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PENシリーズの新型フラグシップ
オリンパスからPENシリーズの新型ミラーレス、PEN E-P5が発売となりました。E-P5は、PENシリーズのフラグシップモデルの位置づけであり、2009年7月に登場したE-P1から数えて4代目、2011年7月のE-P3から2年ぶりの新型機です。
→発売前の記事「一口レビュー:PENシリーズの新型フラグシップ」はこちら。
E-P5(左側)とE-P3(右側)。基本的なデザインは踏襲していますが、ロゴやシボ革など、よりフィルムカメラPENを意識したものとなっています。
上記記事でも触れましたが、E-P5の特徴は次の通りです。
- イメージセンサーは有効1230万画素から有効1605万画素に。OM-DやE-PL6、E-PM2と同等のもの。
- 高感度性能もISO200-12800からISO200-25600に。拡張設定でISO100相当にも対応。
- 液晶モニターは3型61万ドットから104万ドットに。チルト稼働にも新たに対応。液晶モニターのアスペクト比はどちらも3:2。
- シャッター速度の上限が1/4000秒から1/8000秒に。1/320秒までのシンクロ同期も可能。ミラーレスカメラでは世界最速。
- 手ぶれ補正も、OM-D E-M5と同じ5軸手ブレ補正機構を搭載。新たに流し撮り自動検知も可能に。
- 新たにWi-Fiも内蔵。撮影した画像の確認や転送だけでなく、スマートフォンでのリモート撮影にも対応。
- 金属部品を多用するなど、高級感を増したボディ。
- ボディサイズはほぼ同じで、液晶モニターの可動化に伴い厚さは約3mm厚くなった。重さも50g増の420gに。
PENシリーズのフラグシップ機として、トップレベルの描写性能と機能を搭載したカメラに仕上がっています。
E-P5の魅力は?
今回E-P5を触ってみて感じるのは、E-P3とE-PL3の世代と比べ、Liteやminiシリーズとの違いが大きくなった、ということです。同時に発売となったE-PL6と比較すると、描写性能こそ同じものの、機能面やカメラとしての質感は大きく違っています。とくにE-P5では事実上電子ビューファインダーがセットになって販売されていますので、おのずと想定しているシーンにも違いが出ていると思います。
その意味では、まさに「PENシリーズのフラグシップ」という表現がマッチするミラーレスカメラであり、その部分をどう評価するかによって選択が分かれてくるのだと思います。
それでは、新型フラグシップ機、PEN E-P5の実力をテストしてみます。
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