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【パナソニックからの選び方】最後に、パナソニックのカメラからの選び方について取り上げたい。パナソニックはオリンパスとは異なり、レンズ交換式デジタルカメラはすべてマイクロフォーサーズに事実上統一している。そのため、レンズ交換式デジタルカメラの購入層の抱くニーズに、マイクロフォーサーズのラインアップの中で対応しなければならない。 オリンパスと比べ、パナソニックの商品展開の幅はより広く設定されているのも、そこに理由がある。 2008年10月に登場したDMC-G1はシリーズの中で上級機の位置づけであり、エントリーモデルがDMC-GF1となる。さらに、動画撮影機能を強化したモデルとして、DMC-GH1が揃えられており、この3シリーズによってラインアップが構成されている。 オリンパスと比較したパナソニックの特徴は次の通りである。
静止画と動画の関係について言えば、デジタル化される中で両者の境目は限りなくあいまいになりつつある。以前であれば、デジタルカメラで撮影する動画は「おまけ」程度であり、逆にビデオカメラで撮影する静止画も同様であった。それが、ここ数年で急速に変わってきており、いまやほとんど遜色ないレベルまで到達している。もしかすると両者のジャンルの統合は、それほど遠い未来ではないかもしれない。 ●DMC-G3の特徴DMC-Gシリーズはパナソニックの中では上級機の位置づけであるが、他社の上級機と比べると仕様面で劣る面も残されている。もともとフォーサーズやマイクロフォーサーズが小型軽量を中心にアピールしていたこともあり、いわゆるプロ用途のカメラとして展開されてこなかったからでもある。 G3は、GH2と同じく、約1600万画素のイメージセンサーを搭載しており、電子ビューファインダーもほぼ同じものとなっている。また、液晶モニターがバリアングル化されているのも同様である。前機種であるG2と同じくタッチセンサーとなっており、オートフォーカスポイント範囲の拡大など機能強化も図られている。 高感度特性はISO6400まで設定可能で、連写速度はメカシャッターで約4コマ/秒、電子シャッターでは約20コマ/秒である。 ●DMC-GF3の特徴DMC-GFシリーズはエントリークラスの位置づけとなっているが、GF3になって大幅に小型化されたために、G3の単なる機能制限モデルとしてではなく、別の魅力を持ったシリーズへと変わっている。 イメージセンサーは有効1210万画素であるものの、高感度設定はG3同様ISO6400まで可能である。動画さ杖機能も、基本的にG3のものを踏襲している。電子ビューファインダーは搭載していないが、内蔵フラッシュは残されている。なお、小型化のためアクセサリーシューも除かれたため、外付電子ビューファインダも装着できない。 連写性能については、最高3.8コマ/秒となっている。液晶モニターは可動タイプではないが、G3と同じくタッチセンサー化されている。 ●DMC-GH2の特徴これらの機種の中で、もっともパナソニックらしい機種がDMC-GH2である。第二世代ということで、G3と比べても若干大きく重い機種ではあるが、オートフォーカスは遜色ないスピードで稼働する。連写速度はメカシャッター時約5コマ/秒、電子シャッターでは約40コマ/秒とG3を上回っている。 DMC-GH2の一番の特長は、動画撮影を強く意識したモデルである点だ。セット販売されている14-140mmズームを装着すると、コンシューマー向けビデオカメラとは異なるクオリティの動画が撮影できる。まさに、静止画と動画の境目をデジタルカメラ側から打ち破った初めてのカメラがDMC-GH2であるといえる。 【追記】 パナソニック LUMIX DMC-GX1 の詳細レビュー記事を掲載しました。 製品外観や解像力、レンズ評価も行っています。 |
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