トップページ > デジカメ徹底レビュー > 特集 ペンタックス K-01 > ペンタックス DA40mmF2.8 XS |
特集 ペンタックス DA40mmF2.8 XS |
![]() |
ペンタックス DA40mmF2.8 XS
by Inaba Kunio
世界最薄の標準ビスケットレンズ
評価:5.0
|
![]() |
1. レンズ仕様
2. 製品外観
レンズの光学系はDA40mmF2.8 Limitedと同じだが、マーク・ニューソン氏がレンズのデザインも行っている。35mm換算の画角としては約61mmとなり、やや望遠気味ではあるが標準レンズとして使いやすい焦点距離だ。フィルター径は27mm。
マウントは金属製。レンズが薄いため、シリアルナンバーはマウント面に印字されている。レンズ自体はベトナム製。
9.2mmと、APS-Cサイズのイメージサークルをカバーしているレンズとしては、文句なく世界最薄である。DA40mm Limitedの厚さは13mmだったので、さらに4mm近く薄型化されていることになる。
レンズキャップは硬質プラスティック製。27mmのフィルター枠にはめ込む形で装着する。
ボディ側カバーはかぶせ式となっている。このあたりは好き好きかもしれないが、やはりバヨネット式に装着する方が好ましいと思う。
レンズを斜め前から見ると、いかに薄いレンズであるかがわかる。
レンズにキャップを装着したところ。
ボディに装着した状態。ほとんどボディキャップと変わらない厚さである。
このレンズは、無限遠で一番長さが短くなる。写真は無限遠の状態。
最短撮影距離は、イメージセンサー面から40cm。写真はこの状態のもの。無限遠よりも5mm程度伸長する。 3. 描写力(1) 歪曲収差今回撮影に使用したK-01には、歪曲収差と倍率色収差の補正機能が搭載されており、レンズに応じて補正することが可能である。両方の補正を切り換えてテストしてみたところ、結論から言えばどちらの補正も積極的に活用されることをお勧めする。ただし、特に歪曲収差の補正をONにすると、撮影される範囲がやや小さくなる点に注意は必要である。下記のサンプルを見てもらえばわかるとおり、上側の補正をOFFにしたものでは、周辺部にわずかに樽型の収差がみられるものの、良好に歪曲収差が補正されている。下側の電子的補正を加えたものは、さらに補正が加えられており、ほとんど歪曲収差は残っていない。 なお、上記に記載した通り、補正機能をONにした下側の画像は、やや小さくなっていることがわかる。 焦点距離:40mm(35mm換算約61mm)
レンズの歪曲収差補正、倍率色収差補正の両方ともOFFにした状態。 焦点距離:40mm(35mm換算約61mm)
レンズの歪曲収差補正、倍率色収差補正の両方ともONにした状態。 (2) 解像力解像力の点でも、極めて高い数値を示している。中心部に関しては、絞り開放から極めて高い解像力となっている。周辺部に関しては、絞り開放でもきれいに解像しているが、1段~2段絞るとさらに像がしっかりする。 なお、これらのチャートは、歪曲収差と色倍率収差の補正を両方ともONにして撮影したものである。
|