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 EOS M3 Canon  

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キヤノン初の本格派ミラーレス 【キヤノン EOS M3】

 2月6日、キヤノンから新型ミラーレス、EOS M3が正式発表されました。EOS M3は2013年12月に発売されたEOS M2の後継機で、2012年9月にリリースされたキヤノンのミラーレスカメラ、EOS Mから数えると三代目となります。

 EOS M2は、基本的にはEOS Mのマイナーチェンジモデルでしたが、今回登場したEOS M3は製品コンセプトを含め、新しい位置づけのミラーレスとなっています。メーカーも公式に「後継機」とうたっていますが、EOS M2/EOS Mとはメインターゲット層に若干の違いがありますので、おそらく当面はEOS M2も併売されるのではないかと思われます。

 今回、EOS M3で注目されるのは、いよいよキヤノンもデジタル一眼レフにオーバーラップするミラーレスをリリースしたということです。今まではEOSデジタル一眼レフと同じ描写性能を確保しつつ、コンパクト性を重視した位置づけとなっていました。また、想定するユーザー層も、どちらかといえばエントリー層を重視した製品であったと思います。

 これに対し、EOS M3では、ボディデザインやインターフェース、初めて電子ビューファインダーに対応するなど、ハイアマチュア層も十分満足しうる構成となっています。その意味では、エントリー・ミドルクラスのデジタル一眼レフに対する「もう一つの選択肢」になりうるカメラに仕上げられています。

キヤノン Canon EOS M2
  キヤノン EOS M2。2013年12月の発売開始で、EOS Mよりもさらにコンパクト化するとともに、Wi-Fiも搭載しています。

 それではEOS M3の特長について、主なポイントを見てみたいと思います。
  • デザイン面では、基本的にEOS Mのものを踏襲しつつ大型のグリップを新たに内蔵しており、ホールド感はかなり向上しているようです。
  • イメージセンサーは総画素数2420万画素、有効2470万画素APS-C型CMOSセンサーで、同時に発表されたEOS8000DやEOS KissX8iに搭載されるものと同じです。
  • 画像処理エンジンも、これまでのDIGIC5からDIGIC6に進化しています。
  • 対応しているISO感度は、標準でISO100-12800、拡張でISO25600に対応しています。このあたりはEOS M2やEOS Mと同じです。
  • オートフォーカスの進化もポイントの一つです。EOS M2でも強化された点ですが、EOS M3では新たにハイブリッドCMOS AF IIIが搭載されています。今までの方式は、高速な位相差方式AFでピントを追い込んだ後、詳細な合焦はコントラスト方式に依っていました。これに対しEOS M3では、位相差方式のまま合焦させることが可能になりましたので、EOS M2と比べても最大で3.8倍高速化されたとのことです。また、測距点も31点から49点に拡大しました。なお、AF稼働時の最低照度が、EV1からEV2に1EV分低下していますが、これは新方式AFによる影響かもしれません。実フィールドでの影響を確認してみたい点です。
  • 連写性能は最高4.2コマ/秒となっており、EOS M2の4.7コマ/秒よりもわずかながら低下しています。これは、画素数がアップしたことの影響と思われます。最大撮影可能枚数も、ほぼ同等です。
  • インターフェースの強化も、EOS M3の大切な進化ポイントです。モードダイヤルや露出補正ダイヤル、シャッターボタンに同軸のコマンドダイヤルの新設に加え、液晶モニター右側のボタン類も増設されています。
  • 液晶モニターは3型104万ドットのタッチタイプを引き継ぎつつ、新たにチルト可動にも対応しています。上側180°、下側45°まで動きますので、自分撮りも可能になっています。
  • ソフト面では、新たに「クリエイティブアシスト」が搭載されています。これは、背面液晶で実際の画を確認しながら撮影できる機能で、「背景」「明るさ」「コントラスト」「色あい」「鮮やかさ」などの項目を、「ぼかす」「明るく」「鮮やか」といった、感覚的に理解できる言葉でサポートするので、絞りや露出などを知らなくても、印象的な写真に仕上げることが可能とのことです。
  • 引き続きWi-Fiを内蔵しています。新たにNFCにも対応するとともに、スマートフォンへの動画転送も可能になりました。
  • ボディサイズは、EOS M2よりもやや大きくなるとともに、重さも撮影環境では約90g増していますが、EOSシリーズの中では十分コンパクトなカメラに仕上がっています。
キヤノン Canon EOS M3 キヤノン Canon EOS M2
 EOS M3(左側)とEOS M2(右側)。基本的なデザインテイストは引き継がれていますが、大型のグリップが付くなど、やや上級者向けに変わっています。ボディの幅は6mm、高さは2.8mm増していますが、コンパクトボディには十分収まっていると思います。

キヤノン Canon EOS M3 キヤノン Canon EOS M2

 EOS M3(左側)とEOS M2(右側)。液晶モニターはどちらも3型104万ドットで、タッチ操作にも対応していますが、M3では新たにチルト可動にも対応しました。上側に180°、下側に45°稼働しますので、上側に反転させての自分撮りも可能になっています。
 液晶モニターの右側を見ると、ボタン類が大幅に増設されているのがわかります
。ボディ上面のモードダイヤルや露出補正ダイヤルの新設とともに、上級者向けのインターフェースとなっています。
 写真ではわかりませんが、アクセサリーシューには電子ビューファインダー用の接点も内蔵されています。対応しているEVFはEVF-DC1で、PowerShotG1X MarkII(実機レビュー記事)用のものが使えます。


キヤノン Canon EOS M3 キヤノン Canon EOS M2
 EOS M3(左側)とEOS M2(右側)。ボディ上面では、シャッターボタン同軸にあった簡易型のモードダイヤルが、しっかりとした独立タイプのものに換装されています。また、その右側には露出補正ダイヤルも新設され、±3EVまで対応しています。シャッターボタンの同軸には、コマンドダイヤルが新設され、この点は使い勝手の向上に大きく影響していると思います。アクセサリーシューの左側にはポップアップ式のフラッシュも内蔵されました。
 ボディ厚は31.6mmから44.4mmへと12.8mm増していますが、これはグリップ部分とチルト液晶が影響しており、ボディ自体の増分はそれほど大きくはないようです。


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【EOS M3とEOS M2、EOS Mの比較】
機種名 キヤノン EOS M3
EOS M3
キヤノン EOS M2
EOS M2
キヤノン EOS M
EOS M
イメージ
センサー
有効2420万画素、総画素2470万画素
APS-Cサイズ CMOSセンサー
有効1800万画素
APS-Cサイズ CMOSセンサー
画像処理エンジン DIGIC 6 DIGIC 5
高感度性能 ISO100-12800
拡張でISO25600
オートフォーカス ハイブリッド CMOS AF III 方式
最大49点
2〜18EV
ハイブリッド CMOS AF II方式
最大31点
1〜18EV
ハイブリッド CMOS AF方式
最大31点
1〜18EV
連写性能 4.2コマ/秒
RAW:5枚
4.6コマ/秒
RAW:5枚
4.3コマ/秒
RAW:6枚
動画 フルHD(30p)
ファインダー EVF-DC1に対応 -
シャッター 1/4000-30秒
1/200秒まで同調可能
液晶モニター 3型104万ドット(3:2)
チルト式(上180度、下45度)
タッチ操作対応
3型104万ドット(3:2)
固定式
タッチ操作対応
ストロボ GN5.0(ISO100) 外付
付加機能 Wi-Fi
NFC
Wi-Fi -
バッテリー LP-E17
250枚
LP-E12
230枚
サイズ 110.9 x 68.0 x 44.4mm 104.9 x 65.2 x 31.6mm 108.6 x 66.5 x 32.3mm
重さ 366g/319g 274g/238g 298g/262g
発売時期 2015年 3月 2013年12月 2012年 9月
実売価格
()内は当初
56,000円前後 34,000円前後
(60,000円前後)
25,000円前後
(65,000円前後)



キヤノン Canon EOS M3 キヤノン Canon EOS M3
 EOS M3には、PowerShotG1X MkIIと一緒にリリースされた電子ビューファインダー、EVF-DC1が対応しています。EVF-DC1は有効236万ドットで、90°のチルト操作にも対応しています。なお、各キットにはEVFを同梱したものが概ね3千円増で用意されていますので、基本的にはこちらの購入をお勧めします。(EVF-DC1を単体で購入する場合の実売価格は2万5千円前後です。)
 液晶モニターも新たにチルト可動に対応したのも、EOS M3のポイントの一つです。


 EOS M3のもう一つのポイントは価格面です。EOS M2登場時のダブルズームキットは実売11万円弱でのスタートでしたが、EOS M3は 9万円台での購入が可能です。また、限定25000台とはなりますが、EVFがセットになったキットは、プラス3千円前後で入手できますので、さらに値ごろ感が高いと思います。

 今まで、キヤノンのミラーレスカメラは、EOSデジタル一眼レフと同じ描写性能を保ちつつ、インターフェースを含めた位置づけは明らかに変えたものとなっていました。今回、EOSデジタル一眼レフと重なり合う製品が登場したことで、キヤノンとしてのミラーレス戦略もやや変わりつつあることを感じます。

 いずれにしても、コンパクトなEOSシリーズを求める上級者にとって、有力な選択肢が増えたことは喜ばしいと思います。3月下旬の発売開始が楽しみです。
by Inaba Kunio)









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【厳選レビュー記事】

◎ITmedia AFがさらに高速化 操作性も向上したミラーレス一眼「EOS M3」

  2015年2月6日 編集部
  • 同社のデジタル一眼レフ機と遜色ないスペックを実現。
  • EVF付きのキットも用意しており、通常3万3000円のEVFが、それぞれのキット価格に+3000円でセットに。
  • 104万画素の液晶モニターはチルト式。
  • 同社のデジタル一眼レフ機と遜色ないスペックを実現。

◎デジカメWatch キヤノン、ミラーレス最新モデル「EOS M3」

  2015年2月6日 鈴木 誠
  • AF高速化 外付けEVFに対応。
  • 3月下旬に発売。ボディカラーはブラックとホワイト。
  • キヤノンオンラインショップでの販売予定価格は、ボディ単体が税別5万6,800円、18-55レンズキットが税別7万1,800円、ダブルレンズキット(18-55+22mm)が税別8万5,800円、ダブルズームキット(18-55+55-200)が税別9万6,800円。
  • カメラ操作に慣れたユーザーを意識した操作性を採用。
  • 内蔵ストロボ搭載、外付けEVFへも対応。
  • 撮像素子は有効2,420万画素のAPS-Cサイズ相当CMOSセンサー。画像処理エンジンはDIGIC6。
  • Wi-Fi/NFCに対応。
  • AF速度を向上。
  • マニュアル操作性を向上。外付けEVFに対応。


【キヤノン EOS M3 基本仕様】  →キヤノン EOS M3 メーカー製品情報のページ
画素数 2420万(有効) 画像素子 APS-C型 CMOSセンサー
ISO感度 100〜12800(拡張でISO25600) 記録フォーマット JPEG/RAW
連写撮影 4.2 コマ/秒 シャッタースピード 1/4000〜60 秒
液晶モニター 3型104万ドット ファインダー形式 -
EVF-DC1に対応
ファインダー視野率
(上下/左右)
- / - ファインダー倍率 - 倍
電池タイプ 専用電池 専用電池型番 LP-E17
撮影枚数 250コマ レンズマウント EF-Mマウント
記録メディア SD/SDHC/SDXCメモリーカード
付加機能 Wi-Fi/NFC ゴミ取り機能
ライブビュー バリアングル
内蔵フラッシュ RAW+JPG同時撮影
動画撮影 1920x1080(30p)
幅x高さx奥行き 約110.9 x 68.0 x 44.4mm 本体重量 366 g/ 319g
セット販売

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