ソニー新製品登場!α58とNEX-3N


ソニー αNEX-3N2月20日、Sony Europeは、新型レンズ交換式カメラα58とαNEX-3Nを発表しました。どちらも国内では未発表ですが、ヨーロッパでは3月に発売開始になるようです。詳細については、後ほど整理したうえでmonoxデジカメ比較レビューに掲載いたしますが、とりあえずプレスリリースを見ての雑感を記したいと思います。


まず、αNEX-3Nですが、イメージセンサーや画像処理エンジンなど、カメラとしての基本性能は概ねαNEX-F3を踏襲しており、主な違いはカメラ本体にズームレバーが付いた点です。もちろんパワーズームのレンズにのみ対応となりますが、コンパクトカメラと同じようにカメラ側の操作でズーミングが可能となります。これは「あるようでなかった」機能で、おそらくレンズ交換式カメラでは初めてになると思います。なお、電子ビューファインダーやストロボを装着できるアクセサリーターミナルは省略されたようで、この点は少々残念です。ただし、内蔵ストロボを搭載していることと、電子ビューファインダー内蔵機種もNEX-7NEX-6など複数揃ってきていますので、コスト面から判断したのかもしれません。
パナソニックLUMIX DMC-G5に搭載されている「ファンクションレバー」では、ズーミング操作または露出補正をカメラ側で操作可能でした。お詫びして訂正するとともに、ご指摘くださった方に感謝申し上げます。

ソニー α58もう一台のα58は、型番からもわかるようにα57の後継機種になると思われます。一番の違いは、イメージセンサーが1610万画素から2010万画素へと高画素化された点が目につきます。ボディ形状は液晶モニターのチルト稼働を含め概ねα57と同じようです。
しかし、ざっと気が付いた点では、背面液晶が3型92万ドットから2.7型46万ドットのものになっていたり、通常モードでの連写が5コマ/秒(α57では8コマ/秒)に、そしてレンズマウント部がプラスティック化されているなど、αNEX-3Nと同様にコストダウンのための改修も施されています。また、動画性能も、フルHD(50i/25p)が上限となっており、日本国内リリースにあたってはこのあたりの仕様が一部変わる可能性もあるように思います。

α58プレスリリースはこちらです。(Sony Europe)
αNEX-3Nプレスリリースはこちらです。(Sony Europe)