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特集 キヤノン PowerShot S110
3.キヤノン PowerShot S110の外観をみる |
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キヤノン PowerShotS110
by Inaba Kunio
熟成した高級コンパクトデジカメの先駆者Sシリーズ 評価:5.0
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キヤノン PowerShot S110を開封するPowerShot S100から約1年ぶりに登場した後継機PowerShotS110。イメージセンサーやレンズ周りは全機種を踏襲していますが、タッチパネルやWi-Fiの搭載、そしてデザインの変更と合わせて新たにホワイトモデルが追加されました。市場での販売価格は、約4万円強でのスタートとなりました。PowerShotS100と比べると、概ね5千円程度安価となっています。GPSは省略されたものの、全体に機能アップしているにもかかわらず廉価になっている点は、やはりソニーDSC-RX100の影響かもしれません。 今回テスト機を購入するに当たり、いつも通りカラー選択に迷いました。せっかくなのでホワイトモデルも検討しましたが、結果的にいつも通りブラックモデルを選びました。店頭で実際に見ていただけるとわかりますが、ホワイトモデルもしっかりと塗装がされており、高級感が感じられます。
紫色を基調としたパッケージは、前機種のS100やS95のものと同じデザイン。箱には「日本国内向け」と記載されています。
パッケージの上段には、取扱説明書やCD-ROM等が入っており、下段に本体やケーブル、ストラップ、バッテリー等が格納されている。上側にある白い包みが本体。
同梱されている付属品。左上より取扱説明書、ソフトCD、バッテリーチャージャーCB-2LX、バッテリーNB-5L、インターフェースケーブルIFC-400PCU、リストストラップWS-DC11。 バッテリー等の付属品をチェックPowerShot S110のバッテリーは、前機種であるPowerShot S100等多くの機種で使われているものとなります。
NB-5L用バッテリーチャージャーCB-2LX。充電には125分が必要となります。
コンセント用のプラグ部分は回転して格納できます。接続するコンセント側にスペースが必要となりますが、可搬性の点でメリットとなります。チャージャーは中国製。
バッテリーパックNB-5L。容量は1120mAhで、静止画であれば約200コマ、動画であれば約40分の撮影が可能です。セルは日本製ですが、バッテリーパック全体は中国製。
付属のリストストラップWS-DC11。携帯電話用のものとほぼ同じです。
付属するインターフェースケーブルIFC-400PCU。パソコンやプリンターとの接続に使用します。 PowerShot S110の本体外観をチェックブラックボディの表面は指紋が付きにくい塗装が施されており、高級感を感じます。
ボディ前面。キヤノンらしいシンプルなデザインとなっています。ボディ両端部分は切り落とし的な加工となっており、力強い印象を受けます。
ボディ液晶画面側。基本的なレイアウトは前機種S100とほぼ同じです。親指部分のゴムが大きくなっています。
ボディ上面。シャッターボタンがシルバーからブラックに変わっていますが、ダイヤルやボタン類の配置も前機種と同じです。
ボディ底面。三脚用の穴は金属製で、レンズ光軸上に配置されています。向かって左側はバッテリー室の蓋で、この中にバッテリーとメモリーカードが格納されます。カメラ本体は日本製。
ボディ左側面。右上に見えるのはストラップ取付部です。ストラップ取付部は反対側にもありますが、付属するリストストラップは片吊用のものとなります。
ボディ右側面。こちら側には外部接続端子が格納されています。その上に見えるのがストラップ取付部です。
ロゴは刻印された上に白いインクが流されています。ロゴの右側は、セルフタイマーランプやオートフォーカス補助光等として機能するランプです。ロゴとランプの上にある2つの穴はステレオマイクとなります。
レンズ鏡胴まわりにあるリングコントロール部の滑り止めパターンが変わっており、操作感が向上しています。
ボディ上面の右側。モードダイヤルには「ムービーダイジェストモード」が追加されています。これは、静止画撮影時に前の2~4秒分が動画として記録され、1日分をまとめてファイル化されるものです。また、新たにWi-Fiが追加されたため、インジケータも配置されています。無線LANで行えることは基本的にIXY1と同じで、パソコンやプリンターとの接続やスマートフォンでのコントロール、Web等へのアップロード等が可能です。
外部端子カバーの内側。A/V OUTとDIGITAL兼用端子とHDMI端子となります。S100と同じです。
液晶側のメインコントロール部です。ボタンやダイヤル類はS100と同じです。右下の丸型部分はコントローラーホイールとして機能します。写真では見えづらいですが、親指部分のゴムにある3つの穴はスピーカーです。
バッテリー室の蓋を開けた状態です。メモリーカードの挿入方向ガイダンスが貼付されています。
バッテリーとメモリーカードを挿入しつつある状態。メモリーカードのラベル部分は液晶側を向きます。
ストロボをポップアップさせた状態。ストロボ自体はストロボのモードによって自動的にポップアップ・格納されます。
電源を入れた状態です。写真はレンズを広角端にしています。
レンズを望遠端にした状態です。この時にレンズ長は一番長くなります。
液晶パネル。静電容量方式タッチパネル化されています。すべての操作はダイヤルやボタン類だけでも可能です。液晶パネルの視認性は良好です。 PowerShotS95との比較PowerShotS110のデザインは、むしろ前々機種であるPowerShotS95に似ています。ここでは両機種の外観を比較してみました。
PowerShotS110(左側)とPowerShotS95(右側)。デザインテイストは似ていますが、より直線的なデザインに変わっています。また、モードダイヤル部分がボディ上面に出ています。
液晶パネル側。基本的に同じですが、モードダイヤルがボディ上面に突き出ている点が変わっています。
ボディ上面。レンズ鏡胴部にあるコントローラーリングの滑り止めパターンが変わっています。
内蔵ストロボをポップアップさせた状態。ポップアップ量は両機種ともほぼ同じ高さとなります。 |