トップページ > デジカメ徹底レビュー > ニコン Nikon D600 > 3.ニコン Nikon D600の外観をみる |
特集 ニコン Nikon D600
3.ニコン Nikon D600の外観をみる |
![]() |
ニコン D600
by Inaba Kunio
フルサイズへのハードルを下げる戦略カメラ 評価:5.0
|
![]() |
ニコン Nikon D600を開封するフォトキナにあわせて正式発表となったニコンD600。当初の予想価格はボディ本体が22万円、AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5 G ED VRが付属するレンズキットが27万5千円、さらにAF-S 50mm F1.8 Gもついたダブルレンズキットが30万円の見込みでしたが、実際にはやや廉価でのスタートとなりました。ボディ本体のみで20万円前後、レンズキットは25万円前後、ダブルレンズキットで26万円台で、D700登場時点の30万円前後と比べるとかなり買いやすい価格だと思います。なお、現在D800は25万円弱となっていますので、D600もしばらくたつともう一段の価格下落が期待できそうです。
Nikon D600ボディのパッケージ。ゴールドを基調とした箱に、D600のロゴが記載されています。比較的大き目のパッケージです。
ケースを開けると、上段に取扱説明書などが入っており、その下にカメラボディやアクセサリー類が格納されていました。左側のプチプチに包まれているのがカメラ本体。右側の白い箱の中に、ストラップやバッテリ関係が格納されています。
パッケージ内に同梱されている付属品関係。左上より使用説明書、簡単スタートガイド、ソフトウェアCD-ROM、バッテリーチャージャーMH-25、電源コード、電源プラグ、バッテリーEN-EL15、ストラップAN-DC8、USBケーブルUC-E15、アイピースキャップDK-5。使用説明書はA5サイズの大判で、かさばるものの見やすい。 バッテリー関係をチェック
D600に使用するバッテリーやバッテリーチャージャーMH-25はD800やD7000、V1に採用されているものと同じです。EN-EL15を約2時間35分で充電できます。
MH-25は中国製。バッテリーチャージャーには電源プラグと電源コードの両方に対応しています。
電源プラグを装着した状態。表側のスライドによって、プラグの向きを変えることができます。
付属する電源ケーブル。両方が付属しているため、充電環境にあわせて使用できる点は評価すべき点だと思いました。
付属するバッテリーEN-EL15。容量は1900mAhで、静止画で最大900枚の撮影が可能です。セルは日本製と記載されています。 ニコン Nikon D600の付属品をチェック
付属するUSBケーブルUC-E15。パソコンやプリンターとの接続等に使用します。
本体にはアイピースキャップDK-5が同梱されています。D600にはアイピースシャッターが内蔵されていないため、ファインダーから顔を離して撮影する場合は、ファインダーからの入光を防ぐため、アイピースキャップの使用が推奨されています。標準で装着されている接眼目当てDK-21を取り外して取り付けます。
アイピースキャップの裏側には、ストラップに止めるためのクリップが付いています。
付属する専用ストラップAN-DC8。本体は布製でロゴの部分はプリントとなっています。
ボディに付属するボディーキャップBF-1B。
ボディのレンズ用バヨネットを利用して固定するための爪があります。
付属する液晶カバーBM-14。透明性が高いため、基本的には装着したままの使用をお勧めします。 ニコン Nikon D600の本体をチェック
ボディ前面。フルサイズFXフォーマットとしては最小最軽量ですが、さすがにフルサイズであるため存在感があります。
ボディ液晶モニター側。ファインダー部分がD800の丸型とは異なり、角形となっています。基本的なレイアウトはD800を踏襲していますので、一緒に使用しても戸惑うことはあまりないと感じました。
ボディ上面。右肩に液晶パネルが設置されており、上中級機であることを示しています。ストラップ取付部もフラグシップ機と同じ三角環方式となっています。
ボディ底面。三脚用の穴はレンズ光軸中央に配置されています。グリップ部に見えるのがバッテリー室蓋。その下にあるカバーは、マルチパワーバッテリーパックMB-D14装着用の端子が格納されています。ボディ本体はタイ製。製造番号は2009xxxでした。
ボディ左側。外部端子類が配置されています。カバーは3つに分割されており、必要なものだけ開けることができるようになっています。
ボディ右側。こちらにはメモリーカード用のスロットが置かれています。
左肩部分。ロゴの上にある2つの穴は内蔵マイク。その上にある三角形のパーツは前面リモコン受光部。内蔵ストロボポップアップボタンは電気式のため、電源ON状態の時に機能します。
マウント右下部分。FXのロゴが目立ちます。レンズ取り外しボタンの下にはフォーカス用のレバーとボタンがあります。オートフォーカスとマニュアルフォーカスの切換はレバーで行い、AFモードやAFエリアモードの切換時にはボタンを使用します。
ペンタ部にあるNikonロゴは、掘り込まれた部分に白いインクが流されています。
マウント部左下にはFnボタンが置かれています。このボタンは設定により、絞り込みプレビューやAEロック、フラッシュ発行禁止などの機能を割り振ることができます。
ボディグリップ部分。マウントとグリップの間にあるボタンはプレビューボタン。その上のランプはAF補助光、セルフタイマーランプ、赤目軽減ランプとして機能します。サブコマンドダイヤルの前にある赤いラインはD4やD800のデザインを踏襲しています。
シャッターボタンの同軸に電源スイッチが置かれています。ONの右側にさらに回転させると、液晶パネルのバックライトが点灯します。緑の点と赤字FORMATのついたボタンは、どちらもツーボタン操作で、もう一つのボタン(FORMATはゴミ箱ボタン、緑点はISOボタン)を同時に押すことで、メモリーカードのフォーマットや設定のリセットを行うことができます。
レリーズモードダイヤルと撮影モードダイヤルは同軸上におかれています。各々ロックボタンがあり、不用意に設定が変わってしまうことを防止しています。
ボディ背面側グリップ部分のメインコントロール部。このあたりのレイアウトは、ニコン上級機デジタル一眼レフとほぼ共通しています。下部にあるプラスティックカバーは背面側のリモコン受光部。
液晶部左側のボタン類。撮影に使う項目の多くは、これらのボタンとダイヤルによって設定可能となっています。
光学ファインダー。視野率100%で倍率も0.7倍が確保されています。始めてファインダーを覗くと、フルサイズ機の広い視野に驚くと思います。接眼目当ての右側にあるダイヤルは視度補正用です。
メモリーカードカバーを開いた状態。D800ではコンパクトフラッシュとSDカードのダブルスロットでしたが、D600ではSDカード用のスロット2つとなっています。一般的な撮影シーンでは、こちらの方が使いやすいかもしれません。なお、D600も防塵防滴性能となっているため、カバー部分にも処理がされています。
メモリーカードを挿入しつつある状態。ラベル部分が手前側となります。カードを2枚入れると、両方に同じデータを書き込んだり、RAWファイルとJPEGファイルを別々に書き込んだりすることができます。もちろん、自動的に切り換えて順次書き込んでいく使い方も可能です。
外部接続端子用のカバーを開いた状態。上からヘッドフォン出力端子、外部マイク入力端子、USB端子、HDMIミニ端子、アクセサリーターミナル。アクセサリーターミナルにはワイヤレスモバイルアダプターWU-1bの装着が可能です。各々のカバーは、防塵防滴用のパッキンがされています。
底面にあるバッテリーカバーを開いた状態。蓋部分に挿入方向のガイダンスシールが貼付されています。
バッテリーを挿入しつつある状態。
マルチパワーバッテリーパックMB-D14装着用の端子カバーを開いた状態。蓋部分は軟質のプラスティック製。
右肩の液晶パネル。基本的な設定状況はここに表示される情報だけで確認することが可能なようになっています。
カメラボディを右前から見た状態。
内蔵ストロボをポップアップさせた状態。内蔵ストロボのガイドナンバーは12。照射位置は比較的高いため、レンズ鏡胴によるケラレが発生しにくくなっています。
アクセサリーシュー部分。標準でカバーが装着されています。ニコンのアクセサリーシューには脱落防止用の穴が開いています。
ライブビュー状態での液晶パネル。アスペクト比は4:3の液晶パネルのため、下部に情報表示部分が置かれています。ちなみに50mmF1.4のレンズを装着した状態ですが、絞り開放では画面四隅の光量低下がわかります。
D600に搭載されている電子水準器を表示させた状態。
付属する液晶カバーBM-14を装着した状態。透明性が高いため、基本的にはこのままで撮影することで良いと思いますが、比較的傷がつきやすいため、消耗品として考える必要があるかもしれません。
AF-S50mmF1.4Gを装着した状態。 |