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特集 ソニー SONY α57
1.ソニー SONY α57の位置づけと概要 |
熟成した16メガ画素機ソニーαシリーズの世代交代が進んでいる。2010年9月に登場したα55に加えて、昨年10月にα77、本年1月にα65、そして4月にα57が発売開始となった。6月15日にはα37の発売も予定されており、本年中にはフラグシップ機となるα99も登場が噂されている。これらの機種をクラス別に並べると、(α99)、α77、α65、α57、α37となり、単純に評価すれば「α57はα65とα37の間にある機種」といえる。
α65とα57を比較すると、主な違いは次の通りとなる。
α57が想定しているユーザー層この3機種とも、基本的にはエントリー~ミドルクラスのカメラであり、必ずしも大きな違いがあるわけではない。とはいえ、より小さなボディを望むのであればα37の選択となるし、高画素画像や高精細ファインダー、GPSのどれかを優先するのであればα65が最適となる。α57の魅力をあえて言えば、「バランスのとれたカメラ」であるということになるかもしれない。有効16メガ画素の画像は一般的な使い方であれば十分な画素数であり、「24メガ画素にしておけばよかった」と思うようなことはまずないだろう。また、α57の電子ビューファインダーはα55と比較しても高精細で、十分クリアーである。GPS機能にしても、まったく使わないユーザーは決して少なくはない。ボディサイズは、一般的な男性の手であれば、むしろこのくらいのサイズの方が安定したホールディングを確保できるだろう。 上記に記載した価格面が安定してくれば、「とりあえず選択に迷った時」に選ぶべきカメラがα57と言えるかもしれない。 それでは実際に、ソニーの熟成した16メガ画素機機、α57の実力をテストしてみたい。 |