比較 キヤノンEOS6D VS ニコンD600キヤノンとニコンの新型フルサイズ機です。両社とも2012年に入ってから、フルサイズ機のラインアップを急ピッチで世代交代・充実しています。EOS6D、D600ともEOS-1DXやD4などのフラグシップ機のサブカメラとして十分活用できる実力を備えているだけでなく、大幅に小型軽量化されている点が魅力的です。 両機種の基本性能を比較すると、イメージセンサーを中心とした描写力や、シャッタースピード等のカメラとしての基本性能はほぼ同等クラスの製品となっています。また、サイズもほぼ同じクラスとなっていますが、重さはEOS6Dの方が100g程度軽くなっており、体感的にも若干の差があると思います。 あえて両機種の違いをチェックすると、
両機種の違いは大きくなく、むしろレンズを含めたシステム全体をどちらで構築するか、という点が一番のポイントかもしれません。その点では、よりフルサイズ対応のレンズが揃っているキヤノンに、今後どれだけニコンがキャッチアップできるかが注目されます。 【追記】 キヤノン EOS6D の詳細レビュー記事を掲載しました。製品外観や解像力、レンズ評価も行っています。 【追記】 ニコン D600 の詳細レビュー記事を掲載しました。製品外観や解像力、レンズ評価も行っています。 |
![]() キヤノン EOS6D |
![]() ニコン D600 |
独断コメント | 評価 | |
イメージ センサー |
有効2020万画素CMOS フルサイズ |
有効2426万画素CMOS フルサイズ |
D800の方が画素数が多いものの、ほぼ同等。 | ほぼ同等 |
高感度特性 | ISO100-12800 (拡張でISO50-102400) |
ISO100-6400 (拡張でISO50-25600) |
EOS6Dの方が高感度側の設定幅が広いがほぼ同等。 | ほぼ同等 |
連写性能 | 4.5コマ/秒 14bitRAWで連続17コマ |
5.5コマ/秒 14bitRAWで連続16コマ |
連写性能、連続撮影可能枚数ともほぼ同等。 | ほぼ同等 |
ファインダー | ペンタプリズム 視野率97%、倍率0.71 |
ペンタプリズム 視野率100% 倍率0.7倍 |
D600は視野率100%が確保されており、ややD600の方が良。 | ややD600が良 |
シャッター | 1/4000-30秒 (シンクロ同期は1/180秒以下) |
30-1/4000秒 (シンクロ同期は1/200秒以下) |
フラッシュ同調スピードはD800の方が良いがほぼ同等。 | ほぼ同等 |
レンズ マウント |
キヤノンEF | ニコンF | - | − |
液晶モニタ | 3型104万ドット | 3.2型92万ドット | サイズ、画素数ともほぼ同等。 | ほぼ同等 |
動画性能 | 1920X1080 30p | 1920X1080 30p | どちらも30pでのフルHD撮影が可能。 | ほぼ同等 |
付加機能 | 防塵防滴/ダスト除去機能 Wi-Fi/GPS |
防塵防滴/内蔵フラッシュ ダスト除去機能 |
D600には内蔵フラッシュが搭載されているが、EOS6DにはWi-FiやGPSが内蔵されており、やや良。 | ややEOS6Dが良 |
サイズ | 144.5×110.5×71.2 mm | 141×113×82 mm | ほぼ同等。 | D600が良 |
重さ | 755g/680g | 850g/760g | ややEOS6Dの方が軽い。 | ややEOS6Dが良 |
価格 | オープン(18万円前後) | オープン(18万円台〜) | ほぼ同等。 | D600が良 |
キヤノン EOS6D | ニコン D600 | |||
一口コラム | 一口コラム | |||
位置づけと概要 | 位置づけと概要 | |||
詳細仕様 | 詳細仕様 | |||
開封・外観 | 開封・外観 | |||
高感度性能・解像力 | 高感度性能・解像力 | |||
総合評価 | 総合評価 | |||
vs キヤノン EOS5DMark3 | vs ニコン D800 | |||
メーカーやタイプごとのデジタルカメラの選び方について整理したページもあわせてご覧ください。 |