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【ソニー Aマウントシステムカメラからの選択(1)】

 ソニーのAマウントシステムは、コニカミノルタのαマウントを引き継いだものである。もともとは、ミノルタが1985年に発売開始したα7000に搭載されたレンズマウントで、カメラ・レンズともニコン、キャノンに次ぐ充実したシステムとして展開されていた。2003年のコニカとの経営統合に伴いコニカミノルタに移行していたものを、2005年に事業譲渡を受け、今日に至っている。

 ソニーのAマウントシステムカメラの現行機種は、次の4機種である。

 なお、α77及びα65は10月14日の発売予定ではあるが、すでに実機も展示されているのでこれを含めて検討したい。また、α55は当面販売が継続されるが、実質的にα65が後継機の位置づけであるため、今回の検討では除外する。ただし、α55は価格面で大きなメリットが発生する可能性も高いので、α65との違いが気にならないようであれば、十分購入に値する機種である。

●フルサイズ機またはフラグシップ機が必要であれば、α900

 ソニーの場合、フルサイズのイメージセンサーを搭載しているのはα900のみであり、フラグシップとしての位置づけがされているのもα900のみである。つまり、もしこれらの条件を必要とするのであれば、無条件でα900の選択となる。

 他のαカメラ(Eマウントシステムのものを含めて)がフラグシップの位置づけをされていない一番の理由は、ペンタプリズム光学ファインダーか、EVF電子ファインダーかの違いである。α55のEVFは115万ドット高精細液晶を用いているため評価が高かったが、今回発売されるα77、α65はさらに高精細な235万ドットVGA液晶を搭載している。これらのファインダーは、間違いなく現時点における最高レベルのEVFとなっているが、それでも構造上タイムラグの発生を避けることはできないのだ。そのため、ある種のプロ用途に使用するためには、光学ファインダーを搭載した機種が必要となるからである。

 フルサイズという条件であっても、同様の選択結果となる。フルサイズ機を選択するメリットは、広いイメージセンサーによる高い解像力や描写性能、そしてフィルムカメラと同じ画角を使えるということであるが、デメリットとして、レンズシステムの選択の幅が比較的狭くなり価格的にもアップすること、システム全体が大きく重くなりやすいこと等がある。ソニーの場合、APS-C専用レンズであるDTレンズをフルサイズ機に装着することは物理的に可能であるが、メーカーとしては推奨していない。

 ソニーの現行Aマウントレンズ30本のうち、DTレンズは10本に過ぎないが、とくに広角ズーム、標準ズームの領域では圧倒的にDTレンズが多いため、フルサイズ対応レンズということでの選択の余地は極めて狭い。このあたりについても事前に十分な検討が必要である。

 また、最高5コマ/秒の連写速度、RAWで12枚となる連続撮影可能枚数、ライブビューや動画撮影非対応、標準でISO3200まで、拡張でISO6400までとなる高感度特性など、他の機種と比べて見劣りがする部分もある。

 他方、ソニーの場合、ニコンやキヤノンと比較すると全体的にボディ本体は廉価であるが、特にα900はフラグシップ機としては格安ともいうべき実売価格で提供されている。相対的にフルサイズシステムへのハードルは低く、上記の点が問題ないのであれば、α900を積極的に検討することをお奨めしたい。

 

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