、スポーツ、手持ち夜景、夜景、夜景&人物、チャイルド、ハイキー、ローキー、ぶれ軽減、マクロ、ネイチャーマクロ、キャンドル、夕日、文書、パノラマ、打ち上げ花火、ビーチ&スノー、フィッシュアイコンバーター、ワイドコンバーター、マクロコンバーター、3D
感度(標準出力感度)  オート ISO:ISO LOW(約100相当)~1600まで自動(初期設定)、200 ~25600まで上限変更可能/マニュアル ISO:LOW(約100相当)、200 - 25600、1/3 or 1 EVステップ
 ※E-M5はISO200-25600。
露出補正範囲  ±5EV(1/3、1/2、1EVステップ選択可能)
 ※E-M5は±3EV。
AEロック  シャッターボタン半押し Fn1/ムービーボタンによる設定も可能
シャッター  電子制御フォーカルプレーン式
シャッター速度  1/4000~60秒、バルブ
 バルブ撮影:最大30分(メニュー内で露光時間調整可能。初期設定は8分)
 1/3、1/2、または1EVステップで選択可能
 ※E-M5も同じ。
フラッシュ  TTL調光、マニュアル、オート、スーパーFP
内蔵フラッシュ  TTL調光内蔵フラッシュ GN=5.8 (ISO100・m)/GN=8.2(ISO200・m)
 ※E-M5はFL-LM2を同梱。
フラッシュモード  自動発光、赤目軽減発光、スローシンクロ(先幕シンクロ)、スローシンクロ(後幕シンクロ)、スローシンクロ(先幕シンクロ)+赤目軽減発光、強制発光、マニュアル発光(1/1(FULL)~1/64)、発光禁止
フラッシュ同調速度  1/250秒以下(内蔵フラッシュ使用時)
 ※E-M5も同じ。
調光補正  ±3EV(0.3、0.5、1EVステップ選択可能)
対応外部フラッシュ  FL-50R、FL-36R、FL-14、FL-300R、FL-600R
ワイヤレス
フラッシュ
コントロール
 対応外部フラッシュ:FL-50R、FL-36R、FL-300R、FL-600R
制御方式  内蔵フラッシュによる
 (オリンパスワイヤレスRCフラッシュシステムに対応)
外部フラッシュ
調光方式
 TTL調光、マニュアル、オート、FP TTLオート、FPマニュアル
ドライブモード  1コマ、連写、セルフタイマー
連続撮影速度  【連写H】:約8.0コマ/秒
  ピントと露出は連写1コマ目で固定。
 【連写L】:約3.5コマ/秒
 ※E-M5は最高9コマ/秒、3.5コマ/秒(手ぶれ補正OFF時)。
最大撮影コマ数  【RAW】
 約20コマ(連写L・3.5fps時)、約15コマ(連写H・8fps時)
 【JPEG LNモード時】
 カード容量一杯(連写L・3.5fps、連写H・8fps)
 ※E-M5はRAWで最高20コマ、JPEGで70コマ。
セルフタイマー  12秒、2秒、カスタマイズ(セルフ待ち時間;1~30秒、撮影枚数;1~10枚、撮影間隔;0.5秒、1秒、2秒、3秒)
AEブラケット  2、3、5コマ(0.3、0.7、1EVステップ選択可能)、7コマ(0.3、0.7EVステップ選択可能)
ISOブラケット  3コマ(0.3、0.7、1EVステップ選択可能)
ホワイトバランス
ブラケット
 3コマ(A-B軸、G-M軸) 各2、4、6ステップで選択可能
フラッシュブラケット  3コマ(0.3、0.7、1EVステップ選択可能)
アートフィルター
ブラケット
 i-Finish、Vivid、Natural、Flat、Portrait、モノトーン、カスタム、アートフィルター選択可能
HDR
ブラケット
 3コマ、5コマ(2、3EVステップ選択可能)、7コマ(2EVステップ)
アートフィルター  ポップアート(Ⅰ、Ⅱ / a,b,c,d,e,f)、ファンタジックフォーカス(- / c,e)、デイドリーム(Ⅰ、Ⅱ / a,b,c,d,f)、ライトトーン(- / d,f)、ラフモノクローム(Ⅰ、Ⅱ / b,c,d,g,h)、トイフォト(Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ / d)、ジオラマ(Ⅰ、Ⅱ / d)、クロスプロセス(Ⅰ,Ⅱ / b,c,d,f)、ジェントルセピア(- / a,b,c,d,f)、ドラマチックトーン(Ⅰ / b,c,d,e,f)(Ⅱ / b,c,d,e,f,g,h)、リーニュクレール(Ⅰ、Ⅱ / a,b,c,d,e)、ウォーターカラー(Ⅰ、Ⅱ / a,b,c,d)
アートエフェクト  a.ソフトフォーカス効果、b.ピンホール効果、c.ホワイトエッジ効果、d.フレーム効果、e.スターライト効果、f.ぼかし効果(上下、左右)、g.フィルター効果(無し、黄、オレンジ、赤、緑)、h.調色効果(無し、セピア、青、紫、緑)
フォトストーリー  タイプ:
 スタンダード(Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ / a, b, c, d / A, B, C, D)、ファンフレーム(Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ / - / -)、スピード(- / c / A, E, F )、ズームイン/アウト(Ⅰ、Ⅱ / a, c / A, G)
 フレーム:
 a.白フチ、b.白フチ+ホワイトエッジ、c.黒フチ、d.黒フチ+ピンホール
 分割数:
 A. 4:3 / 2分割、B. 4:3 / 3分割、C. 1:1 / 2分割、D. 1:1 / 3分割、E. 1:1 / 4分割、F. 16:9 / 5分割、G. 16:9 / 2分割
動画記録方式  MOV(MPEG-4AVC/H.264)、AVI(Motion JPEG)
動画記録画素数  【MOV】
 フルHD:1920×1080、30p(29.97fps)
 20Mbps(ファイン)/17Mbps(ノーマル) アスペクト 16:9
 HD:1280×720、30p(29.97fps)
 13Mbps(ファイン)/10Mbps(ノーマル) アスペクト 16:9   ※センサーからの出力は30fps
 【AVI】
 HD:1280×720、30fps  アスペクト 16:9
 SD:640×480、30fps  アスペクト 4:3
 ※E-M5も同じ。
最長記録時間  【MOV】
 フルHD:約29分(ノーマル)/約22分(ファイン)
 HD:約29分(ノーマル)/約29分(ファイン)
 【AVI】
 HD:約7分/SD:約14分
クリエイティブ
動画機能
 (1)動画エフェクト(ワンショットエコー効果/マルチエコー効果)
 (2)アートフィルター動画/絞り優先動画/シャッター優先動画/マニュアル動画
動画撮影時手ぶれ補正  M-I.S ON(撮像センサーシフト&電子式手ぶれ補正によるマルチモーションIS)、OFF
音声記録方式  Waveフォーマット準拠(ステレオリニアPCM、16bit,サンプリング周波数48kHz)
マイク/スピーカー  内蔵ステレオマイク/内蔵モノラルスピーカー
マイク機能  風切り音低減、録音レベル調整、静止画に音声アフレコ化(最長30秒)
ホワイトバランス  オート、プリセット7種、ワンタッチWB (4件登録化)、CWB(色温度指定)
ホワイトバランス補正  A-B軸、G-M軸 各±7ステップで補正可能(CWBを除く)
カラーモード  sRGB、Adobe RGB
ピクチャーモード  i-FINISH、Vivid、Natural、Flat、Portrait、モノトーン、カスタム、アートフィルター、eポートレート、カラークリエーター
 階調:4種類(オート、ハイキー、標準、ローキー)
多重露出  2コマ/自動ゲイン補正、再生画(RAW)+多重
マルチアスペクト  4:3(初期設定)/3:2/16:9/1:1/3:4
水準器  2軸
Wi-Fi  位置情報付加機能:可
 ワイヤレス撮影:リモートライブビュー、リモートレックビュー、ワイヤレスタッチAFシャッター、タイマーシャッター(カウントダウン音声付)、リモートパワーOFF、ワイヤレスレリーズモード
 画像シェア機能:スマートフォンに転送する画像を予約可。最大4台まで接続可。
 簡単接続:QRコードによる簡単接続
 ※E-M5は非搭載。
再生機能  一コマ、情報表示、インデックス(4/9/25/100コマ)、カレンダー再生、拡大(2-14倍)、ムービー(音声付、早送り/巻き戻し/一時停止)、スライドショー(音声(BGMを含む)再生可能)、回転再生(自動)、 BGM入れ替え機能、ライトボックス表示
情報表示  ヒストグラム(輝度、RGB独立可能)、ハイライト/シャドー警告表示、AFフレーム表示、各種撮影情報、表示OFF
言語選択  日本語、英語を含む34言語
編集機能  RAW編集、階調オート、モノクロ作成、セピア作成、赤目補正、鮮やかさ調整、リサイズ(1280×960、640×480、320×240)、トリミング、アスペクト、eポートレート、画像合成、アフレコ
 RAW現像:カメラの設定に合わせたRAW現像(eポートレート、カラークリエーター、アートフィルター,ART-BKT含む)現像結果を確認して記録可能(2通りの設定を種類記憶可能)繰り返し現像可能
プリント機能  プリント予約(DPOF)、ダイレクトプリント(PictBridge対応)
USB/AV/
リモコン端子
 専用マルチコネクター(USB:USB2.0 Hi-Speed、ビデオ出力(SD/モノラル): NTSC/PAL選択可能、別売リモートケーブルRM-UC1使用可能)/HDMIマイクロコネクター(タイプD)/ホットシュー
HDMI端子  HDMIマイクロコネクター(タイプD)
アクセサリーポート2  非搭載
 ※E-M5は搭載。
使用電池  リチウムイオン充電池BLS-5(同梱)
 ※E-M5はBLN-1。
パワーセーブ機能  あり 設定時間(1/3/5分)経過でスリープ状態
撮影可能コマ数  約320枚
 ※E-M5は360枚。
大きさ  119.1×82.3×45.9mm(幅×高さ×奥行き 突起部含まず)
 ※E-M5は121mm×89.6mm×41.9mm。
質量  約396g(付属充電池およびメモリーカード含、アイカップ無)
 約350g(本体のみ)
 ※E-M5は約425g/約373g
使用可能温度  0~40℃(動作時)/-20~60℃(保存時)
使用可能湿度  30~90%(動作時)/10~90%(保存時)

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