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特集 富士フイルム X-Pro1
3.富士フイルム X-Pro1の外観をみる |
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富士フイルム X-Pro1
by Inaba Kunio
Xシリーズ初のレンズ交換式デジカメ〜抜きん出たファインダー性能
評価:5.0
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富士フイルム X-Pro1を開封するX-Pro1は、ブラックモデルのみとなる。外観的にはX100のブラックモデルやX100と似ているため、カメラに詳しい方でも横に並べてみないと違いに気が付かないかもしれない。その意味ではXシリーズとして共通するデザインが定着し始めていると言えるだろう。外観が似ているとはいえ、レンズを装着したX-Pro1を手に取ると、X10やX100では感じられないずっしりとした手ごたえがある。
Xシリーズならではの黒を基調とした外箱。レンズ交換式カメラのため、比較的大きめのパッケージである。パッケージングにもコストがかけられており、製品のクラスを感じさせる。
ケースを開けると、2段に重ねられた中箱が姿を現す。上の箱には、マニュアルやバッテリー関係などの付属品が入っている。ボディは下のケースに入れられている。
ボディの入っている下のケースを開けたところ。この中には、ビニールに包まれたボディのみが入っている。
同梱されている付属品。左上から、取扱説明書、CD-ROM、バッテリーチャージャーBC-W126、バッテリーパックNP-W126、USBケーブル、ショルダーストラップ、ストラップリング関係。 バッテリー関係をチェック
バッテリーチャージャーBC-W126。充電には約150分必要。
コンセントに接続するためには、同梱されているメガネケーブルが必要。
同梱されているメガネケーブル。取り回しの自由度はあるが、可搬性を考えると、できればウォールマウントアダプタも同梱されていることが望ましいだろう。
バッテリーパックNP-W126。容量は1200mAhで、静止画で最大300枚の撮影が可能となっている。X-Pro1の他にHS30EXRでも採用されている。
バッテリーパックにはかなり厚みがある。 富士フイルム X-Pro1の付属品をチェック
付属するショルダーストラップ。本革製のしっかりしたもの。
付属するUSBケーブル。パソコンとの接続に利用する。
ストラップ取付用のリング。本体との接続部分が自由に動くため、ストラップの取り回しがしやすくなる。
ストラップリングがボディを傷つけないように、リングのカバーも付属する。
ストラップリング装着用の補助具。手でも十分装着は可能だが、補助具を利用することで、より容易に着けることができる。装着は比較的容易とはいえ、本来であれば最初からボディに着けておいた方がユーザーにやさしいだろう。
ボディキャップ。一般的なバヨネット式のものとなっている。
ボディキャップの背面。 富士フイルム X-Pro1の本体をチェック
ボディ前面。こうして見るとサイズが大きく見えるが、実際に撮影する時にはちょうど良い大きさに感じられる。ボディ素材はマグネシウムダイキャストで、吹き付け塗装の後に高温乾燥してある。イメージセンサーは自社設計し、国内協力会社で製造されている。
X-Pro1の特長の一つであるファインダー部。OVF時にも明るくクリアーな視界が得られる。その右側に見えるのが、ストラップ取付用の釣具部分。
フォーカスモード切換レバー。X100に搭載されているものと同じである。
マウント開口部。電気端子は10ピン。イメージセンサーのサイズと比べるとマウント径が小さいのは、フランジバックが短いことのメリットの一つである。口径は公表されていないが、実測で約40mm(バヨネット爪内径)。APS-Cサイズセンサー搭載機としては、おそらく最小だろう。なお、フランジバックは17.7mm。
ランプはAF補助光とセルフタイマーを兼ねる。ランプの左右にあるのはステレオマイク。その左下にあるレバーは、光学ファインダーと電子ビューファインダーを切り換えるためのもの。
ボディ液晶面側。基本的なレイアウトは、X10やX100のものを踏襲している。
Qが印字されたボタンを押すとクイックメニューが表示され、コマンドダイヤルを使って設定値の変更が可能である。液晶の上にあるVIEW MODEボタンで、液晶モニターとファインダーの切換方式を変更できる。
液晶面左側にもボタンが配置されているのは、X10やX100と同様。ただし再生ボタンは、一般的なデジカメのように液晶右側に移設されている。
ファインダー部。レンズ交換式デジタルカメラとしてはやや高価であるが、このファインダーをのぞくと、価格差に納得できるだろう。ファインダーの右にあるのがアイセンサー。切換はスムーズに行われる。
ボディ右側面には外部接続端子がレイアウトされている。
外部端子カバーの内側。上がHDMI端子で下がUSB / AV端子。
ストラップ用の釣具。この金具はボディ本体と直接繋がっている。
ボディ左側。右下にあるのはシンクロターミナル。その上にある黒い部分はスピーカー。
シンクロターミナルカバーをはずした状態。
ボディ底面。底面までしっかりと金属外装でカバーされている。マウント径の関係か、三脚穴がレンズ光軸からシフトされているのは少々残念である。
ボディ上面。このアングルからは、デジタルカメラであることを感じさせない。唯一、フィルム指標がボディ厚中央にある点が、デジカメであることを示している。
軍艦部右側。シャッターボタンの同軸に電源スイッチが配置されている。シャッターボタンにはレリーズケーブル用の溝が切られている。
バッテリーカバーを開けたところ。バッテリーとメモリーカードの挿入ガイダンスも表示されている。
バッテリーとメモリーカードを挿入しつつある状態。
3型123ドットの液晶画面で、外でも見やすい。液晶画面には電子水準器も表示できる。チルトできればさらに良いと思う。
18mmレンズとフードを装着した状態。レンズをつけると精悍な趣となる。 |