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特集 富士フイルム FUJINON XF18mmF2R |
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富士フイルム FUJINON XF18mmF2R
by Inaba Kunio
描写力を重視した広角単焦点レンズ
評価:5.0
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1. レンズ仕様
2. MTF曲線(富士フイルム ホームページより)空間周波数 15本/mm 及び 空間周波数 45本/mm
3. レンズ構成図(富士フイルム ホームページより)
4. 製品外観
XF18mmF2RはX-Pro1ボディと同様、高級感のあるパッケージで梱包されている。
ケースの中には、2つの内箱が入っている。上には、ソフトポーチや取扱説明書が、下にはレンズ本体とフード等が入れられている。
レンズ本体は下の箱に入れられている。フードとフード装着時のレンズカバーも標準で添付されている。
付属品関係。左よりソフトポーチ、取扱説明書、フード用レンズカバー、フード、ボディ側レンズキャップ、レンズキャップ。
レンズキャップは一眼レフのレンズで標準的なタイプとなっている。
レンズキャップの裏側。上下のつまみ部分はプラスティックのバネによってレンズ枠にはまる仕組みとなっている。
レンズのボディ側キャップ。単なるかぶせ式ではなく、レンズのバヨネット部分を利用して固定する方式となっている。
レンズのボディ側キャップの裏側。ボディマウント同様の3爪バヨネットがつけられていることが分かる。
標準でアルミ製のレンズフードが同梱されている。光学ビューファインダーのケラレが少なくなるよう、矩形に成形されている。
レンズフードの内側には、つや消し処理が施されている。
フード装着時用のレンズキャップ。軟質プラスティック製で、かぶせ方式となっている。
レンズキャップの裏側。素材(エラストマ)の弾力性を使ってフード先端にかぶせるもの。しっかりはまるが、かぶせ方式であるため、脱落には注意が必要。
レンズフードにキャップをかぶせた状態。
レンズ正面。非球面レンズを使用していることや、スーパーEBCコーティングが施されていることが明示されている。
レンズのマウント側。電子接点はボディ側と同様に10点である。マウントは金属製。
レンズ鏡胴は金属製で、レンズもすべてガラス製のため、手に持つとずっしり感がある。外環素材はアルミ製。レンズ名の最後に記載されている「R」は、絞りリングが搭載されていることを意味する。
絞りは1/3段ごとにクリック感がある。絞りリングをAに設定すると、シャッター速度優先AEまたはプログラムモードとなる。このあたりはフィルム時代の一眼レフで標準的なインターフェースである。なお、円偏光PLフィルターは通常枠のものが使用可能となっている。 5. 描写力(1) 歪曲収差今回撮影に使用したX-Pro1には、歪曲収差の電子補正機能が搭載されており、レンズに応じて自動的に補正がされる。下記のサンプルを見てもらえばわかるとおり、周辺部にわずかに樽型の収差がみられるものの、極めて良好に歪曲収差が補正されている。なお、電子的補正のため、撮影時に液晶モニターや電子ビューファインダーに表示される画像よりも狭い範囲が記録されることに注意が必要である。 焦点距離:18mm (2) 解像力解像力の点でも、極めて高い数値を示している。中心部に関しては、絞り開放から極めて高い解像力となっている。絞りを絞っていくと、わずかにモアレがみられるようになるが、ローパスフィルターを搭載している一般的なデジカメと比較しても遜色ないレベルである。周辺部に関しては、絞り開放でもきれいに解像しているが、1段~2段絞るとさらに像がしっかりする。
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