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【ソニー SONY α57 特集ページ】はこちらです。 製品外観や描写力テスト結果も掲載。 位置づけと概要 製品仕様 外観と特徴 描写力 α55からの進化 総評 DT35mm F1.8 SAM DT30mm F2.8 MACRO SAM |
独断 素晴らしい! ポイント ◎小型軽量なボディ ◎EVFだが、視野率100%、倍率1.1倍のファインダー ◎ISO12800まで設定可能な高感度性能 (ISO3200までは十分実用レベル) ◎14bitRAWで20枚の連続撮影が可能 ◎標準でも6コマ/秒の連写性能 ◎フルHDでの動画撮影に対応 ◎GPS、ステレオマイク、バリアングル液晶を内蔵 |
独断 もう一息! ポイント ●熱問題による動画撮影時間の制限 ●連続撮影によりバッファーが一杯になると空くまで若干時間がかかる ●連写時、ファインダー像がコマ送りになる ●撮影時のファインダー暗転時間が長い |
独断 デジカメ対決! どっちが良い? ☆ vs ソニー α65 ☆ vs ニコン D5100 ☆ vs キヤノン EOS Kiss X5 |
【一口コラム】 ソニー α55 「つぶし」のきく汎用・高性能デジタルカメラ こういう相談を受けることが、最近特に増えてきたように思います。以前なら、子どもの成長にあわせて、運動会やクリスマス会などのイベント目的で購入する方が多かったのですが−−−もちろん、こうした方々は現在も多いですが、最近は加えて、その他の目的を持って購入を検討される層が、かなり厚くなってきています。 この方々の特徴は2つあります。まず第一に、コンパクトタイプのデジカメを経ずに、最初からレンズ交換式のデジタルカメラの購入を検討していることであり、第二に、このこととも関連しますが、一眼レフタイプのフィルムカメラを使ってきた経験をお持ちであることです。 こうした方々からの相談に対して、私は必ず腹案として、この機種を用意します。もちろん、レンズ交換式デジタルカメラの使用目的をかなり明確にイメージできており、私自身も時間を取ってそのニーズを引き出せる時には、結果として別の機種をお勧めするケースが多いのですが、そうでない時には、α55をお勧めすることが少なくありません。 その理由は次の通りです。 1.3大メーカーの一つであること。 私はこの点が一番大事だと考えています。昨年末のレンズ交換式デジタルカメラの市場シェア率を見ると、キヤノン35%、ニコン28%、ソニー15%で、他社は10%以下となっています。もちろん、オリンパスやペンタックスの持つ銀塩時代からのノウハウや、家電メーカーとしてのパナソニックの製品にも、多くの魅力があります。しかし、つぶしが効くかどうか、言い換えれば購入時の目的から大きく変わったときにも対応できるか、という観点からみれば、上位三社と他社とでは大きな溝があることも、まぎれもない事実です。 逆に、本当に目的がはっきりしており、その目的の達成のためにはすべてを犠牲にしても構わない、という方には、シグマの製品をお勧めすることも決してレアではありません。あくまで、使用者の目的とラインナップとの関係で選択する必要があるからです。 2.費用対効果に優れていること α55は中級機のジャンルに分類されますが、ズームレンズキットで5万円台、これに望遠ズームを加えたダブルズームレンズキットでも6万円台で新品を購入できます。ニコンやキヤノンの同クラスと比べると、少なくとも1〜2万円程度の差となります。高級機ならともかく、この価格レンジの製品としては、1〜2万円の価格差は決して小さくはありません。この価格差を、単焦点レンズや外部フラッシュの購入に充てることで、撮影範囲を大きく広げることができます。 3.手振れ補正機能を内蔵していること 手振れ補正機能は、今や必須機能と言っても過言ではありません。最近のレンズ交換式デジタルカメラは、フィルム時代と比べてかなり高感度撮影が可能となっており、当時では考えられなかったほど速いシャッタースピードも利用できます。それでも、比較的暗いシーンで望遠ズームを使用するケースなどで少しでも歩留まりを高めるためには、やはり手振れ補正機能はとてもありがたい機能です。 この手振れ補正機能の実現方法は、メーカーによって異なっています。ニコン、キヤノンは、レンズ側で手振れ補正を実現しており、ソニー、ペンタックスはカメラボディ側で手振れ補正を行っています。どちらで手振れ補正を実現するかは、今までの経緯やメーカごとの考え方の差によるものであり、どちらの方式の方が決定的に良い、というものではありません。しかし、カメラボディ側に手振れ補正機能があれば、個々のレンズ側には必要としないため、結果的にレンズラインアップを低コストで揃えることが可能となります(もちろんあくまで「傾向」であり例外もあります)。 4.電子ビューファインダー搭載 従来の一眼レフタイプでは光学式のファインダーが搭載されていましたが、α55には電子ビューファインダーが搭載されています。高品質な光学式ファインダーのぬけの良さ、見やすさは大きな魅力であり、発売当初議論を呼んだポイントの一つでもあります。 電子ビューファインダー搭載のメリットは、大きく2つあると思います。まず第一に、撮影時点に撮影結果を見ることができることです。光学式ファインダーで見えるのはあくまで実際の被写体であり、撮影素子で記録されるイメージではありません。このことの是非の評価はまた別の場で行うべき課題ではありますが、撮影結果を残すことがデジタルカメラの最大の目的であるとすれば、そのイメージ状況を撮影時に見ることができるということは、大きなアドバンテージです。また、とても暗いケースなど、撮影コンディションが恵まれていない状況でも、ある程度被写体の状況を確認しながら撮影することが可能となります。電子ビューファインダー搭載メリットの第二は、撮影視野率100%を確保できたことです。視野率100%は高級機が高級機たる所以でもあったわけですが、このクラスで実現できたことは、電子ビューファインダーであること抜きには語ることはできません。 5.透過ミラーによる高速連写機能 これは電子ビューファインダー搭載とも関連がありますが、α55では、一般的なデジタル一眼レフカメラが搭載しているミラーボックスの代わりに、透過ミラーボックスを用いています。その結果、ミラーを物理的に動作させるメカニカル部分が不要となるため、結果的に高速連写(一定の条件では10枚/秒、通常では6枚/秒)が可能となっています。連写速度自体は他機種でも実現されていますが、やはりこのクラスで搭載されていることに大きなポイントがあります。 この他にも、特色ある動画撮影やサイズ、多機能性など、多くの特長をもったレンズ交換式カメラがソニーのα55です。 「とりあえずレンズ交換式デジタルカメラが欲しい」という方に、まずはお勧めしたい候補の一つがこの機種です。 |
【厳選レビュー記事】 ◎デジカメWatch 【新製品レビュー】ソニーα55
◎ITmedia 高速連写とクイックAFフルHDムービーが魅力の1台
◎ASCIIデジタル 速くて軽いソニー「α55」の撮影画質をチェック!
◎日経トレンディネット 注目の高速AF連写&HD動画の実力を検証
◎マイコミジャーナル ソニー、α55 実写インプレッション
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