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特集 パナソニック LUMIX DMC-LX7
1.パナソニック LUMIX DMC-LX7の位置づけと概要 |
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パナソニック LUMIX DMC-LX7
by Inaba Kunio
F1.4の大口径ズームレンズを搭載した新型高級コンパクト
評価:5.0
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F1.4の新型LX2012年6月、ソニーDSC-RX100の登場は、各社の高級コンパクトの立ち位置を問い直すインパクトを持っていました。このジャンルの製品としては比較的小型だったキヤノンPowerShot S100とほぼ同じサイズのボディに、1型イメージセンサーと、28-100mmF1.8-4.9(焦点距離は35mm版換算画角)レンズを搭載したコンパクトカメラは、描写性能に力を入れてきた高級コンパクトカメラを土俵の外に投げ飛ばしかねない破壊力を持っています。そうした中、DSC-RX100登場後、高級コンパクトとして初のリリースとなったのがDMC-LX7です。 改めてDMC-LX7のポイントを整理すると、次のようになります。
正直なところ、スペックだけを見れば、DSC-RX100に正面から対抗できる力をもったカメラには見えないかもしれません。DMC-LX7の明らかな強みとしては、広角端でF1.4、望遠端でもF2.3の明るいレンズを搭載している点ですが、イメージセンサーのサイズが3倍近く違うことを考えると、これさえ心もとない気がします。
機能面でも最近の動向にきちんと目配りされており、電子水準器機能も新たに搭載されています。 とはいえ、DMC-LX7は、DSC-RX100登場前の世代に属する製品と言わなければなりません。総合力でどこまで肉薄できているのか、早速実力をテストしてみます。 |