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特集 オリンパス Tough TG-1

1.オリンパス Tough TG-1の位置づけと概要


オリンパス Tough TG-1  by Inaba Kunio    タフネスコンパクトのフラグシップ・デジカメ  評価:5.0
オリンパス OLYMPUS Tough TG-1

 「タフ」+「高画質」=TG-1

 「ありそうでなかった」ものは、デジカメの世界でも少なくない。たとえば「大型イメージセンサーを搭載したレンズ固定式のコンパクトデジカメ」は、2008年に登場したSIGMA DP1が初である。ペンタックスK-01のように「既存のデジタル一眼レフから単にミラーボックスと光学ファインダーを取り除いたカメラ」も、実際に具現化したのは今のところK-01だけである。そして、今回取り上げたオリンパス Tough TG-1のように、防水防塵対ショック性をもったカメラに「高画質」という付加価値をつけようとしたものも、「ありそうでなかった」ものの一つと言えるかもしれない。

オリンパス OLYMPUS Tough TG-1 オリンパス OLYMPUS Tough TG-820
TG-1(左側)とTG-820(右側)。レンズの位置により印象が異なる。

TG-1(左側)とTG-820(右側)。モードダイヤルが追加された。

 アウトドア用の防水デジカメは、他社の製品を含め、概ねデザインや基本性能が共通している。
  • 屈折光学系のレンズを採用し、ズーミングをしても突出しない。
  • 光学系の制約により、レンズはボディの端に配置。
  • 薄型で矩形を基調としたデザイン。
  • 比較的暗めのレンズ。
 いずれも、屈折光学系のレンズ採用によるものであるが、結果としてロゴを隠すと識別できないほど似通ってしまいやすい、と言えるかもしれない。

 Tough TG-1の第一の特徴は、レンズをボディ中央に配置した点にある。光学系自体は屈折光学系を採用しているものの、対物側レンズはボディ中央に置かれている。これは2011年6月に登場したリコーPXと同じ方式であり、カメラを構える上で違和感を感じにくいだろう。

 TG-1のもう一つの大きな特徴は、レンズの開放F値が広角端でF2.0、望遠端でもF4.9となっている点である。同じサイズのイメージセンサーを搭載しているTG-820は、35mm換算で28-140mmの光学5倍ズームレンズではあるものの、開放F値はF3.9-F5.9である。開放端では2段近くの違いとなっており、この明るさがTG-1の高画質を支えていると言えるだろう。

オリンパス OLYMPUS Tough TG-1
開放F値はF2.0-F4.9。屈折光学系としては明るいレンズを搭載。


 Tough TG-1が想定しているユーザー層

 オリンパスが作成しているパンフレットの表紙にはこう記載されている。

 「f2.0 Tough TG-1」

 今までのToughシリーズのノウハウを踏まえ、さらにタフ性能を高めるとともに、撮影の自由度を高める明るいレンズを搭載したTG-1。「アウトドア用だから」と二の次にされがちだった描写性能を正面から追求したカメラがTG-1のコンセプトだろう。

 それでは実際に、「f2.0 Tough TG-1」の実力をテストしてみたい。


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オリンパス Tough TG-1 特集メニュー
1.オリンパス Tough TG-1の位置づけと概要
2.製品仕様からみたオリンパス Tough TG-1
3.オリンパス Tough TG-1の外観をみる
4.オリンパス Tough TG-1の描写力チェック
5.結局、オリンパス Tough TG-1は「買い」か?

オリンパス Tough TG-1 一口コラム

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