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特集 LUMIX G VARIO 14-140mm/F3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.S. H-FS14140 |
パナソニック G VARIO 14-140mm H-FS14140
by Inaba Kunio
小型軽量化された10倍ズーム
評価:5.0
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1. レンズ仕様
2. MTF曲線(パナソニック ホームページより)パナソニック LUMIX G VARIO 14-140mm 3. レンズ構成図(パナソニック ホームページより)![]() ![]()
4. 製品外観
レンズ外観。旧型の14-140mmF4-5.8と比べると、レンズが明るくなるとともに一回り小型化されています。重さも約200g軽量化されました。また、高速ステッピングモーターが新たに搭載され、オートフォーカス精度と速度が向上しています。
レンズ正面。基本仕様が印字されています。記載されているASPH.は非球面レンズを使用していることを、POWER O.I.S.は新しい光学式レブレ補正機構を内蔵していることを意味します。
レンズマウント側。マウントは金属製です。シリアル番号が刻印されています。
光学式手ぶれ補正のスイッチ。
レンズ基部には形式名称が印字されています。日本製。
広角端14mm時の状態。この時の長さが最短となります。
望遠端140mm時の状態。この時の長さが最長となります。
付属する花形フードを装着した状態。写真は広角端です。
レンズの重さの実測値は260.5gでした。メーカー公表値は265gですので、やや軽い結果となりました。
付属する58mm径のレンズキャップVYF3514。つまみ部分が内側にあるため、フード装着状態でも脱着が容易にできます。
レンズキャップの裏側。アタッチメントサイズが刻印されています。
レンズリアキャップVFC4605。DMC-G6の標準ズームレンズキットではレンズは本体とは別に格納されているため、リアキャップが装着されています。
レンズリアキャップの裏側。レンズ後端のバヨネット部を使って固定します。
付属する花形レンズフードVYC1119。プラスティック製です。
レンズフードの内側には溝が切られているため、反射防止効果が期待できます。 Sponsored Links 5. 描写力(1) 歪曲収差今回撮影に使用したDMC-G6には、周辺光量低下の電子補正機能「シェーディング補正」が搭載されており、レンズに応じて自動的に補正することも可能です。歪曲収差については、広角端側では周辺部にわずかに樽型の収差がみられるものの、10倍ズームレンズとしては極めて良好に補正されています。望遠側に移るにつれ徐々に補正されていき、35mmあたりでほぼ解消します。その後、70mmあたりから周辺部にわずかに糸巻型の収差があらわれます。全体に良好に補正されており、アングル等に工夫が必要なレベルではありません。 周辺光量低下については、広角端ではやや目につきますが、10倍ズームとしては良好に補正されています。シェーディング補正をONにすると、さらに改善されました。
14mmF3.5 (2) 解像力このレンズは、14mmから140mmという焦点域をカバーしたレンズで、これ1本でほとんどのシーンをカバーできる万能レンズと言えます。従来型のレンズと比較すると、レンズが明るくなっただけでなく、大幅に小型軽量化されたため、描写性能が気になりましたが、実際にテストすると従来レンズと同等以上の実力を発揮しました。 中心部については、広角端の解像力が一番高く、望遠端に移るにつれ徐々に解像力は低下していきます。しかし、望遠端でもチャートのテスト限界である2500本のラインも十分視認可能でした。 画像周辺部については、やや描写の柔らかさを感じます。また広角端では、倍率色収差が見られましたが、高倍率ズームレンズとしては比較的抑えられていると思います。 詳細については、クリックして表示される元画像を確認していただければと思います。
14mm F3.5(※1/2に縮小) |
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