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特集 パナソニック LUMIX G VARIO 12-32mm F3.5-5.6 |
パナソニック LUMIX G VARIO 12-32mm F3.5-5.6
by Inaba Kunio
薄型パンケーキのズームレンズ 評価:5.0
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1. レンズ仕様
2. MTF曲線(パナソニック ホームページより)パナソニック LUMIX G VARIO 12-32mm 3. レンズ構成図(パナソニック ホームページより)![]() ![]()
4. 製品外観
レンズ正面。レンズの基本仕様が印字されています。MEGA O.I.S.とは「MEGA Optical Image Stabilizer」の略で、光学式手ぶれ補正機能を搭載していることを表しています。
レンズのマウント側。マウント部は金属製です。レンズは中国製となります。
レンズ鏡胴部の上側にはズーム値が印字されています。現在は沈胴時で、ズーム感を回転させることでレンズが伸長し、撮影可能となります。
ズーム指標の右側には焦点距離と最短撮影距離が印字されています。
レンズの下側。型番と認証マークが印字されています。
薄型レンズLUMIX G 14mm/F2.5 ASPH. H-H014(右側:製品レビュー)と比較したもの。レンズのサイズはほぼ同じです。
LUMIX DMC-GMに装着した状態。写真はレンズ沈胴時のものです。
LUMIX DMC-GMに装着した状態。写真は広角端の時です。ズーム操作によるレンズ長の変化はあまりありません。
LUMIX DMC-GMに装着した状態。写真は望遠端の時です。
上記の14mmレンズを装着した状態。沈胴時であればレンズ長もほぼ同じです。
レンズを伸長し、撮影状態にしたもの。写真は広角端となっています。
レンズ単体での重さの実測値は70.4gでした。メーカー公表値は70gです。
付属するレンズキャップVYF3562。脱着用のつまみ部分は両サイドにあるタイプです。
レンズキャップの裏側。アタッチメントサイズは37mmとなっています。 Sponsored Links 5. 描写力(1) 歪曲収差・周辺光量今回撮影に使用したLUMIX DMC-GMには、周辺光量低下の電子補正機能「シェーディング補正」が搭載されており、対応しているレンズであれば自動的に補正できます。下記のサンプルを見てもらえばわかるとおり、広角端では樽型の収差が見られます。望遠側に移るにつれ徐々に補正されていき、標準域でほぼ完全に補正されます。光学2.7倍の標準ズームとしては概ね良好に補正されていると思います。 周辺光量にかんしては、シェーディング補正を「OFF」にしても目立つレベルではありませんが、「ON」にすると広角端を中心にさらに改善されました。
焦点距離12mm F3.5
焦点距離14mm F3.7
焦点距離18mm F4.2
焦点距離25mm F5.1
焦点距離32mm F5.6 (2) 解像力解像力の点でも、高倍率ズームレンズとしては良好な数値を示しています。中心部に関しては、ズーム全域で絞り開放からしっかりとした解像力を確認できました。テストに用いたISO12233チャートのテスト限界である2500本のラインを楽々と視認できました。 周辺部に関しては、広角側ではやや柔らかい描写ですが、12mm域で2段程度、18mm域では1段程度絞るとかなり鮮明な画像となります。 下記のサンプルは絞り開放から1~2段分絞った状態までの画像です。掲載しているものは概ね1/2に縮小していますが、クリックすると元画像が開きますので、あわせてご参照ください。
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