D800 |
Nikon |
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独断 デジカメ対決! ![]() ☆ vs キヤノン EOS5DMark3 ☆ vs ニコン D600 ☆ vs ニコン D4 ☆ vs ニコン D700 |
【一口コラム】 D700の正統進化モデルを超えたD800D4の発売延期と同時に、D800/D800Eが発表された。すでに海外サイトで報じられてはいたが、いよいよ正式発表となったわけである。D800の一番の特長は、フルサイズ3630万画素のイメージセンサーを搭載している点である。画素数だけを比較すれば、D4の1620万画素の2倍以上の画素数であり、フルサイズ版では最高の画素数となる。これだけのセンサーを搭載しているにもかかわらず、たとえば14bitロスレス圧縮では17コマの撮影ができるとともに、FXで毎秒4コマを確保している点は、D3Xユーザーに対しても大きなアピールポイントとなるだろう。 ![]() フルサイズセンサー搭載機の画素数比較。 D800はD4の約2倍、EOS5D Mark3とでも1.6倍の画素数を持つ。 D700はD3の普及版としての位置づけから、仕様上でもやや残念な点があった。とくに、視野率95%のファインダーについては、ハイアマチュアを中心に改善要望が多く出されていた。今回、ファインダーにもきちんと手が加えられており、この点も評価ポイントである。D700同様、ボディも防塵防滴仕様となっており、単にD700の正統進化モデルにとどまるものではない。 また、D700からの3年半の経過を踏まえ、この間のトレンドもきちんと反映されている。とくに、D700では見送られた動画撮影も、30pのフルHDで撮影できる点は、当たり前とはいえ活用範囲を大きく広げてくれるだろう。 もう一つ注目すべき点は、D800と同時に発表されたD800Eである。D800との違いは、搭載しているローパスフィルターの光学ローパスフィルター効果を効かなくしている点のみで、IRコーティングや反射防止コーティングは同じものとなっている。画像処理エンジンの機能強化により、ローパスフィルターの効果を弱めた機種も出てきているが、今回完全にローパスフィルター機能をなくしたことで、どの程度解像力が上がるか、楽しみである。 発売予定は3月22日。予想価格は30万円前後と、D700登場時とほぼ同様の価格レンジとなる見込みだ。D800で唯一気になるのは、3630万画素のイメージセンサーの力に耐えうるレンズがどれだけあるか、という点である。D800には28-300mmの高倍率ズームレンズのセットモデルが用意されているが、このレンズでは力不足となってしまう危惧も感じる。ニコンによれば、多くのニッコールレンズで問題ないことを確認しているとともに、200dpiでA1サイズまでの引き伸ばしにも耐えうる描写力とのことであるが、発売次第、実機でチェックしたい点だ。 いずれにせよ、D800は間違いなく、D700以上のベストセラーとなるだろう。 (2月7日記載) 【CP+2012速報レポートを掲載しました。】(2月9日) 【D800とD700の比較】
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【厳選レビュー記事】 ◎日経トレンディ ニコン「D800」、フルサイズ3630万画素は期待通りの精細感
◎ITmedia 有効3630万画素のフルサイズ機――ニコン「D800」インプレッション
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【基本仕様】
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