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特集 ソニー SONY α57
3.ソニー SONY α57の外観をみる |
ソニー SONY α57を開封する当初4月14日に発売予定であったが、実際に登場したのは4月27日。当時はα65よりも高かったものの、発売開始後1カ月を経て、概ねα65を下回るようになっている。現時点(6月1日)の価格コムの最安値を見ると、本体とレンズキットがほぼ同額の6万円強、ダブルズームレンズキットは6万円台中頃となっている。このあたりの値付けは、できるだけレンズ付きのキットに誘導したいというメーカー側の思いが反映されているものと思われるが、他機種と比べてもやや極端な気もする。 ボディカラーはブラック一色のみ。カラーバリエーションが展開されているNEXシリーズとは、こうした面でも差別化が図られている。
購入したのはダブルズームレンズキット。2本のズームレンズが同梱されている割には小ぶりなパッケージとなっている。ソニーαシリーズのブランドカラーであるオレンジとブラックを基調としている。
ケースを開けると、上段に取扱説明書などが入っており、その下にカメラボディやレンズ、アクセサリー類が格納されている。左側の梱包材に入っているのがカメラ本体。その右の上が望遠ズームで、下に標準ズームが入っている。写真ではわからないが、標準ズームの下にバッテリーチャージャーが格納されている。左下には、ストラップやケーブル、バッテリーパックが入っている。
パッケージ内に同梱されている付属品関係。左上より取扱説明書、CD-ROM、USBケーブル、ショルダーストラップ、バッテリーチャージャーBC-VM10A、バッテリーNP-FM500H。取扱説明書は簡易版で、詳細はCD-ROM内の「αハンドブック」に記載されている。このあたりは最近の傾向だが、従前どおり紙の冊子が同梱されていることが望ましいと思う。 バッテリー関係をチェック
α57に使用するバッテリーやバッテリーチャージャーはα77、α65に採用されているものと同じ。NP-FM500Hは大容量のため、満充電には最大で約175分必要。
BC-VM10Aは中国製。コンセントに接続するプラグ部分は回転式で本体内に格納可能となっている。可搬性に優れている。
バッテリーパックNP-FM500H。容量1600mAhで、最大で約590コマの撮影が可能。光学ファインダーを搭載しているデジタル一眼レフであれば、光学ファインダー中心の撮影とすることで撮影可能枚数を大幅に増やすことも可能だが、電子ビューファインダー搭載機であるαシリーズにはそうしたメリットはない。今回、バッテリーパックの容量を大幅に増やしたため、他社デジタル一眼レフと比べても遜色ない撮影枚数を実現している。 ソニー SONY α57の付属品をチェック
付属しているストラップ。高級感はあまりないが、実用上は十分なつくりとなっている。
付属するUSBケーブル。パソコンやプリンターとの接続に使用する。
ボディにはボディキャップが装着されている。ロゴの右に見える印は本体装着時の指標。
ボディにはマウント部分のバヨネットを利用して装着する。 ソニー SONY α57の本体をチェック
ボディ前面。なで肩の新しいデザインが採用されている。ボディの表面処理が丁寧に施されているため、高級感を感じる。
マウント口からは、透過ミラー「トランスルーセントミラー」が見える。一眼レフのミラーと比較すると縦に長い。
一眼レフではミラーボックス上面にファインダースクリーンが設置されているが、α57は電子ビューファインダー方式なので当然ながらスクリーンは装着されていない。なお上面に見える穴の奥には、位相差方式オートフォーカスモジュールが設置されている。
ボディ背面液晶側。ゴム部分が指に馴染むため、ホールド性は良い。液晶右側にあるオレンジ色のラベルはシールのため、簡単に剥がすことができる。
ボディ上面。ポップアップストロボの下に見えるステレオマイクが特徴的である。
ボディ右側側面には、メモリーカードの格納部がある。三脚に装着したままカード交換が可能。
ボディ左側面には外部端子類が配置されている。ゴムのカバーは4つに分割されているため、必要なものだけを開くことができる。
ボディ底面。三脚用の穴はレンズ光軸上に配置されている。グリップ部分には底面までシボ調の処理がれている。
モードダイヤルは軍艦部左側に設置されている。本体外装はプラスティック製だが、写真の通り一見金属製に見え、高級感がある。
ストロボ部分にはシールが貼付されている。このあたりはビデオカメラをはじめとするAV家電製品の文化かもしれない。
マウント部にはフォーカススイッチがある。レンズに切換スイッチがない場合、こちらで動作方式を切り換える。
右手のメインコントロール部。シャッターボタンは大型でフィーリングは良い。その前にあるコントロールダイヤルは角度がつけられており、無理なく操作できる。
グリップ部分には、リモコン受光部とセルフタイマーランプが設置されている。
グリップ部の上にあるボタン類。親指での操作となる。その左側に見えるのは、ファインダー視度補正用のダイヤル。
ファインダー左側にはMENUボタンがある。このあたりのレイアウトはαシリーズ共通。
背面側のメインコントロール部。Fnボタンにはドライブモードなどの機能設定が可能となっている。
メモリーカード挿入口を開いた状態。写真では見えづらいが、カード挿入方向のガイダンスが刻印されている。
SDメモリーカードを挿入しつつある状態。カードのロゴ部分が手前側となる。ソニー製品であるため、デュオタイプのメモリースティックにも対応している。
外部マイク端子を開いた状態。プラグインパワー対応のマイクであれば、電源もカメラ側から供給できる。
HDMIミニ端子とUSB端子を開いた状態。
リモート端子を開いた状態。
DC端子を開いた状態。ACアダプターを使用する場合には、こちらに接続する。その上にあるのはスピーカー。
ロゴ部分。オレンジ色のマークが目立つ。
ボディ底面のバッテリー室蓋を開いた状態。蓋の部分にバッテリーの挿入方向が刻印されている。
バッテリーを挿入しつつある状態。
マウント下部左側には絞り込みボタンがある。このボタンを押すと、設定した絞り値まで物理的に絞られるので、被写界深度を確認することができる。なお、光学ファインダー搭載機ではイメージが暗くなるが、電子ビューファインダーのため、明るいまま被写界深度を確認できる。これもEVF方式のメリットの一つだろう。
ストロボをポップアップさせた状態。α55とはポップアップ方式が変わっており、ポップアップ部分がより前に出る。そのため、レンズによる干渉がしにくくなっている。
液晶モニターを反転させた状態。バリアングル液晶の接続軸は2軸となっている。
液晶部分をチルトさせた状態。三脚を使用すれば、180度下まで反転させることができる。液晶パネルには電子水準器を表示させているが、この角度でもなんとか視認可能。
液晶モニターの視認性は高い。同じ内容を電子ビューファインダーに表示させることができる。 |