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特集 PowerShot N
1.キヤノン Canon PowerShot Nの位置づけと概要 |
キヤノン PowerShotN
by Inaba Kunio
スマホ時代を踏まえた新コンセプト・デジカメ
評価:5.0
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新コンセプトのコンパクト・デジカメキヤノンの新コンセプトデジカメ、PowerShotNが予定通り4月25日に発売開始となりました。この記事を読まれている方の中でも、すでに手に入れられている方は少なくないのではないでしょうか。
PowerShotNが最初に姿を見せたのは、1月8日から11日までラスベガスで開催されたCES(主催:米国家電協会 Consumer Electronics Association CEA)でした。その後、国内でも発売されることが発表され、1月31日からのCP+2013での展示では、もっとも人気を集めた機種の一つであったと思います。 キヤノンへのインタビュー記事では、このPowerShot Nについて、次のように語られています。
キヤノン PowerShot Nの目指す方向は?最近のコンパクトデジカメは、スマートフォンやSNSの存在抜きに語ることはできません。「単に記録すればよい」という使い方は、常に身に着けておりネットワークにも繋がっているスマートフォンが最適であり、このセグメントのコンパクトデジカメは市場からの退場を余儀なくされています。そうした状況の中、コンパクトデジカメの活路の一つが高級コンパクトやネオ一眼ですが、別の道としてキヤノンが提案するのが、このPowerShotNだと思います。キヤノンは全方位でデジタルカメラを展開していますが、PowerShotNで目指している方向は、カシオのEXILIMシリーズと重なる部分があるかもしれません。
PowerShot Nが想定しているユーザー層PowerShotNは、スマートフォンのように毎日持ち歩き、あたかもスマートフォンのカメラユニットとして活用することができます。カメラの設定をクリエイティブモードにし、あとはシャッターを押すだけで、そのシーンにふさわしい写真が撮影されます。単に記録するだけでないカメラ、しかし記録自体もスマートフォンよりもしっかりと行う実力を持ったカメラが、PowerShotNです。今回テストして実感したのは、とりあえずカメラを向けてシャッターボタンを押したい、という気持ちにさせてくれるということでした。ポートレートであれば、写される側もついつい笑みがこぼれるカメラであり、まさにそんなカメラであった初代IXY DIGITALのことを思い出しました。 それでは実際に「新コンセプトカメラ」、PowerShot Nの実力をテストしてみます。 |
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