【一口コラム】 カラフルな7倍ズームコンパクト
ニコンから、光学7倍ズームを搭載したコンパクトカメラ、COOLPIX S3500が登場しました。S3000ラインはS3桁シリーズの中でローエンドの位置づけとなりますが、日常生活で多用するズーム域をカバーしていたり、手ぶれ補正機能も内蔵しているなど、オールマイティに使える基礎性能を持っています。
前機種となるのは、2012年2月に発売開始となったCOOLPIX S3300です。基本的なデザインは踏襲していますが、センサーやレンズなどの主な進化ポイントは次の通りです。
- イメージセンサー1/2.3型CCDで、有効画素数が1605万画素から2005万画素へと高画素化されています。
- レンズの広角端は26mm相当と同じですが、望遠側は156mm相当の6倍ズームから、182mm相当の7倍ズームへと拡げられました。
- 液晶パネルは2.7型23万ドットと、ほぼ同じ。
- メイクアップ効果をはじめ、画像編集・加工機能を強化。
- ボディサイズや重さはほぼ同じ。
※レンズの記述で誤記があり、訂正いたしました。ご指摘くださった方に感謝申し上げます。
【ニコン COOLPIX S3500とCOOLPIX S3300の比較】
機種名 |
COOLPIX S3500 |
COOLPIX S3300 |
イメージセンサー |
有効2005万画素
1/2.3型CCD |
有効1602万画素
1/2.3型CCD |
レンズ
(35mm換算) |
26-182mmF3.4-6.4 |
26-156mmF3.5-6.5 |
ISO感度 |
ISO80-1600
(オート撮影モード時ISO3200まで) |
ISO80-1600
(拡張設定でISO3200まで) |
シャッタースピード |
4-1/2000秒 |
4-1/2000秒 |
液晶モニター |
2.7型23万ドット |
2.7型23万ドット |
連写速度 |
1.1コマ/秒 |
1.3コマ/秒 |
動画撮影 |
1280 X 720(30fps) |
1280 X 720(30fps) |
付加機能 |
ストロボ内蔵 |
ストロボ内蔵 |
インターフェース |
USB、AV OUT |
USB、AV OUT |
バッテリー |
220枚 |
210枚 |
サイズ
(W x H x D) |
96.8×57.8×20.5mm |
94.8×57.8×19.5 mm |
重さ |
129g/-g |
128g/-g |
横幅が2mm、厚さが1mmほど大きくなっていますが、並べてみるとほぼ同じデザインであることがわかります。
COOLPIX S3500(左側)とS3300l(右側)。レンズが光学6倍から光学7倍へと高倍率化されています。向かって左側にあるストラップ取り付け部の形状が変わっています。
COOLPIX S3500(左側)とS3300l(右側)。ボタン類のインターフェースも前機種を踏襲しています。液晶モニターはどちらも2.7型23万ドットのパネルです。
このクラスの製品は、目立った特徴はありませんが、費用対効果の点では魅力のあるカメラが揃っています。COOLPIX S3500も、光学7倍ズームの20メガピクセル、光学式手ぶれ補正機能を搭載した薄型コンパクトとして、きちんとした実力を発揮するコンパクトデジカメに仕上がっています。
(2013年 3月19日 記)
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