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【ソニー Eマウントシステムカメラからの選択(1)】ソニーのEマウントシステムカメラは2010年6月に登場した。この間に、NEX-3、NEX-5、NEX-C3、NEX-5Nの4モデルが登場し、11月にはNEX-7の発売も予定されている。NEXシリーズはサイバーショットではなく、あくまでαシステムとして位置付けられているように、既存のAマウントシステムを補完するものとして展開されている。いまだレンズが6種類しか発表・発売されていないなど、システム全体の充実は緒に就いたばかりと言わざるを得ないが、Aマウントレンズ用の新型マウントアダプタも発表されるなど、今後の展開には大いに期待ができる。 NEXシリーズの特徴は、次のとおりである。
●αNEX-C3の特徴NEX-C3はNEX-3の後継機で、NEX第二世代のカメラである。エントリークラスの位置づけで、NEX-5NやNEX-7の下位機種となる。C3の「C」は、コンパクトまたはカジュアルからきている。 第一世代との主な違いは、イメージセンサーが有効1420万画素から有効1620万画素となり高画素化されたこと、ボディがさらに小型化され、NEXシリーズ最小・最軽量モデルとなったこと、カメラ内にフィルター機能を搭載したこと、等となる。 なお、通常設定での連写速度はNEX-3/5の2.3コマ/秒から2.5コマ/秒へと高速化されたものの、速度優先設定での連写速度は7コマ/秒から5.5コマ/秒へとダウンしている。RAWモードでの連続撮影可能枚数も7枚から6枚へと後退している。これは、画素数は増えたもののバッファーメモリー容量が据え置かれたためと思われる。 高感度性能に関しては、設定可能なISO感度は最高で12800となっている。これは、NEX-3/5と同じである。また、撮影可能な動画もNEX-3同様、1280×720までである。 ●α NEX-5Nの特徴NEX-5NはNEX-5の後継機で、NEX-C3とNEX-7の間にポジションするモデルである。搭載しているイメージセンサーは、NEX-3/5やNEX-C3とも異なり、有効1610万画素CMOSセンサーとなる。画素数はNEX-C3とほぼ同等なものの、高感度性能が強化されており、設定可能なISO感度も1段上のISO25600までとなっている。 イメージセンサー以外でのNEX-C3との主な違いとしては、液晶モニターがタッチセンサー化されていることと、外付EVF電子ビューファインダーに対応したことがあげられる。通常設定での連写速度は3コマ/秒、速度優先設定では10コマ/秒へとアップしている。連続撮影可能枚数については、NEX-C3同様RAWで6枚である。また、動画撮影については、はじめてフルHDに対応した。 これらの違いの中では、やはり外付EVFに対応したことが一番大きいかもしれない。今回発売された電子ビューファインダーFDA-EV1Sは、α65やα77に搭載しているEVFと同等の性能を持っており、0.5型236万ドット液晶となっている。以前よりEVFに対する要望は高く、このことによってNEXシリーズ特有の弱点が一つ克服されたと言えるだろう。
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