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特集 ソニー DT30mm F2.8 MACRO SAM SAL30M28 |
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ソニー DT30mm F2.8 MACRO SAM SAL30M28
by Inaba Kunio
お手軽価格の本格マクロレンズ
評価:5.0
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1. レンズ仕様
2. MTF曲線(ソニー ホームページより)ソニー DT30mm F2.8 MACRO SAM SAL30M28 3. レンズ構成図(ソニー ホームページより)![]() 4. 製品外観
DT30mm F2.8 MACRO SAM 30M28はAPS-Cサイズのカメラ専用レンズとして、2009年10月に発売開始となった。「はじめてレンズ」の一つであり、等倍撮影可能なマクロレンズを気軽に楽しめるよう、価格面でも購入しやすくなっている。廉価レンズではあるが、レンズ側にフォーカス切替スイッチがあり、しっかりとしたつくりである。
最短撮影距離にした状態。撮像面からの距離が12.9cmとなるので、ボディ厚やレンズ長を考えると、被写体までのワーキングディスタンスは2cm強となる。
レンズ前面。レンズ前面に印字等はされていないが、これは写りこみを防止するため。被写体に近接して撮影することが多いマクロレンズでは一般的である。
レンズマウント側。マウント材質はプラスティック製となっている。オレンジ色のラインが印象的である。
レンズ自体は中国製となっている。
ピントリングには距離が印字されている。
付属のレンズキャップ。つまみ部分が中央にあるため、脱着が容易。
レンズのマウント側キャップ。レンズのバヨネットを利用して装着するため、脱落しにくい。 5. 描写力(1) 歪曲収差今回撮影に使用したα57には、「レンズ補正」の機能が搭載されており、自動補正に対応しているレンズでは周辺光量、倍率色収差、歪曲収差の電子的な補正をかけることができる。DT35mmF2.8は補正に対応していないため、設定を「オート」にしても電子的な補正は加えられない。マクロレンズということで、もともと歪曲収差はほとんど認めることができない。絞り開放では画像周辺部の光量低下がみられるが標準的なレベルである。 焦点距離:30mm (周辺光量補正無:非対応レンズ) 焦点距離:30mm (周辺光量補正有:非対応レンズ) (2) 解像力このレンズは、廉価レンズではあるが開放絞りから画像周辺部を含めしっかりとした解像力を示している。マクロレンズの名に恥じない描写力である。開放では画像はやややわらかいが、絞るにつれて鮮明度が上がってくる。3段絞ると、周辺部を含めてきれいに解像していることがわかる。詳細については、クリックして表示される元画像を確認してほしい。
30mm F2.8 |