独断 デジカメ対決! どっちが良い? ☆ vs リコー GR DIGITAL IV |
【一口コラム】 リコー GR DIGITAL III 高級コンパクトの源流 〜GRD IV への期待 初代GR DIGITALが登場した2005年10月、デジタルカメラの世界にも「高級コンパクトカメラ」という新たな分野が作られた。フィルムカメラ時代に築かれた「GR」ブランドをデジタルでも展開してほしいという市場の要望は強く、それに応えたのが初代GR DIGITALである。 2007年12月には、イメージセンサーを有効813万画素1/1.8型CCDから有効1001万画素1/1.75型CCDに置き換えるとともに、液晶モニターを2.5型から2.7型へと一回り大型化したGR DIGITAL IIが登場した。 GR DIGITALシリーズの三代目であるGR DIGITAL IIIは、GRD2のさらに2年後、2009年8月にリリースされている。GRD3では、まずレンズの開放F値がF2.4からF1.9へと約2/3段分明るくなっている。また、液晶モニターも3型へと、さらに一回り大型化された。イメージセンサーは有効1000万画素1/1.7型CCDとスペック上はほぼ同等であるが、映像エンジンが新しくなったこともあり、高感度特性が強化されている。ISO1600まで設定可能で、ISO800までであればノイズレベルも通常使用できる範囲に抑えられている。 GRD、GRD2、GRD3を並べると、単に外見が受け継がれてきただけでなく、まさにGR DIGITALとしてのデザインが確立されてきたことがわかる。GR DIGITALの確かな描写力が前提となるものの、その上で長く使い続けることができるデジタルカメラとして、ユーザーの信頼を獲得してきた6年間であった。たとえばファームウェアが継続的に更新されるということ一つをとっても、他の機種ではあまり例を見ない。GRD3では、今年の3月に4回目の機能拡張ファームウェアが提供されたが、単にインターフェース面での向上だけでなく機能強化も行われてきたことも、大きな特徴である。 代を重ねるごとにブラッシュアップされたGR DIGITALシリーズ。今までの例で言えば、今年は四代目GR DIGITALが登場する年である。おそらく搭載されるであろう新型センサーのGRD4を待つのか、あるいは値ごろ感のあるGRD3を購入すべきか、悩ましい時期である。しかし、どちらを選択したにせよ、後悔させられることはないだろう。この安心感が、まさにGRブランドの価値かもしれない。 |
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