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特集 ニコン Nikon D5200

1.ニコン Nikon D5200の位置づけと概要


ニコン D5200  by Inaba Kunio    クラスがワンランクアップしたD5000シリーズ  評価:5.0
Nikon D5200

 クラスアップした24メガ・ミドル機

 ニコンのエントリー&ミドルクラスのデジタル一眼レフ、D5200が登場しました。2009年5月に発売開始となったD5000、2011年4月のD5100の後継機であり、ニコンで唯一のバリアングル液晶搭載機となります。

ニコン Nikon 1 D5200 ニコン Nikon 1 D5100 ニコン Nikon 1 D5000
D5200(左)、D5100(中)とD5000(右)。基本的なデザインは共通。

 D5000からD5100への進化は、イメージセンサーが有効1230万画素から1620万画素へと高精細化されるとともに、動画機能もフルHDに対応となりました。また、液晶モニターも2.7型23万画素から3型92万ドットへと換装されています。

 今回、D5100とD5200の違いを見ると、やはりイメージセンサーを中心に進化した点が目立ちます。D3200とほぼ同じ有効2410万画素のセンサーが搭載されたことで、特に解像力の向上が期待されます。これ以外にも、画像処理エンジンやオートフォーカスモジュール、シーン認証システムも上位機に準じたものへと強化されています。(詳しくは『D5200 一口コラム』をご参照ください。)

 ニコン唯一の「バリアングル液晶」搭載機


Nikon D5100
2軸方式(左側)のバリアングル液晶(D5100)

 ニコンD5000シリーズの特徴は、ミドルクラスの多機能機という点にあります。サイズはD3000シリーズとほぼ同じコンパクトボディですが、たとえばRAWも14bitに対応しているなど、カメラとしての基本性能はミドルクラスとしてしっかりと目配りがされています。また、液晶パネルがバリアングル可動可能となっている機種は、ニコンのデジタル一眼レフの中でもD5000シリーズだけとなります。カメラ内にオートフォーカス用のモーターを内蔵していないため、AF-Sなどでないレンズではオートフォーカスは稼働しませんが、比較的最近のレンズであれば問題はありません。

 D5200のバリアングル液晶可動部は、D5100と同じく左側に設置されています。D5000では下側でしたが、左側と下側とでは各々一長一短があります。
 バリアングル液晶の可動部が下側にあるメリットは、カメラを構えた時にレンズ光軸上に液晶モニターがくるという点です。光学ファインダーと液晶モニターを交互に覗くとき、視線の移動を自然に行うことができます。
 D5200のように可動部が左側にあると、三脚使用時でも自由にアングルをとることが可能です。
 ボディ形状の点では、可動部が左側にあると高さを抑えることができるのに対し、下側にあると液晶左側にもボタンを配置することが可能となるといった違いがあります。

Nikon D5000
2軸方式(下側)のバリアングル液晶(D5000)

 オートフォーカス性能はD7000と同等に

 ミラーレスに対するデジタル一眼レフの強みの一つは、高速なオートフォーカスです。一般的にデジタル一眼レフが搭載している位相差方式のオートフォーカスは、ピント位置が前後のどちらにずれているのかを直接把握できるため、高速なピント合わせが可能です。とくに、前後に動きのある被写体の撮影は、ミラーレスカメラで一般的なコントラスト方式にとって苦手な分野といえます。
 D5100やD3200のオートフォーカスモジュールはマルチCAM1000でしたが、D5200ではD7000と同じCAM4800DXが採用されました。そのため、測距点が11点から39点に増えただけでなく、クロス測距点も中央1点から9点に強化されています。

ニコン Nikon D5200 Blank ニコン Nikon D5100
D5200(左側)とD5100(右側)のファインダーイメージ。
視野率、撮影倍率はどちらも95%、0.78倍。

 実質的な連写性能は強化

 D5200の内面の進化は、連写性能の強化にも表れています。D5100でも4コマ/秒の連写が可能でしたが、連写時には1コマ目の位置でピントが固定されます。そのため、近づいてくる被写体に対しては、単写モードでオートフォーカスを合わせる必要がありました。
 これがD5200では、ピント位置固定で5コマ/秒、オートフォーカスを可動させながらでも3コマ/秒での連写が可能となりました。このあたりの強化は、運動会での撮影などに力を発揮すると思います。
 なお、画素数が増えたことの影響で、連続撮影枚数がD5100の16コマから、D5200では8コマ(いずれも14bitRAW撮影時)に低下している点は注意が必要です。8コマ撮れれば一般的な撮影ではまず問題はありませんが、撮影シーンによっては注意が必要です。

 一番のポイント、描写力の強化

 D5200の一番の進化は、描写力の強化です。まず、イメージセンサーの有効画素数が1620万画素から2410万画素へと、約5割増えています。このことによって、より高精細で解像力のある画像を得ることができます。

画素ピッチ
1620万画素から2410万画素へと画素数は5割増しに。

 また、描写性能の点では、画像処理エンジンがEXPEED2から、D7000やD3200と同じEXPEED3に進化した点も重要です。画素数のアップも相まって、D7000を上回る描写性能であることが期待されます。

 それでは実際に、ニコンの新型デジタル一眼レフ、D5200の実力をテストしてみます。



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