PENシリーズの新型フラグシップ
オリンパスからPENシリーズの新型ミラーレス、PEN E-P5が発売となりました。E-P5は、PENシリーズのフラグシップモデルの位置づけであり、2009年7月に登場したE-P1から数えて4代目、2011年7月のE-P3から2年ぶりの新型機です。
→発売前の記事「一口レビュー:PENシリーズの新型フラグシップ」はこちら。
E-P5(左側)とE-P3(右側)。基本的なデザインは踏襲していますが、ロゴやシボ革など、よりフィルムカメラPENを意識したものとなっています。
上記記事でも触れましたが、E-P5の特徴は次の通りです。
- イメージセンサーは有効1230万画素から有効1605万画素に。OM-DやE-PL6、E-PM2と同等のもの。
- 高感度性能もISO200-12800からISO200-25600に。拡張設定でISO100相当にも対応。
- 液晶モニターは3型61万ドットから104万ドットに。チルト稼働にも新たに対応。液晶モニターのアスペクト比はどちらも3:2。
- シャッター速度の上限が1/4000秒から1/8000秒に。1/320秒までのシンクロ同期も可能。ミラーレスカメラでは世界最速。
- 手ぶれ補正も、OM-D E-M5と同じ5軸手ブレ補正機構を搭載。新たに流し撮り自動検知も可能に。
- 新たにWi-Fiも内蔵。撮影した画像の確認や転送だけでなく、スマートフォンでのリモート撮影にも対応。
- 金属部品を多用するなど、高級感を増したボディ。
- ボディサイズはほぼ同じで、液晶モニターの可動化に伴い厚さは約3mm厚くなった。重さも50g増の420gに。
PENシリーズのフラグシップ機として、トップレベルの描写性能と機能を搭載したカメラに仕上がっています。
E-P5の魅力は?
今回E-P5を触ってみて感じるのは、E-P3とE-PL3の世代と比べ、Liteやminiシリーズとの違いが大きくなった、ということです。同時に発売となったE-PL6と比較すると、描写性能こそ同じものの、機能面やカメラとしての質感は大きく違っています。とくにE-P5では事実上電子ビューファインダーがセットになって販売されていますので、おのずと想定しているシーンにも違いが出ていると思います。
その意味では、まさに「PENシリーズのフラグシップ」という表現がマッチするミラーレスカメラであり、その部分をどう評価するかによって選択が分かれてくるのだと思います。
それでは、新型フラグシップ機、PEN E-P5の実力をテストしてみます。
オリンパス PEN E-P5を開封する
オリンパスPEN E-P5が発売開始となりました。用意されているボディカラーは、ブラック、ホワイト、シルバーの3色で、ボディ上下カバーだけでなくやシボ革部分も素材やカラーが違っています。いずれも高級感のある外装ですので、購入に当たっては店頭で実物を確認されることをお勧めします。
販売形態は、17mmF1.8単焦点レンズのキット、14-42mmズームレンズのキット、そしてボディキャップレンズBCL-1580がセットになったものの3種類となります。各々、プレミアムウッドグリップが付属する限定プレミアムキットも容易されています。
面白いのは、17mmF1.8と14-42mmズームレンズのキットには、電子ビューファインダーVF-4が付属している点です。結果的に、コストパフォーマンスの高いキットになっていると思います。
販売開始時点の実売価格は、ボディ単体で8万円台、17mmレンズキットで12万円台、ズームレンズキットで10万円台で、プレミアムキットは各々7~8千円程度高価になっています。なお、2011年7月に登場したE-P3ズームレンズキットは9万円台でのスタートでしたので、VF-4が付属していることを考えると2万円程度安価と言えます。
今回は、17mmF1.8のテストを行いたいため、このレンズキットを購入しました。ボディカラーは、フィルムPENシリーズのイメージに合っていると感じたシルバーを選択しました。
OLYMPUS PEN E-P5レンズキットのパッケージ。ケースは白を基調としたデザインに、ボディ、レンズ、電子ビューファインダーの写真が印刷されています。
ケースを開けると、上段トレーに白いケースが置かれています。この中には、取扱説明書やCD-ROM等が格納されていました。
ケースの下に、カメラボディ等が入っています。写真の左下がカメラ本体で、その右が17mmF1.8レンズ、その上は電子ビューファインダーVF-4となります。
一緒に入っている付属品です。左上より取扱説明書、CD-ROM、リチウムイオン充電器BCN-1、リチウムイオン電池BLN-1、充電器用ACケーブル、ストラップ。この他にUSBケーブルCB-USB6やボディキャップ、レンズや電子ビューファインダー関係も付属します。
なお、あまり知られていませんがオリンパスの製品には国際保証書が付属します。国内だけでなく海外における使用でも保証対象となる点は、優位点だと思います。
オリンパス PEN E-P5の本体をチェック
ボディ前面。基本的なデザインはPENシリーズを踏襲していますが、今までの機種よりもよりクラシカルなテイストにモディファイされています。グリップは固定式となりました。
液晶モニター側。ボタンやダイヤル関係は一般的なものに変わっています。
ボディ上面。基本的なレイアウトはE-P3と同じですが、電源スイッチがレバー方式に変わっています。一目でON/OFFがわかるというメリットがあります。シャッターボタンの前後にダイヤルが置かれているのが、インターフェース上の特長です。アクセサリーシューはレンズ光軸上に設けられています。
ボディ底面。三脚用の穴はレンズ光軸上から若干シフトしています。ボディ本体は中国製。S/Nは2xxxでした。
ボディ左側面。ストラップ取り付け部は三角環方式となっています。
ボディ右側面。外部接続端子はこちら側に設けられています。
レンズマウント上にある「OLYMPUS PEN」のロゴ。刻印された中に黒いインクが流し込まれています。今までのものにPENが加わるとともに、フォントもクラシカルなものへと変更されています。
ボディ右下には、マイクロフォーサーズのロゴシールが貼付されています。
グリップ部分。E-P5では固定式となりましたが、このグリップがあることでホールド感は大きく向上しています。
ボディ前面にあるサブダイヤル。背面側にあるレバーで機能の切替ができます。サブダイヤルやシャッターボタン、モードダイヤル等のダイヤル・レバー類はすべてアルミ削り出しで高級感があります。その右にあるランプは、セルフタイマーとAF補助光を兼ねています。
軍艦部右側のメインコントロール部。E-P3では液晶横のホイール部にあったメインダイヤルが独立したダイヤルとなり、位置も操作しやすい場所に移設されています。
液晶横の操作部。インターフェースはE-P3からかなり変更されています。グリップ部にある穴はスピーカー用のものです。
ムービーボタンの同軸にあるレバーは新しいインターフェースで、この切替によりメインダイヤル、サブダイヤルやムービーボタンの機能が切り替わります。
左上にあるフラッシュスイッチ。機械式のため、電源が入っていない状態でもポップアップします。
内蔵フラッシュをポップアップさせた状態です。ガイドナンバーは7(ISO100時)で、E-P3と同じです。
内蔵フラッシュ基部。機構上、フラッシュ照射部を上に向けることはできません。
アクセサリーシュー。その前にある穴は左右のステレオマイクです。手前側には電子ビューファインダーを接続するためのアクセサリーポートがあります。
電子ビューファインダーVF-4やコミュニケーションユニットPENPAL PP-1等を接続するためのアクセサリーポート。その右にあるAP2のロゴは、アクセサリーポート2の規格に対応していることを示すものです。
付属するホットシューカバー。アクセサリーシューとアクセサリーポートを一緒にカバーします。
液晶パネルを上向きにチルトさせた状態。上向きには最大80°まで可動できます。
液晶パネルを下向きにチルトさせた状態。最大で50°までチルト可動できます。
ボディ右側面にある外部接続端子。上からHDMIマイクロ端子、マルチコネクタ。マルチコネクタは、AV出力やパソコン、プリンター等との接続に使用します。
ボディ底面のバッテリー室。メモリーカード挿入口もこちらにあります。蓋部分にバッテリーやメモリーカードの挿入方向ガイダンスが貼付されています。
バッテリーとメモリーカードを挿入しつつある状態。メモリーカードはラベル面が前側となります。
ボディ単体の重量は実測で268.0gでした。公表値は366gです。
バッテリーとメモリーカードを挿入した状態の実測値は420.0gでした。メモリーカードの種類によって異なりますが、公表値も420gです。
付属する電子ビューファインダーVF-4。VF-2の144万ドット1.15倍、VF-3の92万ドット1.0倍に対し、VF-4は236万ドット1.48倍と高精細で大型パネルが採用されています。
パネル自体はセイコーエプソンの高温ポリシリコンTFTカラー液晶「ULTIMICRON(アルティミクロン)」で、0.48型XGA解像度となります。メーカーによると表示タイムラグは0.032秒。
単体での推奨価格は3万3600円です。
VF-4の接続端子。UNLOCKのボタンを押すと、ストッパーのピンが下がりロックが解除されます。上に見える端子がアクセサリーポートに挿入されます。すべての信号はこちら側でカメラ本体とやり取りされることになります。
VF-4をカメラ本体に装着した状態。
VF-4は90°までチルト可動します。チルト時や再生メニュー時にはアイセンサーがオフになります。
VF-4を装着した状態。それなりに高さは出ますが、デザイン的な違和感は感じません。
VF-4の内側に製品ラベルが貼付されています。本体は中国製。
本体との接続部にはディスプレイ表示切替ボタンが設けられていますので、明示的な切り替えも可能です。
VF-4の右側面には視度調整ダイヤルが置かれています。調整幅は-4.0 ~ +2.0m-1です。
VF-4の接眼部には、アイセンサーが内蔵されています。写真の2つの丸がアイセンサーです。
液晶モニターを上側にチルトさせた状態。この角度でも十分画像確認が可能ですので、比較的視野角の広い液晶パネルだと感じました。
液晶パネルの表示です。パネル自体のアスペクト比は3:2ですが、マイクロフォーサーズのイメージセンサーアスペクト比は4:3ですので、最大サイズの画像を表示させると、左右両端が黒くなります。
同じ内容を電子ビューファインダーVF-4で表示させた状態です。XGA解像度(1024x768xRGB)ですので、アスペクト比はイメージセンサーと同じ4:3となります。。
PEN E-P5の付属品をチェック
リチウムイオン充電器BCN-1。OM-D E-M5でも採用されています。BLN-1の充電には最大で約3時間かかります。
コンセントとの接続にはACメガネケーブルを使用します。可搬性を考えると、ウォールマウントアダプター等の添付もあることが望ましいと思います。
付属するACケーブル。しっかりとした作りのケーブルです。
リチウムイオン電池BLN-1。容量は7.6V 1220mAhで、E-P5では静止画で約400枚の撮影が可能です。
付属するストラップ。高級感はありませんが、強度は十分そうです。
付属するUSBケーブルCB-USB6。パソコンやプリンター等との接続に使用します。
付属するボディキャップBC-2。高級感のあるつくりです。
ボディキャップの裏面側。マウントのバヨネット部を活用して装着するタイプです。
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描写力チェック1:高感度性能
PEN E-P5の基本感度はISO200で、ISO25600まで設定可能です。また、拡張設定でISO100相当にすることも可能です。ノイズ低減処理のやり方としては、カメラ内での設定と、RAWで撮影しパソコン上での現像段階で行う方法があります。
カメラ内でのノイズ低減は、「高感度ノイズ低減」と「長秒時ノイズ低減」の2つがあります。どちらも、撮影メニューの中で設定可能です。
「高感度ノイズ低減」は「Off」、「弱」、「標準」、「強」の4種類があります。基本的には、初期設定である「標準」のままで良いと思います。
「長秒時ノイズ低減」は、「On」と「Off」、「オート」の3種類があります。Onにすると、常に長秒時ノイズ低減処理がかかり、処理のために約2倍の時間がかかります。連写設定時には自動的にOffになります。これも基本的には初期設定の「オート」で良いと感じました。
E-P5に搭載されているイメージセンサーはOM-D E-M5やE-PL6と同じものであると推察され、高感度性能に関してもOM-Dと同様の傾向となりました。現行マイクロフォーサーズ機においては、トップレベルの高感度性能であると言えます。
高感度ノイズ低減をOffにしても、ISO1600まではほとんどノイズ感を感じさせません。ISO3200になると、暗部を中心にややノイズが目立ってくるものの、ISO6400でも十分実用的なレベルにとどまっています。ISO12800になるとかなりノイズは目立ちますが、縮小するなどして利用するのであれば十分使えると感じました。
高感度ノイズ低減を標準にすると、概ね2段分程度ノイズが低減化されますが、解像感はやや低下します。低減レベルを強にすると、ノイズ感はさらに改善されるものの、同時に解像感の低下も目立ちました。最高感度であるISO25600についても、画像が破たんするわけではないので、縮小するなどの使い方によっては活用可能だと思います。
下記のサンプルは、高感度ノイズ低減をOFF、標準、強の3段階で各ISO感度の撮影を行ったものです。表示画像はほぼ等倍画像ですが、クリックすると全体画像が表示されますので、あわせて比較をしていただければと思います。なお、長秒時ノイズ低減については、高感度ノイズ低減OFFの時にはOFF、それ以外はオートに設定しています。
サンプル画像。左下の赤枠の部分を切り出しています。
画像をクリックすると、元画像の全体が開きます。
ISO100(左から「OFF」「標準」「強」)
ISO200(左から「OFF」「標準」「強」)
ISO400(左から「OFF」「標準」「強」)
ISO800(左から「OFF」「標準」「強」)
ISO1600(左から「OFF」「標準」「強」)
ISO3200(左から「OFF」「標準」「強」)
ISO6400(左から「OFF」「標準」「強」)
ISO12800(左から「OFF」「標準」「強」)
ISO25600(左から「OFF」「標準」「強」)
描写力チェック2:解像度
PEN E-P5のイメージセンサーは有効1605万画素です。今回テストしたM.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8の結果は、基本的に絞り開放から優れた解像力を示しました。
このレンズは開放から高い解像力ですが、3段絞ると周辺部を含めさらに解像力が向上したため、開放絞りF1.8から3段絞ったF5.0のもので確認を行いました。視覚解像度チェック用ライン、限界解像度チェック用ラインとも、楽々と2500本ラインを超えており、単焦点レンズらしいしっかりした解像力といえます。
(下図は、図の赤枠の部分を等倍で切り出したもの。)
視覚解像度チェック用のライン(左側の縦線)、限界解像度チェック用のライン(右側の横線)でも、2500本を超えるところまで視認可能。
横方向の限界解像度チェック用のラインでも、2500本ラインまで視認可能。
描写力チェック3:シェーディング補正機能
PEN E-P5にはレンズの周辺光量不足に対応するシェーディング補正機能が搭載されています。今回テストした17mmレンズは、もともと周辺光量不足は少ないレンズですが、絞り開放ではわずかに周辺光量不足を確認することができます。
シェーディング補正機能を有効にすると周辺部のノイズレベルが上がる可能性がありますが、純正レンズを使うのであれば積極的に活用することをお勧めします。
焦点距離:17mm(35mmサイズ換算28mm)
シェーディング補正 OFF ON
機能チェック(おまけ):連続撮影枚数
仕様上で見ると、オリンパス PEN E-P5の連写性能は、
- 連写(H):9コマ/秒、RAWで17コマの連続撮影。(手振れOFF時、ピント露出は1枚目で固定)
- 連写(L):5コマ/秒、RAWで21コマの連続撮影。(手振れOFF時)
となっており、PEN E-P3よりも向上しています。
高速メモリーカード(Sandisk ExtremePro Class10 Read 95MB/s Write 90MB/s)で実際にテスト(ドライブ:連写L、手ぶれ補正はOFF)すると、
- RAW+JPEG(Fine)では、21枚撮影でバッファーフルになり、その後は約2コマ/秒で連写。
- RAWでは、31枚撮影でバッファーフルになり、その後は約3コマ/秒で連写。
といったペースでカード容量一杯まで無限連写が可能でした。なお、バッファーが一杯になっても撮影がストップすることはありませんでした。
独断 素晴らしい! ポイント
- 有効1605万画素の高い描写性能。
- さらに高速化されたオートフォーカス。
- ISO25600まで設定可能な高感度性能 (ISO3200までは常用可能)。
- 液晶モニターは新たにチルト可動に対応。
- 1/8000秒高速シャッターを搭載。1/320秒のシンクロ同期にも対応。
- タッチパネルを活かしたインターフェース。
- Wi-Fi、NFCを内蔵。
- 強化された手ぶれ補正機構。
- 高い連写性能と連続撮影枚数。
- フラグシップとしての高級感があるボディ。
独断 もう一息! ポイント
- 液晶モニターとイメージセンサーのアスペクト比が異なるため、最大画素数で撮影すると画像表示部分がやや小さくなる。
- やや複雑必要なメニュー構成。
- 金属部品を多用したため、やや重量感のあるボディ。
- 付属する取扱説明書には、すべての設定内容が記載されていない。
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型式 |
マイクロフォーサーズ規格準拠レンズ交換式カメラ |
記録媒体 |
SDXCメモリーカード / SDHCメモリーカード / SDメモリーカード(UHS-Iカード対応、Eye-Fiカード対応) |
撮像画面サイズ |
17.3mm×13.0mm |
レンズマウント |
マイクロフォーサーズマウント |
撮像センサー |
4/3型 Live MOSセンサー |
画素数 |
カメラ部有効画素数1605万画素、総画素数 約1720万画素
※E-PL6も同じ。 |
アスペクト比 |
1.33(4:3) |
防塵対応 |
スーパーソニックウェーブフィルター
(SSWF:超音波防塵フィルター) |
静止画記録方式 |
DCF、DPOF準拠/Exif対応、PRINT Image Matching Ⅲ、MPO準拠 |
記録画像形式 |
RAW(12bitロスレス圧縮)、JPEG、JPEG+RAW、
MPO(3D) |
記録画像サイズ |
【RAW】 4608 x 3456
【JPEG】 4608 x 3456 ~ 640 x 480
※E-PL6も同じ。 |
手ぶれ補正 |
内蔵式(撮像センサーシフト式5軸手ぶれ補正) |
手ぶれ補正モード |
4モード(S-I.S.AUTO、S-I.S.1、S-I.S.2、S-I.S.3)、OFF |
有効補正範囲 |
最大5EV |
ライブビュー |
視野率約100%、露出補正反映、ホワイトバランス反映、階調オート反映、顔検出反映(最大8人)、罫線表示、拡大表示(5倍/7倍/10倍/14倍)、ノーマル、ヒストグラム、ハイライト&シャドー、水準器表示、OFF |
モニター形式 |
3.0型可動式液晶モニター
約104万ドット(3:2)、静電容量方式タッチパネル
※E-PL6は46万ドット(16:9)。 |
タッチ機能 |
タッチシャッター、タッチ拡大、AFエリア選択、AFエリア拡大、コマ送り/戻し、拡大再生、タッチライブガイド、タッチスーパーコンパネ、タッチアートメニュー、タッチシーンモード、Wi-Fi接続 |
角度調節 |
上:約80度、下:約50度(カメラ背面に対して)
※E-PL6は上:約170度、下:約65度。 |
輝度調節/色温度調節 |
±7段階調節/±7段階調節 |
発色設定 |
Vivid/Natural |
AF方式 |
ハイスピードイメージャーAF |
フォーカスモード |
シングルAF(S-AF)、コンティニュアス AF(C-AF)*、マニュアルフォーカス(MF)、S-AF+MF、追尾AF(C-AF+TR) |
フルタイムAF |
可 |
拡大枠AF/拡大AF |
800点以上の測距点選択が可能、拡大率:5倍、7倍、10倍(初期設定)/14倍 スーパースポットAF(拡大AF時):撮影画面の約0.16~0.02%の領域でピント合わせ可能、拡大ボタンによる拡大ピント確認可 |
顔優先AF/瞳検出AF |
可/可(瞳検出AF:オフ、近距離の瞳優先、右側の瞳優先、左側の瞳優先) |
測距点/測距点選択 |
35エリア/オールターゲット、シングルターゲット、グループターゲット(35点中9点) |
AF補助光 |
可 |
MFアシスト |
フォーカスリング操作で拡大表示(S-AF+MF、MFモード時) |
測光方式
(TTL撮像センサー測光) |
324分割デジタルESP測光、中央部重点平均測光、スポット測光、スポット測光 ハイライト/シャドーコントロール |
測光範囲 |
EV 0~20(17mm F2.8、ISO100相当) |
露出制御方式 |
iAUTO、プログラムAE(プログラムシフト可能)、絞り優先 AE、シャッター優先 AE、マニュアル、バルブ、タイム、シーンセレクトAE、アートフィルター、水中ワイド/水中マクロ |
シーンセレクトAE |
ポートレート、eポートレート、風景、風景&人物、スポーツ、夜景、夜景&人物、チャイルド、ハイキー、ローキー、ぶれ軽減、マクロ、ネイチャーマクロ、キャンドル、夕日、文書、パノラマ、打ち上げ花火、ビーチ&スノー、フィッシュアイコンバーター、ワイドコンバーター、マクロコンバーター、3D |
感度(標準出力感度) |
オートISO:ISO LOW(約100相当)~1600まで自動(初期設定)、200~25600まで上限変更可能/マニュアルISO:LOW(約100相当)、200~25600、1/3or1EVステップ
※E-PL6も同じ。 |
露出補正範囲 |
±3EV(1/3、1/2、1EVステップ選択可能) |
AEロック |
シャッターボタン半押し/AELボタンによる設定も可能 |
シャッター |
電子制御フォーカルプレーン式 |
シャッター速度 |
1/8000~60秒(1/3、1/2、または1EVステップで選択可能)
バルブ・タイム撮影:最大30分(メニュー内で露光時間調整可能。初期設定は8分)
※E-PL6は1/4000~60秒。 |
フラッシュ |
TTL調光、マニュアル、オート、スーパーFP |
内蔵フラッシュ |
TTL調光内蔵フラッシュ GN=7(ISO100・m)、GN=10(ISO200・m)
※E-PL6は付属フラッシュ。GNは同じ。 |
フラッシュモード |
自動発光、赤目軽減発光、スローシンクロ(先幕シンクロ)、スローシンクロ(後幕シンクロ)、スローシンクロ(先幕シンクロ)+赤目軽減発光、強制発光、マニュアル発光(1/1(FULL)~1/64)、発光禁止 |
フラッシュ同調速度 |
1/320秒以下(内蔵フラッシュ使用時)
※E-PL6は1/250秒以下。 |
調光補正 |
±3EV(0.3、0.5、1EVステップ選択可能) |
ワイヤレスフラッシュ |
FL-50R、FL-36R、FL-300R、FL-600R/内蔵フラッシュによる制御 |
チャンネル数
グループ数 |
4チャンネル/4グループ |
ドライブモード |
1コマ、連写、セルフタイマー |
連続撮影速度 |
【連写H】:約9.0コマ/秒(手ぶれ補正OFF時)
ピントと露出は連写1コマ目で固定。
【連写L】:約5.0コマ/秒(手ぶれ補正OFF時)
※E-PL6は連写Hで最高8コマ/秒。 |
最大撮影コマ数 |
[RAW]約21コマ(連写L・5fps時)、約17コマ(連写H・9fps時)
[JPEG:LN]カード容量一杯まで(連写L・5fps時)、約28コマ(連写H・9fps時)
※E-PL6はRAWで27コマ(連写L 3fps時) |
セルフタイマー |
12秒、2秒、カスタマイズ(セルフ待ち時間:1~30秒、撮影枚数:1~10枚、撮影間隔:0.5秒/1秒/2秒/3秒) |
AEブラケット |
2、3、5コマ(0.3、0.7、1EVステップ選択可能)、7コマ(0.3、0.7EVステップ選択可能) |
ISOブラケット |
3コマ(0.3、0.7、1EVステップ選択可能) |
ホワイトバランス
ブラケット |
3コマ(A-B軸、G-M軸) 各2、4、6ステップで選択可能 |
フラッシュブラケット |
3コマ(0.3、0.7、1EVステップ選択可能) |
アートフィルター
ブラケット |
i-Finish、Vivid、Natural、Flat、Portrait、モノトーン、カスタム、アートフィルター選択可能 |
HDR
ブラケット |
3コマ、5コマ(2.0、3.0EVステップ選択可能)、7コマ(2.0EVステップ) |
アートフィルター |
ポップアート(Ⅰ、Ⅱ/a, b, c, d, e)
ファンタジックフォーカス(-/c, e)
デイドリーム(Ⅰ、Ⅱ/a, b, c, d)
ライトトーン(-/d)
ラフモノクローム(Ⅰ、Ⅱ/b, c, d, f, g )
トイフォト(Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ/d)
ジオラマ(-/d)
クロスプロセス(Ⅰ、Ⅱ/b, c, d)
ジェントルセピア(-/a, b, c, d)
ドラマチックトーン(Ⅰ、Ⅱ/b, c, d, e, f, g)
リーニュクレール(Ⅰ、Ⅱ/a, b, c, d, e)
ウォーターカラー(Ⅰ、Ⅱ/a, c, d) |
アートエフェクト |
ソフトフォーカス効果、ピンホール効果、ホワイトエッジ効果、フレーム効果、スターライト効果、フィルター効果(無し、黄、オレンジ、赤、緑)、調色効果(無し、セピア、青、紫、緑) |
フォトストーリー |
タイプ(フレームエフェクト、アスペクト分割パターン):
スタンダード(Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ / a.b.c.d / A.B.C.D)
ファンフレーム(Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ / - / -) |
フレームエフェクト |
a.白フチ、b.白フチ+ホワイトエッジ、c.黒フチ、d.黒フチ+ピンホール |
アスペクト&
分割パターン |
A.4:3 / 2分割、B.4:3 / 3分割、C.1:1 / 2分割、D.1:1 / 3分割 |
動画記録方式 |
MOV(MPEG-4AVC/H.264)、AVI(Motion JPEG) |
動画記録画素数 |
【MOV】
フルHD:1920×1080、30p(29.97fps)
20Mbps(ファイン)/17Mbps(ノーマル) アスペクト 16:9
HD:1280×720、30p(29.97fps)
13Mbps(ファイン)/10Mbps(ノーマル) アスペクト 16:9 ※センサーからの出力は30fps
【AVI】
HD:1280×720、30fps アスペクト 16:9
SD:640×480、30fps アスペクト 4:3 |
最長記録時間 |
【MOV】
フルHD:約29分(ノーマル)/約22分(ファイン)
HD:約29分(ノーマル)/約29分(ファイン)
【AVI】
HD:約7分/SD:約14分 |
クリエイティブ動画機能 |
1. 動画エフェクト(ワンショットエコー効果/マルチエコー効果/アートフェード効果)
2. ムービーテレコン 4倍
3. アートフィルター動画/絞り優先動画/シャッター優先動画/マニュアル動画 |
タイムラプス動画
(インターバル動画) |
可(AVI Motion JPEG 1280×720、10fps) |
動画撮影時手ぶれ補正 |
M-I.S ON(撮像センサーシフト式手ぶれ補正によるマルチモーションIS)、OFF |
音声記録方式 |
WAVEフォーマット準拠(ステレオリニアPCM/16bit サンプリング周波数48kHz) |
マイク/スピーカー |
内蔵ステレオマイク/内蔵モノラルスピーカー |
マイク機能 |
風切り音低減、録音レベル調整、静止画に音声アフレコ化(最長30秒) |
ホワイトバランス |
オート、プリセット7種、ワンタッチWB (2件登録化)、CWB(色温度指定) |
ホワイトバランス補正 |
A-B軸、G-M軸 各±7ステップで補正可能(CWBを除く) |
カラーモード |
sRGB、Adobe RGB
|
ピクチャーモード |
i-FINISH、Vivid、Natural、Flat、Portrait、モノトーン、カスタム、アートフィルター
階調:4種類(オート、ハイキー、標準、ローキー) |
インターバル撮影 |
インターバル間隔1秒~24時間、99枚まで撮影可能、タイムラプス動画の自動生成可能。 |
多重露出 |
2コマ/自動ゲイン補正、再生画(RAW)+多重 |
マルチアスペクト |
4:3(初期設定)/3:2/16:9/1:1/3:4 |
ワンプッシュ
デジタルテレコン |
2倍 |
Wi-Fi機能 |
位置情報付加機能可(GPS機能付きスマートフォンから取得)
ワイヤレス撮影:リモートライブビュー、リモートレックビュー、ワイヤレスタッチAFシャッター、タイマーシャッター(カウントダウン音声付き)、リモートパワーOFF
画像シェア機能:スマートフォンに転送する画像を予約可。最大4台まで接続可。
QRコードによる簡単接続可 |
再生機能 |
一コマ、情報表示、インデックス(4/9/25/100コマ)、カレンダー再生、拡大(2-14倍)、ムービー(音声付、早送り/巻き戻し/一時停止)、スライドショー(音声(BGMを含む)再生可能)、回転再生(自動)、2種類のスライドショーエフェクト、BGM入れ替え機能、ライトボックス表示 |
情報表示 |
ヒストグラム(輝度、RGB独立可能)、ハイライト/シャドー警告表示、AFフレーム表示、各種撮影情報、表示OFF |
言語選択 |
日本語、英語を含む34言語 |
リセット/マイセット |
フル、標準/4種登録可能(モードダイヤル上に割り付け可能) |
編集機能 |
RAW編集、階調オート、モノクロ作成、セピア作成、赤目補正、鮮やかさ調整、リサイズ(1280×960、640×480、320×240)、トリミング、アスペクト、eポートレート、画像合成、アフレコ |
プリント機能 |
プリント予約(DPOF)、ダイレクトプリント(PictBridge対応) |
USB/AV/リモコン端子/フラッシュ端子 |
専用マルチコネクター(USB:USB2.0 Hi-Speed、ビデオ出力(SD/モノラル):NTSC/PAL選択可能、別売リモートケーブルRM-UC1使用可能)/HDMIマイクロコネクター(タイプD)/ホットシュー |
無線LAN |
内蔵(IEEE 802.11b/g/n) |
アクセサリーポート2 |
専用マルチコネクター(別売VF-2・3・4、SEMA-1、MAL-1、コミュニケーションユニットPP-1使用可能) |
使用電池 |
リチウムイオン充電池BLN-1(同梱)
※E-PL6はBLS-5。 |
パワーセーブ機能 |
あり 設定時間(1/3/5分)経過でスリープ状態 |
撮影可能コマ数 |
約400枚
※E-PL6は約360枚。 |
大きさ |
122.3×68.9×37.2mm(幅×高さ×奥行き 突起部含まず)
※E-PL6は110.5×63.7×38.2mm |
質量 |
約420g(付属充電池およびメモリーカード含、アイカップ無)
約366g(本体のみ)
※E-PL6は約325g/約279g |
使用可能温度 |
0~40℃(動作時)/-20~60℃(保存時) |
使用可能湿度 |
30~90%(動作時)/10~90%(保存時) |
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