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特集 ソニー α99
3.ソニー α99の外観と機能をみる |
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ソニー α99
by Inaba Kunio
電子ビューファインダー搭載のフラグシップカメラ
評価:5.0
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ソニー α99を開封するソニーの新型フラグシップ、α99が予定通り10月26日に発売開始となりました。販売形態はボディ本体のみとなるため、レンズは別途用意する必要があり、フラグシップ機ならではの売り方であると思います。イメージセンサーは35mmフルサイズのため、DTレンズを使用する場合にはAPS-Cサイズの画角に自動的に切り替わります。
α99のパッケージ。黒を基調とした箱に、αシリーズのイメージカラーであるオレンジのラインがアクセントとして入れられています。カメラ本体のみですが、それなりの大きさの箱です。
ケースを開けると、上段に取扱説明書などが入っており、その下にカメラボディやアクセサリー類が格納されていました。左側のプチプチに包まれているのがカメラ本体で、その右にストラップや付属品が格納されています。
パッケージ内に同梱されている付属品関係。左上より取扱説明書、ソフトウェアCD-ROM、バッテリーチャージャーBC-VM10A、リチャージャブルバッテリーパックNP-FM500H、ショルダーストラップ、シューアダプター、USBケーブル。 α99ボディ本体をチェック
ボディ前面。α77に似たシルエットですが、ストロボは内蔵されていないため、ペンタ部の形状が異なっています。マウント基部のオレンジ環の幅が広がっており、正面から見ても目立ちます。
ボディ液晶パネル側。ボタンやダイヤル類の配置は基本的にα77と同じです。液晶パネルは3型123万ドットの高精細タイプで3軸でチルト・回転します。
ボディ上面。ストロボが内蔵されていないためペンタ部の張り出し幅が小さくなっており、α77よりも奥行きは短くなっています。
ボディ底面。グリップ部はバッテリー室によって占められています。向かって右側には、縦位置グリップVG-C99AM装着時のための端子が置かれています。三脚用の穴はレンズ光軸上に設置。ボディ本体は日本製です。
ボディ左側面には外部接続端子が配置されています。カメラのクラスから当然ですが、ストラップ取付部は三角環方式となっています。
ボディ右側面にはメモリーカードスロットがあります。写真では見づらいですが、中央部にはメモリースティックとSDカードに対応していることを示すロゴが刻印されています。
ペンタ部のSONYロゴ。刻印された文字に白いインクが流されています。
ボディ左肩にあるα99のロゴ。高級感があり、視認性も高くなっています。ロゴの左側にあるボタンはカスタムボタンで、初期設定ではフラッシュ光をロックするFEL(Flash
Exposure Level)ロック機能が割り当てられていますが、露出補正など他の機能に設定することも可能です。
マウント基部には「35mm FULL-FRAME CMOS IMAGE SENSOR」と表示がされています。その右にあるボタンは、レンズ取り外しボタンです。
マウントの右下にはサイレントマルチコントローラーが置かれています。このダイヤルは操作音の静寂性を重視しているため、動画記録中でも音の発生を抑制できます。ボタンを押してダイヤルを回すと、ダイヤルに割り振る機能を設定できます。
マウント左下にはプレビューボタンが置かれています。このボタンの機能も変更可能となっています。
右手グリップ部。前ダイヤルの下にはリモコン受光部が置かれています。赤いプラスティック部はAF補助光とセルフタイマーランプです。α900では電源スイッチはボディ液晶面側にありましたが、α99ではシャッターボタンの同軸上に移設されています。
軍艦部左肩にあるモードダイヤル。中央部にはロックボタンがあるため、意図しないモードへの切り換わりを防止することができます。
アクセサリーシュー部分。ソニー独自のものから一般的な形状へと変更されています。なお、奥には接点が置かれており、変換シューアダプターとの接続に使用されます。
ボディ液晶面右側のメインコントロール部。α77とほぼ同じです。
電子ビューファインダーの接眼部。ゴム製のアイカップが装着されています。接眼部の下にはアイセンサーがあり、液晶モニターとの切替やアイスタートAFの設定が可能です。
接眼部の右側には、視度調整用のダイヤルが置かれています。その右に動画撮影ボタンがあります。α900では動画撮影に対応していませんでしたので、ソニーフラグシップ機では初の動画機能となります。
軍艦部右側には液晶パネルが置かれています。AVメーカーらしく、その下にはAVCHDのロゴもプリントされています。
メモリーカードスロットを開いた状態。ダブルスロット方式ですが、メモリースティックDuoに対応しているのは上側のスロットのみとなります。
メモリーカードを挿入しつつある状態。2枚のカードへの同時記録やRAWとJPEGの振り分け記録も可能です。
外部接続端子。上からシンクロターミナル、リモート端子、一番下がDC入力端子です。GPSの部分にある3つの穴はスピーカーとなります。
液晶面側の外部接続端子部分。上からマイク端子、ヘッドホン端子、HDMI端子、USB端子。
ペンタ部にあるステレオマイク部。
バッテリー室の蓋を開けた状態。
蓋部分にはバッテリー挿入方向のガイダンスが刻印されています。
バッテリーを挿入しつつある状態。
縦位置グリップVG-C99AM装着用端子カバーを開いた状態。
液晶パネル。カメラの基本情報はここに表示されます。液晶パネルの右側になる指標は、イメージセンサーの位置を示すものです。マクロ撮影時など、被写体との距離はここが基準となります。
液晶パネル。123万ドットの高精細パネルが使用されており、輝度や視認性も良好です。パネル自体のアスペクト比は4:3のため、最大サイズの静止画撮影時には、画面の上下は情報表示部となります。
情報表示内容を切り換えた状態。
撮影時に、カメラの設定内容を表示させることも可能です。ファインダーをメインで使用されるのであれば、この設定が一番利便性が高いかもしれません。
最新機種のため、電子水準器の機能も搭載しています。
液晶モニターはチルト方式の稼働が可能となっており、写真のように完全に反転させることもできます。
3軸方式のため可動範囲も広く、液晶パネルの視野角も広いものが採用されています。
50mmF1.4標準レンズを装着した状態。
APS-Cサイズのカメラと比較すると、ボディサイズの大きさが目立ちます。(右側はα55)
同じトランスルーセントミラーですが、フルサイズとAPS-Cサイズでは、ミラー部分の大きさがかなり違うことが分かります。面積では2倍以上の差となります。 α99の付属品をチェック
バッテリーチャージャーBC-VM10A。α77をはじめ、αシリーズの多くの機種で採用されています。NPFM500Hの充電には、最大で175分かかります。
コンセントとの接続部は回転可能となっており、可搬性の面で優れています。
バッテリーパックNPFM500H。
7.2V 1600mAh。静止画で最大500枚、動画で155分の撮影が可能です。
付属するショルダーストラップ。専用品ですが、ややチープな印象を受けます。
付属するUSBケーブル。パソコンやプリンターとの接続に使用します。
付属するシューアダプター。SONY専用のストロボを使用するための変換アダプターとなります。
後ろ側にはロックダイヤルの表示があります。ダイヤルの下には、コネクター部を保護するためのカバーが付けられています。
反故カバーをはずした状態。電気信号は上部にある接点によってやり取りされることがわかります。
アクセサリーシューに装着した状態。
間に変換アダプターを介するため、表示部の高さはどうしても高くなります。 |