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特集 ソニー DT35mm F1.8 SAM SAL35F18 |
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ソニー DT35mm F1.8 SAM SAL35F18
by Inaba Kunio
「はじめてレンズ」の標準レンズ
評価:5.0
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1. レンズ仕様
2. MTF曲線(ソニー ホームページより)ソニー DT35mm F1.8 SAM SAL35F18 3. レンズ構成図(ソニー ホームページより)![]() 4. 製品外観
DT35mm F1.8 SAM SAL35F18はAPS-Cサイズのカメラ専用レンズとして、2010年10月に発売開始となった。「はじめてレンズ」の一つであり、明るい単焦点レンズを気軽に楽しめるよう、価格面でも購入しやすくなっている。廉価レンズではあるが、レンズ側にフォーカス切替スイッチがあり、しっかりとしたつくりである。
レンズ前面。フィルター径は55mm。
レンズマウント側。マウントはプラスティック製。オレンジ色のラインが印象的。
レンズは中国製。
廉価レンズであるが、ピントリングには距離が印字されている。
このレンズは無限遠の時にレンズ長が最短となる。
最短撮影距離の時にレンズ長が最長となる。この時、ピント面から撮像センサーまでの距離は23cmとなる。正確に距離を設定するには、カメラ上面に記されている撮像面位置を使用することになる。
付属のレンズキャップ。つまみ部分が中央にあるため、脱着が容易。
レンズのマウント側キャップ。レンズのバヨネットを利用して装着するため、脱落しにくい。 5. 描写力(1) 歪曲収差今回撮影に使用したα57には、「レンズ補正」の機能が搭載されており、自動補正に対応しているレンズでは周辺光量、倍率色収差、歪曲収差の電子的な補正をかけることができる。DT30mmF1.8は補正に対応しているため、設定を「オート」にすると、電子的な補正が加えられる。単焦点レンズであり、もともと収差が目立つレンズではないが、この機能を使うとさらに良好に補正されることがわかる。 焦点距離:35mm (周辺光量補正無:対応レンズ) 焦点距離:35mm (周辺光量補正有:対応レンズ) (2) 解像力このレンズは、廉価レンズではあるが開放絞りからしっかりとした解像力を示している。開放では画像はやややわらかいが、絞るにつれて鮮明度が上がってくる。3段絞ると、周辺部を含めてきれいに解像していることがわかる。なお、下記の画像はレンズ補正機能を切って撮影したものである。詳細については、クリックして表示される元画像を確認してほしい。
35mm F1.8 |