比較　ニコン D5200　VS　キヤノン EOS Kiss X6i

　ニコンとキヤノンのエントリークラスに分類される2機種です。どちらも市場では一番の売れ筋機種に位置づけられます。

　D5200は、前機種であるD5100と比べ、イメージセンサーが高画素化されるとともに、画像処理エンジンやオートフォーカスモジュールなどが上位機種であるD7000と同じものへとレベルアップされています。カメラとしての基本性能は、かなり強化されたと思います。
　これに対し、キヤノンのEOS KissX6iは、イメージセンサーの画素数こそD5200より少ないものの、オートフォーカスや連写性能など、D5200と同等レベルとなっているだけでなく、バリアングル液晶がタッチセンサー化されており、入門者にとってもわかりやすいインターフェースとなっています。

　EOS KissX6iは6月に登場したため、価格面でもアドバンテージがあります。ボディ本体で6万円台、標準ズームのキットが7万円弱、55-250mmの望遠ズームもセットになったダブルズームキットが8万円強と、かなり手ごろな値段となっています。また、18-135mmの便利なズームがセットになったキットも8万円弱で入手可能です。

　これに対し、D5200は発売直後であり、ボディ単体で8万円前後、標準ズームキットで9万円前後、55-300mm望遠ズームもセットになったダブルズームキットで12万円強となっています。なお、D5200は、ブラックモデル、レッドモデルに加え、新たにブロンズカラーが加えられている点にも注目すべきかもしれません。

【追記】ニコン D5200 の詳細レビュー記事を掲載しました。製品外観や解像力、総合評価も行っています。
【追記】キヤノン EOS KissX6i の詳細レビュー記事を掲載しました。製品外観や解像力、レンズ評価も行っています。

	ニコン D5200	キヤノン EOS Kiss X6i	独断コメント	評価
イメージセンサー	有効2410万画素CMOS	有効1800万画素CMOS	D5200の方が画素数が多く、より高精細な画像を得られる。	D5200が良
高感度特性	ISO100-6400(拡張25600)	ISO100-6400(拡張25600)	設定できるISO感度を含め、ほぼ同等。	ほぼ同等
連写性能	5コマ/秒連続撮影RAW(14bit)で8コマ	5コマ/秒連続撮影RAW(14bit)で6コマ	ほぼ同等。	ほぼ同等
ファインダー	ペンタミラー倍率0.78 視野率95%	ペンタダハミラー倍率0.85 視野率96%	EOS KissX6iの方が倍率は高いものの、ほぼ同等。	ほぼ同等
シャッター	1/4000-30秒	1/4000-30秒	フラッシュ同調スピードも1/200秒以下で同じ。	ほぼ同等
レンズマウント	ニコンF (モーター非内蔵レンズAF不可)	キヤノンEF	D5200はAF連動軸に対応していないため、モーター内蔵レンズでないとオートフォーカスが機能しない。	-
液晶モニタ	3型92万ドット	3型104万ドット	サイズ、画素数ともほぼ同等。	ほぼ同等
動画性能	1920X1080 60i	1920X1080 30p	どちらも30pでのフルHD撮影が可能。D5200は60iでの撮影にも対応。	ややD5200が良
付加機能	ワイヤレスモバイルアダプターに対応バリアングル液晶モニター	バリアングル液晶モニタータッチパネル	どちらもバリアングル液晶に対応。X6iはタッチパネルであり、やや使い勝手が良い。	ややX6iが良
サイズ	129.0×98.0×78.0mm	133.1x99.8x78.8 mm	D5200の方がやや小さいものの、ほぼ同等の大きさ。	ほぼ同等
重さ	555g/505g	575g/520g	D5200の方がやや軽いものの、実質的にはほぼ同等の重さ。	ほぼ同等
価格	オープン(9万円前後)	オープン(6万円台)	D5200発売開始のため、本体、レンズセットとも、同じ構成ではD5200の方が3万円程度高価。	X6iが良
	ニコン D5200	キヤノン EOSKissX6i
	一口コラム	一口コラム
	位置づけと概要	位置づけと概要
	詳細仕様	詳細仕様
	開封・外観	開封・外観
	高感度性能・解像力	高感度性能・解像力
	総合評価	総合評価
	vs ニコン D3200	vs キヤノン EOS60D
	vs ペンタックス K-30	vs キヤノン EOS M
	vs ソニー α57	vs ニコン D3200

比較 ニコン D5200 VS キヤノン EOS Kiss X6i

比較　ニコン D5200　VS　キヤノン EOS Kiss X6i