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特集 パナソニック LUMIX G X VARIO PZ 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH/POWER O.I.S.


パナソニック LUMIX G X VARIO PZ 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH/POWER O.I.S.  by Inaba Kunio    電動  評価:5.0

 1. レンズ仕様

型式  マイクロフォーサーズ
焦点距離  14-42mm
開放絞り  f/3.5-5.6
最少絞り  f/22
レンズ構成  8群9枚(非球面レンズ:4枚、EDレンズ:2枚)
画角  75°–29°
 28-84mmレンズの画角に相当(35mm判換算)
手ブレ補正  ○(Gシリーズ本体に準じたMODE切替えが可能)
最短撮影距離  撮像面から0.2m(広角端)
 撮像面から0.3m(望遠端)
最大撮影倍率  0.17倍(35mm判換算 0.34倍)
絞り羽枚数  7枚(円形虹彩絞り)
フィルター径  37mm
寸法  61.0mm (最大径)×26.8mm (沈胴レンズ収納時)
質量  約95g

 2. MTF曲線

   (パナソニック ホームページより)

14mm f/3.5       42mm f/5.6

(S40:放射方向40本/mm M40:同心円方向40本/mm)


 3. レンズ構成図

   (パナソニック ホームページより)


 4. 製品外観

 カメラの電源をOFFにすると、自動的に沈胴する。沈胴状態では薄型のパンケーキレンズとほぼ同じ大きさとなる。

 レンズ前面には、POWER O.I.S.と記載されている。これは、レンズ内にあるジャイロセンサーが手振れを検知し補正する機能を搭載していることを表している。ASPH.は非球面レンズが使用されていること。

 マウントは金属製。カメラ本体と物理的な連動はせず、11点の金属端子によって電気的に制御される。

 薄い鏡胴には、フォーカスレバーと電動ズームレバーが配置されている。ズーム音は無音ではないものの、比較的静かである。

 Xレンズは日本製。その下にS/Nが刻印されている。

 GX1本体に装着した状態。電源OFF状態では、パンケーキレンズとまったく同じように見える。

 カメラの電源をONにすると、自動的にレンズ鏡胴が伸び、撮影可能となる。スーミングによって若干レンズの長さは変わるが、変化は僅かである。

 ダブルレンズセットについてくるキットレンズも同じスペックであるが、沈胴状態では2倍以上の違いである。

 沈胴が伸びるとレンズ長の差は小さくなるが、望遠側ではキットレンズも伸びるため、さらに差は大きくなる。

 Xレンズはフィルター径が37mmだが、キットレンズは52mmとなる。

 5. 描写力

 

(1) 歪曲収差

 描写テストをするまでは、このレンズがどこまできちんとした力を持っているのか、若干不安であった。キットレンズについている同仕様のレンズと比べると、レンズ構成が9群12枚から8群9枚に、重さも165gから95gへと大幅に軽量化されているからである。もちろん、このレンズは非球面レンズが4枚、EDレンズも2枚と贅沢なつくりではあるが、基本的にレンズは重く大きいものの方が光学性能は優れている。テスト結果は、こうした不安を、良い意味であっさりと覆してくれた。とくに、キットレンズでは広角側の描写が今一つであったが、こちらは歪曲収差や解像力の点で、周辺でも開放からしっかりとした描写をしている。

 歪曲収差に関しては14mm側では、わずかに樽型収差が残っているが、広角側としては極めてよく補正されている。25mm域では、ほとんど歪曲収差は認められない。42mmでは、周辺部にごくわずかながら糸巻型収差が認められるが、まったく気にする必要はないレベルに抑えられている。

焦点距離:14mm

焦点距離:25mm

焦点距離:42mm

 

(2) 解像力

 全体によく解像している。広角側では開放でも十分な描写をしているが、1~2段絞るとさらに鮮明な画像となる。その他の焦点域では開放から使える画像となっている。標準域では、開放からすばらしい解像力を示している。望遠側では、標準域と比べると、やや描写が甘くなるものの、やはり開放から使える解像力を示している。詳細は、サンプル画像で確認してほしい。


ISO12233準拠チャート。中央と左上の赤枠の部分を切り出
してある。画像をクリックすると、元画像の全体が開きます。

14mm域 F3.5


14mm域 F7.1


25mm域 F4.9


25mm域 F9


42mm域 F5.6


42mm域 F11


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